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花 Archive
シロダモの花
- 2017年11月11日 20:20
- 花
あっという間に7日の立冬も過ぎ、落ち葉が風にくるくる舞う
季節となり、陽が落ちるのも随分早くなりました。
きょうは、11月初めの森の中で、まだツクツクボウシが
鳴いていた頃、林縁に咲いていた「シロダモの花」を
お届けします。
花が黄色で実が赤いのにシロダモとは・・
葉の裏が白いので名付けられました。
写真真ん中の上、葉裏が白っぽい↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
雌雄別株で写真は雄花です。
一部はまだ蕾です。
晩秋に咲く貴重な花です。
クスノキ科の植物です。
併せて読めばよくわかる(*^^)v→シロダモ(の実)
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ノリクラアザミ
- 2017年10月23日 08:53
- 花
昨日は雨の中、選挙に出かけたのですが、こちらは
明け方から風雨が強くなり木も激しく揺れ動いていました。
やっと台風一過の青空が広がったこちらですが、まだ、
うなるように強風が吹いています。
皆様方におかれましても、台風の被害が少なくすむよう
お祈り申しあげます。
さて、きょうは先日行った奥三河の林縁で出逢った
「ノリクラアザミ」をお届けします。
「乗鞍薊」と書きます。
乗鞍周辺に多いアザミなのでそう名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
茎に刺はありません。
長楕円状披針形の葉は普通10~20センチ程、
大きいもので長さ25~30センチ程。
葉の縁には不揃いのギザギザがあります。
花は3センチ程のピンク色、枝先に横向きに付きます。
総苞片は反り返ります。
花期は8~10月です。
中部地方に分布します。
キク科の植物です。
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ヒキオコシ
- 2017年10月19日 12:48
- 花
雨でキンモクセイやアベリアの花殻が道にこぼれ落ちています。
きょうは乾いた日の当たる林縁の草むらにあった
「ヒキオコシ」をお届けします。
その昔、弘法大師、空海が山道を歩いていたところ、
道ばたに倒れている病人を見付け、本植物の汁を飲ませたら、
たちどころに元気をとりもどしたという故事から、
病人を「引き起こす」という意味で、名付けられました。
健胃薬として知られ、別名はエンメイソウ(延命草)とも言われます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
草丈は50~100センチ程。
茎は四角で、下向きに細い毛がびっしり生えています。
広卵形の葉は向かい合って付き、先は尖って長さ5~15センチ程です。
縁にはギザギザがあり、葉脈の上には短い毛があります。
花の色は薄紫色、長さ5ミリ程と小さく、唇形をしています。
上唇は4裂し反り返って、紫色の斑点があります。
下唇は舟形に突き出ています。
突き出た雌しべの柱頭の咲きは2裂しています。
ガクは5裂して短毛が密生し、色は灰白色をしています。
花期は 8~10月です。
北海道(西南部)、本州、四国、九州に分布します。
シソ科の植物です。
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アマチャヅル
- 2017年10月15日 10:22
- 花
朝から雨、こちらはこの先も雨の日が多いそうで、
テンションがやや下がり気味↓(T_T)。。
ですが、気分を換えて・・先日、新城に行った時に
林縁に見つけた「アマチャヅル」をお届けします。
ずーっと長いこと探していたのがついに見つかり、
とてもうれしかったです\(^o^)/
「甘茶蔓」と書きます。
つる性で、葉を噛むとほんのり甘みがあることから、
名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は互い違いに付きます。
葉は3~7つの小さな葉が集まってひとつの葉になります。
5つの小さな葉からなるのが多いそうです。
小さな葉は狭卵形で先が尖り、縁は粗いギザギザがあり、
葉の表面には細毛がいっぱい散生しています。↓
茎にも毛が生えています。
花は径5ミリ程。
黄緑色の花は5裂して先は尾状に尖ります。
小さな星形というか、ヒトデのような形です。
雌雄異株です。
花期は8~10月です。
北海道、本州、四国、九州、琉球に分布します。
ウリ科の植物です。
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可愛いですヨ♪
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ヤナギハナガサ
- 2017年10月11日 15:07
- 花
こちらは、また、夏日近くの気温になりました。
半袖で十分です。
きょうは「ヤナギハナガサ」をお届けします。
「柳花笠」と書きます。
三尺バーベナとも言います。
花が美しいので観賞用に庭に植えられていたのが逸出したのか、
道路際に倒れるようにして咲いていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は向き合って付いており、次の対は前の対と90°の角度を
作ってつき、真上から見て十字形になっています。
アレチハナガサに似ていますが、葉の形や葉の付け根が違います。
根元に近い方の葉は幅の広い線形で、縁にはギザギザがあります。
葉の柄はなくつけ根の部分はやや茎を抱いています。
茎の上部につく葉も基部が茎を抱いていたので、
アレチハナガサ
ではなく、ヤナギハナガサとしました。
角ばった茎には短く硬い毛が密生しておりザラザラした感触です。
葉は革質で、茎よりもひどくザラついた感触です。
葉表にも硬い毛が密生していますが、葉裏は葉脈が浮き出ており、
脈上にも短く硬い毛がびっしり生えているので、
乾燥した葉は痛いくらいの感触です。
なお、茎の断面は四角形で中空です。
紫色の小さな花が集まって咲き、花筒が長く、左右対称で、
花の先が5つに裂けています。
そして、そのひとつひとつの花びらの先は二つに割れています。
花びらにも花筒にも微毛があります。
原産地は中南米で、帰化植物です。
1940年代後半ごろから東海地方で確認されたらしい。
花期は7~10月です。
北海道、本州、四国、九州に分布します。
クマツヅラ科(APG分類ではシソ科)の植物です。
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マルバルコウソウ
- 2017年9月26日 15:29
- 花
昼間はまだ30度近くあり日向は暑く、花に立ち寄る
蝶の姿も見られますが、日が蔭る頃になるとぐっと
涼しくなり、やはり秋の気配を感ぜずにはいられません。
きょうは近くの空き地で出逢った
「マルバルコウソウ」をお届けします。
「丸葉縷紅草」と書きます。
「縷紅草」の縷は糸を意味し、糸のように葉が細い
赤い花と言う意味です。
縷紅草の仲間で葉が丸いので名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ヒガンバナやツユクサ、ヒナタイノコヅチに絡みついて、
秋の野を
赤く染めていました。
葉柄がある葉はハート形で、互い違いに付いています。
ロート形の花は朱赤色で中心部は黄色、
上から見ると五角形で径1.5~1.8センチ程。
雄しべは5本、突き出た雌しべは1本で柱頭は白色で球状です。
北アメリカ原産で、江戸時代に観賞用として持ち込まれ、
今では野生化したつる性の帰化植物です。
一日花で午後には花がしぼんでしまいます。
花期は8~10月です。
本州(中部地方以西)、四国、九州に分布します。
ヒルガオ科の植物です。
*<おまけ>
同じ仲間で今でも園芸植物として育てられている
「ルコウソウ」という種類もあります。
葉がコスモスに似た形をしていて、羽状に細かく裂け、
花は鮮やかな紅色をしています。↓
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キンミズヒキ
- 2017年9月18日 17:08
- 花
台風一過の晴天で、こちらは庭の樹木の枝が折れたり
木の葉がいっぱい落ちたりしました。
皆様の所はいかがでしたでしょうか?
被害が少ないといいのですが・・。
朝方、ベランダにキイロスズメバチが一匹姿を見せました。
きょうは晩夏~初秋の林縁で群生し、めだっていた花
「キンミズヒキ」をお届けします。
「金水引」と書きます。
黄色の小花を細長く穂のように咲かせる姿から
「金色の水引」に見たて名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
草丈30~80センチ程で奇数羽状複葉(小葉が葉軸の左右に、
羽状に並んで先端にも小葉のつくもの)です。
小葉は長さ4センチ程で小葉の縁に粗いギザギザがあり、
5~9枚あります。
花は長く伸びた茎の上の方に穂状に付き、バラ科特有の
5枚の花びらで径0.7~1センチ程。
雄しべは10~12本程あります。
雌しべは1本か2本か?はっきりと観察できませんでした(x_x)。
ガク片は5個。
花期は7~10月です。
北海道、本州、四国、九州に分布します。
バラ科の植物です。
過去記事はこちら→キンミズヒキの実
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ヤナギバルイラソウ
- 2017年9月 3日 09:38
- 花
すっかり朝晩は涼しくなり過ごしやすくなりました。
さて、数日前に匿名さまから間違いを指摘していただきました。
「ビスカリア・ブルーエンジェル」(2012/10/2の記事)です。
「ビスカリア・ブルーエンジェル」ではなくて「ルエリア」とのこと。
さっそく調べ直したら、ルエリア属のRuellia brittonia
「ヤナギバルイラソウ」と判明しました。
「ビスカリア・ブルーエンジェル」は「ヤナギバルイラソウ」に
訂正させていただきます。
5年間も間違えに気づかず・・(x_x) ☆\( ̄ ̄*)バシッ!
皆様、申し訳ありませんでした。
匿名さまにご指摘いただき、本当によかったです。
この場を借りて御礼申し上げますm(_ _)m。
本日はこの「ヤナギバルイラソウ」を改めてお届けしたいと
思います。
「柳葉ルイラ草」と書きます。
名前の葉がヤナギの葉に似ていることから・・。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
メキシコ原産の常緑小低木です。
どうも栽培品が逸出して帰化しつつあるようです。
種苗店では「ルエリア パープルシャワー 」という名でも
出回っているようです。
草丈40~100センチ程。
細長い線形の葉は向かい合って付いています。
葉脈がはっきりしており、葉裏の葉脈は浮き出ています。
茎は黒っぽい色をしています。
葉腋から花茎を出してその先に径4センチ程の
ラッパ状の紫色の一日花を咲かせます。
(淡紅色のもあるようです。)
結実すると棒状の莢をつけます。
花期は8~10月です。
キツネノマゴ科の植物です。
皆様も間違いもどしどしご指摘下さいね。
待ってま~す\(^o^)/。
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タマスダレ
- 2017年8月27日 14:57
- 花
昨日は涼しい一夜でした~ホッ(^o^;)。
日差しも秋を思わせるものがありましたが、
きょうも昼間は真夏日です(x_x) ☆。
さて、きょうは「タマスダレ」をお届けします。
「玉簾」と書きます。
純白の可愛い花を「玉」に、葉が集まっている様子を
「簾」に例えて名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
実家の玄関や花壇脇に何十年も咲いていました。
小学生の夏休み、いつも玄関の簾越しにこのタマスダレの
白い花を見ながら、黒光りのする廊下で「夏の生活」を
やっていたのを思い出します。
私には懐かしい思い出のある花です(*^^*)。
葉は肉厚で線形扁平状です。
花は6つに裂け、雄しべは長短3本ずつあり、雌しべの先は
3裂します。
花期は7~9月。
南米、パラグアイ原産の球根植物です。
日本には明治時代に渡来しました。
ユリ科の植物です。(APG分類ではヒガンバナ科)
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セイヨウニンジンボク
- 2017年8月26日 11:13
- 花
おとといの24日、ツクツクボウシの初鳴きを耳にしました。
きょうも早朝にツクツクボウシの声が風に乗って聞こえて
きました。
夏休みもそろそろ終わりですね。
ベランダでは中輪の黄色のバラが咲きました。
さて、きょうは「セイヨウニンジンボク」をお届けします。
「西洋人参木」と書きます。
ヨーロッパ原産なのでセイヨウ(西洋)の名が付き、
葉がチョウセンニンジンの葉に似ているので名付けられました。
日本には明治時代に渡来したそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は細長く、5~7枚が集まって一枚の手のひら状の葉に
なります。
7~9月にかけて枝の先端にやや紫がかった青い小花を
穂状に咲かせます。
花のアップ↓
クマツヅラ科の植物です。(APG分類ではシソ科)
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木立ベゴニアとりどり
- 2017年8月20日 19:46
- 花
やっとお盆の行事も済んで一息ついたところです。
暑さと所用でなかなかフィールドに出られない今日この頃です。
我が家のベゴニアをお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
白い花は「ミセス・ハシモト」です。
オレンジ色の花は「オレンジ・ルブラ」です。
ピンク色の花は「キューピッド」です。
赤い色のは「カガリビ」です。
過去記事はこちら→木立ベゴニア、
ミセス・ハシモト、
ソフィー・セシール、
オレンジ・ルブラ
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ノアザミ
- 2017年8月 7日 12:03
- 花
朝から台風の影響でお天気が怪しいですが、雨や風の
止み間にはセミの声が賑やかです。
きょうは"アザミ"を紹介したいと思います。
アザミといえば、昔から私たち日本人に親しまれてきた
植物のひとつですね。
また、スコットランドの国花でもあります。
そういえば、「あざみの歌」というのもありましたね♪。
世界にアザミは250種以上があるとされていますが、
そのうちの145種以上が日本特産種だそうです。
きょうまで種類の多さから敬遠しがちなアザミでしたが(*^^);、
これからボツボツ調べていこうと思っています。
さて、きょうの記事は「ノアザミ」をお届けします。
「ノアザミ」は春~初夏に咲く、最も普通のアザミです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
6月の里山の道端に咲いていました。
高さは50~100センチ程。
根生葉(根際から生える葉)は花時にも見られました。
(上の写真の花の下部です。)↓
紅紫色の頭花は花茎の先に上向きに咲き、
花の下にある総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)が
球形で、ねばねばします。
花は細長い管状の花のみで成り立っています。
葉は羽状に裂け、鋭い刺があります。
茎葉にも白い毛が多いです。
花期は5~8月です。
本州、四国、九州に分布します。
キク科の植物です。
過去記事はこちら→ スズカアザミ
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ヤマハゼ
- 2017年7月31日 21:51
- 花
朝から猛暑の一日でした~。
植物への水遣りが欠かせません(^_^;;) 。
きょうは2ヶ月前に里山で出逢った「ヤマハゼ」をお届けします。
「山櫨」と書きます。
山地に生える落葉小高木で、高さ5~10メートル程です。
雌雄異株です。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は奇数羽状複葉で互い違いに付き、長さ20~40センチの
奇数羽状複葉です。
小葉は長さ5~10センチの葉先が尖った卵状長楕円形で、
9~11枚が付きます。
葉の縁は普通、全縁ですが、幼木ではギザギザが出る
ことがあるようです。
葉の両面とも毛が散生しています。
葉軸にも毛があります。
花期は5~6月。
葉腋から長さ8~20センチ程の円錐花序を出し、
黄緑色の小さな花を多数開きます。
雌花↓
雄花↓は雌しべは退化し、雄しべは花の外に突き出ます。
関東地方以西の本州、四国、九州、沖縄に分布します。
ウルシ科の植物です。
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ヤブムラサキの蕾
- 2017年7月29日 16:31
- 花
今朝、お風呂場の窓近くででは灰色のヤモリに出あい、
郵便受けを開いたとたん、中に黒っぽくて小さなヤモリに・・。
一日に2度遇いました。
ヤモリは家守、運がいいかも・・(v^ー゜)
さて、きょうはやや明るい林縁で出逢った
「ヤブムラサキの蕾」をお届けします。
6月にアップするつもりだったのですが、
大幅に遅れてしまいました(^-^;)。
「藪紫」と書きます。
高さ2~3メートル程です。
葉は向かい合って付き、先は尾状に長く尖り、
縁には小さいが明瞭なギザギザがあります。
ヤブムラサキは星状毛に覆われた目立たない花を
5月の後半から6月にかけて咲かせます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
↑写真のように花は葉の陰に隠れるように下向きに付きます。
ガクに星状毛と羽状の軟毛がたくさんあるので、
花は埋もれて見えにくい。
緑色の葉表は短い軟毛が多く、葉裏は星状毛が多いので
白っぽく見え、触るとビロード状の手触りがあります。
花序、葉柄、新枝に毛が密生します。
宮城県以南の本州、四国、九州に分布します。
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ウシハコベ
- 2017年7月27日 10:27
- 花
昨日はは35度まで気温が上がり猛暑でまいりました。
きょうは昨日ほど、気温は上がらないとの話ですが・・(^^;)。
サルスベリがあちこちで咲いています。
ベランダではキンカンに白い花の蕾が付いています。
さて、きょうは「ウシハコベ」をお届けします。
「牛繁縷」と書きます。
ハコベに比べて大きいため、牛の名が付けられています。
草丈は20~50センチ程。
道端や林縁、畑のあぜ道、空き地などに普通に見られます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
花びらは10枚のように見えますがよく見ると、
5枚の花びらが深く2つに分かれています。
雌しべの柱頭が5本に分かれているのが特徴です。
雄しべは10本です。
花期は4~10月です。
日本全土に分布します。
ナデシコ科の植物です。
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オオバコの花
- 2017年7月22日 11:02
- 花
所用がなんやかやとあり、ご無沙汰してしまいました。
さて、昨日から学校も夏休みに入りましたね。
梅雨も明け、セミも朝からしきりに鳴いています。
おととい、ベランダのキンカンやレモンにオナガアゲハが
何度も姿を見せていました。
シコンノボタンも咲き、
玄関のセンリョウは
いつのまにか花が終わり、
緑の実が付いていました。
さて、きょうは「オオバコの花」をお届けします。
オオバコといえば、幼い頃、花穂を交差させ引っ掛けて引っ張り、
切れた方が負けというオオバコ相撲をして遊んだ覚えがあります。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
上の写真の左の花序では、上から1/3くらいが雌性期、
(わかりにくいですが、白っぽいひものような柱頭が突き出ています。)、
その下、真ん中あたりが両性期と雄性期(葯が突き出ています。)↓
2/3から下は花が終わった状態です。
雌しべ先熟で、まずガクの間から柱頭が顔を出して受精した後、
雄しべが伸びて出てくるようです。
花期は4~9月。
オオバコ科の植物です。
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オオチドメ
- 2017年7月10日 06:43
- 花
7月に入るとすぐクマゼミの初鳴きを聞き、コシアキトンボの
姿を見ることができました。
通称ザミオに1本新芽が出て葉がほぐれてきました。
そうそう、きょうは大事なお知らせがあるので、
最後まで読んで下さると有り難いです(^人^)。
さて、本日の記事は・・里山のやや湿った道端で出逢った
「オオチドメ」をお届けします。
「大血止」と書きます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
径1.5~3センチの円形~腎円形の葉はやや厚く、
表面は無毛で艶があります。
葉の切れ込みは浅いですが、基部は深い心形となり、
しばしば両縁が重なっています。
縁には鈍いギザギザがあります。
葉腋から葉の高さよりはるかに長い花茎を出し、先端に
淡緑白色の小さな花が10数個、茎の頂きに丸く付きます。
その花は径1.5ミリ程、花びら5枚、雄しべ5個、花柱2個
あります。
花期は6~9月です。
北海道、本州、四国、九州に分布します。
セリ科の植物です。
↓こちらへもお立ち寄りいただけるとうれしいです(*^^*)。
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「キマダラセセリ」です。
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皆様、長らくお待たせしました(*^^)v!!
植物の名を iPhoneを使って調べる
植物検索図鑑を連れ合いが出しましたので、
是非、使っていただけるとうれしいです(*^^*)。
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ボダイジュの花
- 2017年6月29日 17:07
- 花
先日、某美術館のぐるりを歩いていた時、黄色っぽい
小さな花がいっぱい舗道に落ちていたので、上を見上げると・・
大きな木に黄色い花が満開!
うわっ、見事!
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ボダイジュの花でした!
まさに見頃!
きょうはこの「ボダイジュ」をお届けします。
「菩提樹」と書きます。
木いっぱいに花を咲かせているけれど、
手を伸ばして花を接写しようとしてもなかなか難しい。
中国原産の落葉高木で高さは10メートル程です。
幹はやや紫色を帯びた暗灰色とでも言おうか、
縦に割れ目が入ります。
葉は互い違いに付き、長さ5~12センチ、幅4~9.5センチの
三角形状で基部はハート形、縁に鋭いギザギザがあります。
葉表は濃い緑色、葉裏は灰白色です。
淡黄色の花を咲かせ、花房の元の部分に長さ5~12センチの
へら形の苞があるのが特徴です。↓
花期は6月。
シナノキ科の植物です。
(APG分類ではアオイ科)
ボダイジュの実の記事はこちら→ボダイジュ
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ユリノキの花
- 2017年6月18日 13:55
- 花
信号待ちの時、角の公園に色とりどりの
ユリの花が咲いていました。
アジサイやハナショウブの花もそこここに・・。
今朝、ベランダからの直送品、今年初めての
キュウリが食卓に並びました。
と言っても1本のみですが・・(^-^)ゞ
やはりとれたてにまさる美味はない!
ですネッ(*^-゜)v♪
さて、きょうはユリの花ではなくて(^^;) 、
「ユリノキの花」をお届けします。
20~30メートルになる落葉高木です。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
黄緑色の花の直径は5~6センチ程。
花びらは6枚、淡黄緑色で、花の付け根近くに
オレンジ色の斑紋があります。
ガク片は3枚あり開花時には反り返ります。
花期は5~6月です。
樹皮はこんなふうです。↓
北アメリカ原産で、明治初期に渡来しました。
モクレン科の植物です。
過去記事も併せてご覧下さい→ユリノキの実
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「ジャコウアゲハの幼虫」です。
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モチツツジ
- 2017年6月13日 06:37
- 花
梅雨の晴れ間が続いています。
ベランダのデンドロビウムが終わり、ダイアモンドフロストが
咲き揃ってきました。
きょうは林縁に咲いていた「モチツツジ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
一般に「餅躑躅」と書きます。
花柄が餅のように粘りがあるので名付けられたという説や、
花柄の粘りが 鳥もち に似ているので名付けられた
という説があります。
花の色は淡いピンクです。
花びらは5枚あり、濃紅色の斑点があります。
雌しべ1本、雄しべ5本です。
花のガクや柄、葉の両面に腺毛が密生し、そこから
分泌される粘液によりネバネバしますが、花は意外に
虫に好かれ、食べられ穴があいたりして、痛んでいない花は
そう多くはありません。
花殻等が粘液のため葉にくっついたりして、
見た目に損をしている花かもしれませんが、なかなか
味わいがある花だと思います。
4~6月に開花します。
半落葉の低木です。
山梨県と静岡県~岡山県までの本州と四国に分布します。
ツツジ科の植物です。
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「あっち向いて~♪」です。
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エゴノキ
- 2017年6月 9日 10:22
- 花
キョウチクトウが咲いてきました。
おととい、こちらは梅雨入り宣言がありましたが、
きょうは快晴で真夏日になるとか・・。
エゴノキが白く清楚な花を咲かせていたので
お届けしたいと思います。
花は2~3センチ程の長い花柄があって、
垂れ下がって咲きます。
下から見上げて・・↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
若い木の樹皮は滑らかで赤褐色~黒褐色です。
花は直径2.5センチ程で雄しべは10本。
落葉する小高木です。
昔から庭木としても人気があります。
花期は5~6月です。
北海道、本州、四国、九州、琉球に分布します。
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「アサヒナカワトンボ」です。
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カモガヤ
- 2017年6月 4日 15:19
- 花
ここ数日、爽やかなお天気が続いています。
アカンサスやチェリーセージも綺麗に咲いています。
デンドロビュームは終盤になってきました。
きょうは地味な「カモガヤ」に花が咲いていたので
紹介します。
「鴨茅」と書きます。
鴨茅は明治13年頃、俗名Cock's foot grass のCockをDuckと
見違えたもので本来はトリノアシガヤとするところであろう
と、牧野新日本植物図鑑に書いてありました。
カモガヤは別名オーチャードグラスとも呼ばれ、
ヨーロッパから明治初期に牧草として渡来したものですが、
今では逸出して各地に帰化しています。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
イネ科の葉は上半分が葉身、下半分は葉鞘と呼ばれます。
葉身と葉鞘の連結部の内側、葉の付け根に扁平で薄い膜状の
付属物「葉舌」があるのが特徴です。
わかり辛い写真で申し訳ないのですが(^^;)
写真真ん中より、少し上、葉の付け根に上向きに付いている
白っぽい三角状のが「葉舌」です。↓
葉舌は1センチ程あります。
また、葉鞘の真ん中には稜があります。
花期は5~7月です。
ちょうど、花が咲いていました。
雄しべの白い花糸に黄色の葯が付いています。
あ、風が吹いてきました。
白いブラシのように見えるのが雌しべの柱頭。
カモガヤは花粉症の原因植物のひとつとなっています。
早速、退散ですε=ε=ε=ヾ(。>ω<。)ノ゙
北海道、本州、四国、九州に分布します。
イネ科の植物です。
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ハハコグサ
- 2017年5月23日 18:00
- 花
きょうも夏日で暑かったですね。
よく通る道に白っぽい花がいっぱい落ちていました。
アメリカキササゲの花でした。
上を見上げると、まだいっぱい咲いていました。
もう、花が咲く時期だったんですね~♪
先日、親戚の駐車場に車を停めたら、黄色の花が
目に飛び込んできました。
ひょっとしたら、ハハコグサ?と思って調べたら
ピンポ~ン当たり~!(*^-゜)vィェィ♪ 、でした!
。
きょうはこの駐車場のコンクリートの割れ目に咲いていた
「ハハコグサ」をお届けしま~す。
「母子草」と書きます。
春の七草の一つで御形(ごぎょう)とも言います。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
日当たりの良い荒れ地や道端に生え、
草丈は10~30センチ程です。
茎も葉も白い細かな毛に覆われていて
灰緑色に見えます。
葉は互い違いに付き、披針形、あるいは倒披針形、へら形で
長さ2~6センチ程です。
(右に見える力強い感じの葉はヒメジョオンの葉のようです。)
花は黄色で茎の先に集まって咲き、粒々に見えます。
そして、筒状花ばかりで成り立っています。
開花時期は4月~6月。
北海道、本州、四国、九州に分布します。
キク科の植物です。
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ハゴロモジャスミン
- 2017年5月21日 20:08
- 花
五月晴れが続くこの頃、布団干しや季節ものの
入れ替えで忙しいです。
手を休め外に出ると、緑が綺麗です。
緑の中に朱赤のザクロ;の花を見つけました。
でも、きょうはハゴロモジャスミンをお届けします(^┰^)ゞ。
中国雲南省原産のつる性植物で、
花に強い香りがあります。
花期は4月~5月です。
蕾はピンク色です。↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
咲くと真っ白です。
↓
花びらは5枚です。
葉は複葉です。
花色は白の他、ピンクの品種もあるそうです。
モクセイ科の植物です。
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セイヨウカマツカ
- 2017年5月17日 17:18
- 花
花びらの先がピンク色で、リップに赤褐色の目がはいっている
デンドロビウムがベランダで咲いています。
今年はいつになく鉢一杯に花が咲き、とてもうれしいです~(^^♪
レモンの花も少しですが咲いてくれました(^^)v。
きょうは白い5枚の花びらに雄しべの赤い葯が可愛い!
「セイヨウカマツカ」をお届けします。
「西洋鎌柄」と書きます。
「チョークベリー(Chokeberry)」とも言うそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは1~3メートル程。
葯の色が赤いのが「カマツカ」と違うところです。
セイヨウカマツカの実も見てみたいものです。
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スダジイの花
- 2017年5月15日 17:11
- 花
運転中、道路脇の植桝に真っ白なシャリンバイの花が
目に飛び込んできました。
庭先のアマリリスの赤い花も目を引きます。
クスノキの新葉のライムグリーンも綺麗で、
クスノキの花もたくさん咲いています。
さて、先月、神社で見つけた「スダジイの花」を
お届けしたいと思います。
常緑高木なので、見上げて撮りました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
雌雄同株です。
これは雄花序で長さ8~12センチ程、
雄花はまだ蕾のようです。
とても小さく花びらもない地味な花ですが、
1株にたくさんの花を咲かせるので目立ちます。
目立つのは雄花で、雌花はもっと地味なようです。
また、スダジイは虫媒花なので、花期には強い香りを
放つようです。
偶然ですが、虫がホバリングしてる姿も撮れました。
花期は5~6月です。
福島県・新潟県以西の本州、四国、九州の
山地に生えます。
ブナ科の植物です。
過去記事はこちら→ スダジイの実
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ヤマモモの雄花
- 2017年5月 9日 05:53
- 花
昨日は高校の友達4人で数年ぶりに会って、
話に花が咲きました。
皆、それぞれに頑張っているんだな~と
元気をもらえた一日でした(*^o^*) 。
さて、きょうは先月4月下旬に神社で出逢った
「ヤマモモの雄花」をお届けします。
高さは10メートル程でした。
大きいものでは高さ25メートル、直径1メートルに
及ぶものもあるそうです。
雌雄異株です。
これ↓は雄株で 雄花のようです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
革質の葉は互い違いに付き枝先に集まって付きます。
また、若い木の葉にはギザギザがあります。
雄花をアップで・・。
高木なので、私のカメラではこれで精一杯!
アップ、アップ~~(^_^;;)
花期は3~4月です。
関東地方南部以西~沖縄の山地に生えます
ヤマモモ科の植物です。
ヤマモモの雌花はこちら→ ヤマモモの花 その2
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ユズリハの若葉と花
- 2017年5月 6日 20:25
- 花
随分長いことお休みしてしまいましたが、
ゴールデンウイークもあと一日となりました。
私のゴールデンウイークは父の七回忌に始まり、
室内の木立ベゴニアを外に出したり、キューリの
苗など植えたりしてガーデニングにいそしみました。
毎年、ゴールデンウイークはあれこれと忙しいのですが、
今年は少しのんびりできたかな?
きょうは4月の神社で見た「ユズリハの若葉と花」を
お届けしたいと思います。
ユズリハに黄緑色の新葉が出ていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
新芽が伸びる前に、前年枝の葉腋からガク片も
花びらも無い小さな花を咲かせていました。
雄花には10個程の雄しべがあり、葯は紫褐色でした。
花期は4~6月です。
ユズリハ科の植物です。
過去記事はこちら→ ユズリハ、 ユズリハのある風景、 ユズリハの実
☆fabもこの5月に入り13年目になりました。
ここまでやってこられましたのも皆様のおかげと
有り難く思っております。
どうぞ、これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m。
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オランダミミナグサ
- 2017年4月23日 10:22
- 花
街路樹はソメイヨシノが終わり、そこここで濃い桃色や
薄い桃色の八重桜が綺麗に咲いています。
分離帯にはカロライナジャスミンや乙女椿が咲いています。
2~3日前から度々ツバメの姿を見ています。
マンションでは花壇のチューリップが満開で、
エビネも
咲き初めました。
さて、きょうは「オランダミミナグサ」をお届けします。
「阿蘭陀耳菜草」と書きます。
ヨーロッパ原産の帰化植物です。
葉がネズミの耳に似ており、若菜は食用とされたので
名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
道端や水田や畑、草地、荒れ地等に普通に生えます。
茎は直立あるいは斜上して地際で分枝し、
高さ10~30センチ程で
毛が生えています。
葉は向かい合って付き淡い緑色。
長さ2センチ程の葉の両面に毛が生えています。
5枚ある花びらはそれぞれ先で浅く二つに裂けます。
花びらがガクより長い。
雄しべが10本あります。
花期は3~5月です。
ナデシコ科の植物です。
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アメリカザイフリボク
- 2017年4月16日 17:48
- 花
晩春の暖かな日曜日でした。
ソメイヨシノは葉桜になりかけていますが、
まだ少し花が付いています。
マンションの花壇のチューリップがやっと咲き出しました。
今年はとてもゆっくりです。
午後からアロエを数鉢、半年ぶりにベランダへ出しました。
さて、2日程前、樹木に囲まれた喫茶店で白い花が咲いていました。
どこかで見たような花でしたが、思い出せず_(・_.)/ コケッ(^^;)
ご店主にうかがうと「ジューンベリー」とのこと・・。
きょうはこの、ジューンベリー、本名は「アメリカザイフリボク」、
をお届けしたいと思います。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
別名がジューンベリーです。
6月に実をつけるからジューンベリーというようです。
4月から5月にかけて白い花を咲かせます。
7月に実が熟し、濃赤紫色となり、甘くて美味しいそうです。
北アメリカ原産のザイフリボクの仲間です。
去年撮った在来種のザイフリボクと同じように、
白い5枚の花びらが印象的です。
葉は互い違いに付き、若葉は茶褐色がかり毛が密生しており柔らかい。
白い毛が密生するガク片5枚、雄しべ15~20本程、
雌しべの先は4~5裂しています。
花茎も白い毛が生えています。
耐寒性もあり、寒冷地向きの丈夫な落葉小高木です。
バラ科の植物です。
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シデコブシ
- 2017年4月 5日 23:13
- 花
気温も上がり、朝から桜並木の道はお花見の人たちで
にぎわっていました。
あす、あさっては入学式もあるようで、何とかお天気が
もってくれると良いのですが・・。
さて、きょうは「シデコブシ」を紹介します。
最近、こちらでは栽培種が街路樹にもよく使われています。
里山の、あるお宅の庭に咲いていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
園芸用の苗木を植えられたのでしょうが、あまりに綺麗なので
≧[◎]oパチリさせていただきました。
「四手辛夷」と書きます。
花の形が「しで」(四手、紙垂)に似たコブシのような花を
付けることから名付けられました。
花色は白またはピンク色で、直径は6~11センチ程です。
葉が出る前に花が咲き、花びらは9~25枚程あるそうです。
本州の愛知県、岐阜県、三重県の一部にのみ分布します。
丘陵地の水がしみ出す湿地などに自生しています。
自生種は絶滅危惧II類になっています(愛知県、岐阜県)。
三重県では絶滅危惧IB類です。
モクレン科の植物です。
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シナミザクラ
- 2017年4月 4日 14:11
- 花
きょうは風もほとんどなく晴れて、絶好のお花見日和、
マンションのソメイヨシノもチラホラ咲いています。
じつは日曜日に出かけた里山で、思いがけず満開の早咲きの桜に
出逢うことができ、早々とお花見してきました(*^^)v。
栽培品だと思いますが、とても見応えがあり、しばし見とれました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
うっとり~すばらしい~~
・・・
調べたら、「支那実桜」と書いて「シナミザクラ」のようです。
中国原産で、実はサクランボとして食べられるようです。
雄しべが沢山あり、長く突き出ています。
なんだか春から縁起が良さそう~♪
バラ科の植物です。
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「ベニシジミ」です。
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カテンソウ
- 2017年3月20日 14:48
- 花
午前中、春分の日、お彼岸の中日でお墓参りに行きました。
途中、車窓からはハクモクレンやモクレン、
ハナモモや
シデコブシの花が目に付きました。
さて、きょうは・・・きのうの続きをお届けします。
伊吹山山麓の野の木陰になんだか紫褐色がかった草が群がって
生えているのが目に飛び込んできました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「カテンソウ」でした。
「花点草」と書きます。
和名は意味不明です(^_^;)。
高さは10~30センチ程。
光沢のある葉は互い違いに付き、長さ、幅とも1~3センチ程の
扇状卵形で、縁に鈍いギザギザがあります。
雄花が付いていました。
上部の葉の葉腋につき、花柄があります。
紫褐色の雄花の花びらは5個、雄しべも5個あります。
葉の裏、葉柄も紫褐色がかっています。
葉柄の付け根には一対の托葉があります。
アップの写真がなくてすみません(^_^;)。
本州、四国、九州 に分布します。
イラクサ科の植物です。
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アズマイチゲ
- 2017年3月19日 14:32
- 花
きのう、思い立って、伊吹山山麓へ出かけました。
三連休の初日のことを忘れ、かつ、遅く出たので、行きは
かなりの渋滞でホトホトまいりました~★(T_T)。。
でも頂上が冠雪した伊吹山を見たら、イヤなこともぜ~んぶ
吹っ飛びました\@^o^@/
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ワクワクして車を走らせていき、雪がまだ残る山裾に
「アズマイチゲ」を発見!
「東一華」と書きます。
「東」は関東を意味し、「一華」はイチリンソウ属の花の一名で、
花が茎の先に1つだけ付くことからきているそうです。
草丈は15~20センチ程です。
お昼ちょい過ぎに撮影したのですが、寒いせいか開いていたのは
チラホラあっただけで、蕾や半開きのが多かったです。
ネコノメソウとのコラボ↓
蕾↓
白い花は3月から5月にかけて茎の先に1つ咲きます。
径3~4センチ程の花びらに見えるものはガク片です。
雄しべは多数あり、その真ん中に黄色の雌しべも多数あります。
花糸の根元まわりが紫色をしていました。
茎につく葉は3出複葉で3枚が輪生し、先が垂れ下がるように
付いており、小葉の形は卵形で、先はギザギザになっています。
根生葉は2回3出複葉で、葉の先は鋭くないです。
北海道、本州、四国、九州に分布します。
キンポウゲ科の植物です。
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トウワタ
- 2017年2月27日 21:23
- 花
2月もはや明日で終わり、日々、草木の芽生えや日差しに
春の気配を感じられるようになりました。
もうすぐ春ですね~♪
さて、きょうは「トウワタ」をお届けします。
「唐綿」と書きます。
原産地は南アメリカで、我が国へは1842年(天保13年)に渡来し、
長い絹状の毛をもつ種の姿からトウワタ(唐綿)と名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは50~100センチ程で、細く長い葉が向かいあって付いています。
そして、その次の対は前の対と90°の角度を作って付き、
真上から見て十字形になるので、これを「十字対生」と呼びます。
6~9月に開花します。
花は朱色の花冠(複数の花びら)が5裂して後方に反り返り、
山吹色の副花冠(花びらの内側にある弁状の付属物)が
帽子のように上にあります。
耐寒性がないため、秋~春は温室で管理します。
この写真は温室で撮りました。
茎に傷をつけると白い汁が出ます。
ガガイモ科の植物です。
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ウメ
- 2017年2月19日 17:36
- 花
あちらこちらでウメが咲いています。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
花色は白ですが、ガクは赤い品種のようです。
実家で咲いていた梅の花です。↓
・・・
・・・
白ばかりでは寂しいので・・
速水御舟の梅をどうぞ(*^o^*)
関連過去記事はこちら→ウメの実
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カーリー・ラッシュ
- 2017年2月11日 14:18
- 花
朝、窓から見たのはうっすらと化粧した屋根や樹木の雪景色。
昨日の雪交じりのみぞれもさることながら、きょう午後も鉛色の
空から水分多めの雪が絶えまなく降ってきて、寒くてめげます(x_x) 。
皆様はお元気でお過ごしでしょうか?
さて、きょうは「カーリー・ラッシュ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
根茎性ベゴニアのカーリー・ラッシュです。
数年前、ベゴニア展で買ったものです。
1~2月に室内で可愛い花が付きます。
お天気が良くて暖かな時には外気浴もさせたりします。
葉は縁に黒っぽい模様が入り、葉の中心がクルッとカタツムリの殻の
ようにクルッとカールしてて、花は白っぽくって小さな花です。
シュウカイドウ科の植物です。
根茎性ベゴニアの過去記事はこちら↓
アンバー・グロー、スタンフォード・ミニチュア
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ロウバイ
- 2017年2月 2日 12:38
- 花
午後から曇ってきて少し寒くなってきました。
風もあるせいか窓から猿投山やその後方の山なみも見えます。
明日は節分、門扉にヒイラギの枝を取り付けました。
きょうは「ロウバイ」をお届けします。
以前にソシンロウバイを載せましたが、ソシンロウバイは
花の中まで黄色ですが、ロウバイは花の中が赤っぽいです。
(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
蝋梅と書き、蝋細工のような梅に似た花を付けるので、
名付けられました。
春に先駆けて香り高い花を咲かせる落葉低木です。
冬の張りつめた冷たい空気の中、この花の香りを嗅ぐと、
体の緊張がほぐれ、ホッとした気持ちになり和みます。
日本には江戸時代に中国から渡来しました。
ロウバイ科の植物です。
ご参考までに・・
過去記事はこちら→
ソシンロウバイ、
ソシンロウバイ その2
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ニジガハマギク
- 2017年1月25日 08:10
- 花
きのうはこちらでは、時折り小雪がちらつく寒い一日でした。
今朝は最低気温はマイナス2度ときのうより低めでしたが、
日差しが明るく、最高気温はきのうより2度ほど上がる
とのこと・・(*^o^*)ホッ!
きょうはまたまた公園にあった「ニジガハマギク」を
お届けしたいと思います。
山口県光市の虹ケ浜に自生していたことから、名付けられました。
サンインギク(黄花)と先回アップしたノジギク(白花)の
交配種で、親であるサンインギクも雑種なので、
ニジガハマギクは花の大きさも葉の形も個体差が大きいらしい。
(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
頭花は2~5センチ程で、舌状花は写真の黄色の他、
薄黄色、白色とバラエティ豊かだそうです。
花期は11月です。
キク科の植物です。
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ノジギク
- 2017年1月23日 16:16
- 花
大寒に入り、さすがに寒く感じられる今日この頃、
時々、みぞれ交じりの雨も車窓にチラホラと・・。
鍋物が恋しい季節です(*^^*)。
さて、きょうは・・ノジギクをお届けします。
「野路菊」と書きます。
瀬戸内海の沿岸の崖などに自生する野生のキクです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
この写真は去年の11月下旬に公園で撮ったものです。
葉は互い違いに付き、5裂または3裂し、縁にはギザギザがあります。
葉裏には毛が密生して白っぽい。
葉の元は水平で、類似種のリュウノウギクは葉の元が楔形です。
花の直径は3~3.5センチ程。
花びら(舌状花)は白色。淡黄色もあるらしい。
花期は10~11月。
兵庫県以西の本州、四国、九州に分布します。
写真は瀬戸内海江田島産のものとプレートに書いてありました。
兵庫県の県花です。
キク科の植物です。
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サツマノギク
- 2017年1月14日 15:51
- 花
昨日からの雪雲で、こちらでも今朝から初雪が降りました。
雪が一時吹雪のように舞い、屋根も白くなりましたが、
水分の多い雪で、すぐ融けてしまうようです。
便りをいくつか書いたりして一日家こもりの土曜日です(^_^;)。
さて、新年になりましたが材料不足で、去年11月下旬に
撮った写真でご勘弁願います(汗)。
公園で咲いていた「サツマノギク」をお届けします。
「薩摩野菊」と書きます。
鹿児島県と熊本県、九州南部の海岸に生えるキクです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
花は11~12月で、1月上旬には終わるらしい。
花びら(舌状花)は白色。
枝先に直径4~5センチの頭花を数個つけます。
葉の表が白く縁取られるのが特徴で、
葉裏には銀白色の毛が密生しています。
キク科の植物です。
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セイタカアワダチソウ
- 2016年10月29日 16:41
- 花
いつも11月1日には木立ベゴニアを部屋に入れるのですが、
明日頃から最低気温が急に低くなるらしいので、今朝から先ほど
まで頑張って何十鉢も部屋に入れました。これで一安心です(^。^;)ホッ!
今、もう4時過ぎたのですが、日中の気温が高いので、ベランダに
ツマグロヒョウモンの♀がやってきました。
さて、きょうは「セイタカアワダチソウ」をお届けします。
「背高泡立草」と書きます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
道端や河原で黄色い花を付け、背丈が2メートル程になります。
明治時代に持ち込まれた外来種です。
秋の花粉症の原因と勘違いされて、可愛そうに・・(´∩`。)グスン。
ちなみに秋の花粉症の原因となるのは「ブタクサ」です。
セイタカアワダチソウの花粉は大きいので風で飛ばず、虫媒花です。
実際、いろんな虫が次々とやって来ていました。
写真は「キンケハラナガツチバチ」のようですが、
間違っていたらごめんなさい。
開花時期は9~11月です。
キク科の植物です。
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ハキダメギク
- 2016年10月19日 17:17
- 花
今朝、窓を開けたらいきなりキンモクセイの香りが・・。
階下のキンモクセイに黄色の花がいっぱい付いています。
きょうは青空が広がり、洗濯物も満艦飾\(^o^)/
いただきもののルバーブでジャムを作りました。
ルバーブは初めてで、見た目は蕗のようですがタデ科の植物です。
緑の品種だったのでジャムの色も緑でした。
ジャムが出来たての時は酸味もありましたが、冷蔵庫に入れ
一晩おいたら、甘くなりました。
さて、きょうは・・、「ハキダメギク」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
まばらに5枚付いている白い花はそれぞれが三つに切れ込んでいます。
花の直径は5ミリ程、草丈は20センチ程でした。
葉は向かい合って付き、卵形~卵状被針形で、縁には波状の
浅いギザギザがあります。
茎には白毛が密生し、葉や葉柄にも毛が多い。
熱帯アメリカ原産の帰化植物です。
ひどい名前を付けられたものですが、
「掃溜めに鶴」という言葉もあるように
「ハキダメニツルギク」なんて名前なんてどうでしょう?(^_^)/~~
花期は7~11月です。
キク科の植物です。
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ヒヨドリバナ
- 2016年10月12日 20:24
- 花
元気なヒヨドリの声がするので、そーっと窓を開けて見ると
2羽がケヤキに来ていました。
きょうはヒヨドリが鳴く頃に花が咲くことに由来する
「ヒヨドリバナ」(鵯花)をお届けします。
(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
山野の湿地に生えていました。
草丈は90センチ程でした。
葉は向き合って付き、長さ10~12センチ程の長楕円形、
縁にギザギザがありました。
白色、または紫がかった筒状の頭花を多数付けます。
ヒヨドリバナはいろいろ変異が多いらしい。
うぅ´・_・)゚д゚) ̄_ ̄)・x・)ムズカシイッ...。
花期は8~10月。
北海道、本州、四国、九州に分布します。
キク科の植物です。
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ヨモギの花
- 2016年10月11日 08:05
- 花
やっと、晴れマークが続くお天気となりました。
新米の季節になりましたね~(*^^)v
やっぱり美味しいのでついついおかわり~
あぁ~!天高く馬肥ゆる秋~かな(^^;)。
近くでモズの声もしています♪。
さて、きょうは、ヨモギの花をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
河川敷で咲いていました。
写真では少しわかり辛いですが、花の中心部に両性花、
そのまわりに雌花があります。
写真、中ほど等に小豆色の豆のようなものが、いくつか
見えますが、ヨモギクキコブフシという虫こぶかな?・・
間違っていたら教えて下さいねm(_ _)m。
茎や葉に白っぽい毛が見えます。
併せてこちらもご覧下さい→ヨモギ
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キッコウハグマ
- 2016年9月24日 19:58
- 花
ここのところ、ずーっとお天気が悪いですが、雨の止み間に
カクレミノに来たナガサキアゲハ♂や、カイヅカイブキに来た
ハシブトガラスの姿を見ました。
きょうは山地のやや乾いた木陰に生えていた「キッコウハグマ」を
お届けします。
「亀甲白熊」と書きます。
「亀甲」に似た葉を持つ白熊(ハグマ)ということから名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは10~30センチ程です。
葉は茎の下部に5~11個程集まって付き、長い柄があり、1~3センチ程の
5角形または5浅裂しています。
花は密にくっついた普通3個の小花からなり、それぞれ5つに深く裂けており、
裂片はとても細く、全体としては径1センチ程の白い風車のように見えます。
花期は9~10月です。
本州、四国、九州に分布します。
キク科の植物です。
過去記事はこちら→モミジハグマ、 エンシュウハグマ、 クルマバハグマ
<お知らせ1>
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ヤマトリカブト
- 2016年8月28日 11:03
- 花
昨夜、雨が降ったせいか?今朝はセミの声が聞こえませんでした。
なので、少し涼しくて助かります。
さて、きょうは「ヤマトリカブト」をお届けします。
「山鳥兜」と書きます。
この花の形を舞楽衣装の一つで楽人や舞い手が頭に被る鳥兜にたとえ、
名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
山の草地や林の縁などに生え、茎は斜上します。
葉は3~5深裂し、裂片はさらに細かく中~深裂しています。
花びらのように見えるのは、じつは、5枚のガク片であり、
一番上のガク片は、カブト形でもっとも大きく、横のガク片二つは
丸い形、下のガク片二つはやや細長い。
本当の花びらは、カブトの中にあるらしい。
残念ながら、外からはカブトの中までは見づらく、カブトを切り取る
などしないと見れなかったようです。
よく見ると、もう、実になっているのも
ありました↓。
あまりにも有名な毒草の1つです。
全草に強い毒性があり注意が必要です。
花期 は8~10月 です。
中部地方から東北地方に分布します。
キンポウゲ科の植物です。
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本日、更新しました!きょうは「鳥」。
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ケツユクサ
- 2016年8月25日 17:05
- 花
セミの声も一時よりも小さくなり、23日にツクツクボウシの
初鳴きを聞きました。
ベランダでキュウリの花が咲いています。
毎年のことながら、八月は盆の行事等で毎週お寺さんとご縁があり、
何かと気ぜわしい月です。
他にも用事が次々と湧いてきて、2日程前まで夏バテしておりました。
さて、きょうは・・里山で見つけた「ケツユクサ」をお届けします。
ツユクサの中でも苞に毛が多いものを、ケツユクサ(毛露草)と
呼ぶそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
アップで見ると、なるほど、長く白い毛がフサフサと生えています。
横向き↓
そして・・
後ろ向き↓
花びらはツユクサよりも・・
幅広で逆ハート形です。
花期は6~9月です。
北海道~九州に分布します。
ツユクサ科の植物です。
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アキノエノコログサ
- 2016年8月 8日 16:01
- 花
暑い毎日が続いていますが、皆様お変わりございませんか?
こちらはきょうも36度と連日の猛暑ですが、暦の上では昨日が
はや「立秋」。
お便りを書く時、きょうから「残暑見舞い」となりますネ・・。
ということで、きょうは「アキノエノコログサ」をお届けします。
「秋の狗尾草」と書きます。
まず、エノコログサとは、花穂が犬の尾に似ていることから、
犬っころ草が転じてエノコログサとなったそうな・・。
そして、エノコログサより花期がやや遅く、秋に咲くことから
アキノエノコログサと名付けられました。
ただし、開花は7月頃から見られます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
近所の路傍や空き地に生えていました。
草丈は50~80センチ程。
花穂は長くて頭が垂れ下がっています。
葉の上面にまばらな毛があります(時に無毛)。
エノコログサよりも全体的に大型で、緑色のものが多いですが、
紫色を帯びるものもあるようです。
日本各地に広く分布します。
イネ科の植物です。
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メマツヨイグサ
- 2016年7月26日 14:39
- 花
久々に雨降りの一日で涼しいです。
暑さから解放されて(^。^;)ホッ!
先日、里山へ出かける途中で出逢った「メマツヨイグサ」を
きょうはお届けすることにします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「雌待宵草」と書きます。
宵を待って花が咲くという事で名付けられました。
北アメリカ原産の帰化植物です。
明治中期に渡来し各地の道ばたや荒地、河原などで野生化したそうです。
葉は縁に波状のギザギザのある長楕円状披針形で先端は尖ります。
花は黄色で4枚のハートの形で花びらがあり径3~3.5センチ程でした。
花びらの間にはほとんど隙間がありません。
夜咲きで花が萎むと白橙色になります。
花期は6~9月。
全国に分布します。
アカバナ科の植物です。
★お詫び
昨日載せた「マツヨイグサ」は「メマツヨイグサ」の間違いでした。
誤りをご指摘いただきました平家蟹さん、有り難うございました。
ここに読者の皆様にお詫びし、訂正いたします。
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オトギリソウ
- 2016年7月23日 19:17
- 花
去る18日にここ名古屋も梅雨明けし、暑い毎日が続いて
いましたが、きょうは曇りがちで風もあり過ごしやすい一日でした。
さて、きょうは・・「オトギリソウ」をお届けします。
「弟切草」と書きます。
以前にコケオトギリをアップした時にお約束したように
きょうはこのオトギリソウの名の由来を・・。
昔、晴頼(せいらい)と名乗る鷹匠が鷹が傷つくとある薬草を
用いて治療していました。
人が尋ねても秘密にしていたのですが、弟がその秘密を人に漏らして
しまったので、とても怒り、弟を切り殺してしまいました。
その血しぶきが花や葉に点々と残ったという伝説により、
「弟切草」と名付けられましたとさ・・。
おぉこわっ!ヾ(≧Д≦*)ゞ
(w_-; ウゥ・・ もっと暑い日にお届けすべきだったかも?(笑)。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
名の由来はいと恐ろしけれども、花はとても可憐です。
黄色の花は径1.5センチ程。
葉は向かい合って付き、90度ずつずれて付いています(十字対生)。
草丈は30~60センチ程です。
山地の林縁で出逢いました。
7~9月に、茎頂に数個の5枚の花びらがある花を付けます。
雄しべは多数あり、雌しべは3つあります。
花とガクには黒点(黒い小さな点、油点)が入ります。
ガク片は5枚で狭長楕円形です。
葉は長さ3~5センチ程の広披針形で葉先は丸いです。
葉は無柄で黒点があり、縁には黒点が並びます。
北海道、本州、四国、九州に分布します。
オトギリソウ科の植物です。
同じ科の植物の過去記事はこちら
→コケオトギリ、
キンシバイ、
ビヨウヤナギ、
トモエソウ
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ヒナノウスツボ
- 2016年7月15日 19:13
- 花
明治43年生まれの伯母が先週106歳で永遠の眠りにつきました。
頭も体もしっかりしていた人でしたが、去年の秋に会ったのが
最後となってしまいました。
尊敬すべき人でした。
寂しい・・。
そして、世話したお嫁さん(80歳ほど)に頭が下がります。
今年は4月に二人、5月に一人、そしてこの7月と・・
喪服の出番ばかりです。
さて、気をとり直して、きょうは・・
4年前に霊仙岳に登った時に出逢えた「ヒナノウスツボ」をお届けします。
「雛の臼壷」と書きます。
小さな壷の形に似た花の姿から、雛の臼壷と名付けられました。
山地の林内の日陰、やや湿った所に生えていました。
目立たない花が咲いていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は向かい合って付き、葉の元は楔形で葉柄に流れ狭い翼に
なっています。
卵状楕円形で長さ6~11センチ程、縁に粗いギザギザがあります。
少しわかりにくいですが、花柄には腺毛(先端が球状に膨らみ
液体分泌する毛) が生えています。
花は暗紫色で長さ1センチ足らず、上唇は2裂し、その内側に雄しべ、
その下に雌しべが伸びています。
下唇は3裂し、下側の1片は外に反り返っています。
花期は図鑑には7~9月とありますが、この写真は5月26日に撮りました。
関東以西の本州、四国、九州に分布します。
ゴマノハグサ科の植物です。
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カラタチバナの花
- 2016年7月 2日 05:57
- 花
きのうから7月に入りました。
6月24日にクマゼミの初鳴きを聞きました。
きのうも鳴いていました。
夏休みももうすぐですね。
さて、きょうは・・「カラタチバナの花」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
光沢がある葉は互い違いに付きます。
葉先は尖り、縁には波状のギザギザがあります。
白い花は開くと5つに深く裂け反り返ります。
ガクも反り返っています。
こちらもご覧下さい→カラタチバナの実
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ザクロ
- 2016年6月12日 11:38
- 花
梅雨の中休み、久しぶりに散歩に出たら、曇り空にアガパンサスの
花が咲いているのに出逢いました。
マンションのアガパンサスは蕾がやっとほころびかけてきたところです。
少し行くと、道端にザクロの花殻がたくさん落ちていました。
上を見上げると艶やかな緑の葉に朱赤のザクロの花がそこここに・・。
きょうは「ザクロ」の花をお届けしたいと思います。
「石榴」、または「柘榴」と書きます。
ザクロはペルシャ北部の「安石国」からシルクロードを通って中国に
伝わり、形が瘤(こぶ)に似ていることから「安石瘤」と呼ばれました。
それを略して「石瘤」となり、さらに字を変えて「石榴(せきりゅう)」
としたようです。「 石榴(せきりゅう)」が訛って「ザクロ」に
なったとか?・・^^;
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉には艶があります。
開きかけた蕾もありました。↓
開いた花・・
6枚の花びらがあります。↓
花の真ん中には黄色い雄しべがたくさんあります。
ガクは朱赤で肉厚、浅く6つに裂けた筒状です。↓
ガクを裂いて見たら、雄しべの花糸は朱赤、葯は黄色、
無数の雄しべの元の方に雌しべらしきものが1つ見えました。
原産地はイラン、地中海沿岸から西アジアが主産地で、
日本へは平安時代に中国から伝えられたようです。
ザクロ科の植物です。
過去記事はこちら→ザクロの実
虫とかお好きな方はこちらへもどうぞ→ ☆むしふぁぶテスト中
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タンナサワフタギ
- 2016年5月30日 20:08
- 花
時折、小雨まじりの中、斎場に行く途中にしっとりと
クチナシやアジサイの花が咲いていました・・。
さて、きょうは「タンナサワフタギ」をお届けします。
「耽羅沢蓋木」と書きます。
タンナ(耽羅)は、発見地の済州島の古い呼び名のことだそうです。
山地に生えており、高さ3~5メートル程で落葉低木です。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
樹皮は灰白色で遠くからも幹が白っぽいので目立ちます。
古木になると薄く剥がれてきます。
葉は互い違いに付いており、先は尾状に尖っています。
縁には鋭く沢山の際立ったギザギザがあります。
花は雌雄同株で直径6~7ミリ程の白色の花を多数付けます。
花は5深裂し、白くて長い雄しべがよく目立ちます。
我が国では本州(関東地方以西)、四国、九州に分布します。
ハイノキ科の植物です。
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ミツバツチグリ
- 2016年5月27日 23:36
- 花
あちらこちらの植え込みでキンシバイ
やビヨウヤナギ
の花が
咲いています。
きょうは
ツルキンバイに似た
「ミツバツチグリ」をお届けします。
「三葉土栗」と書きます。
葉が三出複葉で「ツチグリ」に似ていて根が肥大するので、
そう名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
里山に生えていました。
葉は3つの小葉からなる三出複葉で、1つの葉は2~5センチ程の
長楕円形~倒卵状楕円形で縁に粗いギザギザがあります。
黄色の花の径は1.5~2センチ程。
雄しべ雌しべとも多数あります。
花期は4~6月。
花後、地上に長いランナーを出すようです。
中部地方以西の本州、四国、九州に分布します。
バラ科の植物です。
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ツクバネソウ
- 2016年5月20日 13:27
- 花
朝方は雲が厚くツバメも低く飛んでいましたが、午後になり、
晴れて日も射してきました。
マンションのサツキツツジが次々と開花し、目を楽しませています。
この頃、幼鳥の声をよく耳にします。
コンビニへ行く途中、ビワの青い実が目に付きました。
さて、またまた、筑波山の植物、きょうは「ツクバネソウ」を
お届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「衝羽根草」と書きます。
4輪生する葉を「羽根つき」の羽根にたとえ、名付けられました。
茎は1本立ちしています。
葉は4枚が輪生し、長楕円形で先は尖り、葉柄はありません。
花は茎の頂きに1個付きます。
黄色い雄しべ8本と4裂した柱頭が目立ちます。
ガクと花びらが区別できない場合、花被片と言うそうで、
緑色の外花被片が4個あります。
花期は5~8月です。
北海道、本州、四国、九州に分布します。
ユリ科の植物です。
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ツルキンバイ その2
- 2016年5月19日 08:27
- 花
先日、ベランダのレモンの花が三つ咲きました。
あと1つ蕾があります。楽しみです(*^^)v。
また、今年はデンドロビウムの当たり年なのか?、
白とピンクで目のあるものと、ピンクに白の唇弁のものが、
次々と開花してきてうれしいナ~V(^_^)V
またまた、筑波山の植物、きょうは「ツルキンバイ」を
お届けします。
「蔓金梅」と書きます。
(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ツルキンバイは初夏の山の花です。
山地の落葉樹林下に生え、日当たりの良い林や草地で、
咲いています。
小さな3つの葉でひとつの葉になり、葉の縁には
ギザギザがあります。
ひとつひとつの葉の形は菱形っぽいかな?
長いランナーがあり、一面に生えます。
花は1.5~2センチ程の大きさです。
花びらの元にオレンジ色の条が入るのも特徴だそうですが、
強い日差しを浴びて光っていたので、ちょっとわかりづらい
ですね。
花期は4~6月です。
本州、四国、九州に分布します。
バラ科の植物です。
過去記事はこちら→ ツルキンバイ
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ニワトコ
- 2016年5月16日 20:45
- 花
お天気が下り坂・・今朝、ツバメの姿を見ました。
この季節、白から黄色に変わっていく金銀花=スイカズラの花を
都会でも分離帯の植栽などで目にしますね。
が、きょうは筑波山の頂上付近で出逢った「ニワトコ」の花を
お届けします(笑)。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
落葉低木です。
春に新芽とともに淡緑色の小花をたくさん付けます。
花期は4 ~5月です。
花びらは5裂して反り返っています。
雄しべは5本、雌しべは1本です。
暗赤色の雌しべの柱頭は3裂します。
スイカズラ科の植物です。
併せて、こちらの過去記事もご覧下さい→ニワトコの実
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ブナの雌花
- 2016年5月15日 20:06
- 花
昨日の午前中、ベランダで洗濯物を干していたら、レモンやキンカンの
木の周辺を何回か行きつ戻りつしている黒い蝶に気づきました。
白いレモンの花に行ったかと思ったら、フェア・エレン・ゼラニウムの
ピンクの花に止まり、吸蜜していました。
尾が長く、オレンジ色の模様がありましたが、だいぶ翅はボロボロ
になっていました。
ジャコウアゲハかな?と思ったのですが、体は黒色だったので、
オナガアゲハだと思います。
さて、きょうは・・筑波山で撮った「ブナの雌花」をお届けします。
ブナは落葉高木で雌雄同株です。
5月、葉が出ると同時に開花します。
ブナの花は毎年は見られないので、ラッキーでした。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
写真は雌花です。
新枝の上部に2つの花を上向きに付け、花柱は赤く3個です。
雌花の柄は結構太いです。
葉の縁のギザギザは波状になっていますね。
側脈の伸びる先がギザギザの凹部に入ることが特徴です。
葉柄、葉の両面、花柄にも毛があります。
森に棲む多くの動物の命を支えている大切な木ですね。
北海道南部、本州、四国、九州に分布します。
寒い地方では低地に、暖かい地方では高地に生えます。
ブナ科の植物です。
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ヒイラギソウ
- 2016年5月14日 08:59
- 花
おととい、とあるお店の店先にあるオリーブの木に花が
付いていました。
オリーブの実が付いているのは何度も見たことがありましたが、
白くて小さな乳白色の花が、オリーブの木一面に乱れ咲いて
いるのを初めて見ることができ、うれしかったです(*^^)v。
さて、きょうは・・5月初旬の筑波山の木陰に生えていた
「ヒイラギソウ」をお届けします。
「柊草」と書きます。
葉がヒイラギの葉に似ていることから名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
草丈は 20~50センチ程、 花期は4~6月です。
葉は向かい合って付き、長さ6~10センチ程ですが、
縁には粗いギザギザがあります。
キランソウの仲間なのですね。
まだ、咲き始めで、花の形がわかりにくいですが、
紫色の花はキランソウの花に似ています。
本州の関東から中部地方に分布します。
シソ科の植物です。
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エイザンスミレ
- 2016年5月10日 11:29
- 花
連休疲れか?5月も10日と遅いスタートとなりました(^^;)。
きょうは筑波山の斜面に咲いていた「エイザンスミレ」を
お届けしたいと思います。
「叡山菫」と書きます。
比叡山に生えるスミレということで名付けられました。
ついに出逢えた~(*^^)v「エイザンスミレ」。
(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
草丈は5~10センチ程。
葉は濃い緑色で、葉の元が3つに分かれて深い切れ込みが
あるのが特徴です。
花びらはやや波打っていて、ふわぁりとした大き目の花
という印象です。
側弁には毛があります。
花色はピンクから白色まで変化が多いようです。
本州、四国、九州に分布します。
が、日本海側には少ないそうです。
スミレ科の植物です。
☆fabもこの5月に入り12年目になりました。
ここまでやってこられましたのも皆様のおかげと
有り難く思っております。
どうぞ、これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m。
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ザイフリボク
- 2016年4月30日 10:29
- 花
朝から良いお天気、よその庭に赤のアマリリスや
シランが
咲いていました。
時々行っていた古書店が2週間ほど前に閉店したようです。
古書が天井まで積まれていて、お髭顔のスマートなご店主がいた、
結構好きな本屋さんだったのに・・寂しいかぎり・・(´∩`。)グスン。
さて、きょうは里山にあった「ザイフリボク」をお届けします。
数年来の願望が叶い、やっと出逢うことができました\(^o^)/。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
上を仰ぐと、まだ、花はチラホラとしか咲いて
いませんでしたが、うれしいです~♪(*^^)v
若い葉の両面(特に裏側)は毛が密生していて、
銀色に輝いて見えます。
花びらが細長く、采配(戦場で大将が指揮するときに用いた
何枚もの細く切った紙の房を棒の先につけた道具)の
様であるとの意味から、「采振り木」と名付けられました。
また、別名はシデザクラです。
シデとは、あの「紙垂」ですね~。
しめ縄や玉串、祓い串など、神道で用いる
白い和紙を切ってジグザグに折ってぶら下げるものですね。
これも、白くて細長い花びらからのネーミングのようです。
高さ5~10メートル程になる落葉の小高木です。
写真のは5メートル程でした。
灰色の樹皮には縦じま模様が出ていました。
葉は互い違いに付き、長さ4~9センチ程、
幅2.5~4センチ程の楕円形で
先は尖っています。
若葉の裏面や葉柄は白い軟毛が密生しています。
枝先に、細長くてわずかに波打つ白い花びらが5枚の花が
集まって咲きます。
多数の雄しべ、そして、葉の縁には細かなギザギザ(鋸歯)が
ありますが、これはバラ科の植物の特徴です。
岩手県以西の本州、四国、九州に分布します。
バラ科の植物です。
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シロバナナガバノスミレサイシン
- 2016年4月29日 12:15
- 花
きょうからゴールデンウイークに入り、お休みの方も多いかと
存じますが、いかがでしょうか?
お天気もよくなりましたが、風が強く、窓から見えるアベマキが
白い葉裏を見せています。
さて、きょうは瀬戸市の里山の湿り気のある林内で見つけた、
「シロバナナガバノスミレサイシン」をお届けします。
「白花長葉の菫細辛」と書きます。
スミレサイシンの名の由来は葉がウスバサイシンに似ることから・・。
それに長い葉で白い花なので、「シロバナナガバノスミレサイシン」
と名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
草丈は5~12センチ程。
長さ5~8センチ程の葉は細長い三角状の卵形で、基部はハート形。
先が尖っています。
葉の縁にはギザギザがあり、全体に毛はなく葉は柔らかい感じです。
葉裏や茎は暗紫色を帯びていました。
白い花は直径2センチ程で花びらは細めです。
距(花の付け根が後ろに飛び出たもの)は太くて短く、
花と同じく白色です。
花の正面は残念ながら写真が撮れなかったのですが、
側弁の基部には毛がありません。
花が咲いた後の葉は大きくなり、長さ13センチ、幅6センチ程に
なるようです。
岐阜県や長野県に近い三河の山の中でよく見られる
日本の固有種だそうです。
3~4月に咲きます。
本州(関東以西の太平洋岸)、四国、九州に分布します。
スミレ科の植物です。
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ヒゲケマルバスミレ
- 2016年4月28日 09:56
- 花
こちらは雨模様・・。
近所の公園ではサクラにとって代わって、今はヒトツバタゴ
(ナンジャモンジャ)が咲き、雪を被ったような白い花が満開です。
さて、里山の林の縁に白いスミレが群生していました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
私には初めて見るスミレでした。
古くから愛されてきたスミレの仲間は国内だけでも何十種類もあり、
見分けるのも結構大変です・・ふ~(^_^;;)。
マルバスミレか?と思ったのですが、側弁の基部には毛が
生えていたので
「ヒゲケマルバスミレ」としました。
きょうは「ヒゲケマルバスミレ」をお届けします。
「髭毛丸葉菫」と書きます。
花は白色で下の花びらには紫色の筋が入ります。
柱頭はカマキリの頭のような形です。
葉は丸みのあるハート形で2〜4センチ程。
葉の縁には丸みのあるギザギザがあります。
葉の両面と葉柄にも毛が生えていました。
距の部分は太めで長く、先がふっくらしており、
上に反り上がり、淡紫色を帯びています。
ガク片にくっついているところは、切れ込んでギザギザした形に
なっていました。
4月上旬~5月上旬頃に花が咲きます。
北海道、本州、四国、九州に分布します。
スミレ科の植物です。
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ヤマツツジ
- 2016年4月24日 17:58
- 花
あっという間に4月も過ぎ去ろうとしています。
今月初めに山歩きをした時に出逢った花「ヤマツツジ」をまだ
アップしてなかったので、きょう、お届けします。
「山躑躅」と書きます。
山野に普通に見られるツツジなのでそう名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
朱赤の花が2~3個咲きます。花は5裂し、雄しべは5本です。
花の中央に濃い朱色の斑点があります。
北海道、本州、四国、九州、屋久島に分布します。
ツツジ科の植物です。
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ヒメウズ
- 2016年4月22日 08:37
- 花
昨日、結構降った雨も上がり、いいお天気になりそうです。
さっそく、びしょびしょに濡れた傘を干しました (^-^*)ゞ
ベランダの日蔭にはカタツムリの姿が見えました。
玄関のナンテンの赤っぽい新芽や、次々と咲いてくる
生垣の紅白のヒラドツツジも生き生きと見えます。
さて、里山の大きな木の根元に小さな可愛い花がひっそりと
咲いていました。
ヒメウズでした。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
きょうは「ヒメウズ」をお届けします。
「姫鳥頭」と書きます。
ウズは鳥頭(トリカブト)のことであり、小さなトリカブトの意で、
花が小さく根がトリカブトに似ているところから名付けられました。
路傍や林の縁などに生えています。
高さは20~30センチ程です。
紫褐色がかった茎は少し枝分かれし、軟毛があります。
葉は3つの小葉で一つの葉(3出複葉)、それぞれの小葉は更に
切れ込んでいます。
花は枝の先に下向きに咲き、直径4~5ミリ程。
白い花びらに見えるのはじつはガク片だそうです。
写真ではわかりづらくてすみませんが、花びらは内側の黄色のもの
だそうです。
花びらよりガク片の方が長いようです。
↑上の方に緑の実が見えますね。
緑色した若い実は長さ8ミリ程で、先が尖っており、2~4個が
上向きに付きます。
花期は4~5月です。
関東以西の本州、四国、九州に分布します。
キンポウゲ科の植物です。
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ジロボウエンゴサク
- 2016年4月21日 11:21
- 花
友達からいただいたキンギアヌムが数年ぶりに花を付け、
満開になりました(*^^*)。
小さな可愛い蘭です♪
さて、やや湿った林の縁に紅紫色の花を見つけました。
細い茎の先に付いた小さな数個の紅紫色の花や、
柔らかい葉が繊細な感じがします。
きょうはこの「ジロボウエンゴサク」をお届けします。
「次郎坊延胡索」と書きます。
「次郎坊」は、昔、伊勢地方ではこの花を次郎坊、スミレの花を
太郎坊と呼んで、互いにその距を引き合って遊んだところから
きているそうです。
「エンゴサク」とは中国名(漢方薬名)の「延胡索」を日本語読み
したもののようです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは10センチ程です。
花は長さ1~2センチ程の筒状で、4~5月に紅紫色~青紫色の花を
咲かせます。
葉は二回三出複葉です。
先端は唇状に開き4つに分かれ、後ろの筒部は白色を帯び、
距となっています。
花のすぐ下に付く長さ3ミリ程のごく小さな苞葉は卵形で
切れ込みません。
・・・
関東以西の本州、四国、九州に分布します。
ケシ科の植物です。
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オガタマノキ
- 2016年4月15日 10:02
- 花
昨夜の熊本の大きな地震に遭われた方々には、お見舞い申し上げます。
まだ、余震の恐れも続いているようですが、どうか被害がこれ以上に
なりませんように・・お祈り申し上げますm(_ _)m。
さて、写真を撮ったまま忘れていた植物を思い出しました(汗)・・。
今、アップしないと時節を違うので、きょうは「オガタマノキ」を
お届けします。
「招霊の木」と書きます。
三月下旬に母の13回忌でお寺に出向いた時のこと・・。
木の下に何やら花びらがいっぱい落ちていて気づきました。
上を見上げるとオガタマノキの花が・・。
花はもう終盤で2~3輪しか枝に残っていませんでしたが、
初めてまともに花を見ることができました。
きょうは「オガタマノキ」をお届けします。
日本に自生するモクレン科では唯一の常緑樹で、
高さ20メートルにもなるそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
境内のは10メートル程でしたが、高木で全体は撮れませんでした(^^;)。
1センチ程の花柄があり、花の元は紅紫色を帯びています。
花は直径2~3センチ程で、同じモクレン科のモクレンやコブシよりも小さいです。
葉は互い違いに付きます。
葉の長さは5~12センチ程、倒卵状長楕円形で、先はやや細くなって
いますが鈍端です。
葉は肉厚で縁は波打ち、表は光沢があります。
葉柄があり、長さは2~3センチ程です。
葉裏は灰白色を帯びています。
樹皮は灰褐色です。↓
花びらは普通12枚あるそうですが、そこまで
確認できませんでした。
天照大神の天岩戸隠れの神話で、天岩戸の前で舞った
天鈿女命(アメノウズメノミコト)がこの木の枝を手にしていたとされ、
古くには榊とともに神前に供えていたそうです。
寺社に植えられることが多いです。
関東以西の暖地にまれに自生します。
その他、1円硬貨の図案は招霊の木のようです。
モクレン科の植物です。
参考:カラタネオガタマは中国原産で、日本でも庭木や生け垣として
よく植えられています。近所のお宅にもあります。
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ニリンソウ その2
- 2016年4月13日 13:18
- 花
朝から雨模様、斎場に行く途中、街路に植わった八重桜が
ピンク色に煙っていました。
さて、スプリング・エフェメラル、きょうは「ニリンソウ」を
お届けしたいと思います。
以前にも「ニリンソウ」はお届け
したのですが、
こんなに群生しているのは初めて見たので、
もう一度お届けしたいと思います。
2本の長い花の柄を伸ばし、先に花径2センチ程の白い花をそれぞれ
1本ずつ、計2本付けるので「ニリンソウ」と名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
茎につく葉は茎を抱いて3枚が輪生し、深い切れ込みがあります。
その中心から花茎を2本立てて花を2輪付けます。
花びらと見えるのはガク片だそうで、普通5枚で白色です。
花の径は2センチ程でイチリンソウよりひと回り小さい花です。
いい写真がないのが残念ですが、混在している所ではその違いが
目で見てよくわかりました。
ニリンソウの個体数はイチリンソウよりもずっと多かったです。
イチリンソウとほぼ同じ時期に咲きます。
葉の切れ込み方が違い、葉柄が全くないのが特徴です。
有毒のヤマトリカブトの葉によく似ているといわれます。
ニリンソウとヤマトリカブトは同じ環境に生え、若葉の頃は
とても似ているので注意が必要です。
キンポウゲ科の植物です。
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イチリンソウ
- 2016年4月11日 14:40
- 花
朝からは強い風が吹き、桜の花びらがどんどん舞い散っています。
そんな中、チューリップや藤の花は次々咲いています。
マンションのエビネの蕾にも色が付いてきました。
さて、きょうは・・先日、取り上げたスプリング・エフェメラルの
仲間の紹介です。
土曜日にイチリンソウとニリンソウが混ざった群落に出逢いました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
先に「イチリンソウ」をお届けします。
カタクリよりも遅く咲くので、同じスプリング・エフェメラルでも
既に上層の落葉樹林は葉を広げていて、やや日が射す林床下で
咲いているという感じでした。
ひとつの茎に花をひとつだけ咲かせるのでイチリンソウと
名付けられました。
そこここに数輪ずつの集まりはあるものの、イチリンソウの個体数は
ニリンソウよりもずっと少なかったです。
イチリンソウの花の径は5センチ程とニリンソウよりもひと回り
大きめの花です。
葉は切れ込みが深い。
蕾もありました。
キンポウゲ科の植物です。
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ヒカゲツツジ
- 2016年4月 8日 20:37
- 花
きょうは風が少し強く、桜の花びらも舞って車窓に付いたり
しました。
濃いピンクのベニバナマンサクやキクモモの花、地植えの黄色の
フリージア、カロライナジャスミン、白いユキヤナギの花が
目立ちました。
ヒラドツツジの花もボチボチ開いてきました。
さて、先日行った4月初めの山はヒトツバとヒカゲツツジの
オンパレードでした。
きょうは、ヒカゲツツジをお届けします。
「日陰躑躅」と書きます。
文字どおり、日陰に生えるツツジという意味ですが、日陰だけに
生えている訳ではなく、日向にも生えていました(^^;)
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ひとめ見た時、シャクナゲ?と思いました。
山地の岩や崖に生える常緑低木です。
クリーム色の花は3~4センチの漏斗形で、先が5つに裂けています。↓
長い雌しべが1本、雄しべは10本あります。↓
葉は披針形から広披針形で先は尖り、長さ3~7センチ、
幅1~2センチ程で枝先に互い違いに輪生状に付きます。
また、花は枝先に2輪から4輪付きます。
関東以西の本州、四国、九州に分布します。
ツツジ科の植物です。
この山ではシロハラ、ヒオドシチョウ、キチョウ、ルリタテハ、
ニホンカナヘビ、イボタガ
などいろんな生き物にも出会うことができ、
大満足しましたV(^_^)V。
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セントウソウ
- 2016年4月 7日 11:03
- 花
きょうは朝から雨となり、花嵐の一日です。
マンションの桜も雪が降ったようにアスファルトの地面に
降り積もっていました。
こちらではもう、桜ともお別れですね。
今年も十分堪能させていただき、有り難いことでした。
さて、先日出かけたカタクリが見られた山裾にはタチツボスミレや
ヒメカンアオイや
セントウソウがいっぱいありました。
きょうはセントウソウをお届けしたいと思います。
「仙洞草」と書きます。
セントウソウはセリ科の中では最も早く花を咲かせます。
まだソメイヨシノが開花する前頃から咲き始めるようです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは10~25センチ程で、小型で繊細な感じがします。
日の当たらない林や、登山道などでよく見かけます。
直径3ミリ程の小さな白色の花を多数付けます。
花びら5個、雄しべ5個、雌しべの先は2裂します。
北海道、本州、四国、九州の山野の林内や林縁などに生えます。
セリ科の植物です。
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カタクリ その2
- 2016年4月 3日 14:42
- 花
きのう、岐阜の木曽川縁の300メートル程の山に登ってきました。
山頂まで行きましたが、春霞の中、残念ながら遠くの山々の姿は
はっきり見えませんでした。
山裾にカタクリの群生地がありました。
「カタクリ」は早春にほかの草木に先駆けて芽生え花を咲かせると、
他の植物が大きくなる初夏には休眠に入ってしまう、いわゆる
「スプリングエフェメラル」のひとつです。
「スプリングエフェメラル」の例→フクジュソウ、セツブンソウ
カタクリはここ名古屋近辺では3月25日過ぎから見頃になります。
10日から2週間程で見頃は過ぎ、それから葉は枯れるのではなく、
溶けるようになくなってしまうのです。
開花寸前の蕾↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
平開した花↓
満開の花↓。はじめ短かった雌しべが伸びてきています。
反り返るのは日中の陽射しがある時で、夕方には傘のように閉じます。
カタクリの花は外側に3枚、内側には3枚の計6枚の花びらから
なっています。
さらに、先が3つに分かれた雌しべと、それを取り囲む6本の
雄しべからなっています。
花の付け根には濃い紫色のW字型の模様があります。
厚くて軟らかい葉は長楕円形や卵形で、開花株では2枚、
まだ花が咲かない株では1枚付きます。
北海道、本州、四国、九州に分布します。
が、四国や九州では稀だそうです。
きのうのカタクリはもう既にピークは過ぎているようでしたが、
まだ、元気な花もあって間に合ってよかったです。
この自生地には3年越しでやっと見に行けました。
地元の方々が保護、お世話して下さるおかげですね。
感謝(^人^)の一日でした。
過去記事はこちら→カタクリ
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マンサク
- 2016年3月 7日 18:26
- 花
きょうは気温は高めだったけれどお天気はあまりよくなかったですね。
そんな中、街路樹のハクモクレンが次々と真っ白な花を
開花させていました。
さて、きょうは・・・
里山の尾根道に一本だけあった「マンサク」をお届けします。
黄色のリボン状の花が咲いていました。
(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
あいにくどんよりとした曇り空なので花の色が冴えず
イマイチですが、多分、マンサクだと思います。
山野に自生するマンサクは花の中央のガクの部分が明るい赤色を
しているのが普通だそうですが、ガクの色は変異があるそうです。
マンサク科の植物です。
ブログ内関連過去記事はこちら→ シナマンサク
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アゼトウナ
- 2016年1月19日 11:54
- 花
きょうは、ここ名古屋の気温も低く、洗濯物も飛びそうな
強めの風が吹き、まさに冷たい冬の寒さですが、青空に
明るい陽が
さしているので救われます。
さて、大変お待たせしましたが・・、
予定の船には乗れなくなりましたが、次の船までの2時間半、
島の探検?でもしようということになりました。
この島も海岸植物が目立ち、
アシタバ、
トベラの実、
ツワブキ
がそこここに見られました。
海岸べりの崖にヤクシソウに似た黄色の花を見つけました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
連れ合いがアゼトウナかワダンのようだと申します。
私はその時、内心、なぜ畔になんか咲いてないのに??と
思っていましたが・・、帰宅して調べてわかりました。
「アゼトウナ」でした!
アゼトウナとは「畔唐菜」と書きますが、この「畔」は
田んぼの畔ではなく崖のことだそうです。
万葉集などでは「あず」や「あざ」は崖を意味してたそうです。
その「あず」や「あざ」が「あぜ」と転訛して「アゼトウナ」と
なったようです。
崖に生え、中国の菜に似た植物という意味になりますね。
アゼトウナは冬でも比較的暖かい海岸に生えます。
主に太平洋側の岩場や礫地、海岸に多いようです。
海岸べりの急斜面にも咲いていました。
肉厚の葉はロゼット状で、草丈は10センチ程です。
葉は互い違いに付き倒卵形でヘラ状で
縁には鈍いギザギザがあります。
黄色の花は直径1.3センチ程で花びらの先が
4~5つに切れ込んでいます。
図鑑には花期が8~12月となっていますが、暖冬のせいか?
この1月でも咲いていました。
強い潮風や塩害などもなんのその・・海岸の絶壁こそが
アゼトウナの住処なんですね。
たくましいですね~(^^)//""""""パチパチ。
本州(伊豆半島から紀伊半島)、四国、九州(大分県、宮崎県)に
分布します。
キク科の植物です。
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ヨメナ
- 2015年10月28日 17:30
- 花
住宅街を運転していたら、道を茶色っぽい鳥が横切りました。
静かに進んでチラリと見たら、白い斑点のある紋付鳥、ジョウビタキの
♂でした。もう冬鳥の姿を見る季節なんですね。
さて、きょうは・・森に行った時に見た「ヨメナ」をお届けします。
「嫁菜」という名は春の若葉が食べられ、秋に美しい花を開く
ことからムコナ(シラヤマギク)に対してヨメナと名付けられたようです。
山野のやや湿った所などで見かけます。
一輪しか咲いていませんでした。
すぐ横に蕾がありました。
お昼少し前に撮ったのですが、夜露?が残っていました。
開いてそう間もない花か・・瑞々しい花でした。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は互い違いに付いて、短い柄があり縁には粗いギザギザがあり、
よく見ると縁には微毛があります。
表面にやや光沢があります。
淡紫色の花はノコンギクとよく似ていますが、葉はノコンギクの
ようにはざらつきません。
春の若葉は菜飯、あえもの、天ぷらなど食用にされるそうです。
花期は7~10月です。
本州(中部地方以西)、四国、九州に分布します。
キク科の植物です。
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ネコハギ
- 2015年9月13日 09:49
- 花
先日の台風はこちらではお昼頃抜けましたが、抜けて間もなく、
窓から小鳥の声が・・。
ベランダに出て、声の方向を探すと階下の庭木にエナガの姿が
5~6羽見られました。
エサを求めてやってきたようです。
えらいものだなぁ~と感心しました。
さて、きょうは・・先日、瀬戸で見た「ネコハギ」を
お届けします。
イヌハギに似ている事から・・また、イヌハギに比べ更に小型で
あることから、犬に対して猫でネコハギと名付けられたようです。
路傍や荒地など乾燥した場所にに生えます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
茎は丈夫で開出毛 (茎や葉などの面に対して直角に伸びている毛)
を密生し、地面を這っていました。
葉は3つの小さな葉が集まり、ひとつの葉になっています。
葉は両面、そして縁にも黄褐色の柔らかい毛が密生しています。
7~8ミリ程の目立たない白い蝶形花が数個ずつ集まって付きます。
白色の花の中心付近に紅紫色の班紋があります。
花期は8~10月です。
本州、四国、九州に分布します。
マメ科の植物です。
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ユーコミス
- 2015年7月26日 14:32
- 花
暑中、お見舞い申し上げます♪
連日うだるような暑さですが、皆様おかわりありませんか?
熱中症などで(;´ρ`) グッタリしないよう、人間もさることながら、
植物への水遣りも毎日欠かせません。ふ~(^_^;;)。
きょうはベランダの「ユーコミス」をお届けします。
ユーコミスというより、「パイナップルリリー」の別名で流通
していることが多いです。
花の茎の頂点には「苞葉」と呼ばれる葉っぱが付き、花の咲く姿が
パイナップルみたいなので、そう名付けられました。
5月下旬頃にお友達からパイナップルリリーの球根を2つ頂きました。
鉢に2ついっぺんに植えて2週間程したら、花芽が付きました。↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
それから2週間経ち、花芽がぐんぐん伸びてきました。↓
また10日ほど経ったら、初めて花が一番下に1つ開きました。↓
それから2日後↓
葉の幅は6センチ、長さは1メートル程もありました。
アップで・・↓
そして、どんどん下から順に花は咲き上がっていき、
昨日はほぼ満開でした。
ちなみに花序は1本が22センチ、もう1本は40センチ近くありました。↓
花茎は60センチ、直径は2センチ程ありました。
上の方の新しい花をアップします。↓
正直、とても大きくなるので、狭いベランダでは気の毒でしたが、
咲き始めから咲き終わりまで1ヶ月以上楽しめます(*^^)v。
南アフリカ、中央アフリカの原産です。
ユリ科(APG体系ではキジカクシ科)の植物です。
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ミニバラ
- 2015年7月18日 18:30
- 花
台風の影響がやっとなくなったようで、セミも盛んに鳴いています。
皆様のお宅は大丈夫でしたでしょうか?
そういえば、台風が来る前の日あたりに、ダイサギが飛んでいくのを
初めて見ました。しかも一日の内に2度も・・。
山崎川から天白川にでも移っていったのかしら?
このところ所用が重なり、なかなかフィールドに出かけられません。
きょうはベランダの植物でご勘弁を・・m(_ _)m。
去年の秋によそから苗でいただいたミニバラをお届けします。
残念ながら秋に咲いた白のバラは絶えてしまいましたが・・。
まずは5月下旬に赤と黄の二色混じり(径3センチ程)のが咲きました。
調べたら「バミューダフォーエヴァー」という名のようです。↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
7月初めには黄色(径5~6センチ程)が・・。
これは一番外側の花びらだけが白っぽいのです。
名は「アンティーブフォーエヴァー」というらしい。↓
そして先日、ピンク(径3.5センチ程)のが・・。
名を調べたのですが確証できず・・(x_x)。↓
黄色が一番元気でたくさん咲き、株も大きくなり、
今も元気でまだ蕾をいくつか付けています。
ピンクのもまだ数輪咲いていますが、株はあまり大きくありません。
混色のは秋まで頑張ってほしいものです。
昔のより、今のミニバラの方がミニと言っても大きく咲くようです。
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ホタルブクロ
- 2015年7月 7日 10:16
- 花
きょうも時折小雨が降る梅雨空ですが、近所の高校から
応援の声が聞こえてきます。
さて、さきおととい、ドライブの途中の小雨模様の中、
路傍に白い「ホタルブクロ」を見つけました。
ホタルが舞うのと同じ頃に咲き出すこの「ホタルブクロ」を
きょうはお届けしたいと思います。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ガク片の間に反り返った付属片があります。↓
花の内外にも毛があり、特に内側には長い毛があります。
茎葉にも毛が多い。
花の中を見ると、雌しべが1本、白い柱頭はまだ開いていない
ようでした。
雄しべは奥の方にあり、わかり辛いのですが、5本あり、
白いのが花糸で、淡黄色のは葯のようで、それぞれ先が
萎れています。
その他、花色は赤紫と白があり、関東では赤紫が、
関西では白が多いそうです。
キキョウ科の植物です。
ブログ内関連記事はこちら→ヤマホタルブクロ
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ミヤマイボタ
- 2015年7月 5日 20:42
- 花
おととい、セミの初鳴きを聞きました。
きのうは時折小雨が降る梅雨空でしたが、西の方へドライブ
してきました。
行きは三重県を通って滋賀県まで行ってきました。
道路の際にはネムノキの赤い花が咲いていました。
帰りは岐阜県まわりで愛知県に帰ってきました。
養老SAではトウネズミモチの花が咲いていました^^;;。
さて、きょうは山の林縁で出逢った「ミヤマイボタ」を
お届けします。
「深山水蝋」と書きます。
深山(ミヤマ)のイボタノキから名が付きました。
イボタノキという名は、イボタノキに寄生するカイガラムシ科の
イボタロウカイガラムシの雄が分泌する蝋(ろう)がイボを
とるのによいと言われたことによるそうです。
イボトリノキの名があり、イボトリノキが転訛して、イボタノキに
なったそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
イボタノキ(水蝋の木)よりも標高の高い所に自生する高さ
1~3メートル程の落葉低木 です。
上部で多く枝分かれして灰色です。
葉は、向かい合って付き、楕円形で先は尖っています。
若い枝には細かい毛があります。
花は白色で4つに分かれています。
北海道、本州、四国、九州に分布します。
モクセイ科の植物です。
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ミヤマハハソ
- 2015年7月 3日 12:23
- 花
ベランダで今年は黄色のミニバラが8輪も咲き、とてもうれしいです。
ベゴニアも次々と咲き始めました。
さて、きょうは山の林縁で出逢った「ミヤマハハソ」を
お届けします。
「深山柞」と書きます。
葉がコナラ(別名ハハソ)に似ているため名付けられました。
別名はミヤマホウソとも言います。
直径4ミリ程の淡黄色の小さな花を多数つけていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
よく見るとまだ蕾のようですが・・。
枝は細くて暗紫色を帯び、先は垂れ下がることが多いようです。
樹皮は黒紫色で 丸っこい皮目があります。
長さ5~15センチ程の葉は互い違いに付き、先は尾状に伸びます。
葉の縁は粗い波状のギザギザがありますが、葉脈の先が芒状に
突出しています。
葉の粗い毛があります。
雌雄同株で落葉低木です。
本州、四国、九州に分布します。
アワブキ科の植物です。
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ヒキノカサ
- 2015年6月27日 20:13
- 花
今朝、ベランダで今季2本めのキュウリを収穫しました\(^o^)/
パリッとした歯触りで、葵のご紋の断面も瑞々しく、とても
美味しゅうございました(*^^*)。
さて、きょうは面の木園地で出逢った「ヒキノカサ」をお届け
したいと思います。
「蛙の傘」と書きます。
湿地に生える花を同じ湿地にいる蛙の傘に見立てて名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さ10~30センチ程。
茎葉には毛が多い。
茎の下部の葉は深く3つに切れ込んでいます。
上部につく葉は細い葉です。
直径1.5センチ程の黄色で金属光沢のある花を付けます。
花びら5枚です。
雄しべも雌しべも多数あります。
花期は4~5月と書いてある本が多いですが、写真を撮ったここは、
標高1100メートル程あったためか6月20日に花が咲いていました。
1週間前の6月13日には、水たまりにテングチョウの群れがいただけで、
花のかけらもありませんでした(x_x)。
水辺など湿った所に生育します。
関東地方以西の本州、四国、九州に分布します。
キンポウゲ科の植物です。
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ウリノキの花
- 2015年6月26日 10:32
- 花
この雨の中、窓を開けてボーッとしていると・・
カラスが啼きながら飛んでいきました。
餌探しかな?・・ご苦労さま~♪
ベランダのキュウリが食べ頃の大きさになりつつあり、
ちょっぴり気になるのですが、きょうは雨が降ってるし、
明日か明後日が収穫時期かな?
多分、明後日がタイムリミットかな?・・
などとと思いつつ・・。
さて、今月三回通ってやっと撮れた「ウリノキの花」(*^^)v
これぞ、三度目の正直!
さっそくお届けすることにしましょう~♪
最初に見た時はまだ蕾で、棒のような形でした↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
1週間後に訪れた時は、まだ蕾のまま1つも咲いておらず・・(泣)
最初から2週間後にやっと開花したものが見られました!(*^^)v↓
まるで、葉の下にいくつもの風鈴が吊り下がったよう?
いや、フィギュアスケートしている人の形みたいな・・(笑)
花びらは6枚あり線形で、長さ3~3.5センチ程。
開くと外側にくるくると巻きあがっています。
雄しべは6~8本あり、葯は黄色で細長い。
雌しべは1本で、雄しべより少し長く突き出ているようです。
花を上から見ると・・↓
ま~、何にしても、とてもユニークな形ですね~(≧∇≦)ъ グウッ!
秋に付く実はこちら→去年撮ったウリノキの実
↑
是非、こちらもあわせてご覧下さいm(_ _)m。
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サワダツ
- 2015年6月23日 12:26
- 花
きのうは夏至でしたね。
きょうから少しずつ、昼間の時間が短くなっていくのですね^^;
お昼少し前、マンション内のいつもコシアキトンボが回旋している
場所の少し上空をシオカラトンボ?が舞っている姿を見ました。
また、庭にクロアゲハが来ました。
さて、きょうは山での「二番めの収穫」をお届けしたいと思います。
山地の湿った林内の日陰に何だか暗い赤のような色をした花が
見えました。
初見の「サワダツ」でした~\(^o^)/。
↓の写真の上の方
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「沢立」と書きます。
アオジクマユミ(青軸檀)とも呼ばれるようです。
なぜなら、枝だけでなく幹も緑色になるのが特徴だそうです。
樹高1メートル程の落葉低木で枝は横に伸びていました。
葉は卵形で向かい合って付き、縁に細かいギザギザがあります。
葉の先は尾状に長く尖っています。
葉の脇から2センチ程の柄を出し、その先に直径8ミリ程の暗赤色の
5弁の花を1~3個つけます。
雄しべは5本、雌しべは1本です。
本州、四国、九州に分布します。
ニシキギ科の植物です。
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バイカツツジ
- 2015年6月 9日 22:45
- 花
6月に入り、4日に毎年恒例のコシアキトンボの姿を
マンションの庭で見ました。
そして、昨日(8日)こちらは梅雨入り宣言が発表されました。
きょうの記事は5月末に行った八曽山の植物です。
山地の林縁にナツハゼに続き、「バイカツツジ」を見つけました。
「梅花躑躅」と書きます。
花がウメの花に似ているため名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは1~2メートル程の落葉低木です。
樹形は全体に細くひ弱な感じがします。
枝は灰褐色で細く、枝先に集まって互い違いに葉を付けます。
葉は薄く、葉柄に長い毛があります。
葉表には毛が散在し、葉裏の主脈上には長い毛があります。
花は直径2センチ程で、5つに切れ込んで反り返っています。
そして花には白地に紅紫色の斑点があります。
それが赤い輪のようにも見えます。
雌しべは1本、雄しべは5本ありますが、うち下3本は長くて
目立ちます。
また、花の真ん中には白い綿毛が見えています
北海道南部から本州、四国、九州に分布します。
ツツジ科の植物です。
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ナツハゼ
- 2015年6月 6日 10:21
- 花
先週、ウグイスやセンダイムシクイ(♪焼酎一杯グイーッ!)の声や、
川のせせらぎの音を聞きながら長い林道を歩いて行きました。
その林道は、どこにでもテイカカズラがあり花を付けていました。
また、草むらには色とりどりのケムシがおり、目の前にちょいちょい
ぶら下がっていたりしました^^。
大きな岩の所を通りかかると、テングチョウが数十匹の群団でお出まし~^^。
まさにテイカカズラとケムシとテングチョウのオンパレード!
今までにない凄い光景を見せてもらった後、滝に着きました。
とても良い滝でリフレッシュした後、いよいよ山頂へと・・・。
途中の林縁にスズランのような小さな花が咲いている木を見つけました。
「ナツハゼ」でした。
というわけで・・きょうはナツハゼをお届けします。
「夏櫨」と書きます。
夏にハゼノキのような紅葉が見られることから名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは1~3メートル程の落葉低木です。
ナツハゼはこの山のように花崗岩の土を好むようです。
茎は赤味がかった緑色で毛が生えています。
葉は互い違いに付き、長さ4~10センチ、幅2~5センチ程になり、
先は尖っています。
葉の両面に粗い毛が生え、縁にも毛がはみ出るように生えているため
一見ギザギザに見えます。
花は赤っぽく、長さは4~5ミリ程の鐘形です。
花の先は浅く5裂して反り返っています。
雄しべ10本、雌しべ1本あります。
枝は灰褐色です。
花期は5~6月。
実は晩秋に黒く熟すと甘くなり美味しく食べられるそうです。
北海道、本州、四国、九州に分布します。
ツツジ科の植物です。
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ツクバネ
- 2015年5月28日 11:26
- 花
先日、一週間ぶりにジャケツイバラのあった場所を訪ねたら、
花はもう一輪も無くなっていました。
その後、久々に猿投山に向かいました。
今まで登ったことのないルートで行きました。
普段、運動不足なので結構こたえました(汗)。
きょうは猿投山で出逢った「ツクバネ」をお届けします。
「衝羽根」と書き、実が羽根つきの羽根に似ているので、
名付けられたそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さ1~2メートル程の落葉低木です。
枝は多く分枝し、水平、やや垂れ気味です。
長さ3~7センチ程の葉は向かい合って付いており、縁には細かく
浅いギザギザがあり、先端は尾状に尖っています。
葉先に何やら緑のプロペラのようなものが付いています。
これが名の由来のツクバネの羽根か・・。
これは雌花でした。
雌花は枝先に1個つき、4枚の羽根のように見えるのは苞だそうです。
なおも、周囲のツクバネの木を見てまわると、先ほどとは違う花が
付いているのを発見!
小枝の先に淡緑色の4ミリ程の小さな花が付いていました。
また、若い枝は緑色ですが、古い枝は淡い灰白色です。
こちらの花が雄花でした。
木陰で少しボケ気味ですが、反り返った花びらの四角形の花には
ポツポツと白っぽい4個の雄しべが見えます。
隣には蕾の花も付いていました。↓
ツクバネは雌雄異株で、モミ、ツガ林に生える半寄生植物だそうです。
本州(関東地方以西)、四国、九州北部の山地に分布します。
ビャクダン科の植物です。
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ジャケツイバラ
- 2015年5月18日 07:19
- 花
マンションのサツキもだんだん咲いてきました。
きのう3ヶ月半ぶりに、フィールドに出かけることができました(*^^)v。
矢田川の上流を車で走っていたら、黄色の花が目に飛び込んで来ました。
川岸の木に絡まって黄色の美しい花を咲かせていました。
車を停めて黄金色に輝くその花を撮りました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ジャケツイバラでした。
「蛇結茨」と書き、枝がもつれながらくねっているさまを、
ヘビがからみ合っている様子に見立てて名付けられたそうです。
つる性の落葉低木で崩壊地や河原等の日当たりの良い所に生えます。
葉は2回偶数羽状複葉です。
はっきりと名前はわかりませんが、いろんな虫が訪れていました。
真ん中あたりに花の雄しべにとまっている虫が見えますが、
ハチの一種かな?↓
それぞれの花が同じくらいの長さの花柄を持ち、多数の花が花軸に
付いている(総状花序)ことが、真上から見るとよく解ります。↓
じつは、5年前のちょうど今頃、安倍川に行った時にもジャケツイバラは
撮ったことがあるのですが、未アップだったようです_(・_.)/ コケッ。
ここに一枚アップしておきます。↓
花びらは5枚で、上側の1枚だけがやや小さく、その花びらの中央には
赤っぽい網目紋があり、雄しべは赤色を帯びています。
そして、枝にはカギ状の鋭い刺があります。
宮城・山形県以南の本州~琉球まで分布します。
マメ科の植物です。
おまけ?:撮りおえたとたん、何やら水辺に同じ黄色の色を持つ
小鳥の姿を発見!
キセキレイでした。
あわててカメラを向けましたが、ふられてしまいました~(^_^;;)。
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エンドウ
- 2015年5月14日 08:15
- 花
昨日、マンションの庭でツバメを2羽見かけました。
マンションの庭でツバメを見たのは初めてでしたが、
先月の6日に車窓からツバメの姿を見ています。
明日から徐々にお天気は下り坂とか・・。
さて、きょうはエンドウ(豌豆)の花をお届けします。
これは白花品種です。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
数千年以上の歴史を持つ古い野菜「エンドウ」ですが、
私の中ではエンドウと言えば、みつ豆がまず頭に浮かびます(笑)。
みつ豆の豆はアカエンドウ(赤豌豆)です。
アオエンドウ(青豌豆)は煎り豆や煮豆、餡(鶯餡)などに
加工されます。これらは硬莢種(こうきょうしゅ)と言われます。
サヤエンドウは軟莢種と言われ、豌豆の莢がまだ柔らかい時に
摘み取ったものはキヌサヤ(絹莢) といいますね。
莢の中の若い豆はグリーンピースで、若い茎葉は豆苗ですね。
10年ほど前に「ツタンカーメンの赤エンドウ」を育てたことがあります。
父に5月の連休中に播くように言われ、そのようにした記憶です。
これは花も莢も豆も赤色でした。
この豆を入れて炊いたらご飯がお赤飯のように染まりました。
そういえば、今春は生タケノコを2回料理しましたが、
サヤエンドウの卵とじはまだ一度しかしていません^^;
マメ科の植物です。
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ナツメグゼラニウム
- 2015年5月 9日 14:28
- 花
連休中に、ベランダのナツメグゼラニウムの花が咲きました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
南アフリカの高地原産で、高さは30~40センチ程。
半耐寒性ですが、こちら名古屋は暖地なので戸外でも十分越冬します。
5月~9月頃、小さな白っぽい色の花を咲かせます。
かわいい小型のセンテッドゼラニウム(匂いゼラニウムのこと)の
「ナツメグゼラニウム」です。
数年前、花屋さんで買い求めました。
普通のゼラニウムは匂いがちょっと...という方でも、
センテッドゼラニウムならきっと大丈夫だと思います(^o^)v。
葉表↓
ビロードのような柔らかな感触の葉は表裏とも短く細かい毛がいっぱい。
葉裏↓
触るだけでもとても強い芳香が指先に残ります。
一般的なゼラニウムと同じで、日当たりを好み、
やや乾燥した環境を好みます。
フクロソウ科の植物です。
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ノミノツヅリ
- 2015年4月28日 11:44
- 花
マンションの椿や沈丁花もほとんど終わり、花壇のチューリップ
も終盤となりました。
でも、例年より遅めですが、ケヤキの黄緑色の新葉がふき、
とても美しいです。
さて、先日行ったスーパーの駐車場のコンクリートの割れ目に、
地味ですが、可愛いノミノツヅリの白い花が咲いていました。
きょうは「ノミノツヅリ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「蚤の綴り」と書き、綴りとは短衣のことを指すそうです。
その小さな葉をノミの衣服にたとえたものだそうです。
乾燥した日向を好み、最初は横に這いますが花が咲く頃には
立ち上がり、
節ごとにそれぞれに葉を向かい合って付け、
次第に大きな株になります。
花は直径7ミリ程で、鋭く尖ったガクよりも少し花びらが短い。
茎は細いが堅く、細かな下向きの毛があります。
葉は長さ3~7ミリ程、幅は1~5ミリ程で葉柄がなく、先端は尖り、
表面には毛があります。
ナデシコ科の植物です。
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ハナミズキ
- 2015年4月26日 11:26
- 花
昨日、久しぶりに古書店を覗いてきました。
ご店主はお元気でしたが、夏頃には閉店されるとか・・。
寂しいかぎりです。
3点買い求め、2点取り置きしていただきました。
その帰りに、行きつけの喫茶店でハニーコーヒーを
飲んできました。
バロック音楽のBGMが心地よく、お店の窓越しには
赤い大輪のバラが一輪咲いていました。
さて、ハナミズキがあちこちで綺麗に咲いていますね。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
きょうは「ハナミズキ」をお届けします。
ハナミズキといえば、一青窈♪なんちゃって☆\(^^;ナンデヤネン
あ~、歌いたくなってきたぁ~~\(*^o^*)/。
脱線してすみませーん_(・_.)/ コケッ。
別名は「アメリカヤマボウシ」です。
カナダ~アメリカにかけての北米大陸東側の原産です。
バージニア州の州花であり、ジョージア州アトランタの市の花
だそうです。
明治45(1912)年、当時の東京市長の尾崎行雄がアメリカの
ワシントン市の親日家にサクラの苗木を送った返礼として、
大正4(1915)年に日本に送られてきました。
当時送られた原木があるのは、以下の3か所だそうです。
都立園芸高等学校(世田谷区) 白2本
農水省果樹試験場・興津支場(静岡県清水市) 白1本
東京大学理学部付属(小石川)植物園(文京区) 白1本
高さは4~10メートル程です。
大きな花びらのように見えるのは実は総苞片(花のつけ根の葉)で、
中心部にあるのが本当の花です。
直径5ミリ程の4枚の花びらがある目立たない花が集まっています。
白、赤、ピンクの花色があり、庭ばかりでなく、公園や街路樹等に
よく植えられており、人気があります。
枝は横に張り出しています。↓
ミズキ科の植物です。
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アカシア フロリブンダ
- 2015年4月13日 21:56
- 花
近頃、雨がよく降りますね。きょうも雨。あすもどうやら雨らしい。
ソメイヨシノに替わって枝垂桜や八重桜が見られるようになりましたが、
この雨で少し精彩を欠いています。
さて、近所の某邸宅脇にシンボルツリーのように植えられたと
思われる木が、私の中では数年前からワカラン木として、
車窓から見るたびにずーっと気になっていました(^^;)。
ヤナギのように細い葉で、枝は風が吹くとなびいていました。
先日、いつもより少し黄色く見えたので、新芽がふいたのかな?
と思いながらも通り過ぎていました。
が、どうしても気になり、風の強い日でしたが決死の覚悟で(笑)、
間近まで行って見たら・・なんと!花が咲いているではありませんか?
花は薄い黄色でむしろ白っぽくも見えていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
帰宅して調べたら、「アカシア フロリブンダ」でした。
アカシアの仲間だったんですね。
世界には約1350種のアカシアがあり、約1000種がオーストラリアで
発見されているそうです。
これは、オーストラリア東南部が原産のアカシアで、樹高が高く、
ブッシュ状に生長するそうです。
柔らかいクリーム色の花が穂状に咲くとのこと。
「ヤナギバアカシア」とも呼ぶようです。
ところで、「アカシア」は日本ではミモザという名前で販売されて
いることが多いとのこと・・ご存じでしたか?
ミモザといえばたくさんの小さな黄色のポンポン咲きの可愛い花で、
いつも心を明るくさせるイメージがありますが・・。
これはだいぶイメージとは遠く、渋~いですネ。
マメ科の植物です。
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オオキバナカタバミ
- 2015年4月11日 10:43
- 花
庭のアオキの花も
終わり間近になり、
近所のベニバナトキワマンサクの紅色の生垣が目立ってきました。
街路樹のハナミズキにも花が咲いてきました。
車で通った道では赤よりも白い花の方が
多かったです。
さて、先日の晴れた日に日当たりの良い道端に花の形といい、
葉の形といい、明らかにカタバミの仲間を発見!
長い茎の先に大きな黄色の花がめちゃ目立っていました。
私を調べて~といわんばかり(笑)↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
花びら5枚の花の直径は3~4センチほどあります。
雄しべが見えていますが10個あり、内側の5個は長く、
外側の5個が短いようです。
雨の日にまた見に行ったら、花は下向いて閉じていました。
気になったので調べてみたところ・・・、
「オオキバナカタバミ(大黄花片喰)」でした。
何、何?!葉には暗紫色の斑が入っているとのこと・・。
え~っ?!気付かなかったわ。
日を改めて、もう一度撮影しに行きました(^^;)。
ちゃんと入っていました(^。^;)ホッ!
ハート形の葉が3枚集まって一つの葉になっています。
南アフリカ原産の帰化植物で、明治時代に観賞用に持ち込まれ、
現在でも栽培されていますが、野生化しているものも多いそうです。
カタバミ科の植物です。
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アメリカスミレサイシン
- 2015年4月 9日 10:40
- 花
桜も雨の中、何とか入学式までもってよかったです。
桜の木の下は一面ピンクの絨毯が敷かれたようになり素敵でしたが、
今はソメイヨシノもほとんど葉桜になりつつあり、最後の花吹雪の
数枚が車の窓に名残をとどめているばかり・・。
さて、3日ほど前、街の閉鎖したレストランの前を通りかかったら、
すぐ前のコンクリートの割れ目にスミレを発見!
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉はハート形で縁にギザギザがあり、濃い緑色をしています。
距(きょ:横から見ると花の後ろに出っ張った部分)は太くて短めです。
花をアップにして見ると・・↓
花の周辺部の色は白く、中心部は青紫色の縦筋が四方に走っています。
この、白色の花びらで中心が紫色のものを"プリケアナ"と言う
のだそうです。
ビオラ・ソロリア (=アメリカスミレサイシン Viola sororia Willd.)は
北アメリカ原産で、 日本へは明治時代に渡来し、 逸出したものが
一部で野生化しているようです。
ご本家の北米ではよく栽培されている植物で、その名も
common blue violetと呼ばれ、北米の代表的なスミレだそうです。
イリノイ、ロードアイランド、ニュージャージー の3州では、
この花を州花にしているそうです 。
スミレ科の植物です。
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セリバオウレン
- 2015年1月18日 11:59
- 花
昨日は朝から照ったり曇ったりで寒い日でしたが、久しぶりに
フィールドに出かけました。
途中の道路には只今の気温5度の表示あり。さぶっ!ぶルルル~。
アラレも途中で降りだしてきました。
きょうは、昨日出逢った「セリバオウレン」をお届けします。
「芹葉黄蓮」と書きます。
葉の形がセリに似ているオウレンなのでセリバオウレンと名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉が2回3出複葉が特徴です。
(2回3出複葉については過去記事のコセリバオウレンをご覧ください。)
冬のフィールドに出たものの、なかなか花のある植物を見つけられず、
諦めて帰ろうかと思いつつ、それでも下ばかり見ていると(笑)
何だかセリのような葉を付けた植物があちこちに・・。
帰り際ギリギリになんと薄暗い林床に白い花をつけていたのを発見!
ラッキー! 「セリバオウレン」でした!
よく見ると次々と周りに開花株が・・。
ひとつ見つけると芋づる式に・・こういうことはよくあることです。
せいぜい径1センチ程の小さな花です。
草丈は4~7センチ程で、茎は赤紫色でした。
花びらよりも長くて先のほうが尖り、基部のほうがやや広い白いガクが
5~7枚あり、ガクも花びらのように見えてしまいます。
本州と四国に分布します。
昨日は冬の林床の光景の中で春の足音を聴くことができ、
とてもうれしい日でした^^。
キンポウゲ科の植物です。
過去記事はこちら→ コセリバオウレン
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リリアン その2
- 2014年12月14日 20:29
- 花
朝からシマトネリコの木に何羽かメジロの姿が見受けられました。
きょうは少しみぞれのようなものも一時降りましたが、合間をぬって
選挙へ行って来ました。
部屋の中では今咲いているのはリリアンです。
きょうはもう一度、リリアンをお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
直径4.5センチ程の白い花です。
・・・
・・・
花の後ろ姿↓
葉も花も楽しめるベゴニアです。
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夢幻
- 2014年12月 2日 22:28
- 花
雨上がりで風もあり、少し寒かったですが、従妹との
久しぶりの"きもので~"でした。
二人でしゃなりしゃなり、桑山美術館へ出かけました。
茶道具展で見応えがありました。
燈籠の多い庭園に、終わりがけの紅葉も風情がありましたが、
白やピンクの椿も咲いていました。
金魚葉の椿は蕾でした。
帰りに寄った寿やの栗パフェも格別で、いい日でした^^v
さて、きょうはちょうど部屋でタイミングよく咲いている、
木立性ベゴニアの"夢幻"をお届けしたいと思います。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
もうすぐ開くかな?↑
開いた花
葉表は濃い緑に斑が入り、裏は銅葉です。
影絵付き・・↓
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オヤマボクチ
- 2014年11月23日 11:57
- 花
あちこちで紅葉狩りの便りが聞かれます。
とても良いお天気で、行楽地も満員でしょうね^^;。
さて、きょうは、大変遅くなってしまいましたが、
ひと月ほど前に撮った「オヤマボクチ」をお届けします。
「雄山火口」と書きます。
葉裏に白い毛が密生していて、昔はこれを集めて火打ち石の
火花を移しとる火口(ホクチ)にしたことから名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
山地にあって、高さは1メートル~1メートル50センチ程です。
茎先に直径4~5センチ程の頭花が横向き、またはやや下向きに
付いています。
筒状花は紫色をしています。
葉の裏には白い綿毛が密生していて白く見えます。
信州ではこの葉の裏の繊維をお湯でゆっくりもどし、蕎麦の繋ぎに
使っている所があるそうです。
上の方の葉は小さく楕円形、互い違いに付いています。
下部に生える葉は長さ15~35センチ程の
三角状の卵形で、先は尖り、基部はハート形、縁には不揃いのギザギザ
があります。
開花時期は9~10月です。
北海道西南部、本州(青森県~岐阜県)、近畿以西にはありませんが、
四国にはあり、また中国地方の中南部にも分布しているそうです。
キク科の植物です。
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ホソバノツルリンドウ
- 2014年10月27日 21:59
- 花
きょうは昼間は外を歩くと暑いくらいだったのに夕方から急に
冷え込んできました。
なので、夜は鍋にしました^^。
一週間のご無沙汰でしたが、蛇峠山の植物をお届けしたいと
思います。
朝露がまだ残っている8時半頃に山に入って、20分程歩いて
見つけました。
ホソバノツルリンドウ(細葉の蔓竜胆)です。
他の植物にからみついて伸びるつる性の植物です。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ツルリンドウに似ていますが、茎は細く緑色です。
細い葉が向かい合って付き、披針形で先は長く尖っています。
蕾のもありました。
葉は主脈のみ目立ちます。
長い柄があり筒状の花は、先が4裂しています。
花が下を向いているので、失礼して・・^^;
雌しべの先の柱頭が見えています。
11時頃、こんなにたくさん花が付いていたのを発見!↓
北海道、本州、四国の山地に分布します。
リンドウ科の植物です。
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クコ
- 2014年10月12日 15:52
- 花
昨日と今日の午後、南の庭にエナガの群団が訪れました。
そして昨日、近所を歩いていたら、雑木林を囲むフェンス越しに
小さな淡紫色の花がひとつチラッと見えました。
きょうはこの花「クコ(枸杞)」をお届けします。
角の明るい場所に生えていました。
葉は2~3センチ程で柔らかく、節に数葉ずつ集まって付いています。
1~2センチ程の小枝の変化した短い刺が互い違いに付いています。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
角を曲がると、あ、まだ二つ、三つ咲いていました。
直径1センチ程の小さな淡紫色の花ですが、整った綺麗な花です。
横顔です^^↓
開花期は夏~初秋です。
細くて華奢な体つきをしていますが、落葉低木だそうです。
葉を乾燥したものは枸杞葉(くこよう)、成熟した実を乾燥した
ものは枸杞子(くこし)、根の皮を乾燥したものは地骨皮(じこつび)
として古くから利用されています。
ナス科の植物です。
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ヤマジノホトトギス
- 2014年10月 2日 22:35
- 花
最近、メジロの集団が庭にやってきます。
可愛い声で鳴いて木から木へ移っていきます。
さて、きょうはヤマジノホトトギスをお届けします。←あれぇΣ( ̄□ ̄;)!?
メジロに関係ないの?(¬_¬)ジロッ (笑)
どうも すみませぇーん。(*^o^*);;
では、改めまして・・ヤマジノホトトギスは「山路の杜鵑草」と書きます。
花にある斑点が、野鳥のホトトギスの胸の斑点に似ていることから
「ホトトギス」と名付けられましたとさ・・。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは30~60センチ程です。
葉は互い違いに付いて、楕円形で先は尖り、基部は茎を抱いています。
班紋がある葉もありました。↓
茎に毛が多いようです。
花の形はとてもユニークで、なぜだか?私には江戸時代の町火消しが使う
纏いのように見えてしまうのですが・・(笑)。
紫色の斑点のある花びらは、外3個と内3個の合計6個あり、
平たく開いています。
そり返らないようです。
また、内外の花びらの幅が違います。
花びらの基部は紫色が濃く見えます。
雌しべの花柱には斑点がなく、柱頭が3裂して、それぞれの裂片の先が
2裂しています。
そして、柱頭の先にだけ紅色の斑点があります。
よく見ると、雌しべから蜜のような液が分泌されているようです。
その他、雄しべは6個です。
花期は8~10月。
北海道~九州の里山や山地の林内や林床に生えます。
ユリ科の植物です。
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メドハギ
- 2014年9月23日 20:53
- 花
ポストに投函しようと舗道を歩いていたら、ギンナンが踏みつぶされて
いました。上を見たらいっぱい実が付いていました。
すぐそばの藪にではマルバルコウソウとヒガンバナがコラボ。
ヤブガラシの花にな、なんとオオスズメバチ?コガタスズメバチ?が・・。
うわっ!と言いそうでしたが、そーっと静かに退散いたしました(汗)。。
怖くて~顔の下の突起の数など数えておられませんでした^^;;
さて、きょうは面の木峠に行く途中で出あった「メドハギ」をお届けします。
名の由来は、筮萩(めどぎはぎ)の略で、占いの一種である筮竹(ぜいちく)
を「めどぎ」といい、竹のかわりに、昔、メドハギの茎を使われた
ことからだそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
日当たりの良い道路脇に生えていました。
茎の高さは60~90センチ程。
茎は直立してよく枝分かれし、全体の姿は逆さまに竹箒を立てたようです。
上から見たところ↓
茎はやや木質化し、稜があり伏毛があります。
葉はマメ科に普通の三出複葉(小葉3枚からなる葉)で、互い違いに生えます。
小葉はかなり細長く長さ2センチ程で、3本指を立てたようにも見えます。
小葉の先には芒状突起があります。
また、葉裏には白色の伏毛があります。
茎に沿って葉の脇にマメ科の特徴的な蝶形花を付けます。
6ミリ程の花は集まって付き、白地に紫色の斑紋があります。
先までびっしり花や葉が付くので、しなだれているのも見かけられます。
しなだれている枝のを撮りました。↓
あっ、キチョウの♂が止まりました。
北海道、本州、四国、九州に分布します。
痩せ地や法面の緑化に植栽されてもいます。
マメ科の植物です。
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オトコエシ
- 2014年9月17日 07:28
- 花
皆様、おかわりございませんか?
きのうのように日中は夏日でも、さすがに朝晩涼しくなりましたね。
寝冷えにご用心!
この頃、あちこちで、うねるように萩の花が咲きこぼれる姿も
見られるようになりました。
きょうは日当たりの良い山野に普通に見られる「オトコエシ」を
お届けします。
「男郎花」と書きます。
オトコエシはオミナエシと違い、秋の七草でもなくあまり知られていませんが、
晩夏から初秋にかけて、山野で結構目立つ花です。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
林道の斜面に生えていました。
高さ60~100センチ程でした。
ロゼット状の根生葉も見られました。
葉は向かい合って付き、長さ3~15センチ程で、卵状長楕円形か羽状に
切れ込み、縁にはギザギザがあります。
白い花は直径4ミリ程で、5つに裂け、筒部は短い。
雌しべ1本、雄しべは4本。
花期は8~10月。
北海道、本州、四国、九州に分布します。
オミナエシ科の植物です。
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ルビーネックレス
- 2014年1月19日 14:27
- 花
寒い日が続いていますが、皆様おかわりありませんか?
連日、窓から見える猿投山の向こうに冠雪した山々が見えます。
私は、この寒さにめげ気味で外への取材は二の足を踏んでいます^^;。
きょうは部屋の中の多肉植物が開花したのでお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
蕾が付いて先がピンク色になったので、ピンクの花が咲くものと
想っていましたら、黄色の可愛い花が咲きました。
次の日、花が満開になりました。
花の大きさは2センチ程です。
花びらのように見えるのは舌状花なので、キク科です。
筒状花は周辺部から開花して、柱頭が2裂した雌しべが
突き出しているように見えます。
三日ほど経って蕾がまた開き、2つ開花しました。
後姿はこんなふうです。
苞の先がピンク色です。
朝に開き夕方には萎むようです。
茎が赤紫色ですね。
少しグリーンネックレス(別名:緑の鈴)に似ているので、
調べを進めたところ、どうやらキク科の「ルビーネックレス」という
名のようです。
別名、紫月(シヅキ)ともいうそうです。
南アフリカ原産です。
☆おまけ~(^o^)
ところで、サボテンと多肉植物との違いをご存じでしょうか?
実は、アレオーレ(刺座)というものが有るか無いかの違いですよ。
アレオーレ、刺座(しざ)とはトゲの根元にある綿状の座布団みたいな物です。
アレオーレが有るのはサボテンで、無いのは多肉植物です〆(^∇^* )メモメモ 。
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ナカガワノギク
- 2013年11月12日 11:40
- 花
しばらくお休みしてしまいました。
何かと所用で忙しく、なかなかフィールドに出られません。
しかし、忙中閑ありで、ふらっと園芸店に出向いたところ、
野菊っぽい白い菊が一鉢だけ売られていました。
私に、買って~と言っているように思えたのですぐに買いました(笑)。
調べたら、「ナカガワノギク」でした。
きょうはこの「ナカガワノギク」をお届けします。
栽培品でお許しを・・。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「那賀川野菊」と書き、徳島県の固有種だそうです。
那賀川渓流沿いの岩場に自生する野菊です。
雨で増水すると水に浸かる岩場に適応するよう、独自の進化をとげた
ものだそうです
大き目の白い花と、やや厚く、互い違いに付いたくさび形をした葉が
特徴的です。
葉は3つに裂けて両面に毛があります。
葉の表↓
葉の裏は表よりやや白っぽく見えます↓
高さは30~60センチ程です。
開花期は10~12月だそうです。
キク科の植物です。
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オオニシキソウ
- 2013年11月 1日 11:31
- 花
きょうから霜月、実家の庭の小菊がそろそろ咲きそうです。
でも咲き揃う頃には更地となり、庭がなくなってしまうので
植木鉢に移し替えました。
あと数日で、生まれた時から慣れ親しんだ庭と別れるのは
非常に感慨深いものがありますが、しかたありません。
さて、まだまだ、近江長岡の記事です^^;
田の畔に赤っぽい茎で斜めに立ち上がり、何やら花のようなもの
を付けた草を発見!
近づいて見たら、「オオニシキソウ」でした。
きょうはこの「オオニシキソウ」をお届けします。
「大錦草」と書きます。
「大形のニシキソウ」という意味で名付けられました。
名前は大きいですが、花は2ミリ程の小さな可愛い花です。
4ミリ程の緑や赤の実もいくつか付いていました。
その色合いがとても魅力的だったので≧[◎]oパチリ!
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
茎は斜めに立ち上がり(直立っぽいのもありました)、20~60センチ程の
高さになり、よく枝分かれし、赤っぽいです。
片側に毛があるようです。
葉の表面は青緑色、裏面は白緑色。
葉には縁に低くギザギザがあり、疎らに毛もあり、
長さは1.5~3.5センチ程で幅0.6~1.2センチ程向き合って付いています。
花は夏から初秋に咲きます。
雌雄異花で、雌花は雌しべ1個、雄花は雄しべ1個だけでできているそうです。
写真をズームすると、6本の花柱を広げているのが雌花。
白い花びらのようなものが付いているのが雄花です。
白いのは花びらではなく、腺体の付属物だそうです。
北アメリカ原産の帰化植物です。
田の畔の他、道ばたや畑に生えます。
切ると白い乳液が出ます。
本州中部以南、四国、九州に分布します。
トウダイグサ科の植物です。
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シロバナサクラタデ
- 2013年10月16日 10:14
- 花
こちらは台風一過、風の唸り声は聞こえるものの、青空が広がっています。
玄関の鉢がひとつ倒れただけで被害はなかったのですが、これから台風の
進路に当たる地域の皆様には、お怪我のないようにと祈るばかりです。
さて、先日、近江長岡に行く機会を得ました。
きょうは、そののんびりした田園風景の中、畦道に一本だけ見つけた
「シロバナサクラタデ」をお届けします。
「白花桜蓼」と書きます。
(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は細長く先は尖り、鞘状の托葉(葉柄の付け根にある一対の小さい葉
のように見えるもの)は長さ1~2.5センチ程で、縁には長い毛があります。
花期は8~10月です。
北海道~九州に分布します。
タデ科の植物です。
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コウヤボウキ
- 2013年9月16日 17:52
- 花
朝8時に豊橋に台風が上陸し、こちら名古屋も、きょうの午前中までは
風雨共に激しい時もありましたが、お陰様で、玄関先のベゴニアの鉢が
数鉢倒れたくらいで済みました。
皆様の所はいかがでしたでしょうか?
被害が少ないようお祈りしています。
さて、随分とご無沙汰してしまいましたが^^;、
きょうは「コウヤボウキ」をお届けしたいと思います。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「高野箒」と書きます。
その昔、和歌山県の高野山には竹、梨、胡桃、桃などはなかったそうです。
利潤を得る行為を戒めるという意味で、商品作物の栽培が禁じられていた
のだそうです。それで竹箒が作れず、代わりにこの木の枝を束ねて箒を
作ったことから「高野箒」の名が付いたそうです。
「タマボウキ」という別名もあるそうです。
山地や丘陵のやや日当りのある乾いた林の下などに生える、
一見、草のように見えますが、落葉小低木です。
灰褐色の細い枝には、葉と同じく短毛があり、よく分枝します。
本年枝には、2~5センチ程の卵形の葉を互い違いに付けます。
縁に突起状のギザギザが数個あります。
前年枝にはやや細長い葉を3~5枚程束生しますが、花は付けません。
本年枝の葉、前年枝の葉、共に表裏に毛があり、ざらっとした感触で、
3脈が目立ちます。
秋に枝先に1.5センチ程の白~淡紅色の花を付けます。
花びらは細長く、先がカールしていて、たくさんの細くて白いリボンを
束ねたように見える花です。
本州(関東地方以西)、四国、九州に分布します。
キク科の植物です。
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夏のベランダ
- 2013年8月27日 10:29
- 花
久しぶりに雨など降って思いがけず涼しくなりましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?
少し前からコンデジの調子が悪く、きょうからコンデジ替えました。
PCもVistaからWindows8に替えたので、手こずっています^^;;
小手調べにアップしてみます。
花が少ない夏にベランダを彩るのは、我が家では木立ベゴニアです。
この夏の猛暑にもかかわらず、けなげに咲いています。
玄関先にあるベゴニアを二種お届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
古いものなので名前を忘れてしまいました^^;
これはソフィー・セシールです。咲く年と咲かない年がある
のですが、今年は咲きました。お日様が好きなようです^^。
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アガパンサス
- 2013年7月11日 18:50
- 花
連日の37度超えの猛暑、熱帯夜で睡眠不足気味~、
早朝からセミの声で起こされました^^;
きょうは「アガパンサス」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
まだ、私のマンションの庭でも、すぐそばの公園でも咲いています。
すっと立った長い茎の立ち姿と涼しげな薄紫の透きとおるような
花色が素敵です^^。
梅雨も明け、そろそろ花が終わり実ができかけています。
南アフリカ原産の多年草です。
ユリ科の植物です。
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コカモメヅルの花
- 2013年7月 4日 20:49
- 花
きょうも雨が降ったり止んだりで午後には雷もちょっと鳴りました。
よく通る交差点のそばに今満開のケムリノキがあります。
2階建てくらいの高さはあります。
空き地ではアオツヅラフジの花が咲いており、藪の縁には
緑の実を付けたツルウメモドキが見られます。
さて、きょうは里山の林の縁にあった「コカモメヅルの花」を
お届けします。
「小鴎蔓」と書きます。
藪の中でつる性の茎を伸ばし、他の植物に巻きついていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
長さ3~6センチ程の葉は向き合って付いており、葉の基部は
ハート形で先は尖っています。
葉裏はこんなふう↓
茎の一方に毛が生えています。
花は暗紫色で径4~5ミリ程と小さい。↓
花びらは5裂しており上面に細かい毛が生えています。
本州、四国、九州に分布します。
ちなみに実はこんなふうです。→コカモメヅルの実
ガガイモ科の植物です。
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ママコノシリヌグイ
- 2013年6月24日 11:22
- 花
ここ2~3日前からベランダでキリギリスのような声が聞こえます。
明け方まで雨が降っていましたが、今は止んでいます。
梅雨空で、動くと暑く汗もしたたり落ちますが、陰で休んでいると
汗も引き、風が心地よいです。
きょうは「ママコノシリヌグイ」をお届けします。
「継子の尻拭い」と書きます。
茎に下向きの鋭い棘を持ち、継母(ままはは)が継子(ままこ)
のお尻をこれで拭いて、継子いじめをする例えで名付けられたようです。
花はソバの花に似て、棘があるので別名はトゲソバだそうです。
流れや池の周辺など湿り気のある所に生えています。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は三角形で、茎はつる状になり、四角ばっていました。
花はミゾソバによく似ています。
開いた花↓
北海道~九州に分布します。
タデ科の植物です。
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ザミオクルカス・ザミーフォリアの花
- 2013年6月14日 11:28
- 花
実家のクチナシが咲きました。
そして、一時はこれで今年は終わりか?と思ったバラ、
ミスティー・パープルがまた次々に咲いてきました。
ユキノシタの花は終わり、ピンクのアジサイがたくさん咲いてきました。
つまり、実家の庭はアルカリ性土壌ということですね。
また、マンションではサツキツツジは終わりましたが、
ベランダのレモンに花が咲きました。
卵を産みつけようときょうもレモンの葉に、アゲハ蝶等が
頻繁に来ています。
さて、5月はじめのことですみません^^;
ザミオクルカス・ザミーフォリアの根元に
皮をかぶった花はオモトのような?、そして姿はニョロ~っと
したものが付いている(画面左側手前)のを発見!
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
さっそく調べると、やはり花で、ザミオクルカス・ザミーフォリアの
花でした。
花の部分をアップで・・↓
それから20日間ほど観察していたら、だんだん、苞が
開いてきました。
シメシメ・・と思っていたのですが、
待てど暮らせどだんだん何だか元気がなくなって、
とうとうきのうお釈迦になってしまいました。
フード?(苞)を脱ぐ所を見たかったのですが、残念でした。
ちなみにサトイモ科の植物で、同じ仲間にスパティフィラム
などあります。
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バイカウツギ
- 2013年6月 4日 10:24
- 花
車で近くの公園を通りかかったら、連れ合いが「あれっ?
バイカウツギじゃない?」と言うのです。
気になったので、後から一人でこっそり、もう一度現場に行き
確かめました(笑)。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ヤブ蚊に献血しながら?いや、命がけでかゆみと戦いながら・・
写真を撮ってきました!!?(x_x) ☆\( ̄ ̄*)バシッ
きょうはこの「バイカウツギ」をお届けします。
「梅花空木」と書きます。
花が梅に似ているから名付けられたそうです。
葉は柔らかな感触で、向き合って付いています。
葉の先は尖って、縁に突起状のギザギザがまばらにあり、
先が禾のようになっています。
テールベルト色の葉表は、ビロードのような感触で、
ルーペで見ると葉脈上にまばらに柔らかな白い毛が生えていました。
灰緑色の葉裏はこんなふうに葉脈が目立っていました。
葉裏は全体に白い柔らかな毛がびっしり生えていました。
径2.5~3センチ程の白い花びらがもう落ちかけているのもありました。
雌しべの柱頭は4つに分かれ、、ガク片の外側には毛が生えていました。
花びらは4枚。たまに5枚、6枚のもありました。
公園に植栽されていたので、園芸種だと思います。
本州(岩手県以南)、四国、九州の山地に自生するそうです。
落葉性の低木で、古くから庭木や生け花の花材としても親しまれていますね。
ユキノシタ科の植物です。
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イキシア
- 2013年5月31日 16:02
- 花
きょうで5月も最後。
5月は一番いい季節なのに、私にとって今年は最低の5月でした。
半ば過ぎからひどい気管支炎を患い病床に臥せっておりました。
きょうは久しぶりの青空で、ナミアゲハやアオスジアゲハの姿も
見え、コシアキトンボのお出ましもあり、にぎやかでした。
さて、この5月にマンションの花壇で咲いた花をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
最初、ヒメヒオウギズイセン(モントブレチア)か?と思ったのですが、
どうも様子が違います。
家にある植物関係の本やらネットやら総動員し、ワトソニアや
アノマテカ・ラクサかも?とか思ったのですが、やっとたどりつきました^^;
南アフリカ原産のIxia (イキシア)でした。
草丈は50~70センチ程あり、細い茎なので、
強い風には横倒しになってしまいます。
地際から平べったくて細長い線形の葉を出します。
葉の間から細い茎を出して、3センチ程の花を5~10輪程咲かせます。
花びらは6枚あり、花びらの真ん中には稜があります。
蕾はこんなふうです↓
このピンクの他、白、赤、黄、紫等の花色があります。
アヤメ科の植物です。
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タガネソウ
- 2013年5月12日 16:03
- 花
きょうは気温が上がり、いろんな蝶が見られました。
ベランダのレモンの葉にアゲハ蝶が卵を産みつけようと?
さかんに来ていました。
アオスジアゲハが飛んでいるのも見かけました。
午前中はマンションの庭の春の大掃除もあり、掃除中に
ムカデやケムシ、ニホントカゲ等、いろいろ虫もお出ましに
なりました^^。
さて、きょうは「タガネソウ」をお届けします。
「鏨草」と書きます。
葉が鍛冶屋の使うタガネに似ていることから名付けられました。
里山のやや乾燥した道端に生えていました。
ネザサのあまり密生していない場所にまばらに群生していました。
4月20日の様子↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
花穂の頂は雄性(雄花)、下の小穂はすべて雌雄性だそうです。
花茎は稜があって三角形でした。
スゲの仲間は普通、ススキのような細い葉を持ちますが、
タガネソウは例外的に葉の幅が広く1~3センチ程の披針形です。
気になったので再度出かけ、写真は5月4日のものです。↓
葉が黄緑色になり、大きくなっていました。
草丈は 10~40センチ程 。
基部の鞘は赤っぽくなっていました。↓
北海道、本州、四国、九州に分布します。
カヤツリグサ科の植物です。
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ニガイチゴの花
- 2013年5月 5日 08:52
- 花
きょうは子どもの日、うちにはもう幼い子はいませんが、
毎年、五月人形を出して飾っています^^。
ちまき、柏餅はもういただいてしまいました^^;
さて、今年は気温が低めで、例年なら部屋にあるベゴニアを
4月中旬にはベランダに出すのですが、まだ出しておらず、
頃合いを見計らっているところです。
マンションの日陰にあるエビネは、今年は花芽が10本も出て、
こちらはかえって調子良く、今、6本は満開です。
きょうは、「ニガイチゴ」の花をお届けします。
「苦苺」と書きます。
別名は ゴガツイチゴ(五月苺)。
里山の林縁に生えていました。
つるのように枝垂れていますが、落葉低木です。
茎は立ち、枝分かれして広がっています。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は互い違いに付き、葉柄があります。
枝には棘があります。
葉柄や葉の裏の葉脈上にも棘があります。
葉の縁には不揃いなギザギザがあります。
5枚の花びらを持つ白い花の直径は2.5センチ程です。
下向きに付けるモミジイチゴなどの花と違い、
花を上向きに付けるのが、ニガイチゴの特徴です。
実は、直径1センチ程で6~7月に赤く熟したら結構食べられますが、
種に苦みがあるので「ニガイチゴ」という名前の由来となっているそうです。
花は花びらがやや細く、隙間が目立ち、しわしわになっているのが特徴。↓
横から見たところ。ガク片が後ろに反りかえっています。↓
本州、四国、九州の丘陵地、低山の日当たりの良い林縁に分布します。
バラ科の植物です。
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バッコヤナギ
- 2013年5月 2日 14:14
- 花
父の三回忌等あって随分ご無沙汰してしまいましたm(u_u)m。
今、実家の庭にはボケや卯の花、ツツジが咲いて
バラや芍薬が蕾を持っています。
さて、fabもこの5月で9年目を迎えました。
ここまでやってこられたのも皆様のおかげです。
改めて感謝申し上げますm(_ _)mペコリ。
これからもボチボチやっていくつもりですので、どうぞよろしく
お願いしますm(_ _)m
さて、きょうは少し時期が遅くなってしまいましたが、
「バッコヤナギ」をお届けします。
4月初め頃の写真↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「バッコ」の語源には諸説あります。
「バッコ」とは、東北地方の方言でお婆さんの意味で「婆ッコ」、
灰白色の尾のような雌花を老女の白髪にたとえたとする説。
「バッコ」はアイヌ語の老婦を意味するpakkoからきている。
「バッコ」とは東北地方でベコ=牛のこと・・etc.
また、別名は山に生えるネコヤナギという事から
ヤマネコヤナギとか、サルヤナギともいわれるそうです。
名の由来はこれくらいにして・・細長い葉が多い
ヤナギの仲間の中で、バッコヤナギは葉の幅が広いことと、
葉裏に白い毛が密生している点が特徴です。
また、普通、ヤナギの仲間は水気の多い場所を好みますが、
バッコヤナギは山麓や丘陵地帯の比較的乾燥した明るい場所に
生えるようです。
以下、4月終わりの写真↓
落葉高木で、高さ10メートル程になります。
雌雄異株で、4~5月頃、 葉に先立って開花します。
柔らかな綿毛が出ています。
新葉は黄緑色で、後に深緑色になります。
葉は互い違いに付きます。
葉の長さは8~15センチで少し厚みがあり、光沢もややあります。
葉の縁はゆるい波状のギザギザがあります。
若い枝の樹皮はやや灰色がかり、滑らかです↓
北海道(西南部)・本州(近畿以東)・四国に分布します。
ヤナギ科の植物です。
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オオジシバリ
- 2013年4月21日 11:23
- 花
日曜のお昼、皆様いかがお過ごしでしょうか。
こちらは雨上がりの新緑が綺麗です。
湿った所に咲いていたタンポポに似た黄色の花、近寄って見ると、
タンポポではありませんでした。
帰宅して調べたら、「オオジシバリ」でした。
きょうはこの「オオジシバリ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
オオジシバリは、水田の畦など湿った場所によく生えるようです。
花の大きさが2.5~3センチ程とタンポポと同じくらいの大きさです。
写真の下部、へら形に見えるのが、オオジシバリの葉です。
長い柄があります。
そして、花の真ん中、黒っぽく見えるのは雄しべです。
北海道~九州に分布します。
キク科の植物です。
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ケヤキの花
- 2013年3月26日 15:49
- 花
マンションの桜は3分~5分咲きです。
4~5日前からマンションのケヤキの様子が違ってきました。
新しい葉が出てきたようです。
いつもより早いようです。
皆さんはケヤキの花を見たことがありますか?
ケヤキの花は葉の展開と同時に開くと聞いていたので、
是非見たいと常々思っていました。
ケヤキは高木なので、見上げてもまず見えません(笑)。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
手に届く枝を引っぱって見たりすると、葉の付け根の
あたりに段状に付いた花を見つけることができます。
マンションの階段で、たまたまうまい具合に花の付いている枝が
見つかりました。
こんな大きな木に、こんなに小さな花をつけるなんて・・・
と思うかもしれませんが、ケヤキの花は風媒花といって、
風が頼りで、虫媒花のように目立つ必要がないのです。
花の大きさがわかるよう、指入り写真でお届けします(笑)
雌雄同株であり、新しい枝(本年枝)の基部に雄花が、
先端に雌花が付きます。
雌花は緑色、新しい枝の先の葉腋に付き、白い毛の密生した
2つに分かれた柱頭があります。
雄花も緑色、新しい枝の基部に数個、集まって付きます。
下の写真、左端の3個かたまって付いているのが雄花です。↓
4~5裂した花被(ガクと花びらが区別がつかないものをいう)の中に
4~6個の雄しべがあります。
雄しべの先端にある葯は2つの袋からなっています。
また、雌花と雄花の間にあった花は両性花でした。
私が写した写真は咲き初めで、雌花と両性花の柱頭が露出して
いますが、雄花と両性花の葯はまだ花粉を出していなかったようです。
ニレ科の植物です。
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コブシ
- 2013年3月19日 18:56
- 花
朝から階下の庭にアオジが来ていました。
しばらくぶりに車窓から街路樹を見たら、ハクモクレンがもう
散り始めていました。
きょうはこのハクモクレンに似た「コブシ」をお届けします。
そういえば、青空に白い花がいっぱい咲いている「コブシ」の
図案の切手もありましたね。
♪ こぶし咲く あの丘 北国の ああ 北国の春 ~♪
北国の春の訪れを知らせる花ですね~。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
北海道から九州に分布する落葉高木です。
「辛夷」と書きます。
蕾が開く直前の形が子供の握り拳に似ているところから
名付けられました。
また、コブシの実はゴツゴツしており、その実の様子から
「こぶし」と命名されたとの説もあるようです。
よく似た花のハクモクレンより、コブシの花は小さめで
花びらの幅も狭く、平たく開きます。花びらは6枚です。
コブシは花が咲く時に花のすぐ下の葉が出ていますが、
ハクモクレンでは花の時期には葉がありません。
モクレン科の植物です。
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アセビの花
- 2013年3月14日 10:53
- 花
今朝も9時過ぎに、シジュウカラが3羽鳴きながら、階下の庭木に
次々と移っていく姿を見ました。
部屋の中の栽培しいたけも今、第三弾、今朝も直径5.5センチ程に
育ったシイタケを3つ採ることができました。
さっそくお味噌汁に入れていただきました^^。
きょうは白く整った壷型の小花が集まった姿が美しい「アセビの花」
をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
古く、万葉集の時代には「安之碑」「安志妣」と書かれ「あしび」
と呼ばれていたそうです。過去記事はこちら→アセビの蕾
葉は濃緑色をしており、枝先に集まって互い違いに付いています。
短い葉柄がある葉は先が尖り、縁に低いギザギザがあります。
少し波打っていて、表面には光沢があります。
ひとつが8ミリ程の花は典型的な壺型で、先は短く5つに
分かれています。
花の中をアップした写真を撮り損ねてしまいました^^;
本州(宮城県以南・関東・中部地方の太平洋側・近畿・中国地方)、
四国、九州に分布する落葉低木です。
ツツジ科の植物です。
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冬の玄関先の花
- 2013年1月18日 14:46
- 花
お久しぶりです。
まだ大寒前で寒さは当分続くのですね・・。
冬の林や森は、花がなく葉を落とした木々が多く寂しい感じですが、
よく見ると色々な形をした冬芽に出会えますね。
白くて細い毛がたくさん生えています。
木の芽が毛皮を着てじっと寒さをこらえているように見え、健気です。
早くあったかくならないかな~。
じつは一週間ほど前から数年ぶりに風邪で寝込みました。
インフルエンザではなかったものの熱も出て咳も出て・・。
もうだいぶいいのですが、まだフィールドには出かける気がしません。
でも、おととい、友達が持って来たシナマンサクの花を見たら
ちょっぴり元気が出て、今、スケッチ中・・^^。
過去記事はこちら→シナマンサク
さて、きょうはそんなこんなで在庫の中から冬の玄関先の花をお届けします。
寒さに強いガーデンシクラメンを・・
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
おしゃべりなガーデンシクラメン(笑)
お洒落なハボタン
・・・
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冬桜
- 2013年1月 6日 16:38
- 花
今朝、洗濯を干していると急にチッチッと鳥の声が・・。
目をこらすと階下の庭の植木の陰に動くものが・・。
カメラを撮りに行って戻ってくると、ちょうど飛び去ってしまいました。
撮りそこなったものの、姿ははっきり見えました。
アオジのようでした。
初めて見ました~(*^^)v
その後、TVで日曜美術館を見ました。
いつもスタジオの花瓶の花に目がいくのですが、きょうは新春初めて
の放送だったせいか、より華やかな色使いでした。
花材は黄色の大菊と赤い実がいっぱい付いたイイギリの枝。
赤いつまみ簪のようなイイギリの垂れ下がった実が特に印象的でした。
過去記事はこちら→イイギリの実
放送内容は冨嶽三十六景でしたが、ご当地名古屋の、通称「桶屋富士」
と呼ぶ「尾州不二見原」も取り上げられ、興味深い内容でした。
ちなみにこの「桶屋富士」に描いてある富士は本当の富士山ではなく、
南アルプスの聖岳だったようです。
さて、やっときょうの本題、「フユザクラ」をお届けします。
公園でこの寒さの中、咲いている桜がありました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
八重咲きなので十月桜と思われます。
本来、冬桜は一重ですが、十月桜も含めて秋から冬にかけて咲く
桜のことを総称して「冬桜」と呼ぶらしい。
そばに立て札があり、「冬桜」と書いてありました。
バラ科の植物です。
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ツルグミ
- 2012年12月 3日 11:58
- 花
おととい、久しぶりに丘陵地の雑木林に行ったら、林の縁に
グミの花が咲いていました。
ナワシログミか?と思いつつ、帰宅して調べると、どうも違って
「ツルグミ」だったようです。
「蔓茱萸」と書きます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
半つる性の常緑低木です。
ふつう、枝にはトゲがほとんどないようです。
革質の葉は互い違いに付き、長さ4~8センチ程の長楕円形で、
葉の脇に1~4個ずつ、白っぽい花がまとまって付いていました。
まだ、蕾が多い枝↓
花びらは退化しており、花と見られるのは本当は
筒状の白いガクだそうです。
先が4つに分かれたガク筒の外側には、橙色っぽい
ポツポツしたような模様が全体に見られます。
また、ガク筒の内側は白色で、四角く開いた中には
雄しべが4つ、雌しべが1本ありました。
ひっくり返して撮りました^^;↓
花からは甘くいい香りがしていました。
開花している花の様子↓
葉の表は緑色でやや光沢があり、毛は無くつるっとしていました。
お次は葉裏↓
葉の裏は赤褐色というか、光の加減では金茶色にも見えます。
ルーペで見たら、葉裏全体に小さな黒っぽいもの?が点在し、びっしりと
短い毛のようなものが生えており、おぉ~っと思わず感嘆の声が・・(笑)。
これを専門用語では星状鱗片というそうです。
なんとか撮れたつもりですが、私のカメラではこれが限界です(泣)。。
葉裏のアップ↓
もう一度よく見ると、小枝も赤褐色で星状鱗片で覆われており、
ガク筒の外側のオレンジの模様がある全体も星状鱗片で覆われていました。↓
ツルグミとナワシログミの花は秋に咲きます。
本州(関東地方以西)、四国、九州に分布しています。
グミ科の植物です。
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グロリオサ
- 2012年11月26日 09:21
- 花
休日の昼下がり、家で片付け中、グロリオサが気になり写真を撮りました^^;
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
グロリオサが入った花瓶、波打った赤い花びらのがグロリオサ、
1本に5つほど開花していますね。蕾は2つ。
グロリオサの他はピンクのバラと赤いガーベラ、大きな黒い実が付いた
シャリンバイです。
さて、グロリオサは熱帯アジア、アフリカの原産だそうです。
原産地では7~9月に開花するそうですが、花屋さんでは年中あるようです。
蕾と開いて間もない花↓
花びらは6枚で縁が波打ち反り返って付きます。↓
雄しべは6本、放射状に付き、雌しべは1本で、途中で直角に折れ曲がり、
先が3つに分かれています。↓
終わりがけの花、雄しべの葯が落ち、花びらも平らに開いています。↓
この写真の、赤に黄のグロリオサ・ロスチャイルディアナというものの他、
黄色やピンクもあるようです。
ユリ科の植物です。
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木立ベゴニア
- 2012年11月23日 22:28
- 花
木々も葉を次々と落とし、きょうは午後から雨は上がったものの
陽が射さないと寒々とした風景でした。
花瓶のグロリオーサと赤のガーベラ、ピンクの剣咲きのバラが元気をくれます。
さて、今年は我が家のベゴニアの花の咲き具合はいまいちでした。
我が家のは9割りがたが木立ベゴニアですが、ソフィーセシールは花を
付けませんでした。
かわりに、例年より豪華に花を付けたベゴニアもありました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
かなり大型の木立ベゴニアですが・・
おっと、名前を忘れてしまいました。(→o←)ゞ
よりアップで↓
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ツリフネソウ
- 2012年10月30日 21:47
- 花
先週、川べりを散歩していたら、サンシュユの実がもう赤くなって
いました。
マンションのケヤキや桜の葉もボチボチ色づいてきました。
残すところ、10月もあと一日・・。
少し遅くなりましたが、「ツリフネソウ」をお届けします。
じつは「ツリフネソウ」は何年も前から時々写真に撮ったりしてた
のですが、今月初めに三河でも撮れたので、やっとアップする気に
なりました^^;
さて、本文へと・・。
細い花柄から釣り下がる花の姿が、帆掛け舟をつり下げたように
見えることから、ツリフネソウ(釣船草)と名付けられました。
高さは50~80センチ程で山地の湿った場所によく群生します。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉の縁にはギザギザがあります。
これは葉の裏です。↓
花は赤紫色で距(きょ)が後ろに伸び、距の先はくるっと丸まっています。
花の正面はこんなふうです。↓
長さ1~2センチ程の実ができていました。↓
実のアップです。↓
熟した実にちょっと触れたら、あっ、突然、中の種が勢いよく
弾き飛ばされ、後はこんなふうに・・。↓
花言葉は「私に触らないで」だそうです。←なるほど(^m^)
ホウセンカと同じ仲間で、ツリフネソウ科の植物です。
その他、参考になれば→ツリフネソウ
東京都港区白金の自然教育園には行ったことはありますが、
ツリフネソウの季節にはまだ行ってないなぁ・・。
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トモエシオガマ
- 2012年10月18日 10:15
- 花
昨日から雨が降ったり止んだりで、すっきりしないお天気です。
きょうは、10日前に行った三河の山地の草地で見つけた
「トモエシオガマ」をお届けします。
この名前の由来について・・
①トモエ→花を上から見ると巴形をしているので・・。
参考→トモエソウ と同じ花の形。
②シオガマ↓
この花は花だけでなく、「葉まで美しい」ので・・
また一方、塩竃の浜は美しい...「浜で美しい」のは塩竃だ...
という語呂合わせで付いた名前、というわけだそうです^^;;
こんなのあり~~?と私も思いましたが・・(笑)。
シオガマギクの変種だそうです。
トモエシオガマ↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
紫紅色の花びらは唇形をしていて茎の上部にだけに付いていました。
そして、下の方の葉はこんなふうに付いていました。↓
花を上から見たところ↓
あららっ、巴に目がくらんでボケてしまい?(笑)・・すみません^^;;
気をとり直してアップで・・↓
今度は^^v・・確かに巴状です。
ゴマノハグサ科の植物です。
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シラネセンキュウ
- 2012年10月14日 15:07
- 花
秋祭りが各地で行なわれているかと思います。
近所の道路にも「祭礼中、通行止め」の立看がありました。
秋の一日、お祭りの声が聞こえるのもいいものですね~。
さて、先日行った、秋の低山地の湿り気のある林の縁に、
セリのような花が咲いていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
帰宅して調べたら、「シラネセンキュウ」でした。
「白根川芎」と書きます。
日光の白根山で発見され、薬用植物のセンキュウに似ているので、
名付けられたようです。
別名はスズカゼリ(鈴鹿芹)とも言われるそうです。
小さな流れの際にも咲いていました。
羽状に付いた柔らかい葉は互い違いに付いて、ひとつひとつの葉には
それぞれ不規則な深い切れ込みがありギザギザとなっています。
白色で小さな花の花びらは、普通は5枚だそうです。
(写真では6枚のも見えていますが・・^^;)
本州、四国、九州に分布します。
セリ科の植物です。
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ビスカリア・ブルーエンジェル
- 2012年10月 2日 21:19
- 花
今年8月初め頃、川原にブルーの花がいっぱい咲いているのに
気がつきました。
たまたま役所の人が通りかかったので尋ねたら、役所が植えたのでは
ないとのお答え・・、上流から何かの加減で流れてきてそこに根付いて
増えたのかしら?それか誰かが植えたのか?わかりません。
それから時々気になって見ていたのですが、一週間前までは
咲いていました。
そして、きょう、一週間ぶりに川沿いを散歩したら、さすがにもう、
花はほとんど終わっていました。
というわけで、このブルーの花、「ビスカリア・ブルーエンジェル」を
お届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
対岸のビスカリア・ブルーエンジェルです。↓
こちら岸のビスカリア・ブルーエンジェルです。↓
ナデシコ科の植物です。
<お詫びと訂正>
2017年9月、匿名さまより間違いをご指摘いただきました。
この写真の花は「ビスカリア・ブルーエンジェル」ではなく、
キツネノマゴ科ルエリア属の「ヤナギバルイラソウ」です。
大変、申し訳ございませんでした。
「ヤナギバルイラソウ」の正しい記事はこちら→ヤナギバルイラソウ
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ヒカゲイノコヅチの花
- 2012年9月15日 13:10
- 花
きょうも午前中からちょっと動いても汗が出ます^^;;
まだ、サルスベリの花が頑張っています。
イノコヅチの花が撮れたので、お届けします。
ひっつき虫としてもよく知られた植物ですね。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
花がまばらについているし、どうもヒカゲイノコヅチのようです。
花びら5枚、雄しべは5個、雌しべは1個です。
ヒユ科の植物です。
参考記事→ヒナタイノコヅチ
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ホドイモの花
- 2012年9月 9日 10:44
- 花
午前中から雲っているのですが、湿気が多く蒸し暑く感じます。
家の窓からは赤トンボがたくさん群舞している姿が見られます。
きょうは「ホドイモの花」をお届けします。
3年前にホドイモの花は掲載したことがあるのですが、先日また同じ所で、
花を見ることができました。
まずは過去記事から→ ホドイモ
今回はよりアップした写真でお届けします。
ホドイモの花には翼弁、旗(き)弁、竜骨弁があります。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
左右に一対あるピンク色の花びらが翼弁です。↓
翼弁の上部一枚は旗弁、後部に立っている薄緑色の部分です。↓
旗弁と翼弁が見えていますね。↑
貝のよう?カタツムリの殻のようにも見えるのが竜骨弁。
くるっと曲がりくねった竜骨弁の中に雄しべと雌しべがあります。↓
なかなかユニークな造りのお花です。
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イヌエンジュ
- 2012年8月 9日 21:30
- 花
先日の夜、歩いていたら、道に白い花が落ちていました。
見上げると、見たことのない木の花がいっぱい付いていました。
一枝手折るとソラマメのような臭いがしました。
帰宅して調べたら「イヌエンジュ」でした。
翌朝、撮影に出向きました。
きょうはこの「イヌエンジュ」をお届けします。
「犬槐」と書きます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
落葉高木で、この木は10メートル程でした。
樹皮は逆光だったので黒っぽく撮れてしまいましたが、
実際は灰褐色で丸い皮目がありました。
葉は奇数の羽状複葉で互い違いに付いています。
小葉は3~5対で向き合って付いているものがほとんどでしたが、
途中から互い違いに付いているのもありました。
葉柄の基部は膨らんでいます。
葉の裏は毛が密生しており、白っぽく見えます。
ひとつの花は7~10ミリ程の淡黄白色の小さな蝶形花ですが、
これがたくさん集まって付いています。
花は遠目には穂状(すいじょう)に見えますが、じつは総状花序で、
長さ5~15センチ程のものを枝先に3~7個出していました。
撮影している間、たえまなくクマバチ(真ん中の黒っぽいの)や
虫が次々と花を訪問していました。↓
別名をオオエンジュと言うそうです。
北海道、本州(中部地方以北)の山地の林縁や川原、湿地に
自生するそうです。
日本固有種です。
マメ科の植物です。
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パセリの花
- 2012年7月22日 20:38
- 花
「パセリ」と聞いたら♪山崎まさよし~?(°_。)?(。_°)?
(→o←)ゞあちゃーハズカシイ(/-\*)
それは セロリでした_(・_.)/ コケッ。
さて、滋賀の植物、じつはまだ残っているのですが、
あまりに時間が経ち過ぎてしまったので、勝手ながらまたの機会に・・
ということにさせていただきます。
すみませんがご了承くださいm(_ _)m
きょうは「パセリの花」をお届けします。
パセリは別名、オランダゼリ(和蘭芹)といいます。
料理の添え物としてよく使われていますね。
食べ残す人も多いですが、栄養価に富んだ野菜です。
多くのビタミンやカルシウム、マグネシウム、鉄、食物繊維、
葉緑素などもはいっているようです。
地中海沿岸原産ですが、わが国へは明治以降に入ってきたそうです。
古代ローマ時代より料理に用いられていたようで、
食中毒予防効果などもあります。
おなかが痛くならないようにと、私は幼い頃より母親に
パセリも残さず食べるよう言われて育ちました^^;
鮮やかな緑色と爽やかな香りのパセリは、世界で広く栽培されています。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ところで、皆さんは「パセリ」は見たことがあっても、
「パセリの花」って見たことありますか?
私もこの度初めて見ました。
パセリの苗をベランダで鉢に入れて育てていたら、
急に茎がスーッと40センチ程に伸びてきて、緑色の何か
花の蕾のようなものが付いたのです。
しばらく気を付けて見ていたら、やはり花の蕾だったようで、
だんだん開いてきました。
淡黄緑色の小さな花を多数付けました。
花の大きさは直径2ミリ程です。
茎はこんなふうでした↓
セリ科の植物です。
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ハクサンハタザオ
- 2012年7月18日 09:34
- 花
きのう、こちらでも梅雨明けが発表されました。
ここ2、3日入道雲も出て日中はうだるような暑さもあったので
さもありなん・・本格的な夏に突入です。
セミも早朝から激しく鳴いています。
きょうは滋賀の山の植物にもどって、「ハクサンハタザオ」を
お届けします。
「白山旗竿」と書きます。
石川県白山にちなむ名前だそうです。
「ハタザオ」とは、茎の先に咲く白い花を旗に、茎を竿に
見立てて名付けられたようです。
茎は細くて倒れやすく、全体が華奢です。
下に垂れていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
茎葉には細かい毛が生えています。↓
1センチ程の白い花で花びらは4枚、蝶のように見えます。↓
薄いピンク色の花のもありました
葉は茎を抱かず、葉の縁にはギザギザがあります。
写真下半分、花が付いている茎のところどころに、
数珠状にくびれた実が付いていました。↓
北海道、本州、四国(剣山)、九州(宮崎県)に分布するそうです。
花期は3~5月で、今頃、花は終わってしまっていることでしょう^^;;
アブラナ科の植物です。
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センリョウの花
- 2012年7月13日 21:06
- 花
きょうも蒸し暑い一日でした。
汗を拭き拭き川べりを歩いていたら、コサギが川で餌を探していました。
暑い中ご苦労さまです^^;
さて、きょうは勝手ながら滋賀の山の植物はちょいとお休みし、
「センリョウの花」をお届けすることにします^^;
お正月に飾るセンリョウの実ですが、花を見たことがありますか?
そういう私も、センリョウは実家の庭にあり、毎年、実は見ていたのに、
花は今年初めて見ました^^;;
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
最初に花に気づいたのは6月下旬でした。
少しアップで↓
センリョウの花には花びらやガクはなく、とてもシンプルで、
一つの花には1個の雄しべと1個の雌しべがあるだけです。
薄緑のほぼ球形のものが雌しべで、雌しべの横に付いた
白っぽい米粒のようなものが雄しべです。
この白っぽい雄しべの先に黄色の葯が付いています。
今年のお正月もたくさんの赤い実が楽しめそうです。
センリョウ科の植物です。
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ヒメフウロ
- 2012年7月10日 23:59
- 花
きょう、日中は結構暑かったですね。
マンションにあるケヤキで、クマゼミがおとといから鳴き出しました。
散歩道にムクゲが咲いていました。
川べりでは亀が甲羅干ししていて、コシアキトンボが
数羽、姿を見せていました。
さて、滋賀の山の石灰岩地に生えていた「ヒメフウロ」をお届けします。
「姫風露」と書きます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは20センチ程でした。
5~8月に咲く5枚の花びらを持つ花は径1.5センチ程、
ガク片や茎に長い毛が多く生えていました。
そして、茎や葉の端が少し赤みを帯びています。
葉は向かい合って付き、3つでひとつの葉になっており、
それぞれは羽状に裂けています。
この写真を撮った鈴鹿山脈北部の霊仙山の他、伊吹山など養老山地北部、
四国剣山(石立山)の一部地域のみに分布するそうです。
フウロソウ科の植物です。
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ナツトウダイ
- 2012年7月 6日 20:48
- 花
夜中に降った雨は朝上がり、午前中は曇りだったので散歩をしました。
シマトネリコやナンキンハゼの木に花が咲いていました。
そしてヤブミョウガの花も咲いていました。
きょうは滋賀の山の日当りのよい場所に生えていた「ナツトウダイ」
をお届けします。
「夏燈台」と書きます。
ナツトウダイは、夏と名前がつきますが春先に花が咲きます_(・_.)/ コケッ。
春、早く咲くところから「初(ハツ)トウダイ」が訛って
「ナツトウダイ」となったそうです^^;
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さ30センチほどになり、葉は下の方は互い違いに
付いてます(上の写真、中央よりやや左下部分)。
また、その上の葉は、葉の中心から5本の茎を出して輪生となり、
またその上に2~3段向かい合った三角状の葉のようなもの(総苞)が
付いています。
総苞の上の花です↓
花は4~7月頃まで、薄緑色~紅色の小さな三日月(腺体)を4つ
背中合わせにしたように咲きます。
雄花と雌花が同居していて、花びらもガクもありません。
分泌物を出す三日月状の4つの腺体と雄しべと雌しべがあります。
雌花は受粉し、子房が垂れ下がっています。
雌花の花柱は3本あり、熟した実は、上を向きます。
北海道~九州の山地や丘陵に生えます。
トウダイグサ科の植物です。
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クルマムグラ
- 2012年7月 2日 18:24
- 花
日中、とても暑かったですね。
朝は植物への水遣りを最優先しました^^;
きょうは滋賀の山の湿った所に生えていた「クルマムグラ」を
お届けします。
「車葎」と書きます。
車輪のように輪生する葉にちなみ名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は柔らかく、普通は6枚が輪生するそうですが、
4枚のも見られました。
茎は四角で直立し、高さ10~20センチ程です。
葉の長さは1~3センチ程で先はピュッと尖っています。
花びらは4つに分かれるものが多いですが、5つに分かれるものも
あるそうです。
雄しべは4本です。
北海道から九州に分布します。
アカネ科の植物です。
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ニリンソウ
- 2012年6月27日 21:11
- 花
ここ数日前から市街で植栽されたハマユウの白い花をよく見ます。
この季節、白色や青系の花が爽やかですね^^。
きょうは滋賀の山に咲く植物に戻ります^^;
滋賀の山に行ったのはかれこれひと月前、時々脱線するので(笑)、
そして、まだ調べがついていない植物もあり掲載がままなりません^^;
まことに遅れ、あいすみませんが、ご用とお急ぎでない方は、
もう少しおつきあい下さいませm(_ _)m。
さて、林の縁にポツポツと咲いてた「ニリンソウ」をお届けします。
ニリンソウといえば"ふたり~は二輪草~♪"というあの歌が
ありましたね^^。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
上から撮った写真です。
花の大きさは2センチ程です。ちょうど1円玉の大きさです^^。
ニリンソウといいますが、茎の先に1個、もしくは2個の花を
付けていました。
下の写真のは、1本は花がとれていましたが・・。
図鑑によると、4個まで花を付けることがあるそうです。
また、葉は3枚が輪生し、柄がなく、それぞれが深く切れ込んでいます。
そして、葉に、しばしば小さな班が入ります。
花びらに見えるのはガク片だそうで、5枚、もしくは6枚のがありました。
6枚のもの↓
図鑑によるとガク片が7枚のものもあるそうです。
白色のが多いですが、ピンク色がかったものもありました。
雌しべは多数ありましたが、実は数個しかできないようです。
北海道~九州に分布します。
キンポウゲ科の植物です。
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アジサイ その4
- 2012年6月22日 18:02
- 花
半田の某有名和菓子店の生菓子に「四葩の花」と書いてありました。
さて、「四葩」は何と読むのでしょう?
正解は「よひら」。
「葩」とは一字では「ハ」と読み、「はな」という意味だそうです。
では「四葩」とは何か?
四つの花?
四つの花びら(ではなくて、じつはガク)が目立つので、
「四葩」は「アジサイ」の別名だそうです。
(本当の花は真ん中にある小さな点のような部分です。)
御用とお急ぎでない方は、ここで紫陽花を見て、しばしひと休み
なさって下さい。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
・・・
・・・
・・・
・・・
生菓子はこちら→ 「四葩の花」
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タニギキョウ
- 2012年6月18日 18:11
- 花
時々通る道に数日前まで白いサンゴジュの花が咲いていましたが、
色が変わり、ほとんど道路に落ちてしまいました。
実家の庭のクチナシの白い花は、まだ咲いています。
きょうは滋賀の山の谷筋に生えていた「タニギキョウ」を
お届けします。
「谷桔梗」と書きます。
谷に生える桔梗という意味ですが、とても小さくて可愛い花でした。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉には柔らかい短毛があり、縁に粗いギザギザが数個あります。
大きさ5~8ミリで、先が5つに深く裂けた白色~淡紫色を帯びた花を
上向きに付けます。
北海道、本州、四国、九州に分布します。
キキョウ科の植物です。
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コンロンソウ
- 2012年6月17日 13:37
- 花
最近、ツバメが飛ぶ姿をよく見かけます。
すっかり梅雨空です。
さて、きょうも滋賀の山にあった植物の中から・・、
沢沿いにあった「コンロンソウ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「崑崙草」と書きます。
この花が咲いている様子を、中国の崑崙山に降り積もった白い雪に
見立てて名付けられました。
葉は長さ3~7センチほど、先が尖り、縁にはギザギザがあります。
この写真ではいくつか花が散ってしまったようですが、残った白い花を
見ていただくと、アブラナ科の特徴である十字花(4枚の花びら)です。
雄しべは6本、雌しべは1本です。
北海道、本州、四国、九州に分布します。
アブラナ科の植物です。
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エビネ その2
- 2012年6月14日 13:59
- 花
昨日、マンションの庭のケヤキの上で何やらギィーという声が・・
上を仰ぐと、コゲラがケヤキの樹皮を嘴で剥いでポイッと捨てている
ではありませんか。
ほどなく、もう一羽コゲラが現れ、これまたギィーとご挨拶。
夏にもコゲラは姿を見せてくれました(*^^)。
さて、マンションの木陰にはエビネが毎年花を咲かせてくれます。
今年は少し増えたようですが、咲いたのは5株ほどでした。
そのエビネは、5月中旬にはもう咲き終えてしまいましたが、
滋賀の山のエビネは5月下旬に咲いていました。
遅くなりましたが、きょうは滋賀の「エビネ」をお届けします。
下山途中の疎林の中で一株だけ咲いていたのを見つけました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「海老根」と書きます。
地下茎がエビのように見えるところから名付けられました。
エビネは野生蘭の代表的なものですね。
このエビネの高さは20センチ程でした。
何か虫が訪れていました。何虫かな?
味わいのある花で人気もあり、展示会ではよくエビネを見ますが、
こうして山で見る自生のエビネは格別です。
*マンションのエビネ→過去記事エビネ
よりアップで・・↓
見られたことに感謝(^人^)です。
日本原産です。
ラン科の植物です。
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サツキヒナノウスツボ
- 2012年6月 1日 14:55
- 花
時々通る道にある、アメリカキササゲの花が
せわしく落花していました。
きょうから6月ですね。
きょうは滋賀の山で出合った「サツキヒナノウスツボ 」をお届けします。
登山途中の道脇のやや日陰の湿った林で、トリカブトの
群生の中に、これを見つけました。
草丈は60センチ程でしたが、後ろへ下がることができず、
草体全体が撮れませんでした(泣)
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は向き合って付いており縁にギザギザがあります。
茎には毛が多いです。
そうそう、「五月雛の臼壺」と書きます。
五月に咲く花の形から名付けられたそうです。
花色は暗紫色で地味ですが、花の形はなかなかユニークです。
風でブレてしまって見にくいですが、白っぽい雄しべと雌しべ
(雄しべの下の細い棒)が飛び出てるのがわかりますか。
もう、一枚!
ゴマノハグサ科の植物です。
お知らせ:
開花期と分布地域から考えて「サツキヒナノウスツボ」と訂正させて
いただきます。
開花期は5月頃。
分布地域は秩父・奥多摩の山地、中央アルプスの伊那側、伊吹山地(6/3fab)
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ゴマギ
- 2012年5月30日 08:47
- 花
窓から見えるご近所の屋根に、この頃同じような時間にいつも、
カラスが止まっているのが気になります(笑)。
ベランダではデンドロビュームとシランが終わりがけで、
アイスバーグが蕾を持っています。
さて、きょうは山地の谷筋にあった「ゴマギ」をお届けします。
「胡麻木」と書きます。
葉を揉むとゴマのような香りがすることから名付けられました。
高さ7メートル程に達する落葉高木です。
この木は5メートル程でした。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
幹の樹皮は灰褐色でよく見ると皮目があります。
葉にははっきりとした葉脈があり、向かい合って付き、
長楕円形~倒卵形で縁にギザギザがあります。
また、葉の表面は濃緑色で光沢があり、裏面は白緑色で全体に
細かな毛が密生しています。
ガマズミに似た5個の飛び出した雄しべと1個の雌しべを持つ、
白くて小さい5裂した花を多数付け、花全体は円錐形になります。
関東地方以西の太平洋側、四国、九州 に分布します。
スイカズラ科の植物です。
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ヤマシャクヤク
- 2012年5月29日 08:55
- 花
今朝、流し台で大きなムカデを発見!w(◎o☆)w
まぁ、そろそろお出ましになる時期ではありますが・・(^^;)
もうすぐ梅雨ですね・・山ではヒルが出る頃かと・・ヾ(≧Д≦*)ゞ
さて、\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/オイトイテ・・
5月の19日に山へ行った時、先週満開だったと聞いた
ヤマシャクヤクの花、、26日に行って、もはやあるまいと思って
登っていたら、なんとラッキーなことにまだありました(*^^)v
きょうは「ヤマシャクヤク」をお届けします。
「山芍薬」と書きます。
芍薬に似ていて山地に自生することから名付けられました。
茎の頂きに直径5センチ程の白い花を上向きに1個だけ付けます。↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は2回3出複葉です。
花の中には、多数の雄しべの花粉目当てか?
アブやハエなどいろいろな昆虫がいっぱい集まってきていました。
バナナのような形のものは雌しべだそうですが、花が終わり子房が
膨らんで実になっているのも多数ありました。
雌しべ1個のもの↓
雌しべ2個のもの↓
雌しべ3個のもの↓
雌しべ4個のもの↓
以上、1~4個のものが見つかりました。
一般に3個のものが多いそうです。
明るい林や谷筋に生えています。
石灰岩の山によく咲きます。
関東・中部以西の本州、四国、九州に分布します。
ボタン科の植物です。
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タチガシワ
- 2012年5月28日 19:24
- 花
土曜日にまた近江に行ってきました。
1000メートル程の山に登る予定でしたが、結局、今回は800メートル
までで断念しました(汗いっぱい)
50程の植物とリスやヘビ、ニホントカゲ、スジグロシロチョウや
アサギマダラ、ミソサザイやシジュウカラなど動物にもたくさん
出会いました。
しばらく、おつきあいいただければうれしいです。
きょうは「タチガシワ」をお届けしたいと思います。
「立柏」と書きます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
山地の湿った場所にあり、高さは50センチ程でした。
茎は直立していました。
葉は向き合って付き、葉先が尖っていました。
花は暗紫色で多数が集まって付きます。
まだ、蕾が多いですが、もう開花したものも・・。
5枚の花びらに見えますが、アサガオと同じ合弁花で5裂しています。
本州、四国 に分布します。
ガガイモ科の植物です。
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バイカモ
- 2012年5月25日 20:51
- 花
いつも通る道で、センダンの花が曇り空になじんで咲いていました。
雨が降ったり止んだりで、少し蒸し暑い感じもした一日でした。
さて、先週、思いがけず近江のバイカモの写真が撮れたので、
きょうはそれをお届けしたいと思います。
「梅花藻」と書きます。
梅の花に似た白い直径1~1.5センチ程の小花を咲かせる
ことから名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
民家の中を流れる湧き水の清流の中に、小さく白い花が
点々と水中で咲いていました。
水面から出て咲いているのもありました。
バイカモはずっと以前に柿田川で見たことがありますが、
清流でしか育たない水草です。
豊富な水量で、花も水中で泳いでいるかのようでした。
貴重な淡水魚である「ハリヨ」もいるそうですが、
それは見ることはできませんでした。
キンポウゲ科の沈水植物です。
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ウマノアシガタ
- 2012年5月21日 10:07
- 花
今朝の金環日食、ご覧になられた方も多いことでしょう^^。
きょうは、太陽のように光る黄金の花、「ウマノアシガタ」を
お届けしたいと思います。
「馬の脚形」と書きます。
山麓の日当たりの良い湿った草地に生えていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
草丈は30~50センチ程でした。
ほっそりとした茎に光沢のある黄色の花を付けます。
葉は掌状に3~5裂に切れ込んでいます。
最上部に付いている葉には柄がなく、基部まで裂けており、
細長い葉が5枚付いているように見えます↓
茎や葉、柄など良く見ると全体的に毛が多く、ガクには
フサフサとした長い毛があります。
少しわかりづらいですが、ズームしてご覧ください。↓
実が付いたものもありました。
二つ見えますね。↓
花の直径は1.5~2センチ程で、花びらは5枚でガクも5枚です。
キンポウゲの仲間には有毒植物が多く、ウマノアシガタも有毒です。
あっ、アブがやってきました。
クロハナアブの一種のようですが・・^^;
どなたか正しい名前がわかる方はいらっしゃいませんか?
教えていただけるとうれしいです。
北海道、本州、四国、九州に分布します。
キンポウゲ科の植物です。
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ヤブデマリ
- 2012年5月19日 21:23
- 花
渓谷の林の縁で白い装飾花のある木を発見!
オオカメノキか?と思って近づいて見ると、どうも違うような?・・
連れ合いがヤブデマリかも?と・・。
帰宅して調べたら、大当たり!ヤブデマリでした^^v
きょうは「ヤブデマリ」をお届けします。
本州、四国、九州に分布し、沢などの水辺や湿り気のある
林の縁に自生する落葉低木です。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
縁にギザギザのある葉は向かい合って付いており、
はっきりとした葉脈があります。
そして、何といっても白い蝶々のような形の装飾花が目だち、
花柄もあります。
本当の花は真ん中にあるきなり色の両性花 (一つの花に
雌しべと雄しべが両方あるもの)です。
樹皮は灰褐色でまばらに皮目がありました。
スイカズラ科の植物です。
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ハランの花と実
- 2012年5月10日 18:56
- 花
きょうは強い風で、玄関のベゴニアの鉢が総倒れになりました。
突風、竜巻に注意が必要とTVで叫んでいました。
波乱をよぶお天気で心配ですね。
さて、アップするのが大変遅くなりましたが、
実家で4月28日についにハランの花と実を見つけることができました。
まずは過去記事から→ ハラン
ハランの花は特に意識して見ないと目に入らないものなのだ
ということですね^^;
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
執念で(笑)ハランの葉を掻き分け、石ころをとったら、なんと
ドン・ピシャッ!花が見つかりました!!
よく見たら花二つの他、写真左の中央上には蕾?の枯れたの?も、
そして、写真上の方には見にくいですが、緑の実が見えかけています。
花は紫色、多肉質で直径2~3センチ程でした。
花びらは8つに裂け王冠状を呈していました。
回り込んで実を撮りました。
直径2~3センチ程の緑色の固い実でした。
そして、根元には薄茶色の固い種が数個落ちていました。
花のそばでアリとダンゴムシの姿を見ました。
調べたら、ハランの花はダンゴムシが花粉を媒介するそうです。
ハランは人知れず花を咲かせ、実を生らしていたわけですね。
人の生活に役立つ葉の陰に地味で変わった花・・
まさに不思議発見!でした^^。
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イスノキの花
- 2012年4月26日 17:48
- 花
「虫こぶといえばイスノキ」と言われるイスノキ。
過去記事はこちら→イスノキの虫こぶ
このイスノキの花を撮ることができたので、さっそくご紹介しましょう。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
イスノキは高木だそうですが、これは目の位置に赤い花があったので
気づきました。
最初、蕾のように見えましたが違ってました^^;
赤く膨らんでいるのは雄しべの葯で、中に花粉が入っている部分だそうです。
わかりにくくてしみませんが、一番上に見える2本の糸のようなものが
雌しべの柱頭です。
また、雌しべがあるのは先端の花だけで、下の数個ほどの花には
雄しべしかありません。
イスノキの花には花びらはありません。退化したんだそうです。
数日後にまた行って見ると、もうほとんど花は終っていました。
赤い葯は開いて花粉を出し終わり、すっかり黒ずんでいました。
この花を見られる期間は10日~2週間ほどのわずかな期間のようです。
本州(関東南部以西)、四国、九州、沖縄に分布するそうです。
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カラタチの花
- 2012年4月22日 16:20
- 花
少し長くお休みしているうちにソメイヨシノは葉桜になり、
八重桜も終盤に入りました。
春に白い花が咲くというカラタチの花をやっと見ることができました。
過去記事→カラタチの実
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
このカラタチの木は高さ4メートル近くありました。
カラタチは別名を「枳殻(きこく)」 ともいうそうです。
枝は青緑色でやや平べったく稜があり、鋭く大きな棘が互い違いに
付いています。これが大きな特徴です。
葉は三つでひとつの葉になっており、それが三つずつ集まって付き、
それが互い違いに付いています。
下は蕾の様子です↓
ほころびかけてきた様子↓
開ききった様子↓
おまけ↓
♪からたちの花♪
からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。
からたちのとげは痛いよ。
青い青い針のとげだよ。
作詞 北原白秋/作曲 山田耕筰
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ハクモクレン
- 2012年4月 4日 08:53
- 花
友達の家の庭の薄いピンクのアンズの花は、昨日の強風で
散ってしまったでしょうか?
今朝、ベランダを覗いたら、また一鉢、デンドロビュームの鉢が
棚から落ちていました。(x_x)
雨上がりで気温は低めのようで、近くの高校の桜は八分咲きです。
明日の入学式には桜がお出迎えできますね(*^^)v
うちのマンションの桜はまだ三分咲きほどですが・・。
さて、今盛りなのはハクモクレン・・・。
♪ハクモクレンが咲いたらと・・♪という歌が思い出されます^^。
それでは、きょうはハクモクレンをお届けします。
「白木蘭」と書き、モクレンに似て花が白いので「ハクモクレン」
と名付けられました。
下の写真はは数日前に公園で撮ったものなので、
まだ蕾の状態です。すみません_(・_.)/ コケッ。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
白い鳥か何かがいっぱい木に止まっているように見えませんか?
よく枝分かれして、樹皮は灰白色です。
蕾は光の加減か、片方に傾いているように見えますね。
葉に先だって花が咲きます。
花の下のほうに付いている茶色のは包(ホウ)で、
短い毛がいっぱい生えています。
中国原産の落葉樹で、庭木や街路樹としてよく植えられています。
モクレン科の植物です。
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クサボケ
- 2012年4月 3日 19:43
- 花
きょうは雨風共に強く、荒れたお天気でしたね。
車を運転中のこと、強風のためにあおられ、一時はハンドルを
とられそうになりました~こわっ!ヾ(≧Д≦*)ゞ
帰宅したら、ベランダの植木鉢が三つも強風のため倒れていました。(x_x)
さて、3日ほど前に撮った写真ですが、実家にあるクサボケが
見頃になりましたので、きょうはクサボケをお届けします。↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
中国原産の落葉低木で庭木によく利用されます。
こちらでは3月下旬~4月上旬に花が開きます。
ボケという名の由来は、実が瓜のような形であるところから「木瓜」
だそうです。
「木瓜」を「もっけ」と呼んでいたのが「もけ」→「ぼけ」という説と、
「ぼっくわ」→「ぼけ」の説があるそうです。
花が先に咲き、後で葉が出ます。
葉の縁にはギザギザがあります。
実も2~3個付いたことがあります。
バラ科の植物です。
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サンシュユの花 その2
- 2012年3月24日 20:31
- 花
昨日の雨の中、車を運転していると、街路樹のハクモクレンの蕾が
いっせいに空に向かっていました。
雨が上がり暖かくなれば、見事に花開くことでしょう。
さて、いつもの川べりを傘を差して散歩してたら・・
いました、いました!
カルガモ2羽とコサギ、セグロセキレイが・・^^。
皆、餌探しに懸命でした。
川べりの木もひと雨ごとに春色が増してきました。
早春の雨の中、黄金色に木全体が煙るサンシュユ↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉より先に黄色い花を付けます。
まさに春黄金花(はるこがねばな)。
しっかり咲き誇り、今、盛りなり。
と、花が1個、サザンカの生垣の上に落ちていました↓
手にとってよく見ると、4枚のガクのようなもの(総苞片)の上に
あふれんばかりに、小花がいっぱい。
まるで線香花火のように、長い柄のある小さな花が40~50個
集まっています。
1個の花は花びら4枚でそれぞれが反り返っています。
花びらの間に4本の雄しべが付き、花の真ん中には1本の雌しべが
付いています。
集合の美がある花ですね。
さて、この雨でサクラの蕾の先がピンク色になりました^^。
この分だと、あと1週間くらいで咲きそうかな?
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サンシュユの花
- 2012年3月15日 20:16
- 花
きょうはあちこちで卒業式でしたね。
風もあり寒い日でしたが、誇らしげに、恥ずかしげに、
それぞれが花束を持って歩いている姿が印象的でした。
春は別れと出会いの季節、元気出していきましょう♪
元気といえば、何色?
黄色、オレンジ、赤etc.
さっそく黄色のサンシュユの花をお届けします。
おととい撮ったサンシュユです↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
まだ開いてまもないようです。
今年は1週間から10日ほど開花が遅いようです。
過去記事はこちら→サンシュユ、 サンシュユの実と冬芽
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ミニカトレア
- 2012年2月15日 11:50
- 花
2~3日冷たい雨が降り続き、やっと上がりました。
実家やマンションの梅の蕾も膨らんではきましたが、きょうは
鈍よりして寒く、蕾も固く身を縮めていることでしょう。
そんなこんなで、きょうは部屋にあるミニカトレアを紹介します。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
先月、ラン展で買ったものです。
ソフロレリオカトレア ウェンディーズ レッドストーン 'カーメラ'です。
Sophrolaelio cattleya(Slc.)Wendy's Red Stone 'Carmela'
部屋の中では根茎性ベゴニアの楚々とした花がチラホラ
咲いていますが、さすがミニでもカトレアで、しかも印象的な
花色なので、つい、目を惹かれます。
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マスデバリア
- 2012年2月 8日 08:06
- 花
皆様、おはようございます。 いきなりですが・・^^;
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
これ、見たことありますか?
変わった花ですね。
「マスデバリア」っていう名前です。
先日、あるラン展に行った時に出逢った花です。
こんなの、撮れました↓^^
マスデバリアは、特異な形が面白いランですね。
コロンビアからボリビアに至るアンデス山脈を中心に
メキシコ~ブラジルにかけて400種ほど、分布しているそうです。
特にエクアドルとペルーに多いそうです。
年中10~15度くらいあり、いつも湿った空気が谷の合間を
通り抜けているような、雲霧のある高地の樹上に着生している
ので、特に日本の夏の暑さの中での栽培は大変そうです。
葉が柔らかく、バルブは持ちません。
ラン科の植物です。
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ディネマ・ ポリブルボン
- 2012年1月30日 11:12
- 花
今朝は明るい日差しに包まれています。
きょうは、先日我が家にやってきたばかりのミニ洋蘭を紹介します。
この花は、「ディネマ ポリブルボン」という名前です。↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
居間の日当たりの良い窓辺に鎮座しています。
極小型のバルブに小さな2枚の葉をつけ、その中央から黄褐色で
リップは白色、径2.5センチ程の小さな花を咲かせています。
1バルブ1輪咲きです。
3月くらいまで開花するそうですが・・。
メキシコ~中米、カリブ海諸国の原産だそうです。
ラン科の植物です。
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イソギク
- 2012年1月20日 18:28
- 花
こちらでは、きのうからだいぶ雨が降りました。
皆様のところでは、いかがでしたでしょうか?
きょうは「イソギク」をお届けします。
「磯菊」と書きます。
磯に生える菊ということから名付けられました。
(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は長さ4~8センチ程で厚く、裏面には白毛が密生しており毛が葉の
縁まであるので、表面から見ると葉が白く縁取られているように見えます。
黄色の花は外側に花びら状の花が並びません。
千葉県犬吠埼から太平洋岸に沿って、静岡県御前崎までの海岸の岩場に
自生しているそうですが、各地で栽培されてもいるようです。
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ホシアサガオ
- 2011年10月 8日 17:29
- 花
実家のピンクのサルスベリはまだ咲いていますが、我が家の
ベランダにあるゴーヤはそろそろ終わりがけです。
きょうは帰化したアサガオの一種、「ホシアサガオ」をお届けします。
「星朝顔」と書きます。
これもつる性です。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ピンク色の花の直径は1.5~2センチ程で、真ん中は色が濃くなっています。
そして雄しべの葯は白色でした。
花の柄は5センチ以上ありました。
熱帯アメリカ原産の帰化植物です。
関東以南の道端などに生えています。
ヒルガオ科の植物です。
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マルバアメリカアサガオ
- 2011年10月 2日 15:11
- 花
10月の声を聞き、すっかり朝晩は涼しくなりました。
友達の家の近くでゴンズイの赤い実がぬらぬらと光っているのを
見ました。
散歩の途中の道端で小さいアサガオのような花を見つけました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
調べたら「マルバアメリカアサガオ」でした。
きょうは「マルバアメリカアサガオ」をお届けします。
熱帯アメリカ原産だそうです。
茎はつるになり、長さ数メートルになります。
空色の花は直径2~3センチ程でした。
しぼむとピンク色になるようです。
ガクは線形で5つに深く裂けて外に反り返り、ガクのすぐ下に
苞があります。
葉は心臓形で、長い柄があって互い違いに付いています。
丸い葉を持ち、葉など全体に短毛があって
ざらついています。
おまけ:こんなのもありました↓
(葉の真ん中からこんにちは~♪)
ヒルガオ科の植物です。
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コマツヨイグサ
- 2011年8月21日 16:03
- 花
こちらは雨や雷のためか急に涼しくなりましたが、今は
クマゼミやアブラゼミが鳴いて、ちょっと蒸し暑いです。
皆様の方はいかがでしょうか?
きょうは夕暮れ間近な浜辺に咲いていた「コマツヨイグサ」
をお届けします。
「小待宵草」と書き、小型のマツヨイグサという意味です。
同じ仲間のマツヨイグサやオオマツヨイグサも、どれも帰化植物で、
日本に江戸~明治時代に渡来し、野生化して繁殖しています。
花の形や咲き方もよく似ています。
(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
が、茎が這う点が最大の特徴です。
その他、花が小さく、葉に変化が多くギザギザや羽状まであります。
また、生える場所は海岸か海岸に近い草地に限られ、
内陸で見ることはないそうです。
花期は5~11月 です。
本州、四国、九州、沖縄に分布する帰化植物です。
ハート形4枚の花びらを持つ花は径2~3センチ程と小さく、
しぼんだ花はやや赤味を帯びていました。
雌しべの先は4つに分かれているようで、雄しべは8本です。
そして、茎や葉に毛が多いです。
アカバナ科の植物です。
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ハマゴウ
- 2011年8月 4日 16:35
- 花
先日、急に思い立って海に行きました。
午後6時頃、海岸の砂浜に青紫色の花がいっぱい咲いていました。
わぁ~、まるで、青い絨毯が敷きつめられたかのよう・・。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
帰宅して調べたら、「ハマゴウ」でした。
海浜植物にはハマのつく名前のものが多いですね。
「浜栲」と書きます。
砂浜に生育する海浜植物なので、種が海流に乗って運ばれ、
本州、四国、九州、沖縄から中国、朝鮮、東南アジア、ポリネシア、
オーストラリア等、広く分布しているそうです。
波打ち際よりは少し高台の方に群生していましたが、だんだん
低い方へも、砂に埋もれながらも茎を伸ばし這っています。
一見、草のようですが、草ではなく、低木だそうです。
浜へ枝を伸ばすハマゴウ↓
葉の表は緑ですが、裏面には灰白色の毛が密生しており、
白っぽく見えます。
花は漏斗状で唇形をしており、合弁花です。
上唇は2裂し下唇は3裂しており、雄しべは4本、
雌しべの先は2裂しています。
そして、雄しべも雌しべも花の外へ突き出ています。
花の一部には白い毛が生えています。↓
実ができているのもありました。
実はガクに包まれています。
クマツヅラ科の植物です。
おまけ:
ここは中部国際空港(セントレア)が近いので、飛行機が
低空で飛んでいます。
浜辺にはハマゴウの他、帰化植物のコマツヨイグサも生えていました。
午後7時を過ぎてやっと日が落ち、だんだん暗くなり始めると、
コマツヨイグサが文字通り宵の中で、しだいにあちこちで、
開花し始めていました。
昨今、海浜植物の生息範囲はどんどん狭まっていると聞きます。
子供の頃、海水浴を楽しんだ砂浜はそのうちなくなってしまい、
それに伴い、海浜植物も・・・。
そうならないように、子子孫孫、この景色を守り伝えたいものです。
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アオギリの花
- 2011年7月31日 16:17
- 花
道を歩いていたら、何か花殻のようなものが道いっぱいに落ちて
いたので、見上げると「アオギリ」でした。
大きいものは、高さ15メートルになる落葉高木で、
7月になると花が満開になるようです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
青桐と書きます。
桐に似た葉と樹皮の色から名付けられました。
伊豆半島、愛媛県、高知県、大隈半島、琉球列島などに自生して
いるようです。
公園や街路樹など、こちらで見るアオギリは植栽されたものです。
撮った写真を見たら、ひとつの花の房の中に雌花と雄花が
混在していました。蕾も実も見えます。↓
雄花と蕾のアップ↓
雄花は、こん棒のような形をしており、
先端の丸くなったところは、葯の集まりだそうです。
花びらのように見えるのはガク片(5個)で、
くるりと巻いたリボンのように反り返っています。
次は雌花のアップ↓
画面真ん中に蕾と雌花が3つ見えますね。
雌花には雄しべがありますが、ほとんど花粉がないそうです。
次は実のアップ(画面左は雄花、右が実)↓
実は5つに割れています。
これは、雌花の子房が5つの部分から成り立っていたことを
現しています。
この一つ一つの部分を「心皮」というそうです。
その他、互い違いに付く葉は、掌を開いたような形で3裂~5裂し、
長い柄があります。
葉裏はやや白っぽいです。
アオギリ科の植物です。
過去記事はこちら→アオギリ
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ハマセンダンの雄花
- 2011年7月23日 17:34
- 花
台風後、なんだか少し涼しい名古屋です。
さて、隣の区に市内有数の緑地がありますが、そのそばに
以前載せたことがあるハマセンダンの木があります。
久しぶりにふらっと出かけたら、なんとラッキーなことに花が
咲きかけていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高木なのでなかなか撮りづらい^^;
花をアップすると・・↓
雌雄異株のようで、これはどうも雄株で雄花のようです。
5個の雄しべが花びらより長く突き出て黄色の葯が目立ちます。
中を覗くと・・↓
花びら5個で雄しべも5個です。真ん中に退化した雌しべが1個あります。
南国の海岸付近の日当たりの良い林には、ハマセンダンが
よく群生しているようです。
おまけ:
葉にアゲハの幼虫がいました。
5齢虫↓
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マサキ
- 2011年7月 3日 11:35
- 花
朝も晩も夏の虫の声がします。
窓を開けて涼しい風が吹いてくると、つかのま、生き返ったような
気がします。
コシアキトンボが、今年も6月からマンションの樹上や
上方の空間を旋回しています。
さて、きょうは「マサキ」の花をお届けします。
実家の庭にマサキの木があったのに、つい最近気が付きました。
マサキです↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
今まで全然気がつきませんでした。
知多の海岸でも目に付いたのに実家にあったとは・・燈台下暗しですね。
ちょっと前からマサキの薄黄緑色の可愛い花が咲いていました。
蜂が花のまわりを飛びまわっています。
花びらは4枚、雄しべも4本。
雌しべは1本で写真ではわかりづらいですが、先が短く4つに
分かれています。
縁に浅いギザギザがあり厚く光沢のある葉は、短い葉柄があり、
向き合って付いています。
園芸種のキフクリンマサキもそばに植わっていました。↓
花はマサキの花と同じです。↓
北海道南部以南、本州、四国、九州、琉球、小笠原に分布します。
ニシキギ科の植物です。
過去記事はこちら→マサキの実
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シャシャンボ
- 2011年6月30日 17:26
- 花
相変わらず、体に力が入らず、声にも元気がないですが、どうにか
一日、一日やり過ごしています。
きょうで6月も終わりですが、今月はムクドリやキジバト、ツバメの
姿をよく見かけました。
買い物の途中、多数の白くて小さな壷形の下向きの花が房状に
付いている木を発見。
じつは数年前からいろんな場所で時々見かけていたのですが、
なかなか写真が撮れませんでした。
「シャシャンボ」の花のようです。
きょうはやっと「シャシャンボの花」をお届けできます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
花は小さな壺形で、長さ5ミリ程です。
その先端は5つに分かれ、反り返っています。
そして、花の柄や花の表面には白くて軟らかい短毛が密生しています。
また、葉は互い違いに付いており、葉の縁には浅いギザギザがあります。
革質の葉の先端は尖っており、上下の側脈が葉縁で繋がっています。
葉の裏は少し白っぽく、主脈の上に小さなトゲのようなものがあり、
触るとひっかかりが感じられます。
過去記事はこちら→シャシャンボの実
ツツジ科の植物です。
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ギンバイカ
- 2011年6月23日 15:04
- 花
ここ2ヶ月程今までにない体調不良に陥り、体調の良い時が少なく
通院などして正直まいっていましたが、きのうから少し声が出る
ようになり、何とか体調を取り戻すため、きょうは徒歩で買い物に
出てみました。
初めて歩いた道筋に、白い花がいっぱい咲き始めた生垣が、
目に飛び込んできました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
帰宅して調べたら「ギンバイカ」でした。
きょうは「ギンバイカ」をお届けします。
「銀梅花」と書きます。
花びらの色が純白(銀)で、咲き始めの様子が梅の花に似ているため
名付けられました。
地中海沿岸原産のフトモモ科の常緑樹で、高さは4~5メートル程に
なるそうです。
光沢のある濃い緑の葉が向かい合って付いており、蕾のうちは真ん丸で、
やがて、しべの目立つ純白の花が次々と咲いてくるところが素敵です。
英名は「マートル」、マートルと言えば・・、
先般行われた英国のロイヤルウエデイングブーケの中に入っていた
お花ですね。
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クロガネモチの雄花
- 2011年6月13日 10:01
- 花
きのう六七日のお参りにお寺まで行ってきました。
お寺は「花かつみ」とも呼ばれる野花菖蒲で有名な知多半島の
草木地区にあります。
過去記事→ノハナショウブ
今頃は花の見頃だったことでしょう。
さて、最近行くようになったスーパーの隣の公園の木に、
何か花が咲いているのを見つけました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
どうもクロガネモチの花のようです。
実は以前に違う場所で何度か撮ったことがありますが、花は初めてです。
クロガネモチは雌雄異株で、どうやらこれは雄株のようです。
5~6本ある長い雄しべが目立ちますね。
緑濃い葉は革質で光沢があります。
若い枝は紫色を帯び、稜があります。
木の肌は灰色っぽい↓
今度は雌花に出逢いたいものです。
過去記事はこちら→ クロガネモチの実
*クロガネモチの赤い実は、メジロやヒヨドリ、ツグミなどの
鳥たちの好物のようです。
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ユキノシタ
- 2011年5月31日 22:36
- 花
今月初め、人生に一度しかない経験をし、
大変ご無沙汰してしまいました。
あっと言う間に季節は巡り・・
今はもう主のいない実家の庭ですが、植物は
自分の花を咲かせる時期をちゃんと知っており、
数日前から「ユキノシタ」が花を咲かせています。
庭の片隅の湿り気の多い半日陰の場所です。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「雪の下」と書いて、白い花を雪が降るのに見立て、
その下に緑の葉がある様子を意味しているとか、
寒い冬に雪の下になっても枯れないからとか、
諸説あるようです。
花は5枚の花びらからなります。
上の3枚にはピンク色の模様があり、花びらの付け根には
黄色の斑点があります。
また、下の2枚は真っ白で長細い花びらです。
長い雄しべも目立ちます。
葉は腎形で毛深い葉の表面には葉脈に沿った模様があります。
葉の裏も毛深いですが、無地で、表より少し白っぽい
緑色をしていました。
本州、四国、九州に生える常緑の草です。
ユキノシタ科の植物です。
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カスマグサ
- 2011年4月30日 15:56
- 花
ゴールデンウィークに入りましたね。
車窓から山を見ても、まさに"山が笑う"季節となりました♪
きょうは面白い名前のカスマグサをお届けします。
「かす間草」と書きます。
カラスノエンドウとスズメノエンドウの中間ということで・・・。
つまり、「カ」(カラス)と「ス」(スズメ)の「マ」(間)で、
カスマグサと名付けられましたとサァ~♪
つる性で他の植物などに巻きついて生えます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
花や葉のアップです。↓
花の柄は長いです。
淡紅紫色の花ですが、花びらには濃い紫色の模様があり、
花は1~3つで少し離れて付きます。
正面向きの花↓
実が付いているのもありました。
大きさは1~1.5センチ程、扁平で無毛でした。
実の中には種が4つあるようです。↓
本州から九州の人里の日当たりの良い草地に分布します。
マメ科の植物です。
*ここで皆様にお礼を申し上げます。
fabも今月で丸6年が過ぎました。
ここまでやってこられたのも、皆様の応援のお蔭です。
本当に有難うございましたm(_ _)m。
来月から7年めを迎えますが、何とか続けていきたいと思います。
どうぞ、これからも応援よろしくお願い申し上げますm(_ _)m。
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春のケヤキの様子 その4
- 2011年4月13日 09:58
- 花
今朝、ゴミ出しに行った帰り、階段に落ちていた桜の吹き溜まりを
見ていたら、その中にケヤキの短い枝が落ちていました。
まだ落ちてそんなには時間が経っていなかった5センチ程の
綺麗なものを拾って、早速撮影しました↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
写真の上の方から5枚めの葉の脇には葯が飛び出た後の雄花、
6枚目の葉の脇にはまだ葯が出る前の雄花、
そして、7、8枚目の葉の脇に雌花が付いていました。
葯が開出した雄花のアップ↓
開出した雄花(画面左上)と開出前の雄花(真ん中)↓
桜が満開で人々が花見をする頃、ケヤキの花はただひっそりと
でも地道に咲いているんですね・・。
私もケヤキに囲まれて生活しているのに、ケヤキの花に興味を持った
のは、去年からでした^^;;
高木なので、なかなか見ることが少ない花ですが、足元に落ちている
1本の小枝からも花の便りが聞けそうですね^^。
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春のケヤキの様子 その3
- 2011年4月11日 21:49
- 花
きょうは花吹雪舞う一日でした。
窓から見えるケヤキは日ごとに新緑が増しています。
雌花の撮影があきらめきれず、ついに撮影に成功しました^^v
まずは枝の様子から↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
雌雄同株で、若枝の分かれる元の方には雄花(雄しべだけがある花)
が多く、数個かたまって付いています。
そして、その先端の方には雌花(雌しべだけがある花)、または、
両性花(一つの花に雌しべがと雄しべがある花)が1~3個ずつ
付いているようです。
枝先↓
葉の脇に先が二つに割れた白いのが見えますか?
これが雌花です。
緑で丸っこく見えているのは先回紹介した雄花です。
ケヤキの雄花は直径2.5ミリ程で小さく地味な花です。
雌花は雄花よりもっと小さい花でした^^;
アップすると↓
露出した白い柱頭は2つに割れて、毛が密に生えていました。
両性花もありました↓
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ヤマウグイスカグラ
- 2011年4月 1日 10:36
- 花
きのうは不安定なお天気でしたが、きょうは風もなく、
穏やかな日和です。
今朝、カーマインレッドも鮮やかな八重咲きチューリップが
ベランダで咲きました。
薄いピンクのネメシアも盛りです。
青紫のムスカリにハナアブがよく来ています。
そういえば、今年はまだウグイスの声を聞いていません。
きょうは「ヤマウグイスカグラ」をお届けします。
「山鴬神楽」と書きます。
きょうは「ヤマウグイスカグラ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
二つずつ付いている花が多いようです。
漏斗型の花は長さ1~1.5センチ程、花びらの先は5裂しています。
真ん中に雌しべ1個、周りに5個の雄しべがあります。
高さ2メートル程の落葉低木で、北海道南部~九州の丘陵地から
山地の林に生えます。
樹皮は灰褐色です。
花びらや花の柄に毛があり、向き合った葉にやや長めの細かい毛が
生えています。
山は平地に比べ気候が厳しいので、寒さなどしのぐよう、
毛で覆われているのでしょうかね・・。
ちなみに花や葉、実に毛がないのがウグイスカグラのようです。
ブログ内関連記事→ ウグイスカグラの花
スイカズラ科の植物です。
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ナノハナ
- 2011年3月31日 14:28
- 花
きょうは雨がパラパラしたり、急に翳ったり、変わりやすい
お天気ですね。
3月もきょうで終わり・・、3月は公私共にハラハラすることが
多かったですが、何とか乗り切れたようです。ふ~(^_^;;)
桜もチラホラ咲き始めました(*^^)v。
こないだ都会のオアシスの緑地に行ったら、畑をしている方から
思いがけず菜の花をいただきました。
さっそくその晩、我が家の食卓に菜の花のおひたしが・・・。
言うまでもなく、とても美味しかったです^^。
菜の花は昔から、皆に愛されてきた花ですね。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
一面に咲いていると黄色い絨毯のようで綺麗です。
心が明るくなるようなその黄色、青い空との相性も抜群。
可憐な十字形の花、群生した時のその美しさも素敵。
そして、食べることもでき、とってもいいですね~♪
きょうは「ナノハナ」をお届けします。
別名はハナナ(花菜)、アブラナ(油菜)、ナバナ(菜花)、ナタネ(菜種)
ともいいます。
"野菜(菜っ葉)の花"という意味から「菜の花」と名付けられました。
草丈は50~80センチ程です。
上の方の葉は茎を抱いています。
2~5月に十字形をした黄色い4枚の花びらの小花を多数咲かせます。
その他、花からは蜜が採れます。
花後に付くサヤ(莢)の中にある実からは菜種油が採れます。
葉に皺がある縮緬白菜系が切花として売られています。
千葉県の県花です。
アブラナ科の植物です。
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クロッカス
- 2011年3月22日 18:06
- 花
公園の柳の色が目にしみます。
11月に球根を植えたクロッカスも咲いてきました。
きょうはこの「クロッカス」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
黄色が最初に咲き、紫、そしてきょうは白が咲きました。
草丈は12センチ程でした。
葉は松葉のように細いですが、痛くはありません。
真ん中に白い筋が入っています。
花は日が翳るとすぼみます。
原産地はヨーロッパ南部だそうです。
早春に咲く観賞用の園芸植物として、また水栽培にもされますね。
公園の花壇や庭によく植えられていますね。
別名は春サフラン、花サフランともいいます。
似ている花はこちら→サフラン
これはクロッカスの雌しべです(オレンジ色の)↓
雌しべの元は1本ですが途中で3本に分かれています。
形はラッパ状で、その外側のまわりはギザギザに縁どりされています。
アヤメ科の植物です。
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原種チューリップ
- 2011年3月15日 18:23
- 花
11日に大地震と大津波が発生、東北、関東はじめ被災地の皆様には、
心からお見舞い申し上げます。
既に4日経っていますが、いまだに余震をはじめ原発のこと、
連日胸が痛む不安な報道がされています。
TV等見るにつけ、被害の大きさに言葉もありません。
不安な気持ちで過ごされている方々が、一日も早く落ち着く日が
来ますようにと祈らずにおれません。
こちら名古屋は被害もなく、何か申し訳ないような複雑な気持ちです
が、きょうもすぐそばの高校から、運動場で何か競技会をやっている
のか?若人の歓声が上がっていました。
また、ホームセンターに立ち寄ったら、防災グッズをはじめ、キッチン
用品等々、個数制限で販売されており、既に品切れで入荷は未定という
ものも続出で唖然としました。
きょうは復旧への祈りも込めて、「原種のチューリップ」を
お届けします。
去年の秋に初めて原種のチューリップを植えてみました。
気温の高かった先日、花開きました。
普通のチューリップはまだ、葉が伸びている程度ですが、
この原種のチューリップは早々と開花してくれました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
えっ?これがチューリップ?
と思うほど、普通のチューリップと比べると、ずんぐりした感じを
受けますが、結構けなげで愛らしいチューリップです。
球根も親指の先ほどしかなく、小さいものでした。
我が家のは、茎は短く、葉は線状で、カップ状の花を開いています。
ピンク色の花が開くと真ん中の黄色の部分が目立ちます。
雌しべは1本、雄しべは6本です。
この我が家の原種チューリップは、多分、トルコからイラクあたりの
中近東に自生しているチュリパ・フミリスではないかと思うのですが?
チューリップの原種は、地中海沿岸から中央アジアにかけての
北緯40゜地帯に広く分布しているそうです。
約150種程が確認されているようです。
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ヒメオドリコソウ その2
- 2011年3月 8日 11:42
- 花
今がスギ花粉の飛散はピークだとTVで言っていました。
おお~っ、こわっ!
外出の時は完全武装で・・^^;;
寒の戻りか、寒い日が続いていますね。
でも、寒くても日当たりの良い道端や空地では、スイセン、ハコベ、
ハルノノゲシ、ヒメオドリコソウ等が咲いています。
きょうは、以前にも取り上げたことのある「ヒメオドリコソウ」を
もう一度お届けします。
薄いピンク色の唇形の花で模様があります。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
上部の葉も葉柄を持っています↓
そして茎は四角ばっています。↑
葉は向き合って付いており、その次は90度ずれて
また向き合って付いています。
花も葉も毛深いです。↓
もっとアップにしてみましょう。↓
雌しべ1本、雄しべは4本ですね。
道端や空地、畑などでよく見られる植物です。
花は2~6月頃まで咲きます。
シソ科の植物です。
過去記事はこちら→ヒメオドリコソウ
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ナズナ
- 2011年3月 4日 10:20
- 花
昨日に続き、お天気は良くても風が強く吹き、寒いです。
三月は風が強い日が多いもの・・そうですね・・。
でも強い風はやっぱり勘弁してよ~(泣)
さて、きょうは道路際に咲いていた「ナズナ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
撫でたいほど可愛い花の意味、撫菜(なでな)からナズナに、また、
夏になると枯れること、つまり夏無(なつな)からナズナに等、
諸説あるようです。
三角の実の形が三味線の撥(ばち)に似ていることから、また、
「ぺんぺん」は三味線を弾く擬音語から、別名はぺんぺん草、
あるいは三味線草と言います。
昔、よく子どもの草花遊びに使われました。
ここで<ぺんぺん太鼓>の作り方を紹介します。
三角の実を茎から切らないように順に下に引き下げます。
ブラブラになった実を耳元で、でんでん太鼓のように、クルクル
回すとサラサラと音をたてます。
草丈は10~ 40センチ程。花期は2~ 6月。
4枚の白い花びらを持つ直径3ミリ程の小さな花を多数付けます。
下の方で花が終わって種ができる間も、先端部では次々と蕾ができて
花が咲きます。
花は直径5ミリ程の十字形の花です。
がく片4枚、花びら4枚、雄しべ6個、雌しべ1個でした↓
実は長い柄のある三角形?軍配形?ハート形?↓
茎に互い違いに付いています。
実は次第に膨らんで、2つに割れて種子をばらまくそうです。
また、3月くらいまでの若い菜は食用になるそうです。
北海道~奄美・琉球に分布します。
アブラナ科の植物です。
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ユッカ
- 2010年12月19日 14:41
- 花
2日ほど前、マンションのケヤキの上でギーッという声がしました。
コゲラでした。木は葉を落としているので、バッチリ見えました^^v
ここ数年来、寒くなるといつも姿を見ます。
さて、きょうは「ユッカ」をお届けします。
ユッカといえば・・
私が出た中学校の通用門の横にユッカが何本もありました。
「君が代蘭」とも言われるユッカは美術の写生の時間に描いた
覚えがあります^^;
剣のようなシャープな葉が、未来に向かって元気に力強く伸びていく
若者にたとえられたのでしょうか?・・、
園芸店では「青年の樹」として販売されています。
昔から庭木としても植えられていたユッカは、元来は海浜植物です。
植物園の温室の前にも植えられていました↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは1~2メートル程。
濃緑色から灰緑色の葉は先端が剣のように鋭く、硬いです。
花は薄くクリーム色がかった白で、スズランのように釣鐘状の
下を向いた花が咲きます。
葉の上に落ちていた花を調べたら、花びら6枚、雌しべ1本、
雄しべ6本でした。
北アメリカ西南部原産です。
ユリ科の植物です。
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ハマギク
- 2010年12月16日 14:40
- 花
こちらは、どんよりとしたお天気です。
クリスマスまであと1週間ほどですが、今年は全然その気になれません。
さて、きょうもキクをお届けします・・「ハマギク」です。
「浜菊」と書き、名のとおり、茨城県~青森県の太平洋側岸の浜に
生える菊です。
白いハマギクには海崖の岩肌に青い空がバックだと最高ではないかと
思うのですが、 今回は残念ながら植物園で撮った写真でお許しを^^;
ハマギクは日本の固有種で、その可憐さ、美しさが愛でられ、
江戸時代から栽培されていたそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
茎の下のほうは木質化して越冬し、春にその先から新しい茎を
伸ばします。
へら型でやや厚く艶がある葉は、葉柄がありません。
そして縁にギザギザがある葉が互い違いに段々に付くのが特徴です。
キク科の植物です。
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キバナノジギク
- 2010年12月14日 18:19
- 花
きょうは暖かいとの天気予報だったので、ダウンコートをやめて
ウールの背抜きのコートを着て出かけたら、結構、風があって
寒かったです(~-~;)。
さて、きょうは、晩秋から初冬にかけて咲く「キバナノジギク」
をお届けします。
「黄花野路菊」と書きます。
野路菊は栽培菊の原種で、その黄花種を指します。
兵庫県以西の本州~九州の海岸に生えます。
この写真は植物園で撮りました↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
名前は野路なのに海岸に咲くそうです。
葉裏は白っぽいです↓
キク科の植物です。
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リュウノウギク
- 2010年12月12日 09:47
- 花
穏やかないいお天気になりました。
きょうは葉がいい香りがする「リュウノウギク」をお届けします。
「竜脳菊」と書きます。
竜脳とは、フタバガキ科のリュウノウジュの樹脂からとる香料のことで、
その香りがする菊ということで名付けられたそうです。
リュウノウギクには竜脳の主成分の他に樟脳も含まれているそうで、
実際、葉を揉んだら確かに樟脳のいい香りがしましたよ^^v
遅めに咲く野菊で、10月下旬頃に蕾ができ、満開になるのは11月中旬
以降のようです。12月になっても咲いています。
丘陵地や山地の崖とか、日当たりの良い林の縁に、群がって咲いています。
私の近くでは植物園以外、伊吹山のような石灰岩地にも生えているそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
直径3センチ程の白い花びらで、真ん中が黄色の花です。
でも中に淡紅色のもありました。
咲いてだいぶ時間が経ったものでしょうか?
灰白色で密生した毛がある茎は、花の大きさの割りに細めです。
多少、立ち上がってはいますが、這うようにも見えます。
葉は互い違いに付いていて、ひとつの葉の形は3裂しているものが多く、
縁にはゆるいギザギザがあります。
いわゆる菊の葉の形をしています。
葉を触るとビロードのような柔らかな心地よい感じがします。
表面は緑色で毛があって艶消し、裏面は短い毛が密生して白っぽく
なっています。
福島県、新潟県以西から山口県東部までの本州、四国、九州は宮崎県に
分布するそうです。
キク科の植物です。
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センブリ
- 2010年11月12日 21:41
- 花
実家にあるカリンが今年は当たり年で、いっぱい実が生りました~♪
半分以上は残念ながら地面に落ちてしまいましたが、
まだ残っているのは見事な黄色に色づいてきました。
午後、友達と朗読劇を観に行きました。
演目は泉鏡花の「天守物語」でした。
なかなかに好演でした。
さて、きょうは「センブリ」をお届けします。
「千振」と書きます。
「千回振出してもまだ苦い」ということから名付けられました。
花、葉、茎、根はすべて苦く、全草を薬用に用いるそうです。
日本の民間薬の代表で、生薬名は当薬(とうやく)と言います。
当薬とは「当(まさ)に薬(くすり)」の意味だそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは20センチ程でした。
茎の断面は四角く細長い線形の葉が向かい合って付いています。
直径2センチ程の花は合弁花で、深く5裂しています。
花は白色で縦に紫色の筋があります。
雌しべは1本で、雄しべは5本、花の真ん中にはモジャモジャの
白い毛が生えています。
北海道~九州の山地の日当たりのよい草原に分布します。
リンドウ科の植物です。
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ムラサキセンブリ
- 2010年11月 9日 12:27
- 花
きょうは、風が強く落ち葉を掃いても処置なし、
適当に掃いておきました・・(^m^;
ハンギングしてあるベランダのデンドロに水をやろうとしたら、
巻いてある水苔の中からいきなりヤモリがご挨拶~♪
うちは玄関やらお風呂場、天井、そしてベランダ・・そうそう、
先日は室外機の中にヤモリがいて漏電騒ぎもあったのですが・・
とにかく守宮に守られているようです☆\(^^;
きょうも2週間程前に撮った写真のひとつ、
「ムラサキセンブリ」をお届けします。
「紫千振」と書きます。
紫色のセンブリということで名付けられました。
センブリについては、また、後日・・。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
花はひとつしか開いていませんでした。
高さは50~60センチでした。
葉は細く、長さ2~4センチ程で向かい合って付いています。
茎はこんなふうに暗紫色を帯び、四角張っています。
直径3センチ程の花は深く5裂し、一見、合弁花とは思えません。
淡紫色で濃い紫色の筋があります。
雌しべは1本で先が二つに割れ、雄しべは5本、花の真ん中には
モジャモジャの白い毛が生えていますね。
センブリよりも背丈があり、花もやや大きめです。
2週間程前は、ほとんどこのように蕾が多かったですが、
今頃は満開で賑やかなことでしょう。
関東以西の本州~九州の、日当たりの良い蛇紋岩地帯や草原に
分布します。
リンドウ科の植物です。
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ナンテンハギ
- 2010年11月 8日 12:39
- 花
朝、晴れてたのに、今にも降り出しそうなお天気になってしまいました。
先日、コーヒー豆を買いに行ったら、その店のオリーブの木に実が
付いていました。
ご店主にたずねたら、7年越しで実が付いたとのこと・・。
今はオリーブの実の生る時期なんですね・・
そろそろワインが飲みたくなる季節でもありますね^^。
さて、きょうは2週間程前に撮った「ナンテンハギ」をお届けします。
「南天萩」と書きます。
葉がナンテンに、花がハギに似ているので名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉が2枚ずつ付いているので、フタバハギともいうそうです。
青紫色の蝶形の花を多数つけます。
もう、実が付いているものも見られました。
実は2~3センチ程で、ソラマメを小さくしたような形です。
実際、ソラマメの仲間でした^^。
春先に伸びる若芽は山菜として食べることができ、茹でると小豆の
ような匂いがするのでアズキナともいうそうです。
北海道~九州の日当たりのよい山の土手や草地に分布します。
マメ科の植物です。
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エンシュウハグマ
- 2010年11月 2日 23:04
- 花
街路樹のナンキンハゼが色づいてきました。
霜月の声を聴き、日ごと山から里へと紅葉も下りつつあるようです。
きょうは「エンシュウハグマ」をお届けします。
「遠州白熊」と書きます。
遠州(静岡)に分布するので"エンシュウ"、チベットのヤクの尾の毛
で作られた"ハグマ(白熊)"に似ていることから名付けられました。
写真は、東三河の蛇紋岩の山の林内で咲いていた「エンシュウハグマ」
です↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
上の写真の花は満開でした。
高さは20センチ程でした。
葉は掌状に3~5裂し、葉が深く切れ込むのが大きな特徴のひとつです。
縁にギザギザがあります。
葉のアップ↓
花は上から下へと咲いていくようです。
蕾はこちら↓
花は3つの小さな花が集まって、ひとつの花となっているようです。
花びらは5つに深く裂け、うっすらとピンクがかった先がくるんと
カールしていますね。
まるでリボン細工?の花のよう・・。
風車にも見えますね。
紅紫の長いしべも印象的です。
静岡県西部と、愛知県三河山間部に分布します。
キク科の植物です。
過去記事のハグマの仲間はこちら→モミジハグマ
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ミカワマツムシソウ
- 2010年10月30日 17:08
- 花
台風が来ている地方の皆様にはお見舞い申し上げますm(_ _)m。
こちらは台風の進路からはずれたようで、何事もなく一日過ぎようと
しています。
きょうは「ミカワマツムシソウ」をお届けします。
マツムシソウの名の由来は、マツムシが鳴くころに花が咲くという説と、
花が咲き終わったあとに残る坊主頭のような形が松虫鉦(まつむしかね)
とよばれる仏具の形に似ているからという説があるようです。
ちなみに松虫鉦を調べてみましたが・・
ん~|´・_・)゚д゚) ̄_ ̄)・x・) ワカンナイッ...
\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/オイトイテっと・・
さて、ミカワマツムシソウ(三河松虫草)の花は
こんなふうでした↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
花が直径1~2センチ程と小さく、マツムシソウ
より小ぶりです。
花の後はこんなふうです↓
これが先述の坊主頭です↑
ツンツン飛び出しているものは針状になったガク片だそうです。
中にはこんなのも混じって咲いていました↓
葉は羽状に深く裂けています。
ミカワマツムシソウはマツムシソウの変種だそうです。
東三河の低山地に分布します。
マツムシソウ科の植物です。
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ヤマハッカ
- 2010年10月29日 12:16
- 花
どんよりとしたお天気です。
台風の影響で、こちらは夜から雨になる模様・・。
さて、山の土手に紫色の花が群生していました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
近寄って見ると、ヤマハッカでした。
きょうは「ヤマハッカ」をお届けします。
「山薄荷」と書きます。
高さは60~90センチ程でした。
茎は四角く、毛が生えています。
葉は向かい合って付いており、縁に粗いギザギザがあります。
葉の表面には毛が生え、裏の葉脈上には毛が多いですね。
薄紫色の花は上の方で4つに分かれ、濃い紫色の
縦の線状の模様があります。
これがヤマハッカの特徴です。
よく似た花にイヌヤマハッカがあります。
舟型の花はキツネの顔に似ていませんか^^。
雄しべは4個ありますね。
ウラナミシジミがやってきました。
北海道~九州の山地に分布します。
シソ科の植物です。
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コケオトギリ
- 2010年10月21日 12:39
- 花
朝から雨が降ったりしてほとんど日差しのないお天気です。
こちらでは、まだ夏から咲いているサルスベリや、フヨウ、ムクゲ
など咲いていますが、ピラカンサの実もだいぶ赤みを増してきました。
さて、きょうは湿地の周りに咲いていた「コケオトギリ」を
お届けします。
「苔弟切」と書きます。
小型のオトギリソウ(弟切草)なのでコケとついているらしい。
オトギリソウの名前の由来は、いつかオトギリソウをアップする日
まで待っていてくださいね^^;
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
丈は10~30センチ程です。
花びらは5枚です。
雄しべは5~8個あるそうです。
茎は四角張っています。
葉は丸っこく、向かい合って付いており、葉は茎を抱いています。
秋には紅葉するようです。
北海道西南部~九州の湿地や休耕田に生えるそうです。
オトギリソウ科の植物です。
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ヘラオモダカ
- 2010年10月18日 08:38
- 花
朝から青く高い空の下、花壇のコスモスが風に揺れていました。
きょうは水湿地に生えていた「ヘラオモダカ」をお届けします。
「箆面高」と書きます。
葉がヘラ状でオモダカのような花を付けるということで名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
花は径1センチ程の白色で3枚の花びらを付けます。
雄しべ6個と雌しべは多数あります。
緑色の実が付いていました。
ひとつひとつの種には1本の深い溝があります。
北海道~九州の水田や溝、浅い水中に生えます。
オモダカ科の植物です。
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ヤブマメ
- 2010年10月11日 15:57
- 花
モズが盛んに鳴いています。
朝から快晴で日差しも強く、戸外の日向は暑いくらいです。
シジュウカラやアゲハ蝶などの姿も見えました。
きょうから我が名古屋でCOP10が開催されています。
今もTVでずーっと特集番組をやっています。
さて、きょうはきのう出かけた先でも見かけた「ヤブマメ」を
お届けします。
「藪豆」と書きます。
文字通り、藪のような所に生えるマメという意味です。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
蔓性で他の植物にからみついて生えています。
林の縁や草原などに生えます。
3枚でひとつの葉を付けており、それは互い違いに付いています。
葉や茎に毛が生えています。
紫青色と白の蝶形の花は、長さ1.5~2センチ程で2個から数個を
まとまって付けています。
実も付いていました↑
平べったくて、長さは2~3センチ程でした。
北海道~九州に分布します。
マメ科の植物です。
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ミズオオバコ
- 2010年10月10日 20:25
- 花
皆さん、こんばんは。
連休はいかがお過ごしでしょうか?
私は、きょう2時間程、豊田に取材に出かけることができました^^v
水湿地にあった「ミズオオバコ」をお届けします。
「水大葉子」と書きます。
水の中にあって葉の形がオオバコに似ているため、名付けられました。
昔は田んぼの雑草の一つでしたが、今は激減して貴重な水性植物と
なっており、たまに、ため池や水湿地に生えています。
栄養分が多くて浅い水域に生えることが多いそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
↑3枚の花びらをもつ径2~3センチ程で白色の花です。
うっすらとピンクがかった花色のもあるそうです。
↑花の左には水中にある葉も見えています。
また、花の右上には水から突き出た実も見えていますね。
本州~九州に分布します。
トチカガミ科の植物です。
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ハシカグサ
- 2010年10月 6日 19:18
- 花
サクラやケヤキの葉もハラハラと落ち、すっかり秋になりました。
虫の音も心地よく聴こえます。
さて、きょうは「ハシカグサ」をお届けします。
「麻疹草」と書きます。
名の由来は、葉が乾くと赤褐色に変わる様子が、麻疹(はしか)の発疹に
似ているので・・という説があるようですが、はっきりしません。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
小さな壷のような白い花は先が4つに裂けています。
葉は向かい合って付いています。
葉の両面にまばらな毛があり、葉裏は白っぽく見えました。
ガクには密生した毛がありました。
北海道~九州の山野のやや湿った林の中や道端などに生えます。
アカネ科の植物です。
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ヤマハハコ
- 2010年10月 2日 13:44
- 花
十月に入って最初の土曜日、秋らしい良い日和となりました。
皆さん行楽に出かけられたのか? 静かです^^。
隣の雑木林のアベマキが風のそよぎで白い葉裏を見せています。
きっと、もう、丸っこいどんぐりも付けていることでしょう。
さて、きょうは愛読者の要望にお答えし、先回掲載した写真に
写っていた白い花をご紹介しましょう~♪
それは「ヤマハハコ」でした^^。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「山母子」と書きます。
山にあって、ハハコグサに似ていることから名付けられました。
山の日当たりの良い道端や草地に生えます。
ちょっとドライフラワーっぽい。
高さ30~70センチ程で、細長い葉は互い違いに付いています。
茎や葉は灰緑色に見え、茎や葉の裏には白い綿毛が密生しています。
白い花びらに見えるのは花びらではなく、苞だそうで、
本当の花は中心にある黄色の花です。
本州の中部地方以北~北海道に分布しています。
キク科の植物です。
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ヒメトラノオ
- 2010年9月30日 10:17
- 花
もう、きょうで9月も終わりですね・・。
今月中にアップしておきたい花、「ヒメトラノオ」をお届けします。
「姫虎の尾」と書きます。
母種のヤマトラノオより少し小さいのでこの名がついたそうです。
山の日当たりの良い草原に咲いていました。
草丈は40~100センチ程でした↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
細身の葉は向かい合って付いており、途中で枝分かれした先に
淡青紫色の花が穂状に付いているものが多く見られました。
中には、1本立ちしているのもありました↓
関東以西の本州、四国、九州の北部に分布します。
ゴマノハグサ科の植物です。
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マネキグサ
- 2010年9月20日 21:31
- 花
3週間ぶりに取材に行ってきました~♪
三河方面には午後着きました。
今週から、この三河で出逢った植物を紹介していきま~す〆(^∇^* )
きょうは、行きは素通りしてしまい(>_<)、帰り間際に出逢った
「マネキグサ」をお届けします\(^^;ナンデヤネン ?
ダッテ、"招き"ぐさダモン。。(^m^)ムフ
本当に漢字では「招草」って書くんですヨ。
花がおいで、おいで~ヘ(^o^ヘ)と手招きをしているような形から
名付けられたそうです(^_-)-☆
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
林縁の明るい草地に生えていました。
おいで、おいで~♪と手招きしてますか?
右に蕾も見えますね↓
高さは40~70センチ程です。
茎は4角形でシソ科の特徴をよく現し、結構丈夫そうでした。
葉は向かい合って付いており、縁にはギザギザがあります。
葉の裏は白っぽく、葉脈が浮き出ています。
葉や茎に毛がありました。
花は2センチ程の暗紅紫色の唇形です。
花の周りは白く縁取られ、おしゃれですネ(*^^*)
↑逆光でわかりにくいですが、雄しべ4本が
2本ずつに離れています。
本当は5本ですが、1本は退化しているそうです。
雌しべの先は2つに分かれています。
後姿は・・↓
神奈川県以西の本州、四国、九州 に分布しているそうです。
シソ科の植物です。
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ナンバンハコベ
このところ、あちこちで文化祭が行われているようです。
昼間はまだ夏の名残がありますが、夜は虫の声が静かに響いてきます。
きょうはナンバンハコベをお届けします。
山の明るい草地で、花と実を付けていました↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「南蛮繁縷」と書きます。
別名ツルセンノウともいうそうです。
もともと昔から日本にある種ですが、花が異国風と言う意味で
ナンバンハコベと名付けられたそうです。
茎はつる状でよく枝分かれし、他の植物に寄りかかって生長します。
卵形のような葉は2センチ程で、向かい合って付いています。
茎や葉には細かい毛が生えています。
花はとてもユニークな形です↓
帽子のように見える緑色のガクは半球形で5裂しています。
そして開花と共に、5裂したガクの先がだんだん外へと反り返ります。
また、細い5枚の花びらは離ればなれにつき、中ほどで急に外に
折れ曲がって反り返り、先は2つに分かれています。
緑色の実は熟すと黒くなります。↓
北海道~九州の山野に生えています。
ナデシコ科の植物です。
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ビッチュウフウロ
- 2010年9月16日 18:09
- 花
朝から雨が激しく降ったせいか、先週植えた花壇のコスモスが
一斉におじぎしてしまいました^^;
すっかり涼しくなりました・・。
きょうは三河で出逢った「ビッチュウフウロ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「備中風露」と書きます。
備中(岡山)で最初に発見されたフウロソウということで
名付けられました。
三河が東の分布の限界だそうです。
径2センチ程の花は網目状の脈が目立ちます。
雄しべは10本でした。
お次は葉っぱです。
画面右下から左上の濃い緑色のがビッチュウフウロの葉です↓
少しわかりにくいですが、葉が3裂しています(画面左奥)↓
後ろ姿↓
茎には細かく白い毛がありました。
お盆頃から秋まで咲いており、秋には朱紅色に紅葉するそうです。
本州(中部、近畿、中国地方)のやや湿り気のある草地に生えます。
フウロソウ科の植物です。
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ハエドクソウ
- 2010年9月13日 21:03
- 花
きのうは午後からだんだん暑さがぶり返し、夜中まで最悪で
エアコンが切れると目が覚めてしまいました。
きょうは夕方6時を過ぎてもまだツクツクボウシがよく鳴いていました。
今は窓から涼しい風が吹いてきます^^。
今晩はよく眠れそう・・。
さて、きょうのお届けは去年から撮りためていた
「ハエドクソウ」です。
今年も林道の日陰に咲いていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
なかなか撮り辛い植物なので、何度も撮りましたが、
6月下旬から9月終わり頃まで咲き続けていました。
「蝿毒草」と書きます。
全体に有毒成分があり、根を煮詰めた汁で蠅捕り紙を作ったことから
名付けられたそうですが、この植物を煮出した汁をうじ虫殺しに
利用したことに由来するという説もあるようです^^;
高さ30~70センチ程、濃い緑色の葉は向かい合って付き、
葉の裏はやや白っぽく、縁にはギザギザがあります。
花はこんなふうに付いています↓
上部2裂、下部3裂の唇形の可愛い白い花です↓
茎には筋があり角張っていて、表面に細かい白い毛がありました。
9月になるとイノコズチのような5ミリ程の実を付けます。
これで獣や人の衣服などにくっつき虫となって、運ばれていきます。
北海道~九州に分布します。
ハエドクソウ科の植物です。
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ヘリオトロープ
- 2010年9月12日 10:49
- 花
今年はあきらめていたシコンノボタンの花が一輪、
今朝咲いてくれました\(*^▽^*)/
昨夜は寝苦しかったのですが、今は涼しい風も吹いてきて、
やっと一息つけました(^。^;)ホッ!
きょうは、おとといまでベランダで花をつけていた
「ヘリオトロープ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は互い違いに付いています。
葉の表面は長短の毛がいっぱい付いています。
葉裏は葉脈上に毛が見られます。
1個の花は5ミリ程で筒形をしており先が5裂しています。
ギリシャ神話では太陽神に恋した女性が変身した花で
「太陽に向く」という意味のようです。
また、「ヘリオトロープ」という名は、花よりも香水としての
ほうが有名かもしれません。
紫色の花はとてもいい香りがします。
夏目漱石の「三四郎」に、ヘリオトロープの香水が出てくる
そうです(^^)
和名では「木立瑠璃草」と言います。
ペルー原産でムラサキ科の小低木です。
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ミツモトソウ
- 2010年9月 8日 14:41
- 花
何日かぶりに、やっと恵みの雨が降りました!
結構まとまった量が降り、朝方は蒸し暑かったのが、
少し涼しくなりました(^。^;)ホッ!
きょうは、オオキツネノカミソリを見に行く途中の
湿り気のある山道に咲いていた「ミツモトソウ」をお届けします。
「水元草」と書きます。
水の多い所に生える草なので「水元草」と名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は三つで一つの葉になり、縁にギザギザがあり先は尖っています。
茎や葉に毛が多いです。
茎の上に径1センチ程の黄色の花を付けます。
花びらの隙間にあるガク片は先が尖っています。
北海道~九州に分布します。
バラ科の植物です。
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シシウド
- 2010年9月 7日 12:13
- 花
今朝はきのうよりはましな暑さかな?少し風があります。
それでも予報は35度とか・・^^;;
さて、きょうも在庫から・・ガサゴソ~~(=^_^=) ヘヘ
きょうは「シシウド」をお届けします。
8月中旬の山の草原に、白い傘のような花を付けた植物がパッと
目に付きました。
「シシウド」でした。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「猪独活」と書きます。
ウド(独活)に似ていますが、大形でイノシシ(猪)でも
食べられる程の大きさになるため、名付けられました。
高さは1~2メートル程になります。
葉はこんなふうでした↑
葉の縁はギザギザがあります。
花を上から撮ってみました↑
花の一部をアップにすると・・↓
花びらは5個で内側に曲がっています。
シシウドの根は漢方薬になるそうで、その名前を「独活」(どっかつ)と
いうそうです。
本州~九州に分布します。
セリ科の植物です。
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ボタンヅル
- 2010年9月 6日 11:10
- 花
昨晩は暑気払いのために?「味噌煮込み」を食べに行きました^^。
今朝はツクツクボーシの声がにぎやかな中、せっせとベゴニア等に
水遣りしました。
きょうも在庫の中から・・ゴソゴソ~~(^m^)
決めたっ!きょうは「ボタンヅル」をお届け~♪
「牡丹蔓」と書きます。
牡丹のような葉を持つ、つる植物という意味です。
山の中で、7月終わりから咲き始めていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
花がセンニンソウとよく似ていますが、葉が違います。
葉の縁に不揃いのギザギザがあり、3つで1つの葉が向かい合って
付いています。
4枚の花びらに見えるのはガク片で、花びらはありません。
その内側の細長い白いつくつくのは雄しべだそうです。
本州~九州に分布し、山野の日当たりのよい草原や林の縁などに
生えます。
キンポウゲ科の植物です。
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ミゾホオズキ
- 2010年9月 5日 15:03
- 花
きょうも猛暑に見舞われ、軽く36度はいっているかと・・\(◎o◎)/
きのうに続き、在庫から・・で、すみませーん(*^o^*)ノ
きょうはひと月程前に撮った「ミゾホオズキ」をお届けします。
山の川の流れの横の、小さな流れに生えていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「溝酸漿」と書きます。
水辺(溝)に生え、ガクに包まれた実の様子がホオズキに
似ているので名付けられたそうです。
高さ10~30センチ程です。
柔らかい茎が地際で枝分かれして広がっていました。
茎の断面は四角形。
葉は向かい合って付き、上部を除いて柄があります。
また、葉の縁にはギザギザがあります。
黄色い花は径1.5センチ程で、内面に赤褐色の斑がありました。
横から↓
花が終わると花びらはすっぽりと抜け落ち、袋状のガクが残り、
このガクには隆起した筋が5稜あります↓
北海道~九州の山の水湿地などに分布するそうです。
ゴマノハグサ科の植物です。
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レンゲショウマ
- 2010年9月 4日 16:31
- 花
きょうの名古屋は38度?!
∑(=゚ω゚=;) マジ!?
?(°_。)?(。_°)?
もう、暑くて暑くて~~、朝タップリと水をやったはずの
ベランダの植物も(;´ρ`) グッタリ、ヘナヘナ~~。
私もヨロヨロ~~~_(・_.)/ ba_(・_.)/ コケッ といきそう・・。
たのむわァ(+。+)〓
さて、気を取り直して・・^^;
じつはお盆頃に撮った写真の中で、まだアップできなかった
のがいくつか・・^^;
きょうは「レンゲショウマ」をお届けします。
「蓮華升麻」と書きます。
花がハスの花に、葉がサラシナショウマに似ているので、
名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは70~80センチ程で、蕾はまん丸です。
花の茎の下の方に、三つで一つになった葉っぱが
こんなふうに付いています。
葉っぱの縁にはギザギザがあります。
花の直径は3~4センチ程。
うつむいて咲く姿と薄い紫がかった色が素敵です。
「森の妖精」とも呼ばれ、最近人気がある花のようです。
薄紫の花びらのように見えるのがガク片で7~10枚あります。
本当の花びらは紫の濃い部分があるほうで10~13枚あり、
ガク片より短いです。
白っぽい雌しべが2個覗いていますね。
もっと中を覗いたら、黄色っぽい雄しべが多数ありました。
本州(東北地方南部~近畿地方)の太平洋側に分布し、
山地から深山の湿り気のある林下に生えるそうです。
日本特産の1属1種の花だそうです。
キンポウゲ科の植物です。
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ミョウガの花
- 2010年9月 2日 14:30
- 花
きのう、なんだかヒヨドリの雛らしき声がするな~と思っていたら、
きょうの午後、マンションのケヤキの同じ枝に親鳥と巣立ったばかり
のような雛鳥の姿を見ました(☆_◎)!
5倍ズームのコンデジでは撮れないので双眼鏡を持ち出して見たら、
確かにヒヨドリの雛でした。
親鳥が飛んできて、嘴にはさんだオレンジ色の実を雛にやっていました。
うまく一人で餌を採れるようになってね~(^人^)
雛鳥に興味のある方は過去記事もどうぞ→ひなどり
さて、山でミョウガの花が咲いているのを見かけました。
きょうは「ミョウガの花」をお届けします。
真上から見たところ↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ななめ上から見たところ↓
横から見たところ↓
枯葉の向こう、右端にミョウガの上の部分(緑色)が見えますね。
ホウの間に淡黄色の花が咲いてきます。
もう一枚↓
この間、山のお土産にミョウガを一袋買いました。
その中のいくつかは蕾も付いていて、蕾のうちはポロッと取れますね。
薬味や甘酢漬けにしたりして、結構楽しめました。
過去記事も是非ご覧ください→ ミョウガ
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ミヤマウズラ
- 2010年9月 1日 13:13
- 花
寝苦しい毎日が続いていますが、朝、洗濯を終えると
涼しい風が吹いてきて、少しの間ホッとします^^;
さて、去年はもう花が終わってしまっていた「ミヤマウズラ」に、
4日程前出逢えました^^。
きょうはこの「ミヤマウズラ」をお届けします。
「深山鶉」と書きます。
葉の斑紋がウズラの羽の模様に似ているため名付けられたとか・・。
まだ花はない株↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
深山・・とつきますが、少し湿り気のある里山の道端の日陰に
咲いていました。
こんなふうにね・・↓
直立する緑白色の茎や白っぽい花は、白い毛に覆われています。
次は正面から一枚↓
葉のアップ↓
正面から見た花のアップ↓
まるでお化けのキャスパーか?と・・(笑)
北海道中部~九州に分布しているそうです。
ラン科の植物です。
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オオキツネノカミソリ
- 2010年8月31日 14:58
- 花
きょうで8月も終わり、夏休みもおしまいですね。
今年は特に暑い日が多く大変でした・・。
きょうは、おととい奥三河の山で出逢った「オオキツネノカミソリ」
をお届けします。
過去には東京の牧野植物園で撮った キツネノカミソリがありましたが・・。
さて、オオキツネノカミソリは、ほとんどがケヤキばかりの薄暗い林
の中で結構な数が咲いていましたが、残念ながら盛りを過ぎていました。
きっと盛りの頃は山全体がオレンジ色に輝いて見えたことでしょう。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
キツネノカミソリより花が大きく、キツネノカミソリの花と違って
雌しべや雄しべが花びらより長く飛び出ているのが特徴です。
また、ヒガンバナといっしょで、
花の季節には葉がなく、葉の頃には花は咲きません。
あっ、クロアゲハ?がとまりました。
関東地方以西の本州、四国、九州に分布するそうです。
ヒガンバナ科の植物です。
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アカバナシモツケソウ
- 2010年8月21日 19:55
- 花
先日、1350メートルの山へ出かけた時、草原で
「アカバナシモツケソウ」が咲いていました。
「赤花下野草」と書きます。
(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
日差しはとてもきついのですが、暑さがカラッとしていて、
風が吹くと少し涼しく感じられました。
高さは30~40センチでした。
葉は掌状で3~5裂していました。
ピンク色の小さな5枚の花びらを持ち、茎は紅色でした。
本州(関東地方、中部地方)の 低山、山地、亜高山、高山に
分布するそうです。
バラ科の植物です。
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タマアジサイの咲きかた
- 2010年8月20日 09:14
- 花
曇り空ながら、朝から蒸し暑いです^^;
窓の外、セミの大合唱がこだましています。
ベランダではデュランタとヘリオトロープが紫色の花を付けています。
昨日の朝、芳香のあるプリンセス雅子というバラが一輪咲きました。
さて先日のこと・・渓流の声を聞きながら、木陰でお弁当を
ひろげようとしたら、すぐそこにタマアジサイが開花していました。
タマアジサイといえば、以前にアップしたことがありましたね。
過去記事はこちら→タマアジサイの蕾
きょうはこの「タマアジサイの咲きかた」をお届けしましょう。
少し蕾がほどけかけてきました。
じつは正確にいうと、この蕾は、総苞(そうほう)といって、
葉の変形したもののようです。↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
更に咲き進んできましたよ↓
あっ、白い装飾花がたたまれているのが見えますね↓
本物の花は薄紫色の真ん中の花です。白い装飾花はニセ?の花。
ちなみに装飾花はガクが変化した物です。
玉のような蕾は花を包んだ包み(総苞)で、茶色になって枯れ、
5ミリ程の薄紫色の「本物の花」の蕾が、中から現れています。↓
本物の花が開いてきました。
花に比べて長い、薄紫色の雄しべを、たくさん伸ばしています。
よく見ると、先端が丸い薄紫のブラシみたい~♪↓
ヤマアジサイに似た装飾花を持つタマアジサイ、
雨上がりで美人度アップ~♪
遠目に見ると、ぼわぼわ~と煙って見え、ますます雰囲気満点^^。
なかなかあじわい深い不思議な花です^^。
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トリアシショウマ
- 2010年8月14日 17:21
- 花
きょうは雨が降ったり止んだりで、とっても湿度が高く
まいりました^^;
さて、山の斜面の水が湧き出ている所に白い花が見えました。
「トリアシショウマ」でした。
きょうは「トリアシショウマ」をお届けします。
「鳥足升麻 」と書きます。
若芽がニワトリの足に似ていることから「トリアシショウマ」と
名付けられたそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉の先は尾状に鋭く尖っています。
(写真上半分の濃い緑の葉の部分に注目))
そして、葉の縁には不揃いで鋭いギザギザがあります。
花はこんなふうでした↓
小さな花が長い茎にたくさん穂のように付いて、
その茎は枝分かれしています。
そして、先に行くほど細くなっています。
もっとアップで・・↓
私のカメラでは、もうこれが限界なので写真がいまいちですが、
花びらの先はスプーン形で雄しべやその葯も白いようです。
花に結構、虫が寄ってきていました。
名の由来となった春の若い芽は食べられるそうです。
一度、見てみたいものです。
北海道~本州に分布します。
ユキノシタ科の植物です。
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クサレダマ
- 2010年8月13日 11:54
- 花
山の川岸の湿地に黄色い花が見えました。
近づいてみると「クサレダマ」でした^^。
きょうは、「クサレダマ」をお届けします。
「草連玉」と書きます。
マメ科の低木レダマ(連玉)に似ている(といっても黄色い花の色
だけのようですが)草の意味で、名付けられたそうです。
別名のイオウソウ(硫黄草)は花の色が硫黄に似ているから・・
とのこと。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
丈は60~90センチ程でした。
直径2センチ足らずの花を付けています。
花びらが5枚に深く切れ込んでいますが合弁花です。
北海道、本州、九州の湿地に生えます。
サクラソウ科の植物です。
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ウバユリ
- 2010年8月10日 12:40
- 花
湿度が高いですね~、雨が降ったりやんだりですが、軒下にある
植物には水遣りしました。
玄関の観音竹の細い茎にクマゼミが窮屈そうに?とまって
いました。面白いのでカメラを持ち出したら逃げられました(x_x)
さて、林の中に「ウバユリ」が一株咲いていました。
きょうは「ウバユリ」をお届けします。
「姥百合」と書きます。
名の由来については諸説あるので、興味のある方はこちらなど
いかがでしょうか→ ウバユリ
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
長さ12~15センチ程のラッパに似た緑白色の花を数個付けています。
花が咲いているこの時期の葉は、こんなふうでした↓
ウバユリはユリ科ですが、ユリ科とは思えない葉ですネ^^;
ちなみに春の若葉は美味しく食べられるそうです。
花は水平に咲いており、これ以上開かないようです(これで全開状態)
花の下に苞が付いています。↓
写真ではちゃんと見えないのですが、1本の長い雌しべに寄り添う
ように雄しべが6本あります。
花の内部に紫褐色の斑点があります。
花の正面↓
アリが花に寄って来ていました↓
姥?と言っても、まだ色香があるということかしら?
見ならわなくっちゃ~(笑)
宮城県、石川県以西の本州~四国~九州に分布します。
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ノギラン
- 2010年8月 7日 18:07
- 花
ここ2~3日、早朝に足元のタオルケットを探しています^^;
はや、きょうは「立秋」でしたね。
今、午後6時を過ぎましたが、向かいのサルスベリのピンクの花が
夕日に映えて綺麗です^^。
さて、湿地にあった「ノギラン」をお届けします。
「芒蘭」と書きます。
花の咲く様子が、イネ科の花の芒(のぎ=毛のように尖った部分)
のようだから、名付けられました。
北海道~九州の湿原や路傍など、やや湿った場所に生えます。
こんなふうに生えていました↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は地面の方に放射状に生えているのみです。
そこから茎が直立、又は斜上しています。
アリ等が来ていました。
雄しべ6本、雌しべ1本です。
ランと名づけていますが、ランの仲間ではなく、ユリ科の植物です。
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シロバナイナモリソウ
- 2010年8月 6日 12:12
- 花
きょうも夏空が広がっています。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
木々に鳥やセミ、蝶たちが元気に飛び回っています。
きょうは広島原爆記念日です。忘れていけない日ですね。
65年前のきょう、広島にも夏空が広がっていたんですね・・。
今日の平和の有難さを改めて感じます。
さて、林の木陰に小さな白い花を見つけました。
調べたら、「シロバナイナモリソウ」でした。
きょうはこのシロバナイナモリソウをお届けします。
「白花稲森草」と書きます。
高さは10~20センチ程でした。
花は径0.8~1センチ程で、花びらは5裂し、先は尖っています。
長い雄しべ5本と雌しべ1本あります。
葉は向かい合って付いており、葉の表はこんなふうでした↓
短い毛がありました↑
葉の裏にも短い毛がありました↓
茎にもこんなふうに毛がありました↓
関東地方南部~中部地方、近畿地方の太平洋側に分布し、
山地や低山、林縁の木陰に生えるそうです。
アカネ科の植物です。
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セリ
- 2010年7月30日 15:21
- 花
きょうはまた蒸し暑い一日となりました^^;
でも、ベランダのキンカンに真っ白な花が付きました。
爽やかな柑橘の香りがまたいいです~♪
さて、小川の流れの縁に、白く細かい花が咲いていました。
近づいてみると「セリ」でした。
きょうはこの「セリ」をお届けします。
「芹」と書きます。
春の七草で有名な「芹」ですが、食べられるのは早春のもの、
今の時期のものはあくが強く、硬いので食べられないそうです^^;
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
写真の左側や右側の牛の額のような形の葉はミゾソバです。
真ん中のギザギザのある葉が付いた、小さな白い花が集まって
咲いているのが、セリの花です。
丈は20~30センチ程でした。
葉のアップです↓
花びらの先は凹んでいました↓
雄しべは5本、茎には5本の筋がありました。
日本全国の水田や小川、沼地や湿地に自生します。
栽培もされます。
花期 7~8月です。
セリ科の植物です。
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アメリカネナシカズラ
- 2010年7月16日 16:20
- 花
朝、晴れ間が出たので、急いで大洗濯しました^^;
なんとか乾いたようです^^
きょうは「アメリカネナシカズラ」をお届けします。
「アメリカ根無葛」と書きます。
北アメリカ原産のつる性の帰化植物であり、葉緑素を持たない
寄生植物です。
荒地の草原や放棄畑や河原で様々な植物に寄生し、オレンジ色の
細い茎で宿主に巻きついています。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
花びらは5裂して直径3ミリ程。
実は球形でやはり直径3ミリ程です。
雄しべが5本、雌しべは先が2つに分かれています。
ヒルガオ科の植物です。
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サカキ
- 2010年7月14日 10:13
- 花
朝から雨の中、シジュウカラがせわしく鳴いていました。
今は雨の止み間にセミがせわしく鳴いています。
先日の雨上がりに里山に行った時に見つけた「サカキ」をお届けします。
「榊」 と書きます。
「木+神」で 「神事に使う木」と言う意味でしょうか。
「神と人間の境界にある木→境の木」や「常に葉が緑で栄える→栄える木」
が転じて成ったという説など諸説あるそうです。
純白の花が咲いていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
白色で直径1.5センチ程の花は5枚の花びらを持っています。
ツバキと同様、照りがありやや厚めの葉は、互い違いに付いています。
関東以西に分布しています。
また、神事や祭事に用いる神聖な木として、神社によく植栽されています。
ツバキ科 の植物です。
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アオツヅラフジの花
- 2010年7月 7日 08:11
- 花
きょうは七夕ですね。
きのう児童の帰宅時に笹の葉を持ち帰る姿が目に付きました^^。
さて、きょうは「アオツヅラフジ」の花をお届けします。
地味な花は6~9月に咲きます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は互い違いに付いて、葉や茎には毛があります。
雌雄異株で、これは雄花です。↓
先が2つに割れているのが花びらで6つ、その外側にある幅広の
白いのがガク片のようですが3つしか見えません。(6つあるそうですが・・)
真ん中に雄しべが6つ、三角形に並んでいます。↓
ツヅラフジ科の植物です。
秋になると、粉を吹いたような青い実が付き目を楽しませてくれます。
実はこちら→アオツヅラフジ
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ウマノスズクサ
- 2010年7月 2日 14:32
- 花
きょうは梅雨空が戻ってきましたね、蒸し暑いです^^;
朝から庭師さんが入っています。汗だくで、お疲れ様です。
さて、6月最終の日曜日、3年越しで願いがかない、
ウマノスズクサに出会うことができました^^。
「馬の鈴草」と書きます。
馬兜に似た葉を持ち、鈴のような実をつけることから
名付けられたようです。
(馬兜とは戦場に向かう馬の顔の正面に当てる防具のこと。)
田んぼの土手の草刈された所に幸運にも残っていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
つる植物です。
葉は互い違いに付いて、長さ4~5センチ程でした。
花の大きさは2~3センチ程でした。
小さな小豆色の毛深い花は小型のチューバのようです。
花びらに見えるのはガクだそうで、紫褐色の部分に毛が生えています。
筒の部分は細く、薄い緑色をしています。
ガクの元は球形に膨らみ、この中に雄しべと雌しべがあるそうです。
関東以西~九州の、日当たりの良い、程よく草刈がされた野原の
土手や川の土手、林の縁に生えています。
蕾はこんなふうでした↓
名の由来となる実も是非見てみたいものです。
冬には地上部は枯れる草です。
その他、ジャコウアゲハの幼虫の食草です。
ウマノスズクサ科の植物です。
参考:過去記事→ オオバウマノスズクサ
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アクシバ
- 2010年6月26日 14:19
- 花
森にくるんとカールした花びらが特徴の小さな花が咲いていました。
きょうはこの「アクシバ」をお届けします。
「灰汁柴」と書きます。
昔は、アクシバの木を燃やした灰で、灰汁を作って用い、灰汁柴と
名づけられたという説など諸説あるようです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さ20センチ程、枝はよく分かれて水平に広がっていました。
乙女が頬を染めたような、初々しい花の蕾が見られました。
葉は互い違いについており、縁には細かいギザギザがあります。
葉の表面は毛があり、裏はやや白っぽくて無毛、網状の葉脈が目立ちます。
花は、深く4裂して、外側にカールしています。
雄しべや雌しべが長く突き出ています。
三代に亘るような写真も撮れました^^↓
九州~北海道に分布します。
ツツジ科の植物です。
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コバノトンボソウ
- 2010年6月22日 16:20
- 花
きのうは夏至でしたね。
七十二候では乃東(だいとう)枯(かる)るというのだそうです。
乃東とは何か?と調べたら、漢方薬に用いられる夏枯草(かごそう)の
古名で、ウツボグサ(靫草)のことだそうです。
真夏8月頃に花穂が褐色に変わり、枯れたように見えます。
さて、マンションの足場がとれたせいか、コシアキトンボ がぐるぐる旋回
している姿が見られるようになりました。
また、先日の雨の日にマンションの階段でアオイトトンボの姿を見ました。
こんな所で見たのは初めてのことで、びっくりしましたヨ。
まだ、生まれたばかりのようで小さくて可愛かったです。
きょうはトンボにちなんで、東濃で見つけた「コバノトンボソウ」を
お届けします。
「小葉の蜻蛉草」と書きます。
小さい葉の蜻蛉に似た草という意味です。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
しっぽが上に跳ね上がっており、ちょうど暑い日にトンボがお尻を
あげてとまっている様子にそっくりですね^^。
コバノトンボソウはオオバノトンボソウに比べるとかなりスマートです。
日当たりのよい湿原に生え、高さは20~40センチ程です。
1つの茎に数個の花を咲かせます。
さらにアップで・・↓
北海道から九州に分布します。
ラン科の植物です。
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スズサイコ
- 2010年6月20日 11:01
- 花
朝からシジュウカラが何羽が姿を現し、盛んに囀っていました。
きのうは東濃地方に出かけました。
きょうはそこで出会った「スズサイコ」をお届けします。
「鈴柴胡」と書きます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
全体がセリ科のミシマサイコに似て、花の蕾が鈴に似ているので
名付けられたそうです。
確かに蕾が鈴のように見えます^^。
細長い葉が向かい合って付いており、茎は細く、
直立して高さは50センチ程でした。
昨日は曇りで、撮影したのは午後1時頃でしたが、花は
あまり開いていませんでした。
いや、曇りのおかげでお昼間でも半開きになっていてくれた
と言うべきでしょうか・・。
帰宅して調べたら、花は早朝に開き、陽が当たると閉じるとのこと・・。
1センチ足らずの小さな花です。
北海道~九州の山地や平地の草原に稀に見られるようです。
ふだんは目につきにくく、花や実が付いたときは妙に目を引く植物です。
ガガイモ科です。
ガガイモ科は変わっていて面白いですヨ~\(^-^)/
よかったら下をクリックしてください。
fabの中のガガイモ科の植物↓
コバノカモメヅル、 ブルースター、 フウセントウワタ、 オオカモメヅル、
イケマ、 クサタチバナ、 ガガイモ、 ガガイモの種、 ガガイモの実
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クチナシ
- 2010年6月17日 10:20
- 花
きのう、実家の庭のクチナシを切って生けました。
一輪でもいい香りを放っています。
きょうはこの「クチナシ」をお届けします。
♪くちなしの花の 花のかおりが
旅路の果てまで ついてくる・・・♪
「梔子」と書きますが、
名の由来は、実の口が開かないことから「口無し」とのこと・・。
そういえば、香水にもクチナシの香りのガーデニアというのが
ありますね・・。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
厚みのある花は最初、白ですが、しだいに黄色っぽく変色します。
上品で良い香りがあり、黄色になってもまだ匂っています。
また、合弁花であり、4センチ程ある筒状の花の先は5~7つに
分かれますが、普通は6つに分かれるものが多いようです。
黄色の雌しべは大きくて、花の真ん中に突き出ています。
その先は浅く2つに分かれています。
薄茶色の雄しべは花びらの間に、はめこんだように広がっています。
蕾は下の写真のようです。
葉はやや厚くて、光沢があります。
葉の裏はやや白っぽいです。
本州(静岡以西)、四国、九州に分布しています。
アカネ科の植物です。
過去記事はこちら↓
ちなみに、この一重のクチナシは実ができますが、
八重のは実ができません。
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ムヨウラン
- 2010年6月15日 22:13
- 花
きょう、三ヶ月余りあった足場がとれ、開放感を感じました。
まだ修繕工事は続いているのですが、工事用のネットがとれて
本来の日差しが射し込んできたのは大きな喜びです。
午後から雨が降ってきましたが、雨の音の聞こえ方も違います。
さて、きょうは、去年エンシュウムヨウランを見つけた里山で、
先日見つけた「ムヨウラン」をお届けします。
「無葉蘭」と書きます。
午後の日差しの中で咲いていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
地味な色合いですが、黄色と紫が混ざったような複雑な花色です。
下唇は黄色の毛がびっしり生えており、周りは白で縁取られています。
本州(関東以西)~四国、九州に分布しています。
ラン科の植物です。
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マンテマ
- 2010年6月11日 06:13
- 花
なんやかやと所用が多く、少し間が空いてしまいましたが・・ヾ(^^;)、
きょうも浜辺の植物におつきあい下さいm(_ _)m
海岸の周りにはトベラの花やシャリンバイの花、テリハノイバラの花、
クロマツ等が見られました。
砂浜にはハマダイコンの花と実、スナビキソウも見られましたが、
スナビキソウの白い花の一番綺麗な時は短いらしく、もう茶色でした。
きょうは、堤防を降りた海の近くの道端で目に留まった「マンテマ」を
お届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは20~30センチ程で毛深いです。
暗赤紫色に白い縁どりのある個性的な花です。
その長いガクの筒の縞模様が印象的で、直径1センチたらずの
小さな花ですが人目を引きます。
葉は茎とともに長い毛が多く、ざらついています↓
ヨーロッパ原産で江戸時代末期に渡来した帰化植物です。
もともとは観賞用に入ってきましたが、野性化したようです。
本州~沖縄の海岸近くに生えるそうです。
その他、シロバナマンテマもあり、こちらは市街地に多いそうです。
ナデシコ科の植物です。
きょうで海岸の植物はいったん終了します。
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ツルナ
- 2010年6月 7日 10:53
- 花
きのう久々に動物園に行ったらゾウが水浴びをしていました。
暑い日でしたし、とても気持ち良さそうでした。
コアラも珍しくよく動いていました^^。
コアラ舎の前にブラシノキが咲いて綺麗でした。
さて、きょうも海辺の植物の続き・・「ツルナ」をお届けします。
「蔓菜」と書きます。
茎がつるのように地を這って、新芽や葉が菜っ葉のように
食べられることから名付けられました。
「ハマヂシャ(浜千舎)」または「ハマナ(浜菜)」とも言います。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は肉厚で柔らかく、三角形状で柄があり、互い違いに付いています。
葉の脇に6~7ミリの花をつけます。
花びらのように見えるのは、じつはガクで花びらはないそうです。
ガクは4~5裂していて、内側が黄色です。
この写真では、雌しべの先は5つに分かれ、雄しべは8つほど見えます。
葉の表面がギラギラ光って見えますが、それは毛ではなく、
葉の表面にある細胞の小さな粒々なのだそうです。
でも、砂粒?塩粒にも見えてしまう~(^^;;)
葉は江戸時代の「大和本草」にも記されているそうで、
古くから食用とされてきました。
亡き母がよくツルナを食卓に出してくれました。
そういえば、最近は全然食べてないなぁ・・今も売ってるのかしら?
漢方では蕃杏(ばんきょう)という生薬として利用されているようです。
日本全土の太平洋側の海岸に自生します。
ツルナ科の植物です。
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ハマヒルガオ
- 2010年6月 2日 07:45
- 花
淡いピンクの花がいっぱい浜辺の砂地に咲いていました。
潮風に揺られながら・・。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
きょうはこの「ハマヒルガオ」をお届けします。
「浜昼顔」と書きます。
日本全土の海岸の砂地に生えるつる性の植物で、ヒルガオに似て
いますが、葉は丸まったハートのような形で、厚くて艶があります。
花は径4~5センチ程で、白い筋が5本ある漏斗形です。
2枚の包が5枚のガクを包んでいます。
ヒルガオ科の植物です。
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ハマボウフウ
- 2010年5月31日 10:04
- 花
きょうで5月ともお別れですね。
おととい、家から1時間ほど車を走らせ、久しぶりに海へ出かけました。
いいお天気だったので、足元の砂も思ったよりずっと熱くなっていました。
砂浜にはもう「ハマボウフウ」が花を咲かせていました。
きょうは、この「ハマボウフウ」をお届けします。
きょうからしばらく海岸の植物にお付き合いくださいm(_ _)m
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ハマボウフウといえば、高級なお店のしゃれた刺身料理のツマとして
使われていますが・・初めて自生の姿を見ました。
ハマボウフウは、海浜の砂地に自生しているので浜防風(はまぼうふう)
といわれます。
北海道~九州の海岸の砂地に分布するそうです。
葉は海浜植物らしく肉厚で艶々しています。
葉の縁には不揃いのギザギザがあります。
砂に一部埋まっていることもしばしば・・。
強い海風に耐えているので茎は短く10センチ程でした。
根元から出る葉には紅紫をした長い柄があり、砂上に広がっています。
また、茎葉には白い毛が密生しています。
花のアップはこちら↓
その他、薬としては漢方薬の防風(ぼうふう)の代用になるそうです。
我が家にお正月からいまだにある、屠蘇散の原料にもこれが入って
いましたよ^^。
また、ハマボウフウの別名はヤオヤボウフウとも言われています。
明治時代から栽培されていて、八百屋の店頭に並べられたことから、
八百屋防風(やおやぼうふう)との名前に・・^^。
江戸から昭和初期にかけては庶民の味だったそうです。
以前は全国の海岸に見られたそうですが、海岸浸食ばかりでなく、
刺身のつまや天ぷら等、食材に乱獲されてしまい激減したそうです。
高級なお店のしゃれた刺身料理のツマとして使われてはいますが・・。
私はまだ味わったことはありません。
この取材をして「へーっ?!食べれるんだ~!」と思った次第^^;
まだ私の近くのこの海岸では見ることができて幸せですが、この
ハマボウフウのある風景を子々孫々いつまでも残してやりたいものです。
食用に採る時は必ず根は残して、上の部分のみ、必要最小限にしたい
ものですね。
セリ科の植物です。
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ツリバナの花
- 2010年5月29日 08:16
- 花
近所の庭木のヤマボウシが今が盛りと咲いています。
きょうはきのうの続き?「ツリバナ」をお届けします。
5月から6月に、名のとおり、長さ4~6センチ程の長い柄が更に枝分かれし、
その先に花がぶら下がって咲きます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ピンク色がかった黄緑色の花でした。
ズームして撮ったので大きく見えますが、花の径は1センチ程でした。
花の真ん中、黄緑の梅鉢形の所に、1本の雌しべと5本の雄しべの頭が
ちょこんと見えています↓
長い柄を持った花が風に揺れるさまは、なかなか風情のあるものです。
が、撮影した日は風が強く、なかなかうまく撮れませんでした(^_^;;)
北海道~九州の丘陵地や山地に分布します。
秋になる実はこちら→ツリバナの実
ニシキギ科の植物です。
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ヒロハツリバナ
- 2010年5月28日 10:29
- 花
外は新緑がまぶしい晴天で、小鳥たちの声もにぎやかに
聞こえてきます。
サツキも見頃になってきました。
バラやクレマチスも咲き、いい季節です。
さて、きょうは山地の林内に生えていた「ヒロハツリバナ」を
お届けします。
高さは3メートル程でした。
「広葉吊花」と書き、広い葉を持つツリバナということです。
葉は向かい合って付き、縁にはギザギザがあります。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ツリバナの仲間ですが、ツリバナの花びらは5枚ですが、
ヒロハツリバナは4枚です。
黄緑色の花で、径は6ミリ程、雄しべは4本見えます。
北海道~本州、四国の山地に分布するそうです。
ニシキギ科の植物です。
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ズミ
- 2010年5月26日 08:51
- 花
きのう、実家で白いカラーの花が一輪咲きました。
カリンはもう実を結んで、たくさん付いています。
と言ってもまだゴルフボールほどの」大きさですが・・。
さて、先日、山の裾を車で走っていたら、そこだけ雪が降った
かのように、白い花がいっぱい咲いている木を見つけました。
高さは3メートル程の木でした。
「ズミ」でした。
きょうは「ズミ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「酢実」と書きます。
もともとは、染(そみ)という意味であり、樹皮から黄色の染料を
採ったので、名付けられました。
花は白色ですが、蕾は紅色です。
葉は互い違いに付き、縁にギザギザがあり、切れ込みのあるものが多い。
北海道~九州の山野の日当たりがよくて湿った所に自生します。
別名はコリンゴ(小林檎)、またはコナシ(小梨)と呼ばれるそうです。
バラ科の植物です。
ズミの実に関しては過去記事がありますので、こちらへ→ズミの実
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タチキランソウ
- 2010年5月24日 16:34
- 花
今朝、キササゲの花が咲いているのを発見しました。
さて、きょうは、山の林の縁に生えていた「タチキランソウ」を
お届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「立金瘡小草 」と書きます。
キランソウによく似ていますが、一番の違いは、花の上の方がウサギの
耳のように直立して長さ2~3ミリと大きく2裂する点です。
毛深く、葉の裏は紫色がかっていました。
葉の縁には波打つようなギザギザがありました。
日陰に生える傾向があるのと、山で見かけることが多いそうです。
関東~東海地方に分布するそうです。
シソ科の植物です。
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ミヤマハコベ
- 2010年5月22日 11:54
- 花
きょうは、山の湿った林内にあった「ミヤマハコベ」をお届けします。
ミソサザイが現れた、流れの畔の半日陰に生えていました。
「深山繁縷」と書きます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
花は径1~1.5センチ程あり、普通のハコベの倍近くの大きさが
あります。
花びらは5枚です。
よく見ると、一枚の花びらは下まで深く切れ込んでいますね。
雄しべは10本、雌しべの先は3つに分かれています。
子房が目立ちます。
花の柄の片側とガクの裏に毛があります。
葉は向かい合って付いており、先が尖っています。
北海道~九州 に分布します。
ナデシコ科の植物です。
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コミヤマカタバミ
- 2010年5月20日 23:01
- 花
きょうは、静岡の1500メートル程の山の、やや湿った林の中に
咲いていた「コミヤマカタバミ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「小深山傍食(片喰)」と書きます。
ミヤマカタバミ「深山傍食」に似て、より小さいところから
名付けられました。
「傍食」の由来など・・過去記事→「カタバミ」
丈は10センチ程でした。
茎の先に白い5つの花びらを持った花を1個だけ付けています。
花は直径2~3センチです。
花びらには白地に淡紅紫色の筋があり、元に黄色の部分があります。
たまに花びらがピンク色のものもあるそうです。
クローバーに似たハート形の葉が3つ組み合わさった葉は、
まばらに毛がありますね。
撮影した時は雲っていたせいか葉が閉じていました。
カタバミ科の植物です。
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ヤマエンゴサク
- 2010年5月19日 21:55
- 花
スプリング・エフェメラルの一種である「ヤマエンゴサク」が
ツルシロカネソウと共に枯葉の中にまだ咲いていました。
(スプリング・エフェメラルとは、早春に花を咲かせ、落葉広葉樹林の
若葉が目立つ頃には地上部は枯れてなくなり、その後は次の春まで
地下茎や球根で過ごす春植物のことです。)
きょうはこの「ヤマエンゴサク」をお届けします。
「山延胡索」と書きます。
まずは正面から↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは10センチ程でした。
横顔は・・↓
花の下の苞は切れ込んでいます。
後姿は↓
色が少しピンクの色味が強く、
二つ花が付いているのもありました↓
本州~九州に分布し、山野の湿った林内に生えます。
ケシ科の植物です。
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ツルシロカネソウ
- 2010年5月18日 13:13
- 花
先日、前々から行きたいと思っていた南アルプスの麓
(1500メートル)に、やっと行くことができました^^。
下のお天気はよかったのですが、上に行くほどガスが出て寒かったです。
途中の山道は落石が多かったです(汗)
でも景色がとても良く、新緑がまぶしく気持ちよかったです。
林道沿いにはヒメウツギやオオカメノキなどの白い花や
ヤマブキの黄色の花も見え隠れしていました。
そして、林の中に入ると、 ワチガイソウやヤマエンゴサクなどがお出迎え~♪
マイヅルソウの蕾も見られましたよ^^。
さて、きょうはここで魅せられて一番写真をたくさん撮った
「ツルシロカネソウ」をお届けします。
「蔓白金草」と書きます。
地下茎が長く横に匍匐枝を出して伸びるので、
ツルが頭に付いた名になったようです。
林のそこここに点在していました。
まずは一枚・・朝露が招く光を浴びて~♪
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
まだ、眠いのかな?ややうつむき加減ですね。
なんと、花びらに見えるのはガクだそうです。
ガクの外側に薄く赤紫っぽい筋が見えますね。
三枚でひとつの葉の縁にはギザギザがあり、
表面はやや波打っているようです。
だんだん開いて、中が見えてきましたよ^^。
白っぽい5枚の花びらのように見えるのはガクで、
本当の花びらは5つの橙黄色のしべのように見えるものだそうです。
ほぼ全開したようです。
花の直径は1~1.5センチ程で、背丈(10センチ程)の割りに
花が大きく、横向きに咲きます。
もっとアップにしてみましょう↓
本州(神奈川県~奈良県)の太平洋側に分布するそうです。
キンポウゲ科の植物です。
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カマツカの花
- 2010年5月14日 13:18
- 花
実家の薄紫のバラが咲きました。
今年は蕾も多めで楽しみです。
さて、連休の里山で咲き始めていた、同じバラ科の
「カマツカ」の花をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉の縁にギザギザがありますね。
花の直径は1センチ程で丸く可愛い花びらです。
蕾もまん丸ですね。
雌しべの先は3つに分かれているようです。
雄しべは20本ほどで、葯は最初は白いです。
下はおととい撮った(上二つの写真から9日後)写真です。
時間が経った雄しべの葯は黒くなっていました。
秋の実等、もっと詳しく知りたい方はこちらへ→カマツカの実
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フタバアオイ
- 2010年5月 7日 16:12
- 花
きのうツバメが低く飛んでいる姿を見たら、きょうは朝から雨・・。
五月のバラも風雨に打たれて首を垂れているのも・・。
きのうまでの夏日の暑さも、きょうは鳴りを潜めて・・。
さて、先日、山地の林の下にハート形の葉を見つけました。
「フタバアオイ」のようです。
きょうは「フタバアオイ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「双葉葵」と書きます。
茎が途中からふたつに分かれ、それぞれに葉を付け計2枚付けるので、
名付けられました。
この葉が3枚使われたデザインの「葵の御紋」は徳川家の家紋として
有名ですね。
TVの水戸黄門にも毎回 出てきますね^^。
また、別名は「賀茂葵(カモアオイ)」とも言われ、京都の賀茂神社の
葵祭りに用いられるそうです。
じゃ、花は?
ジャ~ン!「葵の御紋」の花は、これですよ↓
うわっ、地味!
そう、それがまたいいんですよ^^。
径1センチ程の花で、葉の下に隠れるようにひっそりと咲いています。
これは蕾のようです。蕾は可愛い鈴のような形ですね。
花びらはなく、蕾の下の部分のガク片は3枚あり、次第にそり返り、
しまいには、完全に反り返って、お椀を伏せたような格好に変身・・↓
こんなのも・・。
もう一枚。
艶があり、薄めの葉は長さと幅がほぼ同じくらいのが多く、
表面や縁に白く短い毛が生えています。
紫褐色の花の柄にも毛があります。
東北地方南部~九州の山地のやや湿った林に分布しています。
ウマノスズクサ科の植物です。
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セキショウ
- 2010年5月 5日 12:42
- 花
連休最終日、皆様いかがお過ごしでしょうか?
きょうは端午の節句ですね~♪
五月人形が催促するので?(笑)きのう柏餅などお供えしました^^;
皆さんはきょうショウブ(菖蒲)湯に入りますか?
我が家では毎年、ショウブ湯をたてます。
季節の気を感じるショウブを湯船に入れて、葉のいい香りをかぎながら、
ショウブの鉢巻をします。
これをすると頭がよくなるとか言われて、してましたが・・?(笑)
大昔はショウブの替わりに、同じく芳香のあるセキショウの葉を
湯船に入れていたそうです。
いにしえのならわしが現代にも少し形を変えて伝わっているのですね。
きょうは、その「セキショウ」をお届けします。
「石菖」と書きます。
岩に着生して生長し、形がショウブに似ていることから、
石の菖蒲(しょうぶ)で石菖(せきしょう)と名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
林の中の流れの中に、ショウブより小型で葉も細いセキショウが生え、
淡黄色の細長い棒状の花が咲いていました。
更にアップでどうぞ↓
日本の各地の谷川のほとり等に自生しています。
芳香のある根茎は漢方にも用いられるそうです。
サトイモ科の植物です。
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ホウチャクソウ
- 2010年5月 3日 08:52
- 花
山の方ではキリの花の紫が目だってきました。
街のあちこちでモッコウバラの黄色が目を引きます。
地味なところでは、ケヤキの葉が急速に展開してきて、日に日に
緑が濃くなってきましたよ。
さて、きょうは山の林の中にあった「ホウチャクソウ」をお届けします。
「宝鐸草」と書きます。
「宝鐸」とはお寺のお堂の軒先の四隅に吊り下げられた大型の風鈴(風鐸)
飾りのことで、垂れ下がって咲く花の姿がこの宝鐸に似ているので、
名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
丈は30〜60センチ程です。
葉は互い違いに付いて、茎は上部で分かれています。
よく見ると、花の先端ほど緑色が濃くなっていますね。
花の形は筒状で、これ以上は開かないようです。
花期は5月から6月中旬だそうです。
ユリ科の植物です。
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ムラサキサギゴケ
- 2010年4月22日 10:48
- 花
きのうはとても暖かかったのにきょうは未明からまた雨となりました。
きのう、マンションにあるエビネが咲き始めました。
今、マンションの工事中で、更に日当たり等が悪く、条件が過酷
だったにもかかわらず、健気に咲いてくれたのでとてもうれしいです。
さて、昔は田の畦道にいっぱい咲いたという「ムラサキサギゴケ」を
お届けします。
「紫鷺苔」と書きます。
花の色が紫色で、形が鷺に似ていることから名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
よく似た花を持つものにトキワハゼがありますが、
それより花が大きく紫色も濃いめで、写真ではわかり辛くて恐縮ですが、
横に枝を出して地面を這って広がるのが、違います。
また、花期は4~5月です。
真ん中の2列の盛り上がった黄褐色の斑紋がある所に毛が生えています。
本州~九州の日当たりの良いやや湿った所に生えます。
ゴマノハグサ科の植物です。
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カロライナジャスミン
- 2010年4月20日 13:12
- 花
きのうの午前中、マンションの桜の木にコゲラとシジュウカラの
姿を同時に見ました。
午後にはケヤキにもコゲラが来ていました^^。
きょうはあいにくの雨ですが、朝からベランダの鉢植え等の引越で
大仕事をしました^^;
さて、きょうは「カロライナジャスミン」をお届けします。
今が盛りのカロライナジャスミン、分離帯のフェンスに
からまっています。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
北アメリカの原産です。
観賞用によく栽培されます。
ジャスミンに似た香りがするので名付けられましたが、
ジャスミンの仲間ではありません。
このカロライナジャスミンというのは、有毒だそうです。
花と芳香を楽しむだけにしましょう。
花の径は一円玉(2センチ)くらい、ラッパ状の黄色の花が
たくさん付き、目立ちます。
常緑のつる性植物で、暑さや寒さに強く丈夫です。
マチン科の植物です。
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キブシ
- 2010年4月 7日 15:55
- 花
午前中は今にも降り出しそうで、結構、風もあり、きのうと比べ、
随分と寒く感じられましたが、午後から晴れ間も出てきました。
風の中、桜並木を歩く、入学式帰りの親子の姿も見受けられました。
車で桜のトンネルなど通りましたが、風で花びらが絶え間なく
落ちてきて、まさに花吹雪~♪
車道脇には落ちた花びらの吹き溜まりができて、ピンクのラインが
できていました。
また、車が通る度に花びらが舞い上がって、まるで花びらが
競争しているようにも見えました。
さて、きょうはハンノキと同様、早春から
林を飾っている花「キブシ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「木五倍子 」と書きます。
五倍子(ぶし)とは、ヌルデの虫こぶから取れるタンニンのことで、
江戸時代には鉄漿(おはぐろ)に使ったらしい。
キブシの実を五倍子の代わりに用いたことから、木五倍子と
いわれるようになったそうです。
高さ3~5メートル程の落葉低木で、葉が出る前に花が咲きます。
釣り鐘型で淡黄色の花が枝から垂れ下がって目立ちます。
まるで、つまみかんざしのよう・・^^。
普通は雌雄異株だそうですが、これは雄株の雄花かな?
淡黄色の花びらは4枚、雌しべは1個、雄しべは8個ありました。
北海道西南部~九州、小笠原の山野や林に分布します。
キブシ科の植物です。
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サクラ さくら
- 2010年4月 5日 15:41
- 花
きょうは名古屋市立の高校の入学式でしたね。
あすは小学校、あさっては中学校の入学式ですね。
今年の桜はよくもちましたね。
曇天ながら、家のそばの高校の桜もまだ綺麗に咲いています。
さて、きのう、ほぼ一年ぶりに家から見える猿投山に行ってきました。
山桜は遠目に一箇所しか見られず、かつ、木々の間にちょっと顔を
出す程度にしか見られず、レンズを通してもイマイチだったので、
きょうは駐車場から見えたソメイヨシノをお届けします。
駐車場に着いたお昼頃・・以下3枚
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
帰路に着く午後4時頃の駐車場にて・・以下3枚
一番下の写真を撮った頃には駐車場の灯りが点きました^^;。
花が白くなってしまいましたが・・久しぶりにゆっくり過ごせました。
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イヌコリヤナギ
- 2010年3月29日 16:41
- 花
きょうは風が強かったですね。
Windy Marchももう少しの辛抱か・・^^;
きのう少しの時間でしたが、また取材に行きました。
街のソメイヨシノなどの桜もだいぶ開花し、目を楽しませてくれ
ますが、山桜もボチボチ開花しつつあるようです。
さて、きょうは「イヌコリヤナギ」をお届けします。
柳行季の材料となるコリヤナギに似ているが行李を作ることはできず、
役に立たない、と言うことでイヌがついた名前になりました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
流れや湿り気のある所に生えます。
2~3メートル程の高さで株立ちしていました。
普通、葉が向かい合って付いています。
花が咲いていました。
雌雄異株で写真は雄花のようです。
北海道~九州に分布します。
ヤナギ科の落葉低木です。
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ユキヤナギ
- 2010年3月27日 21:03
- 花
きょうはやっと晴れたのですが、気温が低く風もちょっとありましたね。
午前中~午後にかけ母の七回忌をしました。
実家で咲いていたニワウメ と雪柳と乙女椿を飾りました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
物心ついた頃から毎年実家で咲いていた「ユキヤナギ」をお届けします。
「雪柳」と書きます。
ユキヤナギは別名をコゴメバナ、あるいはコゴメヤナギとも言います。
葉が柳の葉に似て、 白い5枚の花びらを持った花が、まるで雪が
積もったかのように枝いっぱいに咲き、とても美しいです。
花が散ったあとの地面はまるで雪がパラパラと積もったように見えます。
それでユキヤナギと名付けられました。
群生しているのを遠目に見ると、まるで噴水のようも見えて見事です。
近づいてみると・・↓
雌しべは5本、雄しべは20本ほどありました。
関東以西、四国、九州に分布します。
バラ科の落葉低木です。
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ニオイタチツボスミレ
- 2010年3月24日 16:19
- 花
きょうは一日冷たい雨でしたね。
開きかけた桜も足踏み、雨にふるえていたかも・・。
でも、桜のトンネルが雨に煙り赤みを射した景色も、なかなかに
春の序曲のようで風情が感じられました。
さて、きょうは「マキノスミレ」が咲いていた同じ土手に、
少し離れて咲いていた「ニオイタチツボスミレ」(匂立壷菫)を
お届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
鼻を近づけると、ほのかにいい香りがしました。
丸みがある花びらがまとまって咲き、中の白い部分がはっきりしています。
葉はハート形で全体的に丸みがあります。
茎に毛が多く、距はやや太めです。
もうすぐ咲きそうなのもありました。
北海道南部から沖縄に分布しています。
スミレ科の植物です。
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マキノスミレ
- 2010年3月22日 21:43
- 花
こちら名古屋では18日に桜開花情報が出ましたが、ちょうど
タイミング良く、わがマンションの桜も開花しました。
いつもより早い開花でした。
きょうは、"桜のトンネル"の桜もちらほら咲きかけていました。
その他、ハクモクレンは落花さかんですが、ビワの明るい緑白色の
新葉が目を引きました。
さて、低山地の林縁の明るいやや乾いた土手に、「マキノスミレ」が
咲いていました。
きょうは「マキノスミレ」をお届けします。
牧野富太郎博士が第一発見者だったので、「マキノスミレ」と
名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉の形は二等辺三角形で縁にギザギザがあり、茎との付け根は
ハート形のように窪んでいます。
葉の裏面はやや紫色を帯びていました。
下の花びらには紫の筋があります。
雌しべの柱頭はカマキリの頭のような形です。
距は細く長いです。
本州に分布します。
スミレ科の植物です。
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アンズの花
- 2010年3月15日 18:29
- 花
こんばんは~。
こちらは夕方近くからしっかり雨になりました・・。
さて、数年前から気になっていた友人宅のアンズの花、
今朝、縁あって撮ることができたので、きょうは「アンズ」を
お届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
曇天で画面が暗いですが、お許しを~^^;
30年近く経つ木だそうです。
毎年、花が咲く頃、道行く人に花の名を尋ねられるそうです。
私もこのアンズの花のおかげで社会貢献できるのね~と友人の弁^^。
今年は少し開花が早いそうで、もう落花しているのもありました。
「杏子」あるいは「杏」と書きます。
英名ではアプリコットです。
別名はカラモモ(唐桃)です。
中国北部が原産地で、古く万葉の時代に渡来したそうです。
枝に沿って花が付いています。
淡いピンクの花が美しいですね~♪
アンズの実 は夏に熟すと甘くなり、種と果肉が離れます。
種は杏仁(キョウニン)といい、漢方に使われます。
果肉は生食の他、ジャムやシロップ漬け、干し杏、ワイン等に利用されます。
撮影中にヒヨドリが来て、その後、メジロが来ました~♪
花の蜜がおいしいのでしょうね。
あ~ぁ、メジロが・・、またモノクロになってしまってすみません^^;
バラ科の植物です。
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ムラサキハナナ
- 2010年3月10日 14:29
- 花
雨が降ったり止んだり、お日さま出たり黒く厚い雲が出たり、と
はっきりせず、寒い一日です。寒の戻りでしょうか・・。
さて、マンションの花壇に今年は「ムラサキハナナ」が咲いています。
きょうは「ムラサキハナナ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「紫花菜」と書きます。
花菜とは、黄色い花の咲く菜の花のことで、紫花菜とは文字通り、
紫色の菜の花という意です。
別名はショカッサイ(諸葛采)、オオアラセイトウ、ハナダイコン(花大根)
とも呼ばれます。
中国原産です。
花の真ん中に6本の雄しべと1本の雌しべがあり、すべて黄色です。
群れて咲くとより美しい花です。
4枚の花びらが十字形をしているので、アブラナ科の植物です。
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ハイドン
- 2010年3月 8日 12:36
- 花
きのう、雨のおかげか?マンションのベニボクハン が
一斉に開花しました。
去年より花数が多いようです^^。
他にアカシガタという大輪の椿や、中輪の白椿が咲いています。
さて、きょうは普通の椿のように寒さに耐えることができない、
深窓の麗人?「ハイドン」という椿をお届けします^^;
温室の中で人目を引いていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉も日本で見る椿とはちょっと変わっていて、しかも大きい。
花は濃いピンクで、ぼってりと厚かったです。
ベトナム北部原産だそうです。
ベトナムではテト(旧正月)を祝う花だそうです。
名の由来は、作曲家のハイドンとは無関係で^^;
ベトナム語の海棠(ハイズォン)からきているとのこと。
ツバキ科の植物です。
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カンザクラ
- 2010年2月19日 14:46
- 花
きのう、マンションの庭でヤマガラの姿を見かけました。
寒い日が続いていますが、皆様、おかわりございませんか?
こちらは、きのう、日向はまあまあ暖かかったのですが、
風が結構冷たかったです。
きょうはきのうより気温も低く寒いですが、ガーデンシクラメンの
蕾も開いてきました。
そういえば、きょうは「雨水」・・寒さももう少しの辛抱ですね。
さて、きょうは寒さにふるえつつもがんばっている「カンザクラ」
をお届けします。
「寒桜」と書きます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
上を見上げると、まだ、固い蕾も多いですが・・。
少しずつほぐれかけてきている蕾もありました。
3月になれば、ピンク色の花が満開となることでしょう。
バラ科の植物です。
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ミスミソウ
- 2010年2月15日 13:36
- 花
玄関のカラタチバナの実が、きれいさっぱりなくなっているのに、
きのう気づきました^^;
やっと鳥さんの胃袋に入ったようです^^。
きのう、「ミスミソウ」を見つけることができたのでご紹介します。
やや曇天で気温もそんなに上がらず、ちょうどお昼頃だったのですが、
まだ数輪しか開花しておらず、蕾が多かったです。
また、茎もあまり立ち上がっておらず、咲いていても綺麗な花はこれ
くらいしかありませんでした↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「三角草」と書きます。
葉先が尖って見えるので「三角草」と名付けられました。
花びらはなく、花びらのように見えるのはガクだそうで、
これは6枚ありますね。
調べたら、6~9枚が普通のようです。
茎などに粗く長めの毛が多かったです。
本州の中部以西の山間地に生えます。
栽培も盛んで、八重咲きや千重、唐子咲き、二段、三段、
丁字咲きや覆輪花の品種もあります。
別名はユキワリソウ(雪割草)とも言い、新潟や佐渡では雪が
溶ける頃、それこそ3月下旬~4 月に白、ピンク、紫、青色など
色とりどりの花が、とても綺麗に咲くようです。
日本海側の新潟を中心とした地域のものはオオミスミソウと呼ばれて
いるようですが、雪国には「雪割草」という名がぴったりですね。
森の落ち葉の間から生まれた可愛い妖精のようですね。
長く寒い冬を耐えたご褒美にと、授かった花かもしれません・・。
キンポウゲ科の植物です。
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コセリバオウレン
- 2010年2月11日 11:54
- 花
「セツブンソウ」を見た帰りに川沿いの林の縁で
「コセリバオウレン」を見つけました^^v
「小芹葉黄連」と書きます。
セリのような葉を付ける オウレンという意です。
最初、オウレンの変種のセリバオウレンかと思ったのですが、
下の写真のような葉(3回3出複葉というそうです。)を持っていたので、
同じく、オウレンの変種の「コセリバオウレン」だと思います。
*複葉についてはこちらをご覧ください→複数の葉の形
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは10センチ程です。
茎を伸ばし、径1センチ程の白っぽい花を3つ程付けていました。
じつは白い花びらのように見えるのはガクだそうです。
雄花の雄しべは、花粉を出す前は中央に集まっていますが、花粉を
出し始めると、外に向かって倒れていき花火のように雄しべを広げます。
両性花には雌しべと雄しべがあります。
5枚の細い花びらのように見えるのはガクで、その内側の短い、
やや黄色っぽい9枚が花びらだそうです。
そして、その内側に雄しべ、真ん中が雌しべです。
両性花は雄花に比べて黄色っぽいことが多いそうです。
雄花と両性花が同じ株に咲いているものを、見つけました。
今回まわった場所では雌花は見つかりませんでしたが、
雄花をつける株と両性花をつける株、雄花と両性花を
つける株を見つけることができました。
本州の太平洋側の林に分布しているそうです。
キンポウゲ科の植物です。
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セツブンソウ
- 2010年2月 8日 09:18
- 花
きのうの日曜日、急に時間が取れたので、久しぶりに家を早く
出て、念願のセツブンソウに会いに行きました。
節分はもう過ぎたのですが、まだ、大丈夫と思って^^;
節分の頃に咲くのでセツブンソウと名付けられました。
セツブンソウは本州の関東以西に分布しています。
落葉広葉樹の林縁や林床、特に石灰岩地帯を好むそうです。
私が住んでいる愛知県内では、東三河の一部にしか見ることが
できないので、新城めざして車を走らせました。
鳳来寺山近くの岩肌がむき出しになった山々に囲まれた風景の中、
ある禅寺にセツブンソウはありました。
ネットで保護されており、そこここに思ったよりたくさん
咲いていました。
これまでに一度、山野草展でセツブンソウを見たことがありましたが、
やはり自生のセツブンソウに勝るものはありません。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは5~10センチ程、花の大きさは1.5~2センチ程(一円玉大)でした。
白い花びらに見えるのは、じつはガクだそうです。
5枚のも6枚のもありました。
本当の花びらはガクより内側の黄色の丸い部分でY字状になっています。
青っぽいのは雄しべです。紫のは雌しべでしょうか。
まだ、これから開くのもありました。
キンポウゲ科の植物で、スプリング・エフェメラルのひとつです。
スプリング・エフェメラルとは、早春、林内の地表にあらわれ、
他の植物に先駆けていち早く花を咲かせたのち、
わずか2カ月ほどで姿を消してしまい、あとは
地下深くで過ごすような生活をする植物のこと
を指します。春植物とも呼ぶそうです。
襟巻きをした貴婦人といった風情でした^^
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ハマダイコン
- 2010年1月28日 08:45
- 花
朝から雨ですね・・。
こういう日も心が落ち着いていいかも・・。
さて、この前の日曜、やっと暇が作れて、近場の海へ出かけました。
十数年前に行ったきり・・ホント久しぶり~♪
すると、さっそく、海岸の荒地で、大きな波が来たら波しぶきが
かかりそうな場所にダイコンのような花を咲かせている植物を発見!
「ハマダイコン」でした\(^o^)/
きょうはこの「ハマダイコン」をお届けします。
「浜大根」と書きます。
大根が海岸に野生化したものだそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉の表は光沢がありました。↓
葉の裏はこんなふうでした。↓
荒い毛がありますが、痛くはありません。
十字形の花の花びらの先は淡いピンク色を帯びています。
若葉、花、蕾、実など、天ぷら、あえものなどにして食べるそうです。
広く日本全域の海岸で見られるそうです。
アブラナ科の植物です。
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冬のサクラ
- 2010年1月25日 10:12
- 花
先日、近所のいつもは通らない道を歩いていたら、いきなり頭上に・・。
えっ?!ホントに?サ・ク・ラ?
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
やっぱり、桜!
春といえば桜のイメージが強いですが、一月にこんなにも咲いていました。
ズームしてもこれがいっぱいです~(^っ^;)
十月桜か?と思いますが、冬桜か?はたまた不断桜か?よくわかりません(^^;)
でも、花の少ない時期に見事な咲きっぷりで、うれしくなり≧[◎]oパチリ。
ちなみに「サクラ」の名の由来は、「咲く」に複数を意味する「ら」を
加えたものとされ、元は花の密生する植物全体を指したと言われています。
また、春に里にやってくる稲(サ)の神が降臨する座(クラ)だから
サクラであるという説など諸説あるそうです。
私は、サクラというと堂本印象の木華開耶媛 (このはなさくやひめ)を思い出します。
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セントポーリア
- 2009年12月28日 16:22
- 花
もうすぐお正月、パラパラと小雨がちらつく午前中、お墓参りに行きました。
そして、お正月用のお花を玄関に生けました。
ついでに可愛いセントポーリアの花を見つけたので、それも買ってきました。
きょうは「セントポーリア」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
セントポーリアは30年ほど前には高い値段が付いていましたが、
今はとても買い求めやすくなりました。
別名は「アフリカスミレ」とも言います。
直射を嫌い、耐寒性もないので、部屋の中で楽しむお花です。
葉など毛深いです。↓
茎にも花びらにも毛が・・。↓
ケニア南部とタンザニア北部の山地に20種程自生しており、
冷涼な日陰、多湿の環境を好み、渓谷沿いの断崖の湿った岩壁や、
熱帯雨林の苔むした樹木に着生しているそうです。
後から、紫色の花のも買いました。↓
イワタバコ科の植物です。
これでfab2009年最後の更新とさせていただきます。
今年も私の拙い文章や写真におつきあい下さり、
本当にありがとうございましたm(_ _)m。
それでは皆様、良いお年をお迎えください。
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エラチオール・ベゴニア
- 2009年12月24日 11:00
- 花
きょうはクリスマス・イブですね・・。
今年はあまり気分が乗らなくて、部屋の飾りつけが地味です^^;
友達の手作りのツリー図柄の可愛いタペストリーと、手芸素材の
ポインセチア、ベランダで育った真っ赤なシャコバサボテン。
ちょっと寂しすぎるので、室内の鉢花を・・と、
お花屋さんで見かけたエラチオール・ベゴニアを買いました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
エラチオール・ベゴニアは、球根ベゴニアと球根性ベゴニアの
「ソコトラーナ」との交配種です。
出始めの頃は非常に弱い品種でしたが、西ドイツの
オットー・リーガー氏によって病気や暑さに強い品種が
作り出されてから、盛んに栽培されるようになったそうです。
そのため、リーガース・ベゴニアとも呼ばれています。
正確に言うと、リーガース・ベゴニアは、
エラチオール・ベゴニアの中に含まれるということです。
しかし、一般的には・・
エラチオール・ベゴニア=リーガース・ベゴニア
として、ほとんど同じように使われています。
さて、買ったエラチオール・ベゴニアの名前を調べたら・・
Borias(ボリアス)でした。
2006年秋頃、市場に出回り始めた品種のようです。
それ以前から、すでに出回っていたヨーロッパ等では
人気の品種だそうです。
鉢からあふれんばかりに咲いています。
八重咲きでまるでバラのよう・・。
複雑な色合いが魅力でもあります。
生育適温は15~25度程で耐寒性はないので、
蕾が開くには暖かい部屋が必要です。
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チチコグサモドキ
- 2009年12月19日 16:18
- 花
昨夜からぐっと冷え込み、今朝はやはり雪景色でした。
きのうのお昼間、近くの空き地を通ったら、陽だまりにホトケノザや
ハコベ、オニノゲシ、イヌホオズキの花が咲いていました。
まるで、春?のようでしたが・・。
さて、きょうはその空き地に咲いていた、「チチコグサモドキ」を
お届けします。
「父子草疑」と書きます。
チチコグサに似ているので、名付けられましたが、本種は、花が
葉の脇に集まって付いています。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
花は褐色。
茎葉に毛が多く、葉は先が広いへら形で先端が尖っています。
北アメリカ原産の帰化植物であり、日本各地に分布しています。
私の住んでいる名古屋のような暖地では、年中、花が付くそうです。
キク科の植物です。
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キダチコンギク
- 2009年11月28日 10:18
- 花
ここんとこいろいろあって・・気がつけば、各地の菊花展等も
終わってしまったようですね^^;
実家の庭には、白に少しピンク色がかかった菊が一群れ、
しどけない風情で咲いていますが・・。
きょうは北米原産の帰化植物である「キダチコンギク」をお届けします。
「木立紺菊」と書きます。
里山にありました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
茎が、よく枝分かれし、たくさんの花を付けます。
葉は細長いです。
茎の下部は木質化します。だから「キダチ(木立)」。
花の中心部は最初は黄色ですが、だんだん赤紫色がかってきます。
朝鮮戦争の頃に北九州で最初に発見されたそうで、
本州(関東以西)~九州に分布します。
キク科の植物です。
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ヤクシソウ
- 2009年11月12日 10:03
- 花
雨上がり、家の窓から遠くに目をやると、猿投山がくっきり・・。
その後ろに見えるのは御岳かな?そのまた後ろの方には冠雪した
ような山並みがうっすら見えます。
気持ちのいい朝です^^v
さて、先日、猿投山に行く道を歩いていた時、やや崩壊しかかった
法面に、黄色の花がしなだれたように咲き、他の植物に寄りかかって
いるように見えました。
近づくと、「ヤクシソウ」でした。
きょうは「ヤクシソウ」をお届けします。
「薬師草」 と書きます。
病気を除く薬師如来信仰の草ということで、民間療法にも
使われるそうです。また、葉の形が仏像の光背に似ているから・・
とも言われています。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は茎を抱いています。
葉は互い違いに付いて、縁には浅いギザギザがあります。
花は1.5センチ程でした。
草丈は1メートル程でした。
北海道~九州の山野に生えます。
キク科の植物です。
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サワフタギ
午前中何だかずーっとPCの調子が悪く、ブログのアップをあきらめて
外出し、夕方、車を運転していたら小雨が降ってきました。
先ほどPCをあけたら復旧していたので、あ~、よかった!
全く、胸つぶれる思いで「ムネフタギ」でした^^;;
という訳で?きょうは、今から「サワフタギ」をお届けしますね。
「沢蓋木」と書きます。
沢に蓋をするように育つので、名付けられました。
北海道~九州のやや湿った林に分布する落葉低木です。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは1.2メートル程でした。
葉は艶がなく、毛があり、縁には、ギザギザがあります。
実は美しい瑠璃色ですが、虫喰いのも多数あり、綺麗な実が
少なかったようです^^;
ハイノキ科の植物です。
5月に咲く白い花をアップしそこなったので、
合わせて載せておきます↓
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コメナモミ
- 2009年10月15日 14:56
- 花
マンションのケヤキにカラスが巣を作っています。
今朝も大きな声で鳴いてから、あわただしく飛び去っていきました。
きょうは、センダングサに似ている「コメナモミ」を紹介します。
メナモミに似て、やや小さいことから名付けられました。
各地の山野の荒地や道端に生えています。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは30~100センチ程です。
うっすらと毛がはえた茎は、しばしば紫褐色を帯びることも多いです。
葉は長さ5~10センチ程の卵円形で、先はとがっています。
そして、向かい合って付いています。
また、3本の葉脈が目立ち、縁のギザギザはちょっと不規則です。
周辺部に小さな花びらに見える花の先は3つに裂けています。
そして、中央部には管状にみえる花があります。
黄色の花の部分を取り囲んでプツプツの緑色の部分があります。
これを腺毛というそうです。
腺毛から出る粘液で、くっつきむしになるそうです。
キク科の植物です。
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ネナシカズラ
- 2009年10月12日 12:54
- 花
今朝早く、モズの高鳴きに誘われて、ベランダに出たら、
有明の月が見えました。
それから玄関に出たら、なんと昨夜の間に、月下美人が一輪
咲き終えたようで、脱力した姿を秋の風に晒していました。
ごめんね、気づいてあげられなくって・・。
さて、先日、林の縁を歩いていたら、あ、草叢の中に白い花が・・。
「ネナシカズラ」です。きょうは、この「ネナスカズラ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「根無葛」と書きます。
そのまま、根のない つる草(葛)という意味です。
葉も退化し、ありません。
各地の日当たりのよい野山や荒地の藪に見られる、つる性の
寄生植物です。
宿主にまといつくと、寄生根を出して栄養を吸い取り、そこから
根が枯れていくそうです。
茎が太く淡緑色で褐色の斑点があります。
花びらは5つに裂けています。
ヒルガオ科の植物です。
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スズカアザミ
- 2009年10月 4日 12:29
- 花
きのうは十五夜、お月見はできましたか?
そして、きょうはなんと満月なんですね~^^;
きょうもお月様が見られるといいですね~^^。
月の光は美しい・・。
私は「月の光」というと♪月の光に~ 花も草も~ 夢を追いつつ
うなじ垂れぬ~ 声をば潜めて 枝はさやぐ ね~むれ
ね~むれぇねむれ わぁが子よ~♪ という歌を思い出します^^。
さて、きょうは「スズカアザミ」をお届けします。
「鈴鹿薊」と書きます。
最初に鈴鹿で発見されたので、鈴鹿薊というらしい^^;
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは1~1.5メートル程、長い茎の先に上向きに花が付いていました。
蕾もそこここにいくつか付いています。
開いた花の色は淡紫色です。
上の方の葉は細長く、刺があります。
下の方の葉は羽状に裂けていて、針のように尖った刺があります。
静岡~滋賀県東部に分布しています。
我が東海地方の日当たりの良い山野では、秋に普通に見られるアザミ
のようです。
キク科の植物です。
おまけ:ホソヒラタアブがやってきました。
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アオジソ
- 2009年10月 2日 11:02
- 花
きょうはベランダのプランターにある「アオジソ」をお届けします。
雨が降っているので、写真が暗くてごめんなさい。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
紫蘇の古名は野良荏(のらえ)と言うそうです。
何か素朴で楚々とした風情の名前ですね。
ヒマラヤ、ビルマ、中国の原産で、日本には大昔に中国から
伝わってきたようです。
5月に蒔いたアオジソには、この夏、大変お世話になりました^^。
最初、「オオバ」という別名どおり、大きな葉がいっぱい付きました。
手巻き寿司やお刺身のツマ、天ぷら、紫蘇ジュースや料理にと、
大活躍してくれました。
今は葉は小さくなりましたが、もう花が咲き、ホロホロと
散りかけているのもあります。
小さな可愛い白い花で、シベは赤紫です。
ヒラタアブがよく訪れています。
実はそのプチプチした食感と独特の風味があるので、大好きです。
ナントカ園の梅干茶漬けにも入っていますね^^。
シソ科の植物です。
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オケラ
- 2009年9月30日 14:17
- 花
秋の長雨か?はっきりしないお天気続きですね。
桜やケヤキも雨の歩道に黄色の葉を落としています。
そんな中、今朝、ケヤキにコゲラの姿を発見!^^
さて、きょうは「オケラ」を紹介します。
動物でなくて、植物の「オケラ」ですヨ。
京都の八坂神社では、オケラ祭りが毎年行われますが、
その時、焚かれる、あの「オケラ」です。
古名は「ウケラ」で、万葉集にも詠われているそうです。
根茎を白朮(びゃくじゅつ)といい、漢方薬に使われます。
また、お屠蘇にも白朮が用いられます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
↑上はまだ、蕾のもの・・。
高さは60センチ程でした。
葉は互い違いに付いていて、やや硬めで、縁のギザギザは細くて鋭い。
花と葉の間には、花を包むように、魚の骨状の葉?がありました。
そして、下の方の葉は違う形をしていました。↓
雌雄異株だそうです。
本州~九州の日当たりのよい山に分布しているそうです。
キク科の植物です。
若い芽は食用となるようで、「山でうまいものは
オケラにトトキ(ツリガネニンジン)」といわれるそうです。
参考→ツリガネニンジン
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シュウブンソウ
- 2009年9月23日 09:34
- 花
少しご無沙汰してしまいました。
シルバーウィークも、我が家ではマゴマゴしているうちに?
きょうで終わりそうです^^;
きょうは「秋分の日」なので「シュウブンソウ」をお届けします^^
「秋分草」と書きます。
秋分の日頃に花を咲かせることから名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
関東地方~九州の山地の木陰などに生え、茎から枝を斜上させています。
高さは50センチ~1メートル程でした。
茎から3本の長い茎を伸ばしています。
葉の脇から径4~5ミリ程の淡黄緑色の花を付けています。
よく見ると縁に低いギザギザのある葉は、互い違いに付いています。
秋の雰囲気を醸し出していますね^^
キク科の植物です。
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シラヤマギク
- 2009年9月18日 07:20
- 花
きのうも庭のアベリアにクロアゲハやセセリ蝶が訪れていました。
ジョロウグモがあちこちで網を張っています。
きょうは里山にあった「シラヤマギク」をお届けします。
「白山菊」と書きます。
別名はムコナ(婿菜)と呼ばれるそうです。
春の若芽は食用にされるそうです。
林の道端で咲いていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さ1メートル程でしたが、上の方で枝分れして白い花を付けていました。
花は直径2センチ程で、誰か、花びらをとったの?という感じで、
まばらに花びらが付いています。
互い違いに付く葉の表面には毛があり、ざらついていました。
下の方の葉は上の方の葉と違い、柄が長く、三角形をしていました。
縁には粗いギザギザがあります。
北海道~九州に分布します。
キク科の植物です。
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キガンピ
- 2009年9月14日 12:34
- 花
おとといまで鳴いていたツクツクボウシも、どうやら
姿を消したようです。
きょうは曇り空ですが、夏の疲れが出たような(笑)
カーテンを洗いました。
さて、きょうは、植物園にあった「キガンピ」をお届けします。
「黄雁皮」とかきます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さ1メートル程でした。
落葉する低木です。
花の時期は7~9月だそうです。
黄色の花のように見えるのは、ガクだそうで、先が4つに分かれています。
「ガンピ」といえば、和紙の原料となるもの、と学校で覚えましたね。
葉が向かい合って付いているのが、ガンピと違いますが、
「キガンピ」も樹皮はガンピ同様、和紙の原料になるそうです。
樹皮は褐色でした。
近畿地方以西の本州、四国、九州に自生するそうです。
ジンチョウゲ科の植物です。
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ヒメシロネ
- 2009年9月11日 09:19
- 花
すっかり秋めいて、我が家のベゴニアの花も終盤を迎えました。
きょうは、池のほとりに咲いていた「ヒメシロネ」をお届けします。
「姫白根」と書きます。
太い地下茎が白いことから名付けられたそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉の脇に小さな白っぽい小花が数個、茎の周りをぐるりと取り囲む
ようにして咲いていました。
高さは30~70センチ程でした。
唇形の花の直径は5ミリ程、ガクは先が尖っています。
白っぽい花は下の花びらに赤紫の模様があります。
雄しべは2つありました。
直立した茎には縦に筋があり角張っています。
縁に鋭いギザギザがある細長い葉は、向かい合って付いていました。
葉裏は白っぽく見え、葉脈が浮き出ていました。
北海道~九州の湿原のまわりなどに分布します。
シソ科の植物です。
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ミズトンボ
- 2009年9月 6日 16:13
- 花
まだ、午後三時頃までは残暑が厳しいですね~^^;
きょうは、きのう湿地で写した「ミズトンボ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「水蜻蛉」と書きます。
高さは40~90センチ程でした。
別名はアオサギソウというそうで、サギソウと同じ仲間です。
1.5センチ程の花の色は緑白色でパッとしませんが、花びらの一部が
3裂して細い線状になり、十字架のようにも見えてとてもユニークです。
その形がトンボのようだと言うことからこの名が付いたそうです。
花の真ん中辺りには2つの褐色の部分があり、ここは
葯と呼ばれ花粉が入っています。
そして、葯の下から2本の角が出ているのがわかりますか?
ここは柱頭だそうです。
また、花の後ろ側から距と呼ばれる突き出た部分が伸びていますが、
先が球状に膨らんでいます。
葉は下の方に互い違いに付いていて、線のような細長い形です。
北海道~九州の日当たりの良い湿地に生えます。
ラン科の植物です。
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マルバノホロシ
- 2009年8月31日 16:28
- 花
夏休み最後の土曜日(おととい)行った里山では、ウグイスに
代わってツクツクボウシの声がお出迎え~♪
アカトンボの類が写真を撮って!と寄ってきました^^。
森の中の道端では、赤、白、黄のミズヒキ類の花、ヤブランの
紫の花が多く見られました。
遠目に白くてふわ~っとした花は、近づいて見ると、
センニンソウの花でした。
ふと見ると、道端近くにマルバノホロシの花が咲いていました。
きょうは「マルバノホロシ」をお届けします。
「丸葉の保呂之」と書きます。
保呂之はヒヨドリジョウゴの古名だそうです。
丸葉というのは、ヒヨドリジョウゴの葉の形は3つや5つに裂けて
いますが、それに比べ、裂け目のない葉なので・・だと思います。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は互い違いに付いています。
また、葉や茎に毛が無いのが特徴です。
淡紫色の花は開いて後ろに反り返ったものです。
もう、緑の実になっているのもありました。
秋には赤い実になるようです。
関東以西~九州の林縁に生えるつる性の草です。
ナス科の植物です。
*さて、ここで皆様にご報告いたします。
きょうの午前中にアクセス数が10万件に達しました。
これも皆様のおかげで、本当に有り難いことです。
この5月で5年目に入りましたが、まだまだ知らない植物があり、
きょうはどんな植物との出会いがあるか?と胸を躍らせています(#^.^#)
これからもぼちぼちとやっていくつもりですので、
どうかよろしくお願いしますm(_ _)m。
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コバノカモメヅル
- 2009年8月28日 15:16
- 花
日中、まだ蒸し暑いですが、吹く風もどこか秋めいてきました。
きょうは「コバノカモメヅル」をお届けします。
「小葉の鴎蔓」と書きます。
カモメヅルより葉が狭いことからこの名が付いたそうです。
が、カモメヅルはまだ見たことがありません^^;
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
つる性で、葉は向かい合って付き、直径7~9ミリ程の
暗紫色をした星型の花を付けています。
花びらは5つに細く深く裂け、先端はややスクリュー状に
捩れています。
白っぽい中央部のまわりには、花びらと同じ色の小さな
副花冠があります。
「副花冠」とは、花びらと雄しべの間にある花びらに似たもの
をいいます。
本州の関東地方、中部地方、近畿地方の山野の草原や湿地
に分布します。
ガガイモ科の植物です。
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オオヒキヨモギ
- 2009年8月26日 10:00
- 花
朝晩、急に涼しくなりましたが、マンションのケヤキ等からは
クマゼミやアブラゼミの声が聞こえています。
先日、東京へ行った時はミンミンゼミが鳴いていました。
里山ではヒグラシが鳴いていました。
さて、きょうは里山にあった「オオヒキヨモギ」をお届けします。
「大引蓬」と書きます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
低地のやや乾いた草地や山道の崖に生えます。
茎はしなだれていました。
葉の縁にはギザギザがあり、ヨモギの葉に似ています。
花には毛が密に生えています。
5裂したガクにも、やはり毛が密に生えています。
関東地方以西と四国に分布するそうです。
ゴマノハグサ科の植物です。
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ミズタマソウ
- 2009年8月21日 08:13
- 花
おととい、やはり月下美人が一輪咲きましたよ^^。
そして、おとといの午後4時頃に今年初めて「ツクツクボウシ」
の鳴き声を聞きました。
きのうは空き地で赤トンボ?の群れを見ました。
また、歩道に銀杏の実が落ちており、樹上に銀杏の実が
いっぱい付いていました。
午後4時の日差しにも秋の気配が忍び寄っていました。
さて、きょうは「ミズタマソウ」をお届けします。
「水玉草」と書きます。
実が球形で白毛が密生しており、これが水玉のように見える
ので名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
北海道~九州の山野の木陰に生えます。
高さは20~50センチ程です。
葉は向き合って付いています。
花や葉の付け根は赤味を帯びています。
ガクは2枚、ガクと直角に、真ん中で2裂した花びらも2枚、花びらと
直角に雄しべも2本、雌しべは1本です。
よく見ると、子房に鈎状に曲がった毛がたくさん生えています。
これに水滴が付くと、本当に水玉のようにきらきらっとして綺麗でしょうね~♪
アカバナ科の植物です。
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ホドイモ
- 2009年8月19日 09:22
- 花
玄関にあるゲッカビジンがまたひとつ開花しそうです。
多分、今夜あたり?
きょうは「ホドイモ」をお届けします。
「塊芋」と書きます。
ホドイモのホドは塊のことで、地下の根が太くなり塊状のイモ
のようになるので名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
北海道~九州の山地の林縁に生えるつる性の植物です。
ちょっとわかり辛いですが、マメ科の植物だそうです。
長さ6~8ミリの花は曲がりくねっているのが特徴で、先端に
チラッと雄しべらしきものが覗いていますね。
雌しべはわかり辛くてすみません。^^;
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サギソウ その2
- 2009年8月 9日 11:31
- 花
8月になると、なぜか思い出す曲に「花はどこへいった」♪があります。
とてもいい曲ですが悲しい曲でもあります。
この歌を歌わなくてもすむような日が来るといいですね・・。
さて、きのう、やっと里山に行ってくることができました(*^^)v
林に入ったとたん、なんと、もうツクツクボウシの声がお出迎え~♪
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
夏空でした~♪
ちいさな流れにはハグロトンボが群れて飛んでいたり、湿地には
キイトトンボやハッチョウトンボ、ギンヤンマ、その他オニヤンマ、
オオシオカラトンボ等々のトンボがいっぱいいました。
ツマグロヒョウモンやヒカゲチョウ、セセリチョウ、シジミチョウなどの
蝶やバッタ、トカゲ、トノサマガエルも2匹見ました。
キノコも、そこここで大小ニョキニョキ・・と。
クモもあちこちで網を張り、みんな一生懸命生きていました。
きょうは里山の湿地にあった「サギソウ」をお届けします。
2年前にも別の場所で撮ったサギソウをアップしていたようですが、今回も
あまりに綺麗だったので、もう一度、おつきあいくださいねm(_ _)m
暑さも忘れて(≧[◎]oパチリ!
横顔・・。
後ろ姿・・。
華麗なる舞い・・。
野生の美を堪能していただけたでしょうか?
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ハマボウ
- 2009年7月31日 18:01
- 花
今朝見てびっくり!
ゴーヤがうなだれておりました。
こりゃ、いかん!きのう水遣りをやらなかったせいです(>_<)。
雨のかからない軒下の窓辺にあるので・・。
黄色の花もしぼんで、葉もしわくちゃ・・ごめんね。
あわてて水をいっぱいやったら、しばらくしてシャンッとしてきました。
あ~、大事に至らずよかった・・(^。^;)ホッ!。
きょうは、きのう車に乗っていて偶然見つけた「ハマボウ」を
お届けしま~す♪
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「浜朴」と書きます。
関東以西~九州の干潟の泥地に自生します。
写真の「ハマボウ」は庭に植えられていましたが、高さは3メートル程
でした。
以前にアップした沖縄のオオハマボウとよく似ていますが、
「ハマボウ」は落葉樹です。
花は6~7センチ程でした。
さしずめ、「ハマボウ」は干潟に咲くハイビスカスとでもいえますね。
やさしげな黄色の花の真ん中は暗赤色で、雌しべに多数の雄しべが
くっついています。
きょう見たら、もうしぼんでおり、一日花ですね。
葉は丸っこい形でやや灰色がかった緑で、縁にはゆるいギザギザがあります。
また、葉は互い違いに付いています。
アオイ科の植物です。
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トケイソウの咲き方
- 2009年7月27日 10:05
- 花
昨夜、ベランダのゴーヤ、二つ目を収穫しましたヨ。
やはりゴーヤ・チャンプルーにしていただきました。
採れたてなので苦味がほとんどなく、苦さが苦手な私でもパクパク
食べることができます^^。
さて、きょうは~おととい目にしたものをお届けします。
「トケイソウの咲き方」です。
ベランダに出たら、もうすぐ花が開きそうでした。
いったん、部屋に帰って家事をしてから、また見たら・・
あらら?もう開いてしまっていましたが・・
雄しべの葯がこんなふうに、ひとつ、くるんとひっくり返っていました。↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
少し経つと、二つめが・・↓
そして、また三つめが・・↓
四つめが・・↓
そして、最後の五つめが・・↓
最初の画像からこの5つめの画像の状態になるまで8分かかっていました。
この状態からまた、10分ほどでピンと満開に・・↓
何かいいもの、見ちゃった(^3^)~♪
トケイソウをもっと知りたい方は・・
こちらへ↓
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クサネム
- 2009年7月25日 14:36
- 花
昨晩は「月下美人のお刺身」をいただきました。→ゲッカビジン その2
きょうは、里山の水田にあった「クサネム」をお届けします。
「草合歓」と書きます。
葉がネムノキの葉に似ているので名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
北海道~九州の水田や沼沢などの湿地や川の畔に生えます。
高さ40~100センチ程です。
花は淡黄色で、花の中央部には赤褐色の模様があります。
また、マメ科の特徴である蝶形をしており、1センチ程です。
後姿はこんなふうでした↓
葉は互い違いに付いています。
ありゃ?いつの間にか、お客様が・・
あなたはどなた?
ネムノキと同様、夜は眠る(葉を折りたたんで閉じる→就眠運動)そうです。
花も閉じるんでしょうね?
でも、目で確かめてないので何とも言えません。
マメ科の植物です。
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ヤブレガサ
- 2009年7月24日 13:10
- 花
昨夜一晩、我が家は濃密な月下美人の香りに包まれました。
ゲッカビジンが2輪、同時に咲いたのです。
例年より早い時間、夕方6時頃から咲き初めました。
今朝、全エネルギーを使い果たし、クタッとなっているのを切って、
冷蔵庫に入れました。
今夜の食卓に並ぶ予定です。→ゲッカビジン その2
さて、まだ梅雨明けしてないですね・・。
きょうは雨の必需品、傘、と言っても「ヤブレガサ」をお届けします^^;
「破れ傘」と書きます。
若葉の姿が、破れた傘をすぼめた状態に似ているので、名付けられました。
芽吹きの葉は白い毛で覆われているそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
林の縁に生えており、傘の高さは50センチ程でした。
葉から一本の長い茎を出していましたが、なぜか倒れていました。
茎の先には、長さ2センチ程の花を10個程咲かせていました。
本州~九州に分布しています。
キク科の植物です。
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ヒメヤブラン
- 2009年7月 7日 12:02
- 花
朝から蒸し暑いですが、風が結構ありますね。
コシアキトンボが窓の外で旋回しています。
きょうは里山の日当たりのよい畦に生えていた「ヒメヤブラン」
をお届けします。
「姫藪蘭」と書きます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ヤブランに似ていますが、ヤブランは一つの茎に沢山花を付けます。
しかし、ヒメヤブランは一つの茎に数輪しか花を付けないので
見分けがつきます。
短い茎を出し、そこに数少ない1センチたらずの小さな淡紫色の花を、
上向きに咲かせています。
花びらは6枚です。
葉は線のような形で長さ10~20センチ、幅2~3ミリ程。
北海道南西部~九州に分布しています。
ユリ科の植物です。
きょう、遅まきながらfab Photo Gallery更新しました。
よかったらご覧下さいm(_ _)m
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オオバノトンボソウ
- 2009年7月 6日 02:58
- 花
きのうは朝から今年一番のクマゼミの声がしていました。
なんと、おとといの朝はアブラゼミの声がしてたんですよ・・。
さて、おとといは朝から里山へ出かけました。
里山の入り口で、いきなりウグイスがお出迎え~♪
春先からまだまだ元気なウグイス君^^。
先へ歩き進むに連れ、ホトトギスやコジュケイの声もしていました。
梅雨の晴れ間で草に付いた雫がキラキラと綺麗でした。
帰り道、林道の横の斜面に「オオバノトンボソウ」を見つけました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
一株見つけると、ちょっと離れたところに計5株見つけました。
「大葉の蜻蛉草」と書きます。
別名は「ノヤマトンボ」、「ノヤマノトンボソウ」とも言います。
花の形をトンボに見立てて名付けられたようです。
高さ30~50センチ程でした。
葉は茎を抱き、互い違いに付いていました。
上の方の葉は小さく細く、下の方に2~3枚、大き目の葉が付いていました。
茎は角ばって、ヒレのようなものが付いており、この様でした↓
花は黄緑色で、花数を調べたら、一株に7~13個付いていました。
花の正面↓
下から覗くと↓
関東地方以西、中国、四国、九州の浅い山、丘陵地に分布しています。
ラン科の植物です。
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アリノトウグサ
- 2009年6月28日 12:19
- 花
きのう、山の日当たりのいい尾根を歩いていた時、
いきなり連れ合いが叫びました。
「うわっ!これアリノトウグサかも!?」
調べたら、やはりそうでした^^。
どうりで?草のそばには大きなアリがせわしく動き回っていましたヨ(笑)
きょうはこの「アリノトウグサ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「蟻塔草」と書きます。
小さな花をアリにたとえ、草全体の様子を蟻塚に見立てて名付けられました。
花はまだ蕾?状態で開花してなかったようです↓
これも↓
高さは15~30センチ程でした。
葉の縁には低いギザギザがあり、向かい合って付いていますが、
上の方の葉は互い違いに付いているのもありました。
また、葉の裏の根元は紅色で、葉の大きさは6ミリ~1.2センチ程でした。
茎を触ると、縦に4本筋があり角ばっていました。
帰り道に小さい流れがある所を通ったら、そこにもアリノトウグサが
生えているのが見られました。
花が全開している姿も見られるといいのですが・・。
日本全土に分布しています。
アリノトウグサ科の植物です。
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キハギ
- 2009年6月24日 17:57
- 花
梅雨時特有の蒸し暑さですね。
窓の外には、また今年もコシアキトンボが飛んでいます^^。
きょうは「キハギ」をお届けします。
「木萩」と書きます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「萩」というと秋のイメージですが、
これは梅雨時期から山野に咲き出す萩です。
高さ1~3メートルになる落葉低木です。
花は清楚な色合いで、蝶形です。
葉は三つ集まってひとつの葉になって、互い違いに付いています。
葉裏は灰緑色です。
本州~九州に分布しています。
マメ科の植物です。
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ツチアケビの花
- 2009年6月21日 17:13
- 花
梅雨空の中、車窓から、某土木事務所の前のプランターに、我が
名古屋市の花、ユリが白い花をいっぱい咲かせている風景を目にしました。
さて、きょうはきのう里山で撮った「ツチアケビ」をお届けしましょう。
「土木通」と書きます。
秋に生る実の形がアケビによく似ていて、直接土中から生えているために
名付けられたそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
腐生植物で葉緑素を持たないため全体的に褐色で、薄暗い林内で今月初めに
初めて見た時は思わず「おぉ~っ!」と驚きました。
地上に葉などはなく、地面から仁王立ちした茎は高さが1メートル程も
ありました。
今月初めはまだ蕾ばかりでしたが、きのうはちらほら花が咲いていました。
地面近くの枝↑
地面近くの下の方まで、あちこちに枝を出し、その先端にランの花を
咲かせていました。
花は大きく3センチ程で、黄褐色で肉厚でした。
アリやら小さい虫も訪ねてきていました。
雨も降り出しそうなお天気でしかも薄暗い林中で、撮影しにくかったですが、
なんとか撮れました^^;
北海道~九州の森林に分布しています。
日本固有種でラン科の植物です。
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イチヤクソウ
- 2009年6月17日 11:46
- 花
里山の腐葉土いっぱいの林の僅かに木漏れ日が当たる場所に
「イチヤクソウ」が開花していました。
5月に偶然見つけた時はまだ蕾だったのですが・・。
きょうはその「イチヤクソウ」をお届けします。
「一薬草」と書きます。
ひとつの薬草で多くの病気に効くことから、一薬草と名付けられたそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは20センチ程でした。
葉は常緑で柄があり、やや厚めです。
また、葉脈部分はやや白っぽく、模様になっているのが特徴です。
数枚が根元に集まって付いています。
花は白色で直径1.3センチ程で、下向きに数個付いています。
花びらは5つに深く切れ込んでおり、中には多数の雄しべと、
雌しべが一本、にゅうっと曲がって飛び出しています。
北海道~九州の林の縁に分布します。
イチヤクソウ科の植物です。
おまけに、蕾の時と花後の姿を載せておきますね^^。
蕾↓
花後↓
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ササユリ
- 2009年6月12日 10:03
- 花
ベランダのトケイソウにまた、蕾が三つ付いています^^
きょうは、里山の路傍に生えていた「ササユリ」をお届けします。
「笹百合」と書きます。
葉が笹の葉に似ているので名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
淡いピンクの花で、品があります。
思わず鼻を近づけたら、なんだかいい香りがしたような・・?
6本ある雄しべの葯は赤褐色です。
中部以西~九州に分布しています。
ユリ科の植物です。
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ジガバチソウ
- 2009年6月10日 08:50
- 花
こちらでは、きのう入梅宣言があったところです。
最近、電線で仲間同士おしゃべりしたり、里山の水田すれすれに
低く飛び回っているツバメの姿をよく見ました。
きょうは、三日前に里山で撮った「ジガバチソウ」をお届けします。
「似我蜂草」と書きます。
花の姿を蜂にたとえてジガバチソウと名付けられたそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
木洩れ日の射す林の縁で咲いていました。
高さ10~20センチ程でした。
ひとつの花の大きさは1.5~2センチ程でした。
ユニークな花姿です。
茎を抱くように、向かい合って付いた2枚の葉は長さ4~8センチ程で、
縁にはゆるいギザギザがありました。
葉の表には網目のような模様がありました。↓
葉の裏はやや白っぽくこんなふうでした。↓
また、茎を触ったら筋(稜)がありました。
北海道から九州に分布するそうです。
ラン科の植物です。
このジガバチソウの仲間には過去記事にあげたクモキリソウがあります。
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ミヤマナルコユリ
- 2009年6月 8日 10:56
- 花
きょうは、深山という名が付いていますが、里山でも見られる
「ミヤマナルコユリ」をお届けします。
「深山鳴子百合」と書きます。
北海道~九州の山や里山の林内に生えます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは30~60センチ程です。
葉に沿って左右に白い筒状の花が分かれて付きます。
葉の腋から細くて長い茎を伸ばして花を付けています。
花の先端はほんの少ししか開かず、すぼまっているように見えます。
茎は稜(筋)があり、触ると丸くなく角張っています。
葉裏は白っぽいです。
ユリ科の植物です。
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コツクバネウツギ
- 2009年6月 5日 07:46
- 花
ここんとこ、どんよりした空模様が続いていましたが、
朝から雨になりました。
きょうは「芒種」のようです。
芒(のぎ)のある穀類の種を蒔く頃とのことですが、年々、
田植えも早くなり、ひと月前にはもう済んでいる所も多いとか・・。
私も先月ベランダで、食用になる植物、ネギとシソを初めて
蒔いてみたら、数日前から四葉になっています^^v
さて、きょうは「コツクバネウツギ」をお届けします。
「小衝羽根空木」と書きます。
ツクバネウツギより花が小さいので名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は向かい合って付いています。
ガク片は2枚、あるいは3枚です。
橙色の編み目模様がある花の中には毛があります。
静岡、福井以西の本州、四国、九州に分布しているそうです。
スイカズラ科の植物です。
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アメリカキササゲ
- 2009年5月31日 09:46
- 花
雨が降り、窓を閉め切るとなんだか蒸し暑いですね・・。
きょうは在庫の中からのご紹介にします^^;
毎年見るのに花がなかなか撮れなかった「アメリカキササゲ」、
先日やっと撮れたものをお届けします。
「アメリカ木大角豆」と書きます。
果実の形が豆のササゲに似ているので名付けられました。
原産地はアメリカ南部、わが国へは明治末期に渡来したそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さ5~12メートル程の落葉高木です。
葉には長い柄があり、向かい合って付いており、先端が短く尖ります。
秋には黄色く紅葉し、どんどん葉が落ちていくので、
その時期には、毎日、落ち葉掃きをしている姿を見かけます。
花はシャンデリアのように付き、綺麗なのですが、
咲いている時期が案外短いです。
遠目には白い花ですが、よく見ると、黄色と紫褐色の班が入っています。
ノウゼンカズラ科の植物です。
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ハクウンボク
- 2009年5月22日 12:57
- 花
今にも空が泣き出しそうなお天気ですが、お昼前に
今年4輪めのトケイソウがベランダで咲きました。
さて、きょうは「ハクウンボク」をお届けします。
「白雲木」と書きます。
白い花が鈴なりに咲いている姿を、空にたなびく白雲に
例えて名付けられました。
北海道~九州の山地に生える、高さ 6 ~ 15 メートルの
落葉高木です。
花は房のように咲いています。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
また、花の柄はありますが、少し短めです。
花びらは5裂し、長さ1.8センチ程。雄しべは10本あります。
葉は丸っぽく、互い違いに付いており、裏面はやや白っぽいです。
エゴノキ科の植物です。
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ミズキ
- 2009年5月20日 08:08
- 花
きょう、こちら名古屋は真夏日だそうです^^;
きのう、家の近くの大学の前を車で通りかかったところ、
薄紫のセンダンの花がいっぱい咲いているのを見ました。
ホント、夏ですね・・。
ところで、渋谷の金王坂の、とあるビルの敷地の一角にミズキが
3本あるそうですね。
白い花を沢山付けた水平に張る枝ぶりがとても良い眺めだと
出張した時に見た、連れ合いが申します。
私も是非、ミズキを見たいなぁと思っていたら、先日、こちらで
見る機会に恵まれました^^。
ということで、きょうはミズキをお届けします。
「水木」と書きます。
樹液が多く、春先に切ると水が滴り落ちるため、名付けられたそうです。
ミズキ科の落葉高木です。
見たのは10メートル程の木でしたが、カメラに全体が収まらず・・(泣)
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ミズキの特徴は、枝が横に張り、階段状の特異な樹形をしていることです。
葉は互い違いに付いており、葉先は尖っています。
葉の表面は深緑色で裏は白っぽい。
白い小花が集まって付いています。
花びらは4枚で雄しべも4本です。
北海道から九州の山腹の緩やかな斜面や川原等に分布します。
日向を好み、生長が速い木だそうです。
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アイラトビカズラ
- 2009年5月17日 17:49
- 花
きょうは、先日、東山植物園で撮った珍しいものをお届けします。
植物園の坂道を降りてきたら、足元に見慣れぬ花のようなものが
びっしりと落ちていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
上を仰いでびっくり!いきなり目の前にジャングルが・・。
そして、太いつるにいっぱいブドウのように垂れ下がっていました。
(写真をいっぱい撮ったのですが、スケールが大きすぎ、どれもイマイチ・・
うまく伝えられないかも?どうぞ、ご勘弁を・・。)
正体は「アイラトビカズラ」でした!
「相良飛蔓」と書きます。
熊本県山鹿市菊鹿町相良(あいら)に自生するトビカズラということです。
樹齢は推定1000年で、国の指定特別天然記念物となっているそうです。
源平の乱で相良寺が焼きうちにされたとき、千手観音がこのカズラに飛び移り
無事だったという伝説から、「アイラトビカズラ」と名付けられたそうです。
葉は三つでひとつの葉になってます。
太い幹から緑色の茎を伸ばし、その先に7センチ程の暗赤紫色の大きな
蝶形の花を藤のように房状に付けています。
十数個もぶら下がっているのもありました。
まるで巨峰ブドウの房のようでもあります。
マメ科の常緑のつる性植物です。
撮影中もひっきりなしにボタッ、ボタッと音をたてて落花していました。
しばし、南国の迷宮に迷いこんだ心もちでたたずんでいました。
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サイカチ
- 2009年5月15日 15:22
- 花
きのう、きょうと立て続けに「トケイソウ」が咲きました。
でも、きょうは幹や枝に鋭い棘がある「サイカチ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
すごい棘でしょ!とっても痛いっ!
サイカチの棘は、枝が変形したものです。
ちょうど、花も咲いていました。
マメ科の植物です。
葉を見ると明らかにマメ科の植物ですが、花はマメ科の特徴である
蝶の形をしていません。
調べたら、マメ科の中では最も原始的な木だからだそうです。
花は房状になっていて、長さは見たところ数センチ~10センチ程でした。
花びらは4枚でした。
サイカチの名前の由来は、古名の西海子(さいかいし)からきたらしい。
「皀莢(そうきょう)」ともいうそうです。
マメ科の高木で落葉します。
本州中南部、四国、九州に分布しているそうです。
山野の他、別名を「カワラフジノキ」というように、川岸など
水辺にも生えているそうです。
若葉はゆでで食用になり、莢は洗剤として利用できるそうです。
種や棘は薬用に利用されるそうです。
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ミツバの花
- 2009年5月12日 09:40
- 花
先日、お友達の庭で丹精込めて作られた土付きのミツバを
いただきました。
植木鉢に植えておいたら、根付きました。
山では6月頃から花が咲くそうですが、これは園芸種なのか、
数日前からもう花が咲きました。
初めて花を見ましたので、きょうはこの「ミツバの花」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「三葉」と言うとおり、葉が三つに分かれています。
葉は互い違いに付いていて、縁には不揃いなギザギザがあります。
大きさ2ミリ程のごく小さな白い花で、花びらは5枚です。
とても清楚な感じがします。
日本原産で、北海道~九州に分布します。
セリ科の植物です。
三つ葉はとても香りが良く、野菜として栽培もされますね。
さっそく茎葉をいただきましたが、季節の味でとてもおいしかったです^^。
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アズキナシの花
- 2009年5月10日 09:58
- 花
きのうから初夏本番になったようです^^。
お日様の下では暑く、日陰に入ると涼しく、気持ち良く感じます。
さて、きょうは先日撮った「アズキナシ」の花をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
直径1.5センチ程の白い花を多数付けます。
葉には規則的な葉脈があり、縁には不規則なギザギザがあります。
雄しべは20本で、雌しべは2本あります。
過去記事も是非合わせてご覧いただくと、よくわかるかと思います。
↓
アズキナシの実
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オオバウマノスズクサ
- 2009年5月 8日 08:42
- 花
程よく草刈がされた里山にジャコウアゲハがヒラヒラしていました。
ウマノスズクサがあるかもしれないと連れ合いが言うので、
葉に気をつけて見ていきましたが、何時間経っても見つからず・・。
午後4時半をまわり、帰り道でもう一度、最初のぞいた所で、
ついに「オオバウマノスズクサ」を見つけることができました!
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「オオバウマノスズクサ」はウマノスズクサとともに、
ジャコウアゲハの食草だそうです。
「大葉馬の鈴草」と書きます。
大きい葉を持つ"馬の鈴草"ということで、名付けられました。
中心がへこみ、三つの耳があるような上のような葉の形のもありました。
葉の大きさは8~15センチ程でした。
花は4~5センチ程で、とても個性的!
チューバやサクソフォーンのような形をしています♪
前から見た顔です^^。
花びらはなく、ガク片が筒状に合着しています。
ガク筒には毛が生えていました。
穴?の中まで豹紋模様が付いていましたが、今回はその中までは
見ることができませんでした^^;
↑後ろ姿です。
↑蕾もありました。毛に覆われていますね。
茎はつる状で、笹に絡みついていました。
まだ緑色のつるでしたが、調べたら、木化するそうです。
また、根元には同じ科のカンアオイがありました。
ウマノスズクサ科の植物です。
関東以西、四国、九州に分布しているそうです。
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ワチガイソウ
- 2009年5月 6日 20:24
- 花
いつもご愛読いただき、有難うございます。
お蔭様でこの五月でfabも5年目に入りました。
きょうまで続けてこられたのも、皆様のお蔭と感謝しております。
これからもどうかよろしくお願いします。
さて、きょうは「ワチガイソウ」をお届けします。
「輪違草」と書きます。
だあれ?マチガイソウと間違えそう?なんて・・笑
ブナ林の渓流のそばに生えていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
星形の花の花びらは5枚。
雄しべは10本で、黒い葯がアクセントになっています。
葉は向かい合ってついています。
茎は細く、直立して枝分かれせず、毛があります。
福島県以南の本州、四国、九州に分布しているそうです。
ナデシコ科の植物です。
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カナビキソウ
- 2009年5月 5日 09:25
- 花
朝から雨ですね~。
連休もあと少し、皆様いかがお過ごしでしょうか?
きょうは、先日、里山で見つけた小さな星形の白い花、
「カナビキソウ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「鉄引草」と書きますが、名の由来はよくわかりません。
葉は細く線のようで互い違いに付いています。
花は葉の脇にひとつ付き、数ミリとごく小さい。
白く花びらのように見えるのはガクだそうです。
北海道南部、本州、四国、九州、沖縄に分布しているそうです。
日当たりの良い道端に生えていました。
調べたら、自身も葉緑素を持って光合成を行うが、
他の植物からも栄養をとる半寄生植物らしいです。
ビャクダン科の植物です。
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ハナイカダの花
- 2009年5月 4日 10:56
- 花
先日、3年ぶりにやっと「花」が撮れたので、お約束どおり
「ハナイカダの花」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
雌雄異株で、これは雌株のようです。
葉の上に1個の雌花を付けています。(2個のもあります。)
北海道以南の林縁に自生しています。
過去記事でハナイカダの実を取り上げているので、
是非、合わせてご覧ください。
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ミカワチャルメルソウ
- 2009年4月25日 13:22
- 花
きょうは、果実の形を中国の楽器チャルメラに見立てた、
チャルメルソウの仲間の「ミカワチャルメルソウ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
低い山の森の中の川沿いの薄暗く湿った所に
数株生えていました。
葉は根元だけにあり、縁に不揃いなギザギザがあります。
そこからすーっと伸びている茎は、高さ30~50センチ程で、
毛が生えています。
その茎の上の方に、互い違いに花が付いていました。
「花はどれ?」
じつは魚の骨のような形をしているのが花だそうです。
普通5枚ですが、たまに6枚のもありました。
紅紫褐色で羽状に7裂していました。
花の大きさは径7ミリ程で、ガクは直立していました。
愛知、岐阜、長野、静岡県に分布しているそうです。
チャルメルソウの変種とされています。
とてもユニークな花ですね。
ユキノシタ科の植物です。
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ワスレナグサ
- 2009年4月23日 14:01
- 花
株分けしたキンギアヌムが咲きました^^v
私を忘れないで!と言ってるのかな?・・ということで、
きょうは、英名では「フォーゲットミーノット(Forget-me-not)」
といわれる「ワスレナグサ」をお届けします。
「勿忘草」と書きます。
おととい、きのうと同じムラサキ科の花です。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
この写真は園芸種のようですが・・。
茎葉に柔らかい毛が多く、葉は互い違いに付いています。
春から夏にかけて6~9ミリの花を付けます。
花色は青、空色、白、まれに黄色があるそうで、
園芸種には桃色も有るそうです。
原産地はヨーロッパで、古くから文学や詩歌でも取り上げられています。
ベルタとルドルフの悲しい物語が名の由来で、愛と誠実の花だそうです。
仏蘭西の みやび少女が さしかざす 勿忘草の 空いろの花
~北原白秋『桐の花』~- Comments: 0
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ハナイバナ
- 2009年4月22日 17:04
- 花
あるお店の軒下にツバメが巣を作っており、忙しく出入り
しているのを見ました。
今年初めてアオスジアゲハが飛んでいるのも見ました。
きょうは キュウリグサに似た「ハナイバナ」をお届けします。
「葉内花」と書きます。
葉と葉の間に花が付くことから名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は互い違いに付いており、茎葉に上向きの毛があります。
淡青紫色の花の径は2.5~3ミリ程と小さい。
花びらは5つに分かれ、真ん中は白い。
北海道~九州の畑や道端に生えています。
ムラサキ科の植物です。
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スミレ
- 2009年4月21日 18:31
- 花
きのうは「穀雨」でしたが、きょう雨が降りましたね。
日中は風も強く天狗傘になっている光景も見られましたよ(>_<)。
きょうはまた懲りずに?「スミレ」をお届けします。(^^;)
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
人家のそばの陽だまりに生えている普通のスミレです。
○○スミレではなく、本名が「スミレ」です。(笑)
葉は長四角っぽい形をしており、葉の柄の両側にひれがあります。
花は大きく1.3~1.7センチ程あり、濃紅紫色。
脇の花びらに白い毛の束?が見えます。
日本全国に分布しているそうです。
もちろん、そのまま・・スミレ科の植物です。
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ニョイスミレ その2
- 2009年4月15日 09:11
- 花
きょうは、山の谷沿いの湿った林の下に咲いていた「ニョイスミレ」
をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉の元はハート形でした。
白い花の下の花びらと脇の花びらに紫の筋が入っています。
脇の花びらに毛が生えていました。
距は太めでした。
北海道~九州の平地、丘陵地や山地に分布するそうです。
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ウズ
- 2009年3月24日 14:47
- 花
マンションにあるケヤキが、ここ数日ですごい勢いで
芽吹いてきました。
きょうはそのケヤキのそばにある「雲珠(ウズ)」という
椿をお届けしましょう。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「ウズ」は、花びらが中心に向かって、まさに渦を巻く
ように咲きます。
薔薇のような八重咲きです。
しべのつき方にも特徴がありますね。
直径6~6.5センチ程の中輪です。
濃いピンク色が愛らしいです。
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初桜
- 2009年3月21日 08:40
- 花
きのう、駐車場に行く途中、ふと空を見上げたら、
マンションにある桜が今年初めての花を咲かせていました。
すぐにカメラを出して撮りました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
アップで・・。
マンションに来るウグイスも、おとといから自慢の声を聞かせてくれて、
いよいよ春満開の気配です^^。
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ヤマネコノメソウの花
- 2009年3月18日 18:19
- 花
きょうはきのうにも増して暖かい一日でした。
また、また、ネコノメソウの仲間のお話です。
去年、実が付いていたヤマネコノメソウは見ましたが、
念願の花を偶然にも渓流沿いで見ることができました^^。
きょうはこの「ヤマネコノメソウの花」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
茎と葉の柄にはまばらに柔らかい毛が生えていました。
葉の縁にはゆるいギザギザがあります。
茎の間に付く葉は1~2枚で、互い違いに付いています。
花は直径5ミリ程、4枚の花びらのように見えるのはガクで緑色です。
雄しべは4~8本です。
北海道~九州の林の縁や湿った土手などに分布しています。
こちらも是非ご覧ください↓
ブログ内過去記事→ヤマネコノメソウの実
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トウノウネコノメ
- 2009年3月16日 15:08
- 花
きのうは久しぶりに花を見るために市外、かつ県内に外出しました。
もちろん、マスクは欠かせません^^;
里山風景を愛でながら、流れのある所まで来たら、な、なんと、
「トウノウネコノメ」を見つけてしまいました!
わーい!やった~!!
きょうは、この「トウノウネコノメ」をお届けします。
「東濃猫の目」と書きます。
「トウノウネコノメ」は、東濃地方の一部(恵那山麓とその周辺)で
見つかり、1999年に学会で「トウノウネコノメ」と認められた
新種だそうです。
長野県、岐阜県、愛知県に自生しています。
山地にある川沿いに群がって生えていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
湿った所に生えている木のもとにも生えていました。
きっと水分が好きなのですね。
3月~4月に花が咲きます。
花びらはなく、黄色い4枚のガクに囲まれるようにして、
6~8本の雄しべが長く飛び出るのが特徴です。
葉は向かい合って付いています。
また、雌しべの先は真ん中で切れ込んで二つに分かれています。
写真をよく見て~わかるかな?
葉茎には毛がありました。
いいもの見ちゃった~!
自然の恵みをいただき、最高にいい気分の一日でした^^v
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光源氏
- 2009年3月13日 12:41
- 花
きのうは奈良の東大寺のお水取りでしたね。
三寒四温を繰り返しながら、そろそろ本格的な春が来る頃です。
きょうは近所の雑木林で咲いている椿をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
調べたら「光源氏(ひかるげんじ)」という椿でした。
絵巻物に描かれた牡丹のような大輪、バラのようにも見えます。
3~4月に咲きます。
1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載っている江戸古種だそうです。
ツバキ科の植物です。
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ポピー その2
- 2009年3月12日 14:58
- 花
また、切花のポピーが咲いてきました。
きょうは、「ポピーの開花」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
もうすぐ、開花しそうな蕾がありました。
この間、23分
この間、1分
あらっ、帽子が飛んじゃった!
この間、1分
ついに咲きました!
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ポピー
- 2009年3月10日 14:10
- 花
きのうの朝、ポピーの花がポコンと音をたてたかのように
咲きました。
房総半島から送られて来て三日目でした。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
毛むくじゃらのガクの帽子を脱いだ美人さんです^^。
花が咲き始めてまだ完全に開ききってないはいないようです。
咲きたてのホカホカ状態の写真をお届けしました^^。
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ヒメスミレ
- 2009年3月 7日 11:18
- 花
今朝、床の中でウグイスの地鳴きを聴きました。
雨が上がって風がかなり吹いています。
きょうはいつのまにか、ベランダに住んでいた住人?
「ヒメスミレ」を紹介します^^。
「姫菫」と書きます。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
人里近くによく見られますが、このように日当たりのいい
ベランダや芝生の中、アスファルトの割れ目や石垣の隙間、
砂利道の縁などにも出没します^^。
濃紫色の小ぶりのスミレです。
花の横幅1センチ、縦幅は1.5センチ程でした。
横の花びらのもとに毛がありました。
地面近くに葉を広げています。
葉の縁にはギザギザもありますね。
葉裏が紫がかっているのもあります。
蕾もいくつかありました^^。
本州~九州分布に分布します。
スミレ科の植物です。
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ベニボクハン
- 2009年3月 2日 16:07
- 花
車窓から信号待ちをしながら街路樹を見ると、コブシの花が
開きかけていました。
また、春らしいパステルカラー(菫色の濃淡)に身を包んだ
色白の彼女を見かけました。
この3月弥生の時期は風が強い日が多いので辛いですが、
春のファッションを先取りした人を見るのは嬉しい気がします。
さて、きょうは私のマンションにある「ベニボクハン」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ツバキは万葉集にも登場し、室町時代には茶花として愛用され、
江戸時代には将軍や大名が庭に植えて愛でたとのこと・・。
「紅朴半(べにぼくはん)」です。
「日光(じっこう)」、関東では「紅唐子(べにからこ)」とも呼ばれます。
1739年(江戸時代中期、徳川吉宗の時代)の「本草花蒔絵」という
書物に、「唐子」として載っている古い品種だそうです。
唐子咲きで特徴があります。
今年は早く咲き始めました。
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パフィオペディラム・ミクランサム
日差しが春めいてきましたね・・。
紫のヒメスミレがベランダで咲いています。
きょうは蘭展にあった「パフィオペディラム・ミクランサム」
をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
本来は、中国の雲南省の標高1000メートル程の山地の
石灰岩の岩場の裂け目等に苔と共に生えているそうです。
岩の割れ目に根を伸ばして、匍匐茎から新芽を出し、
茎の頂に一つだけ花を付けます。
花期は2~5月だそうです。
最低温度が4度近くまで下がる涼しい環境で育つそうです。
自然の中でこの花を見たら、感激もひとしおでしょうね・・。
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エスキナンツス・トリコロール
今朝はお天気が下り坂のためか、どんより曇っています。
白いヒヤシンスがプランターで咲きました。
きょうは植物園の温室の「エスキナンツス・トリコロール」を
お届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
インド、中国南部、東南アジアに分布 しています。
リップスティック(口紅)プラントと呼ばれるそうです。
イワタバコ科の植物です。
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バルボフィラム・アンブロシア
きのうは、梅林が雨に煙って風情がありました。
あちこちで梅花祭りが盛んですね。
今週末から地元の農業センターの枝垂れ梅祭りも行われるようです。
さて、きょうは「バルボフィラム・アンブロシア」というラン科の
植物をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
中国(福建省、広東省、広西省、雲南省南部)からベトナムの
海抜300~1100メートル程の所にある常緑樹林内で、岩生または
樹木の幹などに着生して生育する原種ランだそうです。
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フェア・エレン・ゼラニウム
- 2009年2月22日 10:58
- 花
朝晴れていたのに、だんだんくもってきました。
2、3日前からベランダで「フェア・エレン・ゼラニウム」が咲き
始めたので、お届けします。
ニオイテンジクアオイ ともいいます。
(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
アフリカ南部の原産です。
葉は小さなかしわの葉のような形をしており、下の方の葉は
向かい合って付き、上の方の葉は互い違いに付いています。
葉は触ると粘つきます。
ピンクの花には上部の花びら2枚に濃い独特の模様があります。
高さは30~60センチ程になり、全体に強い香油の香りがします。
フウロソウ科の植物です。
ブログ内関連記事→匂いゼラニウムその2
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