- 2011年2月12日 09:47
- 木
きのうはこちらも朝からうっすらと積雪し、また大雪になるか?
とちょっと心配しましたが、午後からは雨まじりに変わり、
夕方には止みました・・(^。^;)ホッ!
きょうは「ナギ」をお届けします。
「梛」と書きます。
葉姿がミズアオイ科のナギ(コナギ)に似ているので
名付けられたそうです。
本州(和歌山県、山口県)、四国、九州に自生します。
大きいものでは高さ20メートル程になる常緑高木です。
針葉樹ですが、広葉樹のような幅の広い葉をもっています。
葉は光沢があり、向かい合って付いています。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
その葉は、縦に細い平行脈が多数あって主脈がありません。
そのため、ナギの葉は縦には簡単に裂くことができますが、
横にはなかなか裂くことができないそうです。
そのようなことから、男女の仲を結び付ける力も強いと信じられ、
昔の人は鏡の裏にナギの葉をいれ、夫婦の縁が切れないように
と願ったそうです。
また、ナギの名が凪(風がやんで波の穏やかな状態)に通じる
として、特に船乗りに信仰され、葉を災難除けにお守り袋などに
入れる習しもあり、縁起が良い植物とされていたようです。
庭木にされるほか、熊野速玉大社や春日大社などの
神社の神木としても有名です。
樹皮はこんなふうに灰色がかってはがれそうな感じが・・。
大木では大きくはがれ落ち、あとが褐色~暗褐色の模様に
なるそうです。
実はこんなふうでした。(去年の11月に撮影)↓
よく見ると、短い枝のある直径1.5センチ程の緑白色の球形で
白い粉を被っています。
雌雄異株です。
マキ科の植物です。