- 2016年7月15日 19:13
- 花
明治43年生まれの伯母が先週106歳で永遠の眠りにつきました。
頭も体もしっかりしていた人でしたが、去年の秋に会ったのが
最後となってしまいました。
尊敬すべき人でした。
寂しい・・。
そして、世話したお嫁さん(80歳ほど)に頭が下がります。
今年は4月に二人、5月に一人、そしてこの7月と・・
喪服の出番ばかりです。
さて、気をとり直して、きょうは・・
4年前に霊仙岳に登った時に出逢えた「ヒナノウスツボ」をお届けします。
「雛の臼壷」と書きます。
小さな壷の形に似た花の姿から、雛の臼壷と名付けられました。
山地の林内の日陰、やや湿った所に生えていました。
目立たない花が咲いていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉は向かい合って付き、葉の元は楔形で葉柄に流れ狭い翼に
なっています。
卵状楕円形で長さ6~11センチ程、縁に粗いギザギザがあります。
少しわかりにくいですが、花柄には腺毛(先端が球状に膨らみ
液体分泌する毛) が生えています。
花は暗紫色で長さ1センチ足らず、上唇は2裂し、その内側に雄しべ、
その下に雌しべが伸びています。
下唇は3裂し、下側の1片は外に反り返っています。
花期は図鑑には7~9月とありますが、この写真は5月26日に撮りました。
関東以西の本州、四国、九州に分布します。
ゴマノハグサ科の植物です。
<お知らせ>
この度、野外植物が500種ほど検索できるサイトを開きました。
ご活用いただければ幸いです。
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