- 2014年7月 6日 16:33
昨日の朝、クマゼミの初鳴きを聴きました。
もう少ししたら、梅雨明けかな・・。
さて、輝くばかりの紫黒色の肌が魅力!
って、何のことか?わかります??
正解は「ナス」。
きょうはこの「ナス」をお届けします。
キュウリと同じ日にベランダの大きめの鉢に一苗を植え付けたものです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
俗に「ナスに無駄花はない」といわれますが、実際にはかなり
落花がありました^^;
採れたては、実がつやつやしており、張りがあり、ヘタについている
トゲがチクチクするほどしっかりしています。
我が家のは「千両」という品種です。
収穫第1号は13センチ程ありました。
ナスの実の皮はツルツルピカピカですが、葉や茎、ガクには
星状毛(一カ所から多方向に分岐して放射状になっている毛)が
あります。
葉裏↓
茎↓
ヘタには鋭い棘があり、私も昔、刺がささった経験があります、
メチャ、痛かった~!ご注意下さい。
昔から、縁起のいい初夢として「一富士、ニ鷹、三茄子」と言いますが、
「茄子は成すに通じる」ことから茄子は縁起物として扱われます。
古くからなじみのある、夏の代表的な野菜ですね。
焼きナスを初め、塩もみ、油炒め、テンプラ、漬物、味噌田楽など・・
いいですネェ。
英語ではナスはエッグプラントと呼ばれ、卵形や丸形もあり、
実の形や用途も多彩ですが、以下に代表的なものをあげてみます。
小なす-3センチ程の小さなナスで、辛子漬けなどに使用。
丸なす-丸くて大きい、京都の賀茂ナス。
長なす-仙台ナスは極細長で先端が尖っており、皮が柔らかい。
あと、大阪府泉州の水ナスなどもありまね。
そうそう、昔から「秋ナスは嫁に食わすな」といいますね。
これは、ナスは食べると体を冷やす効果があるので、
大事なお嫁さんが体を壊さないように、
秋になって涼しくなったら、体を冷やすナスは食べさせるな、
という気遣いから来ているそうです。
原産地はインドです。熱帯植物です。
天平勝宝2年(750年)東大寺正倉院文書にナス献上の記事があるのが
日本最古の記録とか・・。
「倭名類聚鈔」では「奈須比(なすび)」という字をあてていたそうで、
あとに宮中の女房言葉で「なす」となり、それが広まって現在に・・。
漢名は茄子、別名は落蘇、崑崙紫瓜というそうです。
日本人好みの淡白な味は江戸時代から促成栽培が行われるほど、
重要な野菜だったらしい。
ナス科の植物です。
過去記事はこちら→シロナス