- 2015年6月 6日 10:21
- 花
先週、ウグイスやセンダイムシクイ(♪焼酎一杯グイーッ!)の声や、
川のせせらぎの音を聞きながら長い林道を歩いて行きました。
その林道は、どこにでもテイカカズラがあり花を付けていました。
また、草むらには色とりどりのケムシがおり、目の前にちょいちょい
ぶら下がっていたりしました^^。
大きな岩の所を通りかかると、テングチョウが数十匹の群団でお出まし~^^。
まさにテイカカズラとケムシとテングチョウのオンパレード!
今までにない凄い光景を見せてもらった後、滝に着きました。
とても良い滝でリフレッシュした後、いよいよ山頂へと・・・。
途中の林縁にスズランのような小さな花が咲いている木を見つけました。
「ナツハゼ」でした。
というわけで・・きょうはナツハゼをお届けします。
「夏櫨」と書きます。
夏にハゼノキのような紅葉が見られることから名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは1~3メートル程の落葉低木です。
ナツハゼはこの山のように花崗岩の土を好むようです。
茎は赤味がかった緑色で毛が生えています。
葉は互い違いに付き、長さ4~10センチ、幅2~5センチ程になり、
先は尖っています。
葉の両面に粗い毛が生え、縁にも毛がはみ出るように生えているため
一見ギザギザに見えます。
花は赤っぽく、長さは4~5ミリ程の鐘形です。
花の先は浅く5裂して反り返っています。
雄しべ10本、雌しべ1本あります。
枝は灰褐色です。
花期は5~6月。
実は晩秋に黒く熟すと甘くなり美味しく食べられるそうです。
北海道、本州、四国、九州に分布します。
ツツジ科の植物です。