- 2013年4月13日 10:18
- 木
そろそろマンションの椿も終盤を迎えるものもボツボツ・・。
今年も園芸品種ですが、ベニボクハンから咲き始め、ウズ、
ワビスケ、アカシガタ、カモノホンアミ、シロスミクラ等が
次々と咲き、目を楽しませてくれました。
きょうは「ヤブツバキ」をお届けします。
日本人とツバキのかかわりは五千年の歴史を持つようです。
福井県にある鳥浜貝塚という縄文時代の遺跡から出土した、
赤い漆塗りの櫛に藪椿の材が使われていたそうです。
斧の柄にも堅く粘りがある藪椿の材が使われていたそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
また、万葉集に詠まれているツバキも藪椿だそうです。
これらの歌でイメージされているのは、ツバキの赤い花ではなく、
艶があって生命力の溢れる厚い常緑の葉のようです。
花粉をメジロなどの鳥に運ばせるため、鳥が触れても大丈夫なほど
花全体も厚くしっかりしており、蜜も豊富にあるようです。
冬には熟した実が割れ、種が現れます。これで椿油を採ります。
自生の北限は青森県のようです。
ツバキについてもっと知りたい方はこちらもよかったらご覧ください。
→ 神木ツバキとその語源について
ツバキ科の植物です。