- 2017年6月 4日 15:19
- 花
ここ数日、爽やかなお天気が続いています。
アカンサスやチェリーセージも綺麗に咲いています。
デンドロビュームは終盤になってきました。
きょうは地味な「カモガヤ」に花が咲いていたので
紹介します。
「鴨茅」と書きます。
鴨茅は明治13年頃、俗名Cock's foot grass のCockをDuckと
見違えたもので本来はトリノアシガヤとするところであろう
と、牧野新日本植物図鑑に書いてありました。
カモガヤは別名オーチャードグラスとも呼ばれ、
ヨーロッパから明治初期に牧草として渡来したものですが、
今では逸出して各地に帰化しています。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
イネ科の葉は上半分が葉身、下半分は葉鞘と呼ばれます。
葉身と葉鞘の連結部の内側、葉の付け根に扁平で薄い膜状の
付属物「葉舌」があるのが特徴です。
わかり辛い写真で申し訳ないのですが(^^;)
写真真ん中より、少し上、葉の付け根に上向きに付いている
白っぽい三角状のが「葉舌」です。↓
葉舌は1センチ程あります。
また、葉鞘の真ん中には稜があります。
花期は5~7月です。
ちょうど、花が咲いていました。
雄しべの白い花糸に黄色の葯が付いています。
あ、風が吹いてきました。
白いブラシのように見えるのが雌しべの柱頭。
カモガヤは花粉症の原因植物のひとつとなっています。
早速、退散ですε=ε=ε=ヾ(。>ω<。)ノ゙
北海道、本州、四国、九州に分布します。
イネ科の植物です。
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