- 2016年1月28日 11:15
- 木
朝からお日様がのぞき、窓を閉めていても、小鳥たちの声が
にぎやかに聞こえてきます。
さて、きょうは島にあった「ウバメガシ」をお届けします。
「姥目樫」と書きます。
若芽の時からから褐色であることを、老女に見立てて付いた
名前だそうです。↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
海岸の植物のひとつで、他の植物が生えにくい、沿岸地域の
急傾斜地の岩場や、海岸近くの乾燥した尾根に多いです。
強い潮風など受けて木の姿は曲がっているものが多いです。
革質でやや硬く、表面は光沢がある楕円形の葉は互い違いに付いています。
ちょうど風が吹いて来てブレてしまい、すみません。↓
やや丸く艶がある葉の縁の上半分には、浅い波状のギザギザがあります。
成長が遅いため材は硬く、良質な木炭になります。
和歌山県でウバメガシから作られる炭が備長炭と呼ばれます。
備長炭は紀州田辺の木炭商、備中屋長右衛門の名によるものだそうです。
三浦、伊豆半島、紀伊半島などの太平洋側の暖帯の沿岸地方に分布します。
雌雄同種の常緑広葉樹です。
ブナ科の植物です。