- 2017年3月12日 14:50
- 草
近所では梅、桃の花、水仙や椿が次々と咲き、
空き地ではヒメオドリコソウも見られます。
午前中、こちらでは名古屋ウィメンズマラソンがありました。
そして、きょうは奈良の御水取りの日でもありますね。
いよいよ春めく季節の到来です。
さて、マンションの駐車場のほとんど土がないような所に
生えていた「ミチタネツケバナ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「道種浸け花」と書きます。
ヨーロッパ原産で1970年代頃渡来してきたという帰化植物ですが、
勢力強く全国に広がっているようです。
在来のタネツケバナにとてもよく似ていますが、
実が付いている時にも根生葉があります。
根生葉という地際の葉は羽状複葉です。
小葉は広楕円形~先端が浅く3裂しているものもありました。
葉には両面毛があり柔らかい感触です。
葉柄には溝があります。
紫がかった茎には稜が数列あります。
葉柄の基部だけに、白っぽい開出毛が見えます。
花より高い位置にも紫がかった長角果(ちょうかくか)という
細長い棒状の実が付いています。
実は茎に寄り添っています。
花弁は白く、雌しべ1本、雄しべは6本、ガク片は紫がかっています。
アブラナ科の植物です。
関連過去記事はこちら→タネツケバナ