このところ、あちこちで文化祭が行われているようです。
昼間はまだ夏の名残がありますが、夜は虫の声が静かに響いてきます。
きょうはナンバンハコベをお届けします。
山の明るい草地で、花と実を付けていました↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「南蛮繁縷」と書きます。
別名ツルセンノウともいうそうです。
もともと昔から日本にある種ですが、花が異国風と言う意味で
ナンバンハコベと名付けられたそうです。
茎はつる状でよく枝分かれし、他の植物に寄りかかって生長します。
卵形のような葉は2センチ程で、向かい合って付いています。
茎や葉には細かい毛が生えています。
花はとてもユニークな形です↓
帽子のように見える緑色のガクは半球形で5裂しています。
そして開花と共に、5裂したガクの先がだんだん外へと反り返ります。
また、細い5枚の花びらは離ればなれにつき、中ほどで急に外に
折れ曲がって反り返り、先は2つに分かれています。
緑色の実は熟すと黒くなります。↓
北海道~九州の山野に生えています。
ナデシコ科の植物です。