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2017年6月 Archive
ボダイジュの花
- 2017年6月29日 17:07
- 花
先日、某美術館のぐるりを歩いていた時、黄色っぽい
小さな花がいっぱい舗道に落ちていたので、上を見上げると・・
大きな木に黄色い花が満開!
うわっ、見事!
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ボダイジュの花でした!
まさに見頃!
きょうはこの「ボダイジュ」をお届けします。
「菩提樹」と書きます。
木いっぱいに花を咲かせているけれど、
手を伸ばして花を接写しようとしてもなかなか難しい。
中国原産の落葉高木で高さは10メートル程です。
幹はやや紫色を帯びた暗灰色とでも言おうか、
縦に割れ目が入ります。
葉は互い違いに付き、長さ5~12センチ、幅4~9.5センチの
三角形状で基部はハート形、縁に鋭いギザギザがあります。
葉表は濃い緑色、葉裏は灰白色です。
淡黄色の花を咲かせ、花房の元の部分に長さ5~12センチの
へら形の苞があるのが特徴です。↓
花期は6月。
シナノキ科の植物です。
(APG分類ではアオイ科)
ボダイジュの実の記事はこちら→ボダイジュ
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エノキの若い実
- 2017年6月23日 15:39
- 木の実
先日、アーティチョークの花を
いただいたので花瓶に飾りました。
力強くエネルギーにあふれた花です。
さて、きょうはエノキの若い実をお届けします。
「榎」と書きます。
木偏に夏と書くエノキは、夏に涼しげな木陰をつくって
くれるという意味合いとか・・名の由来には諸説あるようです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さ20メートルほどになる落葉高木です。
よく枝分かれして、樹冠は横に広がり、半円球です。
エノキは一里塚によく植えられた木です。
また、オオムラサキやゴマダラチョウの食葉で有名です。
葉は互い違いに付き長さ4~9センチ、幅2.5~6センチの
広楕円形で、厚くて両面ともざらつきます。
葉の先は急にとがり、基部は広い楔形で左右非対称です。
三主脈が目立ち、側脈はギザギザの先端には達しない。
実は直径6ミリ程の球形で、9~10月に赤褐色に熟し、
甘くて鳥に好まれるようです。
樹肌はこんなふうです。↓
本州、四国、九州、沖縄に分布します。
ニレ科(APG分類ではアサ科)の植物です。
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ユリノキの花
- 2017年6月18日 13:55
- 花
信号待ちの時、角の公園に色とりどりの
ユリの花が咲いていました。
アジサイやハナショウブの花もそこここに・・。
今朝、ベランダからの直送品、今年初めての
キュウリが食卓に並びました。
と言っても1本のみですが・・(^-^)ゞ
やはりとれたてにまさる美味はない!
ですネッ(*^-゜)v♪
さて、きょうはユリの花ではなくて(^^;) 、
「ユリノキの花」をお届けします。
20~30メートルになる落葉高木です。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
黄緑色の花の直径は5~6センチ程。
花びらは6枚、淡黄緑色で、花の付け根近くに
オレンジ色の斑紋があります。
ガク片は3枚あり開花時には反り返ります。
花期は5~6月です。
樹皮はこんなふうです。↓
北アメリカ原産で、明治初期に渡来しました。
モクレン科の植物です。
過去記事も併せてご覧下さい→ユリノキの実
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モチツツジ
- 2017年6月13日 06:37
- 花
梅雨の晴れ間が続いています。
ベランダのデンドロビウムが終わり、ダイアモンドフロストが
咲き揃ってきました。
きょうは林縁に咲いていた「モチツツジ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
一般に「餅躑躅」と書きます。
花柄が餅のように粘りがあるので名付けられたという説や、
花柄の粘りが 鳥もち に似ているので名付けられた
という説があります。
花の色は淡いピンクです。
花びらは5枚あり、濃紅色の斑点があります。
雌しべ1本、雄しべ5本です。
花のガクや柄、葉の両面に腺毛が密生し、そこから
分泌される粘液によりネバネバしますが、花は意外に
虫に好かれ、食べられ穴があいたりして、痛んでいない花は
そう多くはありません。
花殻等が粘液のため葉にくっついたりして、
見た目に損をしている花かもしれませんが、なかなか
味わいがある花だと思います。
4~6月に開花します。
半落葉の低木です。
山梨県と静岡県~岡山県までの本州と四国に分布します。
ツツジ科の植物です。
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エゴノキ
- 2017年6月 9日 10:22
- 花
キョウチクトウが咲いてきました。
おととい、こちらは梅雨入り宣言がありましたが、
きょうは快晴で真夏日になるとか・・。
エゴノキが白く清楚な花を咲かせていたので
お届けしたいと思います。
花は2~3センチ程の長い花柄があって、
垂れ下がって咲きます。
下から見上げて・・↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
若い木の樹皮は滑らかで赤褐色~黒褐色です。
花は直径2.5センチ程で雄しべは10本。
落葉する小高木です。
昔から庭木としても人気があります。
花期は5~6月です。
北海道、本州、四国、九州、琉球に分布します。
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カモガヤ
- 2017年6月 4日 15:19
- 花
ここ数日、爽やかなお天気が続いています。
アカンサスやチェリーセージも綺麗に咲いています。
デンドロビュームは終盤になってきました。
きょうは地味な「カモガヤ」に花が咲いていたので
紹介します。
「鴨茅」と書きます。
鴨茅は明治13年頃、俗名Cock's foot grass のCockをDuckと
見違えたもので本来はトリノアシガヤとするところであろう
と、牧野新日本植物図鑑に書いてありました。
カモガヤは別名オーチャードグラスとも呼ばれ、
ヨーロッパから明治初期に牧草として渡来したものですが、
今では逸出して各地に帰化しています。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
イネ科の葉は上半分が葉身、下半分は葉鞘と呼ばれます。
葉身と葉鞘の連結部の内側、葉の付け根に扁平で薄い膜状の
付属物「葉舌」があるのが特徴です。
わかり辛い写真で申し訳ないのですが(^^;)
写真真ん中より、少し上、葉の付け根に上向きに付いている
白っぽい三角状のが「葉舌」です。↓
葉舌は1センチ程あります。
また、葉鞘の真ん中には稜があります。
花期は5~7月です。
ちょうど、花が咲いていました。
雄しべの白い花糸に黄色の葯が付いています。
あ、風が吹いてきました。
白いブラシのように見えるのが雌しべの柱頭。
カモガヤは花粉症の原因植物のひとつとなっています。
早速、退散ですε=ε=ε=ヾ(。>ω<。)ノ゙
北海道、本州、四国、九州に分布します。
イネ科の植物です。
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