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2015年9月 Archive

イヌマキ

  • Posted by: winc
  • 2015年9月26日 19:06
  • 木の実

朝起きたら、やっと雨があがっていましたが、ベランダの手すりは
露に濡れていました。
そうそう、おととい、今季のキュウリ栽培は終了しました。
長雨の時期に、少しずつキュウリの葉の状態が悪くなり、
気の毒しました。どうやら、べと病だったようです。
でも今年も十何本かは獲れ、口にも目にも楽しませてもらいました。
細いつるは枯れてもしっかり巻き付いて、ちょっとやそっとでは
ネットから離れず、ハサミで切りました。
巻き方を見ると、右巻きも左巻きもあるようです?!

さて、きょうは・・先日のお彼岸にお墓参りに行った折、墓地に
植栽されていた「イヌマキ」をお届けします。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

雌雄異株の常緑高木です。
この木は5~6メートル程でしたが、高さ20メートルになるそうです。
墓石等を避けて撮ったら、全体が撮れませんでした~(∋_∈;)。

「犬槇」と書きます。
古くは杉を真木(本当の木という意味)と呼び、杉より劣るから、
イヌマキと名付けられました。

葉は枝先に集まり、互い違いに付いて、長さ10~18センチ程、
幅7~10ミリ程の細長い線形で先が尖ります。

扁平で、表は深緑色で主脈が目立ち、葉裏は灰緑色です。
枝は1年生枝(当年枝)は緑色ですが、次第に赤茶色~灰褐色となり、
樹皮も浅く縦に裂ける特徴があります。

これは雌株のようで、雌花が実になっていました。

実の色も今は様々で、まだ緑のものから橙色、赤、暗紫色まで・・。

よく見ると、種+花托(かたく)の串刺しになった二色団子のように
なっています。
先端に緑色で白い粉をまとったような種ができ、
種の下には膨らんで白い粉をまとった暗紫色に熟した花托という
構造になっているようです。
少しいただき、味見しました。

甘くて美味しかったです(^^)。
★でも、注意!緑色した種の部分は食べられません!!(x_x)
食べられるのは暗紫色の部分だけですヨ。(^^;)

本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄に分布します。

マキ科の植物です。

カラスビシャク

  • Posted by: winc
  • 2015年9月18日 21:21

きのうの雨のせいか、きょうは湿度が高かったように思います。
ベランダで蚊に刺されました(泣)。
近所の藪に咲くツユクサの青い色が綺麗でした。
夕方6時頃、ベランダの方からツクツクボウシの声がしました。
夕飯を食べ終わる頃、またまたマツムシの声がし、まだ今も
しきりに鳴いています。
ここのところ、毎日、夜通し鳴いているようです。
雄は大変ですね(u_u;)。

さて、今月初めに瀬戸に行った時に見つけた植物のひとつ、
「カラスビシャク」。
もう花期も終わりなのか、林の中に一つだけ・・。
きょうは「カラスビシャク」をお届けします。

「烏柄杓」と書きます。
花の形を柄杓(ひしゃく)に見立てて、人が使うには小さい、
ということでカラスの名をあてて名付けられました。
中国からの帰化植物です。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

高さは30~40センチ程です。

先にムチのようなものが付いたラッパみたいな形のものは苞
といって、この中に花や実が付きます。

茎の先に長さ6~7センチ程の筒状で上部が開いた緑色の苞(仏炎苞)
をつけます。

3つの小さい葉が集まってひとつの葉になっています。

その他、特徴として葉柄の途中に小さなムカゴがつくらしい。

畑や路傍、山地の道端などに生えます。

土の中の塊茎は「半夏(はんげ)」と呼び、漢方の生薬になります。
漢名である半夏(はんげ)は、夏の半ばにカラスビシャクの花が
開花するためにそう名付けられました。
カラスビシャクが生える7月2日頃が七十二候でいう「半夏生」です。
この「半夏生」は、烏柄杓のことを指すのですね。
花期は5~8月です。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

サトイモ科の植物です。

おまけ:実家の玄関脇にあったカラスビシャク(5月初め)↓

・・・

8月初めに実ができました(薄茶色のは、一つ葉の葉裏)↓

実のアップ↓

ヌスビトハギ

  • Posted by: winc
  • 2015年9月16日 16:57

こちらは午後から雨模様になりました。
連日のように色々な災害報道がされています。
被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。
また、一刻も早い復旧がされることを願っています。

さて、今日は在来種の「ヌスビトハギ」をお届けします。
少し湿った林の縁に生えていました。
以前に、帰化植物の「アレチヌスビトハギ」を取り上げました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

平地から山地の草地や道ばた、林縁などに生え、高さは
60~120センチ程です。

茎はよく分枝し、葉は3つでひとつの葉になります。
3つのうちの真ん中の葉は、長さ4~8センチで幅2.5~4センチの
卵形~長卵形で、左右の脇の葉はやや小さい。
そして、葉脈は葉の縁まで届いています。
葉は互い違いに付いています。

花は蝶形花でまばらにつき、アレチヌスビトハギより小さめで
長さ3~4ミリ程です。
色もアレチヌスビトハギより控えめで淡紅色です。

名の由来となる実は2個からなります。
この、実の数がアレチヌスビトハギと区別する決め手となります。
くびれが深く、熟すと関節で切れ1個ずつバラバラになって落ちます。
実は衣服にくっつきます。

北海道、本州、四国、九州、琉球に分布します。

マメ科の植物です。

ネコハギ

  • Posted by: winc
  • 2015年9月13日 09:49

先日の台風はこちらではお昼頃抜けましたが、抜けて間もなく、
窓から小鳥の声が・・。
ベランダに出て、声の方向を探すと階下の庭木にエナガの姿が
5~6羽見られました。
エサを求めてやってきたようです。
えらいものだなぁ~と感心しました。

さて、きょうは・・先日、瀬戸で見た「ネコハギ」を
お届けします。
イヌハギに似ている事から・・また、イヌハギに比べ更に小型で
あることから、犬に対して猫でネコハギと名付けられたようです。

路傍や荒地など乾燥した場所にに生えます。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

茎は丈夫で開出毛 (茎や葉などの面に対して直角に伸びている毛)
を密生し、地面を這っていました。

葉は3つの小さな葉が集まり、ひとつの葉になっています。

葉は両面、そして縁にも黄褐色の柔らかい毛が密生しています。

7~8ミリ程の目立たない白い蝶形花が数個ずつ集まって付きます。
白色の花の中心付近に紅紫色の班紋があります。

花期は8~10月です。

本州、四国、九州に分布します。

マメ科の植物です。

ナガバヤブマオ

  • Posted by: winc
  • 2015年9月10日 10:40

台風の被害が各地でとても大きいようで、TVを見ていても
胸が痛みます。
自然の力は計り知れなく、とてつもなく大きいと改めて感じます。
被害に遭われた方には何と申し上げてよいか・・、
お見舞い申し上げます。
毎日、平穏無事に過ごせることは有り難いことですね。

さて、こちらは台風一過の青空が広がっています。
日差しがまぶしいです。
朝からコオロギの声がします。
そういえば、3、4日前の夜10時頃からずーっと、マツムシが
階下の庭で鳴いていました。
近所の藪に絡みついているキカラスウリの花はまだ頑張っています。

きょうはきのうに引き続き、「ナガバヤブマオ」をお届けします。
「長葉藪苧麻」と書きます。
マオ(カラムシの別名)の類であり、葉が長いので名付けられました。
でも、葉の幅は狭いものから少し広いものまであるようです。
山地の林縁に生えます。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

高さは1~2メートル程になり、茎には4稜があります。
葉は向かい合って付き、長さ10~15センチ程です。

葉柄は長く柄の上面はしばしば赤褐色を帯びています。
葉縁には規則的なギザギザがあり葉先は尾状に尖っています。
葉表は濃緑色で光沢があり3主脈は裏面に凹んでいます。

葉裏は淡緑色で葉脈がはっきり出ていて3主脈も浮き出ています。

葉腋に20センチ程の穂状花序を出します。

球体で白い花柱を伸ばした雌花が数珠状に連なっています。
緑色のは子房かな。

花期は7~11月です。

本州(山形県・宮城県以南)、四国、九州、沖縄に分布します。

イラクサ科 の植物です。

ヤブマオ

  • Posted by: winc
  • 2015年9月 9日 12:14

朝からこちらも台風で大雨、暴風警報が出ました。
一時、風雨が強かったですが、たいしたことはなくすむ
と思います。
皆様のところは大丈夫でしょうか?
被害があっても最小で済むようお祈り申し上げます。

さて、きのう、近所の住宅地の中の畑でオクラの花と実が
まだ見られました。
きょうは先日、瀬戸市に行った時に撮れた「ヤブマオ」を
お届けしたいと思います。

「藪苧麻」と書きます。
ヤブマオはカラムシと近縁で、カラムシの別名であるマオに
藪を頭に付けて名付けられました。
かつてはカラムシと同様に茎の植物繊維から糸を紡いで
布を織りました。

山野の草地や林縁部などにふつうに見られます。
茎は枝分かれせず、草丈は1~1.2メートル程にもなり、大きめです。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

写真のは、葉柄も長めで葉はほとんど水平に広がり、横たわって
おり、存在感がありました。

葉は向かい合って付き、長さ10~15センチ程、幅の広い卵形で、
先の方は尾状に尖っています。
葉の縁のギザギザは、はっきりしており、葉脈が目立ちます。
特に3主脈と2次側脈がはっきり現れています。

雌雄同株で上部には雌花序が見えます。
長い穂状花序です。
花のかたまりは密に付いています。

茎は無毛で丸四角形で4稜ありました。

花期は、8~10月です。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

イラクサ科の植物です。

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