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2015年1月 Archive
寒中に春の兆し
- 2015年1月30日 16:49
- その他
大寒は過ぎたものの、寒さは今が本番のようです。
きょうも冷たい雨が降る一日でした。
先日出かけた瀬戸ではアラレも降りましたが、陽だまりでは青空色の
オオイヌノフグリが咲き出していました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉の表面にはボツボツに見えるほど粗い毛が生えていますね。
その近くに ヤブコウジの実が見られました
。ヤブコウジは万両、千両と並んで、十両とも呼ばれます。
また、 ツルアリドオシの実も見られました。
二つの花が付け根でくっついて子房(実になる所)が一つになっているので
二つの花から実は一つ、だから花の痕跡は二つということで穴が二つあいています。
「まだ残っていてくれたのね。」とうれしい気持ちになりました。
ツルアリドオシのことを一両と呼ぶのもふさわしい気がします。
皆様にとって、いいことアリドオシの一年になりますように~(^人^)
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二十世紀名花百撰見立競
- 2015年1月22日 11:07
- その他
昨夜遅くから雨の音、きょうは一日雨だそうです。
きのうはメジロやシジュウカラの姿も見えたのですが、
今朝は鳥の声も聞こえてきません。
きょうは、暮れに片づけものをしていたら出てきたお宝?を
紹介します。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
なつかしい~!
多分?名古屋園芸でもらったのかなぁ~定かでない^^;;
この「二十世紀名花百撰見立競」は2000(平成12)年の春、
21世紀を前に「趣味の園芸」の小笠原左衛門尉亮軒氏と米村浩次氏、
岩佐吉純氏、小笠原誓氏は、江戸の好事家にならって、楽しみながら
作られたものだそうです。
20世紀の園芸を語る植物120余を並べた「花の番付」です。
もらった表は、印刷位置がズレ、下の方の印刷が途中切れに
なっているのが残念ですがネ・・^^;。
表の一番上、東西の両横綱はバラ'ピース'とユリ'カサブランカ'
とあり、そして、これと肩を並べる大関(上段右から2番目)に
シンビジウム・メロディーフェア'マリリンモンロー'
(Cymbidium Melody Fair 'Marilyn Monroe')
と書いてあります。
'マリリンモンロー'は1967(昭和42)年、東京農業大学講師の
三浦二郎氏(故人)と一緒にカリフォルニアのナーセリーから
購入した実生株のなかの一つだそうです。
発表は73年、苗の販売は74年、店頭での販売は78年だったとのこと。
1973(昭和48)年に創刊された「趣味の園芸」でも、ふっくらとした
やさしいピンクの花でとても人気があり、当時、日本中で愛された花
だったようです。
日本が経済大国として繁栄を謳歌した70~80年代、栽培技術の進歩で
ランは身近な存在になり、シンビジウム人気も急上昇し、
'マリリンモンロー'はその中心だったそうです。
昭和の一世を風靡した名花'マリリンモンロー'一度、見たいです^^。
ちなみに横綱のバラの'ピース'は3年程前まで実家の庭に
ありました↓。
大きくて立派な剣弁咲きの黄色のバラです。
最初は黄色に花びらの縁にピンクの覆輪があったのですが、実家の
両隣が二階建てにされ、どうもその頃から黄色一色になってしまった
ようです。ピンクの覆輪は日照が足りないと出せないとのこと・・。
それでもピースは父が大好きだった黄色のバラでした。
私にとっても、思い出深いバラでした。
長いこと、楽しませてくれて有り難う・・と言いたいです。
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セリバオウレン
- 2015年1月18日 11:59
- 花
昨日は朝から照ったり曇ったりで寒い日でしたが、久しぶりに
フィールドに出かけました。
途中の道路には只今の気温5度の表示あり。さぶっ!ぶルルル~。
アラレも途中で降りだしてきました。
きょうは、昨日出逢った「セリバオウレン」をお届けします。
「芹葉黄蓮」と書きます。
葉の形がセリに似ているオウレンなのでセリバオウレンと名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉が2回3出複葉が特徴です。
(2回3出複葉については過去記事のコセリバオウレンをご覧ください。)
冬のフィールドに出たものの、なかなか花のある植物を見つけられず、
諦めて帰ろうかと思いつつ、それでも下ばかり見ていると(笑)
何だかセリのような葉を付けた植物があちこちに・・。
帰り際ギリギリになんと薄暗い林床に白い花をつけていたのを発見!
ラッキー! 「セリバオウレン」でした!
よく見ると次々と周りに開花株が・・。
ひとつ見つけると芋づる式に・・こういうことはよくあることです。
せいぜい径1センチ程の小さな花です。
草丈は4~7センチ程で、茎は赤紫色でした。
花びらよりも長くて先のほうが尖り、基部のほうがやや広い白いガクが
5~7枚あり、ガクも花びらのように見えてしまいます。
本州と四国に分布します。
昨日は冬の林床の光景の中で春の足音を聴くことができ、
とてもうれしい日でした^^。
キンポウゲ科の植物です。
過去記事はこちら→ コセリバオウレン
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ダイアモンド・フロスト
- 2015年1月15日 22:38
- 草
きょうは冷たい雨の一日でした。
室内では、先月お友達からいただいたダイアモンド・フロストが
まだ元気に咲いてくれています。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
初夏から秋まで咲く花期が長い植物です。
ユーフォルビア・ヒペリキフォリアの園芸品種です。
草丈は30センチ程です。
この花は普通の花とはだいぶ違います。
まず、白い花(プロペラ)のように見えるのは苞で、苞を鑑賞する
植物です。
そして、総苞という容れ物(家)写真では緑と黄色の所 の中に
雄花と雌花が同居しています。
こういうのは"杯状花序"といいます。
ガクも花びらもありません。
総苞はとても小さく数ミリの大きさです。
写真があまりうまく撮れなかったのでルーペで見たら・・。
総苞片は4枚、腺体は楕円形、雄花は雄しべ1本からなり、
雌花は雌しべ1本からなり、その先は3つに分かれ、それぞれの先が
2つに分かれていました。
右の黄色のはもうお疲れのご様子・・ ウゥ・・私みたい?(笑)
葉裏は少し白っぽいので触ってみると、葉の両面に柔らかい長めの毛が
いっぱいあり、葉の縁からも飛び出ています。
葉は向かい合って付いており、触った感じもしなやか~。
原産地はメキシコだそうです。
ユーフォルビア・ヒペリキフォリアは沖縄では帰化植物として
自生しているらしいです。
トウダイグサ科の植物です。
いやぁ~、トウダイグサ科は面白いけど、私には難しい~(汗)
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オモト
- 2015年1月11日 14:34
- 草
玄関先のオモトを年始に見たら、ひとつだけ赤い実が付いていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
実家から持って来たオモトです。
去年は実が付かなかったのですが、ラッキー!
今年いいことあるかも?
ちなみに去年のゴールデンウイークには花が付いていました↓
アップで・・↓
過去記事はこちら→オモトの実
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2015年ご挨拶
- 2015年1月 9日 17:39
- その他
七草も過ぎ、遅まきながら、本年もどうかよろしくお願いいたしますm(_ _)m。
玄関のナンテンの赤い実も知らぬ間に残りわずかとなりました。
さて、皆様のおかげで、植物ブログfabを初めて10度めのお正月を迎えました。
いまさらですが、このfabは野山や街路樹、庭の植物の写真を載せ、
文章で綴っています。
植物そのものの特徴もさることながら、和名は漢字で表すと
どういう字をあてるのか?とか・・
和名や方言名の由来を知ることでも植物をより身近に感じられるかも?
と思い、そういうことも交えることもあります。
このブログを見ることで、ひとりでも多くの方が「へーっ!?
植物って結構面白いな~。」と感じたり、「この植物はどんな名前
なんだろうか?」と興味を持っていただければ、とてもうれしいです^^。
ところで、今年は羊年ですね。
群れをなす羊は、家族の安泰を示し、いつまでも平和に暮らす事を
意味しているそうです。
ここ名古屋には羊神社があり、三が日はたくさんの参拝客で賑わったそうです。
我が家のそばの公園に行ったらこんな可愛いの見つけました↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
天辺の方に羊がいました^^。
ここんとこ、厳しい寒さが続いていますね。
人間のみならず、公園の木々も枝先に小さい芽を付けて、厳しい寒さを
堪え忍んでいます。
ユキヤナギの冬芽があり、撮影したのですが、新年早々ボケボケ~写真
を製造してしまい・・没^^;
今年もゆるゆると更新していきますが、ご用とお急ぎでない方は
お立ち寄り下さい。お待ちしております。
では では・・。
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