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2014年10月 Archive
ヤマブドウの実
- 2014年10月31日 22:10
- 木の実
昨日は絵画展に行って来ました。
途中、車窓からイチョウの緑~黄色のグラデーションが見え、
季節の推移が感じられました。
油彩展では、花と風景がメインでしたが、いずれも良い色使いで
心が満たされました。
さて、きょうは・・
先日、行った蛇峠山の林縁で見つけた「ヤマブドウ」をお届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「ヤマブドウ」を見たとたん、川端龍子の「山葡萄」が思い浮かびました。
(この作品は数年前に訪れた東京都の大田区立龍子記念館にあります。
1933(昭和8)年の作品です。)
まさに「山葡萄」に描かれている木だと想い、うれしくなりました。
落葉性の蔓植物です。
巻きひげで他の植物等に絡みつきます。
葉は大型で互い違いに付き、長さ10~30センチ、幅10~25センチの5角形。
普通、浅く3裂し、縁にはギザギザがあり、基部は心形。
若枝は太く、褐色から赤味を帯びた褐色です。
雌雄異株です。
実は球形で径8ミリ程、10月に黒紫色に熟し、食すと甘酸っぱかったです。
熟した実はジャムに加工したり、ジュースにします。
北海道、本州、四国に分布します。
ブドウ科の植物です。
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ホソバノツルリンドウ
- 2014年10月27日 21:59
- 花
きょうは昼間は外を歩くと暑いくらいだったのに夕方から急に
冷え込んできました。
なので、夜は鍋にしました^^。
一週間のご無沙汰でしたが、蛇峠山の植物をお届けしたいと
思います。
朝露がまだ残っている8時半頃に山に入って、20分程歩いて
見つけました。
ホソバノツルリンドウ(細葉の蔓竜胆)です。
他の植物にからみついて伸びるつる性の植物です。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ツルリンドウに似ていますが、茎は細く緑色です。
細い葉が向かい合って付き、披針形で先は長く尖っています。
蕾のもありました。
葉は主脈のみ目立ちます。
長い柄があり筒状の花は、先が4裂しています。
花が下を向いているので、失礼して・・^^;
雌しべの先の柱頭が見えています。
11時頃、こんなにたくさん花が付いていたのを発見!↓
北海道、本州、四国の山地に分布します。
リンドウ科の植物です。
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峠の秋
- 2014年10月20日 22:22
- その他
先日、初めて長野県の蛇峠山(標高1664メートル)に行って来ました。
私にしては、めちゃ早出して行ったので、途中の気温表示は
5度と出てめげそうでした。
でもお日様が出てきて、素晴らしい紅葉を見たら、そんな気持ちは
吹っ飛んでしまいました(笑)。
きょうは蛇峠山の風景をお届けしたいと思います。
ご用とお急ぎでない方はしばしお付き合い下されば幸いです。
写真は時間の流れに沿って並べました。(9時半~13時半)
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
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クコ
- 2014年10月12日 15:52
- 花
昨日と今日の午後、南の庭にエナガの群団が訪れました。
そして昨日、近所を歩いていたら、雑木林を囲むフェンス越しに
小さな淡紫色の花がひとつチラッと見えました。
きょうはこの花「クコ(枸杞)」をお届けします。
角の明るい場所に生えていました。
葉は2~3センチ程で柔らかく、節に数葉ずつ集まって付いています。
1~2センチ程の小枝の変化した短い刺が互い違いに付いています。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
角を曲がると、あ、まだ二つ、三つ咲いていました。
直径1センチ程の小さな淡紫色の花ですが、整った綺麗な花です。
横顔です^^↓
開花期は夏~初秋です。
細くて華奢な体つきをしていますが、落葉低木だそうです。
葉を乾燥したものは枸杞葉(くこよう)、成熟した実を乾燥した
ものは枸杞子(くこし)、根の皮を乾燥したものは地骨皮(じこつび)
として古くから利用されています。
ナス科の植物です。
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ヤマジノホトトギス
- 2014年10月 2日 22:35
- 花
最近、メジロの集団が庭にやってきます。
可愛い声で鳴いて木から木へ移っていきます。
さて、きょうはヤマジノホトトギスをお届けします。←あれぇΣ( ̄□ ̄;)!?
メジロに関係ないの?(¬_¬)ジロッ (笑)
どうも すみませぇーん。(*^o^*);;
では、改めまして・・ヤマジノホトトギスは「山路の杜鵑草」と書きます。
花にある斑点が、野鳥のホトトギスの胸の斑点に似ていることから
「ホトトギス」と名付けられましたとさ・・。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは30~60センチ程です。
葉は互い違いに付いて、楕円形で先は尖り、基部は茎を抱いています。
班紋がある葉もありました。↓
茎に毛が多いようです。
花の形はとてもユニークで、なぜだか?私には江戸時代の町火消しが使う
纏いのように見えてしまうのですが・・(笑)。
紫色の斑点のある花びらは、外3個と内3個の合計6個あり、
平たく開いています。
そり返らないようです。
また、内外の花びらの幅が違います。
花びらの基部は紫色が濃く見えます。
雌しべの花柱には斑点がなく、柱頭が3裂して、それぞれの裂片の先が
2裂しています。
そして、柱頭の先にだけ紅色の斑点があります。
よく見ると、雌しべから蜜のような液が分泌されているようです。
その他、雄しべは6個です。
花期は8~10月。
北海道~九州の里山や山地の林内や林床に生えます。
ユリ科の植物です。
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