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2010年6月 Archive

アクシバ

  • Posted by: winc
  • 2010年6月26日 14:19

森にくるんとカールした花びらが特徴の小さな花が咲いていました。
きょうはこの「アクシバ」をお届けします。
「灰汁柴」と書きます。
昔は、アクシバの木を燃やした灰で、灰汁を作って用い、灰汁柴と
名づけられたという説など諸説あるようです。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

高さ20センチ程、枝はよく分かれて水平に広がっていました。

乙女が頬を染めたような、初々しい花の蕾が見られました。

葉は互い違いについており、縁には細かいギザギザがあります。
葉の表面は毛があり、裏はやや白っぽくて無毛、網状の葉脈が目立ちます。

花は、深く4裂して、外側にカールしています。

雄しべや雌しべが長く突き出ています。

三代に亘るような写真も撮れました^^↓

九州~北海道に分布します。

ツツジ科の植物です。

コバノトンボソウ

  • Posted by: winc
  • 2010年6月22日 16:20

きのうは夏至でしたね。
七十二候では乃東(だいとう)枯(かる)るというのだそうです。
乃東とは何か?と調べたら、漢方薬に用いられる夏枯草(かごそう)の
古名で、ウツボグサ(靫草)のことだそうです。
真夏8月頃に花穂が褐色に変わり、枯れたように見えます。

さて、マンションの足場がとれたせいか、コシアキトンボ がぐるぐる旋回
している姿が見られるようになりました。
また、先日の雨の日にマンションの階段でアオイトトンボの姿を見ました。
こんな所で見たのは初めてのことで、びっくりしましたヨ。
まだ、生まれたばかりのようで小さくて可愛かったです。

きょうはトンボにちなんで、東濃で見つけた「コバノトンボソウ」を
お届けします。
「小葉の蜻蛉草」と書きます。
小さい葉の蜻蛉に似た草という意味です。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

しっぽが上に跳ね上がっており、ちょうど暑い日にトンボがお尻を
あげてとまっている様子にそっくりですね^^。
コバノトンボソウはオオバノトンボソウに比べるとかなりスマートです。

日当たりのよい湿原に生え、高さは20~40センチ程です。
1つの茎に数個の花を咲かせます。
さらにアップで・・↓

北海道から九州に分布します。

ラン科の植物です。

スズサイコ

  • Posted by: winc
  • 2010年6月20日 11:01

朝からシジュウカラが何羽が姿を現し、盛んに囀っていました。
きのうは東濃地方に出かけました。
きょうはそこで出会った「スズサイコ」をお届けします。
「鈴柴胡」と書きます。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

全体がセリ科のミシマサイコに似て、花の蕾が鈴に似ているので
名付けられたそうです。
確かに蕾が鈴のように見えます^^。

細長い葉が向かい合って付いており、茎は細く、
直立して高さは50センチ程でした。

昨日は曇りで、撮影したのは午後1時頃でしたが、花は
あまり開いていませんでした。
いや、曇りのおかげでお昼間でも半開きになっていてくれた
と言うべきでしょうか・・。
帰宅して調べたら、花は早朝に開き、陽が当たると閉じるとのこと・・。

1センチ足らずの小さな花です。

北海道~九州の山地や平地の草原に稀に見られるようです。

ふだんは目につきにくく、花や実が付いたときは妙に目を引く植物です。

ガガイモ科です。

ガガイモ科は変わっていて面白いですヨ~\(^-^)/
よかったら下をクリックしてください。
fabの中のガガイモ科の植物↓

コバノカモメヅルブルースターフウセントウワタオオカモメヅル
イケマクサタチバナガガイモガガイモの種ガガイモの実

クチナシ

  • Posted by: winc
  • 2010年6月17日 10:20

きのう、実家の庭のクチナシを切って生けました。
一輪でもいい香りを放っています。

きょうはこの「クチナシ」をお届けします。
♪くちなしの花の 花のかおりが
旅路の果てまで ついてくる・・・♪
「梔子」と書きますが、
名の由来は、実の口が開かないことから「口無し」とのこと・・。
そういえば、香水にもクチナシの香りのガーデニアというのが
ありますね・・。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

厚みのある花は最初、白ですが、しだいに黄色っぽく変色します。
上品で良い香りがあり、黄色になってもまだ匂っています。
また、合弁花であり、4センチ程ある筒状の花の先は5~7つに
分かれますが、普通は6つに分かれるものが多いようです。

黄色の雌しべは大きくて、花の真ん中に突き出ています。
その先は浅く2つに分かれています。

薄茶色の雄しべは花びらの間に、はめこんだように広がっています。

蕾は下の写真のようです。
葉はやや厚くて、光沢があります。
葉の裏はやや白っぽいです。

本州(静岡以西)、四国、九州に分布しています。

アカネ科の植物です。

過去記事はこちら↓

八重咲きクチナシクチナシの実

ちなみに、この一重のクチナシは実ができますが、
八重のは実ができません。

ムヨウラン

  • Posted by: winc
  • 2010年6月15日 22:13

きょう、三ヶ月余りあった足場がとれ、開放感を感じました。
まだ修繕工事は続いているのですが、工事用のネットがとれて
本来の日差しが射し込んできたのは大きな喜びです。
午後から雨が降ってきましたが、雨の音の聞こえ方も違います。

さて、きょうは、去年エンシュウムヨウランを見つけた里山で、
先日見つけた「ムヨウラン」をお届けします。
「無葉蘭」と書きます。
午後の日差しの中で咲いていました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

地味な色合いですが、黄色と紫が混ざったような複雑な花色です。

下唇は黄色の毛がびっしり生えており、周りは白で縁取られています。

本州(関東以西)~四国、九州に分布しています。

ラン科の植物です。

マンテマ

  • Posted by: winc
  • 2010年6月11日 06:13

なんやかやと所用が多く、少し間が空いてしまいましたが・・ヾ(^^;)、
きょうも浜辺の植物におつきあい下さいm(_ _)m

海岸の周りにはトベラの花やシャリンバイの花、テリハノイバラの花、
クロマツ等が見られました。

砂浜にはハマダイコンの花と実、スナビキソウも見られましたが、
スナビキソウの白い花の一番綺麗な時は短いらしく、もう茶色でした。
きょうは、堤防を降りた海の近くの道端で目に留まった「マンテマ」を
お届けします。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

高さは20~30センチ程で毛深いです。
暗赤紫色に白い縁どりのある個性的な花です。

その長いガクの筒の縞模様が印象的で、直径1センチたらずの
小さな花ですが人目を引きます。

葉は茎とともに長い毛が多く、ざらついています↓

ヨーロッパ原産で江戸時代末期に渡来した帰化植物です。
もともとは観賞用に入ってきましたが、野性化したようです。

本州~沖縄の海岸近くに生えるそうです。

その他、シロバナマンテマもあり、こちらは市街地に多いそうです。

ナデシコ科の植物です。

きょうで海岸の植物はいったん終了します。

ツルナ

  • Posted by: winc
  • 2010年6月 7日 10:53

きのう久々に動物園に行ったらゾウが水浴びをしていました。
暑い日でしたし、とても気持ち良さそうでした。
コアラも珍しくよく動いていました^^。
コアラ舎の前にブラシノキが咲いて綺麗でした。

さて、きょうも海辺の植物の続き・・「ツルナ」をお届けします。
「蔓菜」と書きます。
茎がつるのように地を這って、新芽や葉が菜っ葉のように
食べられることから名付けられました。
「ハマヂシャ(浜千舎)」または「ハマナ(浜菜)」とも言います。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

葉は肉厚で柔らかく、三角形状で柄があり、互い違いに付いています。
葉の脇に6~7ミリの花をつけます。

花びらのように見えるのは、じつはガクで花びらはないそうです。
ガクは4~5裂していて、内側が黄色です。
この写真では、雌しべの先は5つに分かれ、雄しべは8つほど見えます。

葉の表面がギラギラ光って見えますが、それは毛ではなく、
葉の表面にある細胞の小さな粒々なのだそうです。
でも、砂粒?塩粒にも見えてしまう~(^^;;)

葉は江戸時代の「大和本草」にも記されているそうで、
古くから食用とされてきました。

亡き母がよくツルナを食卓に出してくれました。
そういえば、最近は全然食べてないなぁ・・今も売ってるのかしら?

漢方では蕃杏(ばんきょう)という生薬として利用されているようです。

日本全土の太平洋側の海岸に自生します。

ツルナ科の植物です。

コウボウムギ

  • Posted by: winc
  • 2010年6月 4日 15:23

ベランダのアマリリスがおとといから咲き始めました。
今年は花数が多いです^^。

きょうも知多半島で最大の海浜植物の群落がある海岸から
「コウボウムギ」をお届けします。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

「弘法麦」と書きます。
麦の穂のような形で、昔、この地下茎の節に残っている繊維を採って
筆を作ったので、筆ならば弘法大師ということで、名付けられたようです。

別名はフデクサとも言うそうです。

海岸の砂地に地下茎を伸ばして群落をなしているコウボウムギ。
砂地は塩分を含んでいるため、長い、時には数メートルもの
地下茎を伸ばしています。
砂山の切込隊長みたい・・これが生えると砂地が安定して、
他の植物も生えやすくなるそうです。
比較的広い砂浜にしか見られないようですが、年々、海岸が
工事などで削られてしまい数が減少しているそうです。

雌雄異株です。

写真は雌株です。
花の時期はもう終わっていたようです^^;
春4月の砂丘植物の春告げ花は"コウボウムギ"だそうです。

カヤツリグサ科の植物です。

ハマヒルガオ

  • Posted by: winc
  • 2010年6月 2日 07:45

淡いピンクの花がいっぱい浜辺の砂地に咲いていました。
潮風に揺られながら・・。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

きょうはこの「ハマヒルガオ」をお届けします。
「浜昼顔」と書きます。

日本全土の海岸の砂地に生えるつる性の植物で、ヒルガオに似て
いますが、葉は丸まったハートのような形で、厚くて艶があります。

花は径4~5センチ程で、白い筋が5本ある漏斗形です。
2枚の包が5枚のガクを包んでいます。

ヒルガオ科の植物です。

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