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2016年5月 Archive
タンナサワフタギ
- 2016年5月30日 20:08
- 花
時折、小雨まじりの中、斎場に行く途中にしっとりと
クチナシやアジサイの花が咲いていました・・。
さて、きょうは「タンナサワフタギ」をお届けします。
「耽羅沢蓋木」と書きます。
タンナ(耽羅)は、発見地の済州島の古い呼び名のことだそうです。
山地に生えており、高さ3~5メートル程で落葉低木です。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
樹皮は灰白色で遠くからも幹が白っぽいので目立ちます。
古木になると薄く剥がれてきます。
葉は互い違いに付いており、先は尾状に尖っています。
縁には鋭く沢山の際立ったギザギザがあります。
花は雌雄同株で直径6~7ミリ程の白色の花を多数付けます。
花は5深裂し、白くて長い雄しべがよく目立ちます。
我が国では本州(関東地方以西)、四国、九州に分布します。
ハイノキ科の植物です。
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ミツバツチグリ
- 2016年5月27日 23:36
- 花
あちらこちらの植え込みでキンシバイ
やビヨウヤナギ
の花が
咲いています。
きょうは
ツルキンバイに似た
「ミツバツチグリ」をお届けします。
「三葉土栗」と書きます。
葉が三出複葉で「ツチグリ」に似ていて根が肥大するので、
そう名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
里山に生えていました。
葉は3つの小葉からなる三出複葉で、1つの葉は2~5センチ程の
長楕円形~倒卵状楕円形で縁に粗いギザギザがあります。
黄色の花の径は1.5~2センチ程。
雄しべ雌しべとも多数あります。
花期は4~6月。
花後、地上に長いランナーを出すようです。
中部地方以西の本州、四国、九州に分布します。
バラ科の植物です。
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ウラシマソウ
- 2016年5月23日 05:55
- 草
きのうはマンションの春の大掃除でいい汗をかき、午後から
ある出番があり、冷や汗をかき(笑)・・で忙しい一日でした。
きょうは真夏日になるとか・・もっと大汗をかくかしら?(笑)
さて、きょうは長いことお付き合いいただきましたが、
筑波山でであった植物の最終回となります。
「ウラシマソウ」をお届けしたいと思います。
(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
何やら花の中から細長い糸状のものが外へ向かって
伸びていますね。
この様子を浦島太郎の釣り糸に見たてて、名付けられました。
じゃぁ、「オトヒメソウ」はないのかな?って思いました(笑)。
残念ながら乙姫草?はないようですが、アマモ(海草)の別名が
「竜宮の乙姫の元結の切りはずし」というようです。
先人の想像力には全く脱帽ですネ(^_^)。
脱線してしまいましたが(~_~;)・・・ ウラシマソウの
葉は10枚前後の小さい葉を持つ鳥足状複葉(一枚の葉が
小さな葉に分かれている)で、花よりも高い位置に葉が
付いています。
葉の縁はやや波打っています。
花は暗紫色の「仏炎苞」で包まれており、この中の
「付属体」の先が長く伸びたものが「浦島太郎の釣り糸」
にあたります。
付属体の根元部分には本当の花がありますが、仏炎苞を
裂かないと見えません。
花の時期は4~5月です。
北海道(日高・渡島)、本州、四国、九州(佐賀県)に
分布します。
サトイモ科の植物です。
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ミミガタテンナンショウ
- 2016年5月22日 20:06
- 草
こちらは昨日に続き、夏日になりました。
ベランダにキュウリを植え付けたので、毎朝の水やりに
気が抜けません(^^;)。
さて、きょうも筑波山の植物「ミミガタテンナンショウ」を
お届けします。
「耳型天南星」と書きます。
仏炎苞の開口部の下端が横に大きく張り出していて耳のように
見えることから名付けられたそうです。
「仏炎苞」はミズバショウと同じく、小さな花を周囲に
密生させた棒状の花穂を苞葉が包みこんでいるもので、仏様の
後背の仏炎に似ているためこのようにこう呼ばれます。
あ、そうそう、「天南星」とは中国で夜空に広がる星の
意味で葉の広がる様子をたとえたもの・・だそうです。
(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
写真がこれ一枚しかなく、張り出しが少し見づらくて
すみません。
山野のやや明るい林の縁や藪に生え、草丈は40~80センチ
程です。
花(仏炎苞)は葉に先駆けて咲き、時期は4~5月です。
直立した茎頂に1個の仏炎苞に包まれたユニークな姿です。
葉は2枚で鳥足状に付いており、やや波打っています。
本州(岩手県と宮城県の太平洋側と関東地方と山梨県の低山地)、
四国西南部に分布します。
サトイモ科の植物です。
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ツクバネソウ
- 2016年5月20日 13:27
- 花
朝方は雲が厚くツバメも低く飛んでいましたが、午後になり、
晴れて日も射してきました。
マンションのサツキツツジが次々と開花し、目を楽しませています。
この頃、幼鳥の声をよく耳にします。
コンビニへ行く途中、ビワの青い実が目に付きました。
さて、またまた、筑波山の植物、きょうは「ツクバネソウ」を
お届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「衝羽根草」と書きます。
4輪生する葉を「羽根つき」の羽根にたとえ、名付けられました。
茎は1本立ちしています。
葉は4枚が輪生し、長楕円形で先は尖り、葉柄はありません。
花は茎の頂きに1個付きます。
黄色い雄しべ8本と4裂した柱頭が目立ちます。
ガクと花びらが区別できない場合、花被片と言うそうで、
緑色の外花被片が4個あります。
花期は5~8月です。
北海道、本州、四国、九州に分布します。
ユリ科の植物です。
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ツルキンバイ その2
- 2016年5月19日 08:27
- 花
先日、ベランダのレモンの花が三つ咲きました。
あと1つ蕾があります。楽しみです(*^^)v。
また、今年はデンドロビウムの当たり年なのか?、
白とピンクで目のあるものと、ピンクに白の唇弁のものが、
次々と開花してきてうれしいナ~V(^_^)V
またまた、筑波山の植物、きょうは「ツルキンバイ」を
お届けします。
「蔓金梅」と書きます。
(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
ツルキンバイは初夏の山の花です。
山地の落葉樹林下に生え、日当たりの良い林や草地で、
咲いています。
小さな3つの葉でひとつの葉になり、葉の縁には
ギザギザがあります。
ひとつひとつの葉の形は菱形っぽいかな?
長いランナーがあり、一面に生えます。
花は1.5~2センチ程の大きさです。
花びらの元にオレンジ色の条が入るのも特徴だそうですが、
強い日差しを浴びて光っていたので、ちょっとわかりづらい
ですね。
花期は4~6月です。
本州、四国、九州に分布します。
バラ科の植物です。
過去記事はこちら→ ツルキンバイ
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ニワトコ
- 2016年5月16日 20:45
- 花
お天気が下り坂・・今朝、ツバメの姿を見ました。
この季節、白から黄色に変わっていく金銀花=スイカズラの花を
都会でも分離帯の植栽などで目にしますね。
が、きょうは筑波山の頂上付近で出逢った「ニワトコ」の花を
お届けします(笑)。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
落葉低木です。
春に新芽とともに淡緑色の小花をたくさん付けます。
花期は4 ~5月です。
花びらは5裂して反り返っています。
雄しべは5本、雌しべは1本です。
暗赤色の雌しべの柱頭は3裂します。
スイカズラ科の植物です。
併せて、こちらの過去記事もご覧下さい→ニワトコの実
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ブナの雌花
- 2016年5月15日 20:06
- 花
昨日の午前中、ベランダで洗濯物を干していたら、レモンやキンカンの
木の周辺を何回か行きつ戻りつしている黒い蝶に気づきました。
白いレモンの花に行ったかと思ったら、フェア・エレン・ゼラニウムの
ピンクの花に止まり、吸蜜していました。
尾が長く、オレンジ色の模様がありましたが、だいぶ翅はボロボロ
になっていました。
ジャコウアゲハかな?と思ったのですが、体は黒色だったので、
オナガアゲハだと思います。
さて、きょうは・・筑波山で撮った「ブナの雌花」をお届けします。
ブナは落葉高木で雌雄同株です。
5月、葉が出ると同時に開花します。
ブナの花は毎年は見られないので、ラッキーでした。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
写真は雌花です。
新枝の上部に2つの花を上向きに付け、花柱は赤く3個です。
雌花の柄は結構太いです。
葉の縁のギザギザは波状になっていますね。
側脈の伸びる先がギザギザの凹部に入ることが特徴です。
葉柄、葉の両面、花柄にも毛があります。
森に棲む多くの動物の命を支えている大切な木ですね。
北海道南部、本州、四国、九州に分布します。
寒い地方では低地に、暖かい地方では高地に生えます。
ブナ科の植物です。
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ヒイラギソウ
- 2016年5月14日 08:59
- 花
おととい、とあるお店の店先にあるオリーブの木に花が
付いていました。
オリーブの実が付いているのは何度も見たことがありましたが、
白くて小さな乳白色の花が、オリーブの木一面に乱れ咲いて
いるのを初めて見ることができ、うれしかったです(*^^)v。
さて、きょうは・・5月初旬の筑波山の木陰に生えていた
「ヒイラギソウ」をお届けします。
「柊草」と書きます。
葉がヒイラギの葉に似ていることから名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
草丈は 20~50センチ程、 花期は4~6月です。
葉は向かい合って付き、長さ6~10センチ程ですが、
縁には粗いギザギザがあります。
キランソウの仲間なのですね。
まだ、咲き始めで、花の形がわかりにくいですが、
紫色の花はキランソウの花に似ています。
本州の関東から中部地方に分布します。
シソ科の植物です。
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エイザンスミレ
- 2016年5月10日 11:29
- 花
連休疲れか?5月も10日と遅いスタートとなりました(^^;)。
きょうは筑波山の斜面に咲いていた「エイザンスミレ」を
お届けしたいと思います。
「叡山菫」と書きます。
比叡山に生えるスミレということで名付けられました。
ついに出逢えた~(*^^)v「エイザンスミレ」。
(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
草丈は5~10センチ程。
葉は濃い緑色で、葉の元が3つに分かれて深い切れ込みが
あるのが特徴です。
花びらはやや波打っていて、ふわぁりとした大き目の花
という印象です。
側弁には毛があります。
花色はピンクから白色まで変化が多いようです。
本州、四国、九州に分布します。
が、日本海側には少ないそうです。
スミレ科の植物です。
☆fabもこの5月に入り12年目になりました。
ここまでやってこられましたのも皆様のおかげと
有り難く思っております。
どうぞ、これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m。
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