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2016年3月 Archive

イヌガヤ その2

  • Posted by: winc
  • 2016年3月30日 18:46

きょうは花曇りでしたが、サクラやシデコブシなどの街路樹の花が
咲き、にぎやかでした。
また、ベランダの手摺にベニシジミが翅を広げて日光浴に来ました。

さて、先日アップしたイヌガヤ、きょうはその気孔帯や雄花に付いて
紹介したいと思います。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

イヌガヤの葉は長さ 3~5センチ程。
葉裏は淡緑色で、主脈の両側に2本の白い太い気孔帯があります。

3~4月は直径1センチ程の小さなカリフラワーのような雄花が
いっぱい付いていました。

過去記事はこちら→ イヌガヤ

タカノツメの冬芽

  • Posted by: winc
  • 2016年3月20日 15:36

昨日19日、ここ名古屋のソメイヨシノが咲いたとの便りが
ありました。いつもより少し早めの開花とか・・。
きょうはお彼岸の中日、春分の日、風が強く吹きましたね。
昔から3月は強い風が吹く月と言われています。
車窓から見た公園の芽吹いた柳の枝もすごく揺れていました。

さて、先日出かけた里山の林縁で「タカノツメ」の冬芽に出逢いました。
「タカノツメ」というと唐辛子を思い出しますが、冬芽が
「鷹」の「爪」に似ているので、名付けられました。
冬芽は、長さ5~10ミリ程の卵形でした。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

写真真ん中の緑褐色の芽鱗に包まれたのが冬芽です。
葉が落ち、枝に痕跡が残ります。それが葉痕で、
この写真では冬芽の下にある細い三日月状の部分が葉痕です。
葉痕の中に点々とあるのは維管束(水や養分の通り道)の痕です。
ピン甘になってしまい、わかりにくくてすみません(汗)。

高さ5~15メートル程の落葉樹で、樹皮は灰白色で、ポツポツの
皮目がありました。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

ウコギ科の植物です。

過去記事はこちら→ タカノツメの新芽タカノツメの実タカノツメの黄葉

クズの冬芽と葉痕

  • Posted by: winc
  • 2016年3月17日 21:00

近所のサンシュユの花が満開で、モクレンも次々と大きな紫の花を
咲かせています。
マンションの庭では、色んな種類の椿が咲いて目を楽しませて
もらっています。

先日、やっと、クズの葉痕を撮ることができました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

顔に見えますね~。誰の顔かな?
ヒョットコみたいにも・・(o^<^)o クスッ。

クズの顔面は前年の葉の葉痕で、目や口は維管束痕だそうです。
頭の上のつの?のような部分が、これから伸びていく冬芽にあたります。

ヒノキバヤドリギ その2

  • Posted by: winc
  • 2016年3月14日 09:14

朝から雨が降っています。
きょうは一日雨模様。
気温も二桁に届きそうにありません。
でも、分離帯の柵に絡みついたカロライナジャスミンの蕾が
大きくなっていました。

さて、土曜日に出かけた里山の中ではテング蝶が翅を広げて
日向ぼっこをしていました。

ヒサカキに花が付いていました。

尾根を歩いていたら、ソヨゴの実がいくつも落ちていたので、
上を見ると大きなソヨゴの木が頂上近くにありました。
まだ実が付いていたその木をよく見ると、「ヒノキバヤドリギ」が
寄生していました。
きょうはソヨゴについたヒノキバヤドリギをお届けします。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

ヒノキバヤドリギといえば、以前アップしたのはサザンカが宿主でしたね。

過去記事はこちら→「ヒノキバヤドリギ」

ソヨゴは痩せたアカマツ林など山地の乾いた林内で
よく見かける木です。

ソヨゴの根は細く、地表面に密に張り巡らされているそうです。
厚くて丈夫な乾燥に耐える葉があってこそですね。

ヒノキバヤドリギの宿主になるのは多くの場合、常緑広葉樹で、
サザンカ、ソヨゴの他、ヤブツバキサカキ、ヒサカキ、モチノキ
ネズミモチなどが知られています。
次はどんな宿主に逢えるかな?

オオカメノキの蕾

  • Posted by: winc
  • 2016年3月13日 12:31

昨日、里山の笹藪の中から聞きなれない鳴き声が聞こえてきました。
何かの鳥が集団で来ているようです。
静かに見守っていると、次々と素早く小鳥が笹藪から
飛び出てきて、隣りのヒノキ林に移って行きました。
15~20羽ばかりの群れがビュンビュンと一羽ずつ、たて続けに
飛び出て林に移ってしまい、カメラを構える間もありません。
スズメよりちょっと大きめの体の鳥のようでしたが、
体全体の色もウグイスのような地味な色で、何鳥か?と
じぃ~と目を凝らしているのが精一杯。
ラッキー!ついに最後の鳥の羽根の色がチラッと見えました。
とても鮮やかな黄色と赤の羽根の色でした。
「ソウシチョウ」でした!
初めて見ました\(^o^)/。
ホントに綺麗で声も可愛い!
写真が撮れなかったのは残念ですが、見れただけでももうけもの!
ソウシチョウは「相思鳥」と書くそうです。
江戸時代からペットとして輸入され、飼育されてきたようです。
その糞をウグイスの粉(化粧品)の代用品として利用するため、
大量飼育されていたり、逃がしたり、逃げたりして、野外に定着
したと考えられています。
現在は外来生物法により特定外来生物に指定されたため、
飼育できません。

さて、前置きが大変長くなりましたが・・(^^;)
植物は・・昨日、オオカメノキの冬芽が展開して蕾になって
いましたので、それをお届けしたいと思います。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

落葉低木です。 

上の方に蕾がいっぱいありました。

スイカズラ科の植物です。

是非、過去記事もご覧下さい→オオカメノキの冬芽

ナガバモミジイチゴ

  • Posted by: winc
  • 2016年3月 8日 20:12

3月は弥生。
草木がいよいよ生い茂る月「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」
が詰まって「やよひ」となったという説があります。
今朝は今までにない深い霧で幻想的な一日の始まりでしたが、
だんだんと晴れてきて、風も少なく春たけなわの気温となりました。
戸外でお着物姿のご婦人方がグループで集い、話に花が咲いて
いました。
源氏香の模様のお着物の方など帯付きで、特に目立って
おられました。
羽織姿の方も数人いらっしゃいましたが、申し合わせたように
皆さん長羽織。
まだまだ長羽織ブームは続きそう?
見渡せばアセビやツバキの花に小鳥が来ていましたが、柳の芽も
急に膨らんで来て、春らしい一日でした。

さて、きょうは里山にあった「ナガバモミジイチゴ」をお届けします。
「長葉紅葉苺」と書きます。
キイチゴで、6~7月に橙黄色に熟した実は甘くて美味しいです。

2月終わりの冬芽は長さ1センチ程の紡錘形で赤みを帯びていました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

3月初めの様子・・
森に射す日差しも少し明るくなったかな?

茎に刺がたくさんあります。
はや、蕾が開きかけていたのもありました。

中部地方以西の本州、四国、九州に分布します。

バラ科の植物です。

マンサク

  • Posted by: winc
  • 2016年3月 7日 18:26

きょうは気温は高めだったけれどお天気はあまりよくなかったですね。
そんな中、街路樹のハクモクレンが次々と真っ白な花を
開花させていました。

さて、きょうは・・・
里山の尾根道に一本だけあった「マンサク」をお届けします。
黄色のリボン状の花が咲いていました。

(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

あいにくどんよりとした曇り空なので花の色が冴えず
イマイチですが、多分、マンサクだと思います。

山野に自生するマンサクは花の中央のガクの部分が明るい赤色を
しているのが普通だそうですが、ガクの色は変異があるそうです。

マンサク科の植物です。

ブログ内関連過去記事はこちら→ シナマンサク

コシダ

きのう、またまた里山に行きました。
曇り空でしたが、割と暖かい日でした。
三角点のある尾根道コースにあった「コシダ」をお届けします。

「小羊歯」と書きます。
ウラジロに似ており裏も白いが、より小さいと言う意味で
名付けられたようです。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

花崗岩地の痩せた尾根道を歩くとアカマツがそこここにあり、
ミツバツツジとソヨゴとコシダ、そしてネズミサシ(ネズ)が
ほとんどと言っていいほどあります。

関連する過去記事はこちら→ネズソヨゴの実

ここのように、コシダはアカマツ林の林縁や、マツ枯れして
明るくなった森など、日当たりの良い乾燥した痩せ地で群生します。

アップで・・

葉裏は青白い↓

福島県以南の本州、四国、九州、琉球の太平洋側に分布します。

ウラジロ科の植物です。

イヌガヤ

  • Posted by: winc
  • 2016年3月 3日 20:27

きょうは雛祭りでしたね(*^^*)
灯りをつけましょ、ぼんぼりに~♪
こちらは気温が14度近くに上がり、春の陽気になりました。
我が家のお雛様も、飾った桃の花もちょうど満開となり、
菱餅やお供え物を前にしてご満悦?!
私も女性の節句で、何となくウキウキ気分の一日でした(#^.^#)

先日の日曜日に森へ久しぶりに出かけました。
まだ、蝶や虫の姿は見られませんでしたが、ウグイスの地鳴きが
聞こえたり、エナガやジョウビタキに逢えました。

花はヤブツバキの他、アセビの花が咲いていました。
ショウジョウバカマは先駆けの一輪だけが花開いていました。
あとはオオイヌノフグリの花が一面に群生していて綺麗でした。

さて、黄緑色の花粉をいっぱい散らしていた「イヌガヤ」を
きょうはお届けしたいと思います。
「犬榧」と書きます。
榧(かや)に似ているが、さほど役にたたないという意味から
名付けられたようです。

高さ5~10メートル程になる常緑小高木です。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

緑色の枝の左右に2列並んで、長さ3~5センチで幅3~4ミリの
線形の葉がたくさん付きます。
葉は先が尖り、見た目は針のようで硬そうに見えますが、
触っても全然痛くありませんでした。

雌雄異株です。
これは雄株で雄花が咲いていました。
丸っこい雄花は葉の脇に集まり、直径1センチ程でした。
その下の葉の上には落ちた花粉がいっぱい!
まるで抹茶の粉のよう・・。↓

岩手県以南の本州、四国、九州に分布します。

イヌガヤ科の植物です。

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