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2016年2月 Archive
大漁旗
- 2016年2月23日 22:57
- その他
きょうは日だまりにいれば、暖かい一日でした。
部屋の中ではリリアンなどのベゴニアが少しですが
咲いています。
きょうは島のまとめをしたいと思います。
さっそく、島の風景をお届けしましょう。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
・・・
♪今はもう秋?いや、♪今はもう冬・・誰もいない海♪
・・・
沖に白い船が見えますね。↓
・・・
季節外れの海もいいものです。
・・・
・・・
帰りの船に乗るため、夕方近くに乗船場に着くと、なんと、
大漁旗が次々と立てられていました。↓
島の人に尋ねると、明日は海上安全を祝う"船祝い"という行事で、
そのために大漁旗を立てるとのこと・・。
乗船場の反対側でも・・↓
・・・
私にとってもいっぱい収穫があった島よ、さようなら~♪
島の大漁旗に見送られてから、はや、ひと月半・・。
皆様には1月から長いことお付き合いをいただき、
有り難うございましたm(_ _)m。
これで筆をおきたいと思います。
では、また・・。
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島の友達
- 2016年2月22日 15:38
- その他
風もなく割合すごしやすい日でした。植物たちも元気そうでした^^。
さて、先回までは島の植物を順にお届けしてきましたが、きょうは、
島の海岸べりから山際にかけて出逢った友達を紹介したいと思います。
フウトウカズラを見つけた後、実がいっぱい付いたヒヨドリジョウゴを
撮っていたら、いきなり山の方から猛禽類の鳥の影が・・。
電柱の天辺に止まってくれた・・多分、「ノスリ」↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
また、海辺沿いに少し歩くとカキの殻がいっぱい積んであり、
少し歩くと、一羽のカモメがいてくれた・・「セグロカモメ」↓
それから、ウバメガシの林を見ながら山の方へ道なりに歩いて行くと、
あるわ、あるわ、植物が・・。マサキの実やヤブツバキ、マンリョウの
赤い実、キブシの黒く硬くなった実、カンアオイ、コウヤボウキの花、
ツワブキ、サンキライの赤い実、シキミの花等々。
そして山から時々のぞく海では、何やら岩の上に鳥の姿が二つ、三つ
四つ・・・↓
山からの帰り、先ほどの岩の鳥が撮れるチャンスが来ました。
多分、左からウミウ、2番目もウミウ、3番目はオオセグロカモメ、
4番目はウミウ。↓
帰り5時頃、最後のお友達、多分、ウミネコの幼鳥?
そろそろ夕日の時間になってきたし、よくわかりません^^;↓
間違ってたら、教えてくださいね。
もう、お家に帰るのかな?
さようなら~♪皆、元気でね~!
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ホンダワラ
- 2016年2月21日 11:02
- 藻類
きのうは雨の中にもかかわらず、国府宮神社の「はだか祭」が
行われました。
今年は名古屋の方が神男(しんおとこ)を務められたとか・・
お疲れさまでした。
きょうは雨も上がり、気温も二桁になるとのこと・・。
でも、風が結構あるので、少し寒く感じられます。
この季節、あちらこちらで梅が見頃なので人出もあるでしょうね。
皆様はどうお過ごしでしょうか?
さて、fabはきょうも島紀行の続き・・^^;。
島の海岸べりのコンクリートの上にこれがドサッと置かれていました。
これは何でしょう?
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
答は「ホンダワラ」でした^^v。
群生して大きく生長するので、沿岸で「海の森」=藻場(もば)を
形成しているようです。
ホンダワラは褐藻類の海藻ですが、その他、私達がよく知っている
コンブやワカメ、ヒジキ、モズクなどもそうです。
ホンダワラは日本海沿岸では青森県から山口県までのほんとんどの
府県では食用とされているそうです。
一度、食してみたいものです。
茎は三稜形で太さ3-4ミリ程、下部の葉は楕円形あるいは披針形で、
縁にギザギザがあります。
三陸沿岸を除いた本州、および九州北部と四国北部の沿岸の
岩礁域に分布しています。
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ヤマアイ
- 2016年2月16日 23:12
- 草
また寒の戻りがあり、寒いです。気温も一桁でした。
一時小雪も舞い、街路樹のハクモクレンがあったかそうな毛皮を
身にまとっていましたが、それでも寒そうでした^^;
さて、島で出あった植物、きょうは「ヤマアイ」をお届けします。
「山藍」と書きます。
山の藍という意味で、山地の林内に群生するようですが、
なぜか海岸近くの林縁にありました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高さは30~40センチ程。
照りがある葉は向かい合って付き、葉脈が深く刻みこまれて
います。
葉は長楕円状披針形で長さ6~12センチ程、縁にギザギザがあり、
先は尖ります。
葉の表面と縁には粗い毛があります。↓
枝先の葉腋から花柄を出し、緑白色の小さな花を長い穂状に付けます。
これは雄株のようで、雄花の球状のガクは3裂し平開します。
また、雄花は多数の雄しべがあり、束生します。
茎は四角形です。
ヤマアイは日本最古の染色に用いる植物だったようですが、
現在の藍染め(タデ科のアイ)が渡来することで、その役割を
終えました。
が、「大嘗祭」の時に着る衣(「小忌衣(おみごろも)」→ヤマアイの
汁を刷り込んで模様をつけたもの)には施されているそうです。
図鑑にはヤマアイの花期は3月~7月と書いてありますが、
温暖なこちらの島では冬場でも咲いていました。
本州、四国、九州、南西諸島に分布します。
トウダイグサ科の植物です。
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ヒメユズリハ
- 2016年2月14日 09:57
- 木
昨夜からの雨がそろそろ止んで、雲間から明るい日差しが
時々射すようになりました^^。
きょうは春のような気温になるとTVが言ってます。
美術番組ではモネをやっています。
気候が良くなるとどこかへでかけたくなりますが・・。
さて、島の植物、きょうは「ヒメユズリハ」をお届けします。
「姫譲葉」と書きます。
葉がユズリハより小さいことから名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
照葉樹林内に自生しますが、暖地の海岸付近に多く生え、
クロマツ、トベラやウバメガシと共に海岸林を成す
大事な植物のひとつです。
このように海岸沿いの尾根など風の強い所では低木状であまり
大きくなりませんが、風の弱い谷や、やや内陸で育った
個体では高さは10メートル程にまで生長するそうです。
厚めの葉は互い違いに付き、枝先に集まって付きます。
長さ4~15センチ、幅2~6センチ程の楕円形です。
葉の網状脈がはっきりしています。
革質で表面は光沢があり、葉裏は淡緑色です。
葉柄は1.5~5センチ程と長く、このように紅色を帯びる
こともあります。↓
よく見ると上の方の葉柄の付け根あたりに、
赤っぽい冬芽が出てたようです。
ちゃんと写真撮ってくればよかったな~^^;;
本州(福島県以南)、四国、九州、沖縄に分布します。
トウダイグサ科の植物です。(DNA判定ではユズリハ科です。)
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ハドノキ
- 2016年2月12日 12:45
- 木
どんよりとした曇り空で、お天気は下り坂・・。
でも梅の花はどんどん開いてきています。
さて、、島の植物はまだ続きますヨ~♪
きょうはまたまた地味な木、「ハドノキ」をお届けします。
高さ4~5メートル程になる常緑低木です。
湿った林縁で見られたこの木は2~3メートル程でした。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
風が吹いて揺れてしまいました^^;。
長楕円状披針形で長さ 5~10センチ、幅2~4センチ程の葉は
互い違いに付いています。
葉先はやや長く尖っており、縁には鈍いギザギザがあります。
葉は3脈があります。
葉柄は紅紫色です。
本州(伊豆半島~紀伊半島南部)、四国、九州(南部)、琉球に
分布します。
イラクサ科の植物です。
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ホウロクイチゴ
- 2016年2月11日 18:22
- 木
きょうは祝日でしたが、気温も二桁となり行楽日和でしたね。
近所でも梅が見頃でした。
午後、スーパーへ寄ったら、間近に迫ったバレンタインのチョコを
買い求める女性たちで賑わっていました。
チョコも気になりますが、私はイチゴがもっと気になります(笑)。
ちなみに先日行った某カラオケ屋さんの2月のマンスリースイーツは
イチゴでした~♪。
さて、きょうは、島で出会った「ホウロクイチゴ」をお届け
したいと思います。
「焙烙苺」と書きます。
「焙烙」は素焼きの平たい土鍋のことで、イチゴの形説と
葉の形説があるようです。
海岸近くの山地に生えていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
残念ながら、実は見られませんでしたが、葉は互い違いに付き、
長さ、幅とも 7~18センチ程の卵形でした。
フユイチゴによく似ていますが、より大きく、掌~顔の大きさです。
葉柄は2~5センチ程。
葉の縁は不揃いで鈍いギザギザがあります。
葉は厚く、表面は緑色で細毛が散らばっています。
ちょっとわかりにくいですが脈上に棘があるのがわかりますか?↓
葉裏は白褐色で、葉脈が網目状に浮き上がっています。
淡褐色の軟毛が密生しています。
つるは太く、淡褐色の毛が密生し、棘がまばらに生えています。↓
暖地の海岸近くの山地に生える常緑低木です。
伊豆半島以西~琉球まで分布します。
バラ科の植物です。
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ピカソ展にて
- 2016年2月 7日 12:21
- その他
日曜の午後、暖かい日差しがあります。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
時々通る坂道に大きなクロガネモチの木があります。
まだ、こんなにたくさんの実を付けています。↓
(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
さて、写真とは全然関係ないのですが、きょうは島の植物を
お休みして、久しぶりにfabのa、ARTの記事でお届けしたいと思います。
きのう、美術館へピカソ展を見に行きました。
なんと会場で、私には7年ぶりに遇えた絵がありました。
それはこちら・・
過去記事→
海辺のジプシー娘
きのう見た絵は「ロマの女」という題が付いていて制作は
1900年でした。
んっ?(°_。)?(。_°)?
過去記事の題は「海辺のジプシー娘」で制作年は
1898年となっていました。
でも、確かに同じ絵でした(ハズ)。
この過去記事の出典は1963年河出書房発行の世界の美術23 Picasso
です。
2年の誤差があるけど?
7年前に三重県立美術館で見た時は題名や制作年とか全然頭になく、
ただ漫然と絵を眺めていたようです
・・まっ、いいかー C<*_+ )。
44.5×59センチの大きさの厚紙にパステルと油彩で描かれた絵を
今回よく見ると、新しい発見がありました。
背を丸めて座っている女性の腕には、赤ちゃんが抱かれており、
彼女の表情には疲れや不安のような雰囲気が漂い、しばし、
海の彼方にうつろな視線を投げかけて、何やら想いに耽っている
ように思われました。
きのう見た生の絵では、画面右の海の色はとても明るく美しく
キラキラしていた印象でした。
私が以前にfabに掲載した画像は青紫がかっていますが、
今回見たのはもっと生き生きとした青でした。
バルセロナの海を描いたものだったようです。
画面の左右、対角線上で明暗が分かれる感じがしました。
そして、彼女の背の向こうには赤いスカートをはいた女性の姿が
描かれているのに気がつきました。
浜辺にいる彼女を呼んでいるのでしょうか?
あと、彼女の上に着ている衣服には複雑にいくつも色が使われて
いたのが印象に残りました。
帰宅後に調べたら、ロマというのは迫害や差別を受けた
少数民族だそうです。
はたち前に描いたこのピカソの絵は、心の襞まで映し出す
素晴らしい作品だと思いました。
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オオバグミ
- 2016年2月 4日 11:16
- 木
昨日の夕方、スーパーへ行ったら...( ゜_゜;)ビックリ。!
駐車場待ちの車が列をなしていました。あっ!しまった!
節分で恵方巻きを買いに皆が来たのネ~、そういえば、
去年も知らずに来て・・店の入り口からなんでこんなに混んでるの?
と思ったのだっけ~_(・_.)/ コケッ。
ひえ~っ、早く買い物して退散しなくちゃとε=ε=ε=ε=┏(; ̄▽ ̄)┛
そんなこんなで、昨夜の我が家恒例の豆まきも無事済んで・・
今朝は立春!晴れて日差しが暖かそう?!窓を開けると、
斜め階下の庭にある白い梅が大きく花びらを広げています。
さて、島の植物の続きです。
きょうは海岸近くの藪で他の植物に寄りかかるようにして生えていた
「オオバグミ」をお届けします。
銀色の葉裏が特徴的です↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
「大葉茱萸」と書きます。
別名を丸葉茱萸(マルバグミ) と言います。
海岸性の植物のひとつで、高さは2~4メートル程で常緑低木ですが、
枝を蔓状にのばします。
枝は高く上昇し伸びますが、分枝は下降します。
葉は長さ5~8センチ、幅4~6センチ程の幅の広い卵形で、先が尖ります。
縁は少し波打ちます。
互い違いに付いている葉は革質で、表面ははじめ銀色の鱗状毛が
ありますが、次第に落ちて深緑色になり光沢があります。
葉裏は鱗片が密生して銀白色です。
長めの葉柄があり1~2.5センチ程です。
樹皮は暗褐色あるいは灰褐色です。
実がそこここに付いていました。
長さ2センチ程の長い楕円形で、よく見ると実の表面にも
鱗状毛が密生しています↓。
この冬を越して春4月頃には赤く熟して食べられるそうです。
本州(関東以西)、四国、九州、琉球に分布します。
グミ科の植物です。
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