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2013年3月 Archive
ウリカエデの芽吹き
- 2013年3月29日 11:59
- 木
きのう、部屋にあるザミオに新芽が出ていました。
雨が上がり、日に日に緑濃くなるケヤキに、ヒヨドリが2羽、
出たばかりの花芽を食べに来ていました。
さて、きょうは低山の林の縁にあったウリカエデをお届けします。
冬芽が動いていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
やや赤みを帯びた先(鱗片葉)が開きかけています。
開くと、中から1対の葉と淡黄色の花が垂れ下がっていました。
10個ほどの蕾のうち、2~3個ほど開きかけていました。
葉は浅く3裂していました。無分裂のもあるそうです。
まるで淡黄色のつまみかんざしが春を知らせてくれてるようです。
「瓜楓」と書き、樹皮の模様がマクワウリの縦縞模様に
似ていることから名付けられました。
日本固有の植物だそうです。
本州(福島県以南)、四国、九州に自生し、
北陸地方にはまれだそうです。
カエデ科の植物です。
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ケヤキの花
- 2013年3月26日 15:49
- 花
マンションの桜は3分~5分咲きです。
4~5日前からマンションのケヤキの様子が違ってきました。
新しい葉が出てきたようです。
いつもより早いようです。
皆さんはケヤキの花を見たことがありますか?
ケヤキの花は葉の展開と同時に開くと聞いていたので、
是非見たいと常々思っていました。
ケヤキは高木なので、見上げてもまず見えません(笑)。
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手に届く枝を引っぱって見たりすると、葉の付け根の
あたりに段状に付いた花を見つけることができます。
マンションの階段で、たまたまうまい具合に花の付いている枝が
見つかりました。
こんな大きな木に、こんなに小さな花をつけるなんて・・・
と思うかもしれませんが、ケヤキの花は風媒花といって、
風が頼りで、虫媒花のように目立つ必要がないのです。
花の大きさがわかるよう、指入り写真でお届けします(笑)
雌雄同株であり、新しい枝(本年枝)の基部に雄花が、
先端に雌花が付きます。
雌花は緑色、新しい枝の先の葉腋に付き、白い毛の密生した
2つに分かれた柱頭があります。
雄花も緑色、新しい枝の基部に数個、集まって付きます。
下の写真、左端の3個かたまって付いているのが雄花です。↓
4~5裂した花被(ガクと花びらが区別がつかないものをいう)の中に
4~6個の雄しべがあります。
雄しべの先端にある葯は2つの袋からなっています。
また、雌花と雄花の間にあった花は両性花でした。
私が写した写真は咲き初めで、雌花と両性花の柱頭が露出して
いますが、雄花と両性花の葯はまだ花粉を出していなかったようです。
ニレ科の植物です。
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コブシ
- 2013年3月19日 18:56
- 花
朝から階下の庭にアオジが来ていました。
しばらくぶりに車窓から街路樹を見たら、ハクモクレンがもう
散り始めていました。
きょうはこのハクモクレンに似た「コブシ」をお届けします。
そういえば、青空に白い花がいっぱい咲いている「コブシ」の
図案の切手もありましたね。
♪ こぶし咲く あの丘 北国の ああ 北国の春 ~♪
北国の春の訪れを知らせる花ですね~。
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北海道から九州に分布する落葉高木です。
「辛夷」と書きます。
蕾が開く直前の形が子供の握り拳に似ているところから
名付けられました。
また、コブシの実はゴツゴツしており、その実の様子から
「こぶし」と命名されたとの説もあるようです。
よく似た花のハクモクレンより、コブシの花は小さめで
花びらの幅も狭く、平たく開きます。花びらは6枚です。
コブシは花が咲く時に花のすぐ下の葉が出ていますが、
ハクモクレンでは花の時期には葉がありません。
モクレン科の植物です。
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アセビの花
- 2013年3月14日 10:53
- 花
今朝も9時過ぎに、シジュウカラが3羽鳴きながら、階下の庭木に
次々と移っていく姿を見ました。
部屋の中の栽培しいたけも今、第三弾、今朝も直径5.5センチ程に
育ったシイタケを3つ採ることができました。
さっそくお味噌汁に入れていただきました^^。
きょうは白く整った壷型の小花が集まった姿が美しい「アセビの花」
をお届けします。
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古く、万葉集の時代には「安之碑」「安志妣」と書かれ「あしび」
と呼ばれていたそうです。過去記事はこちら→アセビの蕾
葉は濃緑色をしており、枝先に集まって互い違いに付いています。
短い葉柄がある葉は先が尖り、縁に低いギザギザがあります。
少し波打っていて、表面には光沢があります。
ひとつが8ミリ程の花は典型的な壺型で、先は短く5つに
分かれています。
花の中をアップした写真を撮り損ねてしまいました^^;
本州(宮城県以南・関東・中部地方の太平洋側・近畿・中国地方)、
四国、九州に分布する落葉低木です。
ツツジ科の植物です。
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ミヤマシキミ
- 2013年3月 8日 15:01
- 木
ここのところ、春の陽気が続いていますね。
実家の庭のニホンズイセンも一叢、楚々と咲いてくれています。
垣根のサザンカはそろそろ終盤を迎えましたが、
まだもう少しは大丈夫かな・・。
白梅も5分ほど咲き揃い、馥郁たる香りを放っています。
白梅の横の花梨の葉も知らぬ間に青々と芽吹いていました。
きょうは「ミヤマシキミ」をお届けします。
「深山樒」と書きます。
葉がシキミ(樒)に似ていて、山に生えることから名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
本州(関東以西)、四国、九州の山地に分布する常緑低木です。
葉は枝の上部に集まって付き、輪生のように見え、
互い違いに付いています。
長めの楕円形の葉の表面は濃い緑色で光沢があり、
革質でつるつるしています。
葉柄は赤紫色を帯びています。
まだ、3月は蕾でした。
来月4月頃には花開くかと・・?
開花した写真が撮れるといいんですが・・。
シキミの実 は有毒ですが、
このミヤマシキミも赤くなった実が特に有毒だそうです。
低山の林内、庭木、生け垣の他、
神社の境内にも植えられていることもあります。
よく似たものにツルシキミがあります。
2~3度、見たはずですが、まだアップしてませんね・・^^;;
ミカン科の植物です。
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