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2011年7月 Archive
アオギリの花
- 2011年7月31日 16:17
- 花
道を歩いていたら、何か花殻のようなものが道いっぱいに落ちて
いたので、見上げると「アオギリ」でした。
大きいものは、高さ15メートルになる落葉高木で、
7月になると花が満開になるようです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
青桐と書きます。
桐に似た葉と樹皮の色から名付けられました。
伊豆半島、愛媛県、高知県、大隈半島、琉球列島などに自生して
いるようです。
公園や街路樹など、こちらで見るアオギリは植栽されたものです。
撮った写真を見たら、ひとつの花の房の中に雌花と雄花が
混在していました。蕾も実も見えます。↓
雄花と蕾のアップ↓
雄花は、こん棒のような形をしており、
先端の丸くなったところは、葯の集まりだそうです。
花びらのように見えるのはガク片(5個)で、
くるりと巻いたリボンのように反り返っています。
次は雌花のアップ↓
画面真ん中に蕾と雌花が3つ見えますね。
雌花には雄しべがありますが、ほとんど花粉がないそうです。
次は実のアップ(画面左は雄花、右が実)↓
実は5つに割れています。
これは、雌花の子房が5つの部分から成り立っていたことを
現しています。
この一つ一つの部分を「心皮」というそうです。
その他、互い違いに付く葉は、掌を開いたような形で3裂~5裂し、
長い柄があります。
葉裏はやや白っぽいです。
アオギリ科の植物です。
過去記事はこちら→アオギリ
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ハマセンダンの雄花
- 2011年7月23日 17:34
- 花
台風後、なんだか少し涼しい名古屋です。
さて、隣の区に市内有数の緑地がありますが、そのそばに
以前載せたことがあるハマセンダンの木があります。
久しぶりにふらっと出かけたら、なんとラッキーなことに花が
咲きかけていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
高木なのでなかなか撮りづらい^^;
花をアップすると・・↓
雌雄異株のようで、これはどうも雄株で雄花のようです。
5個の雄しべが花びらより長く突き出て黄色の葯が目立ちます。
中を覗くと・・↓
花びら5個で雄しべも5個です。真ん中に退化した雌しべが1個あります。
南国の海岸付近の日当たりの良い林には、ハマセンダンが
よく群生しているようです。
おまけ:
葉にアゲハの幼虫がいました。
5齢虫↓
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ひなどり その4
昨日の記事の続きです。
植え込みに着陸した雛をどこかに誘導した後、親が巣に来て給餌
しながら、飛び方など指導している模様。
ほどなくもう1羽も無事巣立った。
親が必死に鳴き叫びながら誘導したかいあり。
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9時ちょっと前、まだ2羽巣の中に残っている。
親が何度もエサを持ってくる。
嘴を巣の中に何度も入れて、何かしている。
まだ、2羽のうち1羽は鳴き声が弱い。
精をつけないと巣立ちは無理か?
親も兄弟も応援しているヨ・・。
中座して10時半に見たら、巣には1羽しかいなかった。
どうやら3羽めも巣立ったようだ。(*^^)v
残った1羽↓
決意の顔か・・(*^m^*) ムフッ
親が来て給餌したり巣立ちを促しているが、まだ声が弱めで、
巣の上に立ったりはしているが大丈夫かしら?
11時、親にエサをもらう寸前に羽ばたきながら巣から落ちた!
(→o←)ゞあちゃ~、
あわてて下まで行って確認したが、親がうまく誘導したらしく、
地面にはいなかった。(^。^;)ホッ!
その5時間後、外出から帰った私の耳に、どこからか?
聞き覚えた鳴き声が・・。
窓の外を見ると、なんと、あのひなどりの一羽が隠れるようにして
木にしがみついていた?
ほどなく親が来て誘導していたが、しばらくそこにいた模様。
また、声がするので気になって見ると、今度はケヤキの枝に・・
まだ尾羽が伸びていない可愛い雛の後姿がそこにありました(*^^*)
そして、夕暮れまで親子の特訓は続いていたようです。
早朝から長い時間、ほんとにえらかったね~お疲れ様でした。
明日はきっともっとうまく飛べるようになるね~♪
数時間前まで巣の中の世界しか知らず、親に甘えていたけど、
今からは何でも自分の力でやってみないといけないね。
初めて見る世界にびっくり!だろうね。
4羽とも頑張って~!!ファイトッ♪p(^◇^*)/q
元気でね~!!
残された空の巣、見るとちょっとさびしい。
でも、皆、無事に巣立ってくれて本当にうれしいヨ!
写真、撮らせてくれてありがとね~♪
( ^_^)/q□☆□p\(^_^ ) カンパァーイ 完
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ひなどり その3
きのう7月13日にヒヨドリの雛、巣立ちました\(^o^)/
残された空の巣を見るとちょっぴり寂しいですが・・。
きょうは、きのうの顛末をお話しします。
鳥の巣立ちに興味のある方はおつきあいください。
朝6時40分頃、親鳥にエサをもらい、親鳥が去った後、カラスの声が
近くでしているので全員緊張場面、一声も発せずシィ~。
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アップで・・↓
7時をまわった頃、また親鳥がエサを運んできたと思ったら、
あっという間に1羽が急に落ちるように飛んで・・
でも、何とか植え込みの所へ着陸!
親鳥がすぐさま飛んでいって、何か言ったもよう・・。
「おお~、大丈夫かい?! えらい、えらい!
いいかい? 今から私の言うことをよくお聞きよ!
おまえはここでちょっとじっとしてなさい! 約束だよ。」
兄弟たち大丈夫かな?
それから親鳥は巣にとって返して給餌を・・。
続けて給餌シーンをどうぞ↓
きょうはこのへんで・・次回に続く(^_-)-☆
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ひなどり その2
きょうは特別版です。
6年前に「ひなどり」として載せたヒヨドリの赤ちゃん、
今度も同じ場所に巣を作っているのをきょう発見!
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4羽の雛が大きな口を空けたり、疲れて眠ったような
顔をしたりしています。
時々、首を鶴のように伸ばし、親鳥がエサを運んでくるのを
今か今かと待っているようです。
見ていて飽きません。
あっ!親鳥が帰ってきた!
「私に!」「僕に!」
「もっと欲しいよぉ!」
雛たちのたくましさに私も元気をもらいました。
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マサキ
- 2011年7月 3日 11:35
- 花
朝も晩も夏の虫の声がします。
窓を開けて涼しい風が吹いてくると、つかのま、生き返ったような
気がします。
コシアキトンボが、今年も6月からマンションの樹上や
上方の空間を旋回しています。
さて、きょうは「マサキ」の花をお届けします。
実家の庭にマサキの木があったのに、つい最近気が付きました。
マサキです↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
今まで全然気がつきませんでした。
知多の海岸でも目に付いたのに実家にあったとは・・燈台下暗しですね。
ちょっと前からマサキの薄黄緑色の可愛い花が咲いていました。
蜂が花のまわりを飛びまわっています。
花びらは4枚、雄しべも4本。
雌しべは1本で写真ではわかりづらいですが、先が短く4つに
分かれています。
縁に浅いギザギザがあり厚く光沢のある葉は、短い葉柄があり、
向き合って付いています。
園芸種のキフクリンマサキもそばに植わっていました。↓
花はマサキの花と同じです。↓
北海道南部以南、本州、四国、九州、琉球、小笠原に分布します。
ニシキギ科の植物です。
過去記事はこちら→マサキの実
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