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2010年3月 Archive
テングチョウ
- 2010年3月31日 10:47
- 蝶
おととい、きのうと大きなまあるいお月さまが見られましたが、
昨夜が満月だったようです。
きょうで3月も終わり、街では桜の開花が日に日に目立ってきましたね。
その他、黄色のオウバイ(黄梅)や、とりどりの椿、ユキヤナギなど・・。
分離帯のカロライナジャスミンも咲き始めました。
さて、きょうは里山で出会った「テングチョウ」をお届けします。
「天狗蝶」と書きます。
早春の里山の雑木林の周りで初めて見かけました。
初撮りです^^。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
すぐに濡れた地面に降りてきました。
表翅にはオレンジ色の模様があります。
天狗のように鼻先が尖っている茶色っぽい蝶です。
本州~沖縄 に分布します。
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イヌコリヤナギ
- 2010年3月29日 16:41
- 花
きょうは風が強かったですね。
Windy Marchももう少しの辛抱か・・^^;
きのう少しの時間でしたが、また取材に行きました。
街のソメイヨシノなどの桜もだいぶ開花し、目を楽しませてくれ
ますが、山桜もボチボチ開花しつつあるようです。
さて、きょうは「イヌコリヤナギ」をお届けします。
柳行季の材料となるコリヤナギに似ているが行李を作ることはできず、
役に立たない、と言うことでイヌがついた名前になりました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
流れや湿り気のある所に生えます。
2~3メートル程の高さで株立ちしていました。
普通、葉が向かい合って付いています。
花が咲いていました。
雌雄異株で写真は雄花のようです。
北海道~九州に分布します。
ヤナギ科の落葉低木です。
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ユキヤナギ
- 2010年3月27日 21:03
- 花
きょうはやっと晴れたのですが、気温が低く風もちょっとありましたね。
午前中~午後にかけ母の七回忌をしました。
実家で咲いていたニワウメ と雪柳と乙女椿を飾りました。
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物心ついた頃から毎年実家で咲いていた「ユキヤナギ」をお届けします。
「雪柳」と書きます。
ユキヤナギは別名をコゴメバナ、あるいはコゴメヤナギとも言います。
葉が柳の葉に似て、 白い5枚の花びらを持った花が、まるで雪が
積もったかのように枝いっぱいに咲き、とても美しいです。
花が散ったあとの地面はまるで雪がパラパラと積もったように見えます。
それでユキヤナギと名付けられました。
群生しているのを遠目に見ると、まるで噴水のようも見えて見事です。
近づいてみると・・↓
雌しべは5本、雄しべは20本ほどありました。
関東以西、四国、九州に分布します。
バラ科の落葉低木です。
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ニオイタチツボスミレ
- 2010年3月24日 16:19
- 花
きょうは一日冷たい雨でしたね。
開きかけた桜も足踏み、雨にふるえていたかも・・。
でも、桜のトンネルが雨に煙り赤みを射した景色も、なかなかに
春の序曲のようで風情が感じられました。
さて、きょうは「マキノスミレ」が咲いていた同じ土手に、
少し離れて咲いていた「ニオイタチツボスミレ」(匂立壷菫)を
お届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
鼻を近づけると、ほのかにいい香りがしました。
丸みがある花びらがまとまって咲き、中の白い部分がはっきりしています。
葉はハート形で全体的に丸みがあります。
茎に毛が多く、距はやや太めです。
もうすぐ咲きそうなのもありました。
北海道南部から沖縄に分布しています。
スミレ科の植物です。
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マキノスミレ
- 2010年3月22日 21:43
- 花
こちら名古屋では18日に桜開花情報が出ましたが、ちょうど
タイミング良く、わがマンションの桜も開花しました。
いつもより早い開花でした。
きょうは、"桜のトンネル"の桜もちらほら咲きかけていました。
その他、ハクモクレンは落花さかんですが、ビワの明るい緑白色の
新葉が目を引きました。
さて、低山地の林縁の明るいやや乾いた土手に、「マキノスミレ」が
咲いていました。
きょうは「マキノスミレ」をお届けします。
牧野富太郎博士が第一発見者だったので、「マキノスミレ」と
名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉の形は二等辺三角形で縁にギザギザがあり、茎との付け根は
ハート形のように窪んでいます。
葉の裏面はやや紫色を帯びていました。
下の花びらには紫の筋があります。
雌しべの柱頭はカマキリの頭のような形です。
距は細く長いです。
本州に分布します。
スミレ科の植物です。
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ルリタテハ
- 2010年3月18日 21:25
- 蝶
先日、3週間ぶりに森へ行った時、うれしいことにルリタテハ
「瑠璃立羽」に出会いました~♪
じつは去年、サルトリイバラの近くで見かけましたが
撮りそこなったのです(>_<)。
天候も良く、暖かい日差しに羽を広げていました。
電柱やパイプにも止まっていました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
そっと近づいて撮影しようとすると、あっという間にはばたいて
いってしまいました^^;
でも、じっと待っていると、また同じ場所に戻ってきました^^。
翅の裏面の模様は、樹皮のようです。
美しいルリ色の帯が特徴です。
成虫で越冬し、早春にいち早く飛び始める蝶のようです。
雑木林の周辺で見られ、地上に静止していることが多いそうです。
北海道南部~南西諸島に分布するそうです。
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アンズの花
- 2010年3月15日 18:29
- 花
こんばんは~。
こちらは夕方近くからしっかり雨になりました・・。
さて、数年前から気になっていた友人宅のアンズの花、
今朝、縁あって撮ることができたので、きょうは「アンズ」を
お届けします。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
曇天で画面が暗いですが、お許しを~^^;
30年近く経つ木だそうです。
毎年、花が咲く頃、道行く人に花の名を尋ねられるそうです。
私もこのアンズの花のおかげで社会貢献できるのね~と友人の弁^^。
今年は少し開花が早いそうで、もう落花しているのもありました。
「杏子」あるいは「杏」と書きます。
英名ではアプリコットです。
別名はカラモモ(唐桃)です。
中国北部が原産地で、古く万葉の時代に渡来したそうです。
枝に沿って花が付いています。
淡いピンクの花が美しいですね~♪
アンズの実 は夏に熟すと甘くなり、種と果肉が離れます。
種は杏仁(キョウニン)といい、漢方に使われます。
果肉は生食の他、ジャムやシロップ漬け、干し杏、ワイン等に利用されます。
撮影中にヒヨドリが来て、その後、メジロが来ました~♪
花の蜜がおいしいのでしょうね。
あ~ぁ、メジロが・・、またモノクロになってしまってすみません^^;
バラ科の植物です。
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ツルコウジの実
- 2010年3月13日 09:16
- 木の実
今朝は雲が厚く、開いたコブシの花も寒そうです。
きょうは「ツルコウジ」をお届けします。
「蔓柑子」と書きます。
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これは園芸種のようでした。
つる性で支柱に巻いてありました。
自生のものは、木とは思えないほどピッタリと地面近くに這っている
そうで、高さは10センチ程にしかならないようです。
ヤブコウジにそっくりですがヤブコウジよりも茎や葉に毛が多いです。
葉は縁に粗いギザギザがあります。
実は冬に赤く熟し、春先まで見られます。
千葉県以西に分布します。
ヤブコウジ科の常緑小低木です。
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ムラサキハナナ
- 2010年3月10日 14:29
- 花
雨が降ったり止んだり、お日さま出たり黒く厚い雲が出たり、と
はっきりせず、寒い一日です。寒の戻りでしょうか・・。
さて、マンションの花壇に今年は「ムラサキハナナ」が咲いています。
きょうは「ムラサキハナナ」をお届けします。
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「紫花菜」と書きます。
花菜とは、黄色い花の咲く菜の花のことで、紫花菜とは文字通り、
紫色の菜の花という意です。
別名はショカッサイ(諸葛采)、オオアラセイトウ、ハナダイコン(花大根)
とも呼ばれます。
中国原産です。
花の真ん中に6本の雄しべと1本の雌しべがあり、すべて黄色です。
群れて咲くとより美しい花です。
4枚の花びらが十字形をしているので、アブラナ科の植物です。
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ハイドン
- 2010年3月 8日 12:36
- 花
きのう、雨のおかげか?マンションのベニボクハン が
一斉に開花しました。
去年より花数が多いようです^^。
他にアカシガタという大輪の椿や、中輪の白椿が咲いています。
さて、きょうは普通の椿のように寒さに耐えることができない、
深窓の麗人?「ハイドン」という椿をお届けします^^;
温室の中で人目を引いていました。
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葉も日本で見る椿とはちょっと変わっていて、しかも大きい。
花は濃いピンクで、ぼってりと厚かったです。
ベトナム北部原産だそうです。
ベトナムではテト(旧正月)を祝う花だそうです。
名の由来は、作曲家のハイドンとは無関係で^^;
ベトナム語の海棠(ハイズォン)からきているとのこと。
ツバキ科の植物です。
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ヒノキ
- 2010年3月 6日 15:25
- 木
きょうはこちらは雨が降り、しっとりとしたお天気です。
午前中、ベランダの植木の手入れをしました。
外に出しっぱなしのガーデンシクラメンも次々と花を咲かせ、
チューリップの芽もぐんぐん生長し、だいぶ葉が伸びてきました。
さて、きょうは木曽5木のひとつ、「ヒノキ」をお届けします。
ちなみに5木とはヒノキ・サワラ・ネズコ・コウヤマキ・アスナロ
をさします。
「檜」と書きます。
日本と台湾のみの分布だそうです。
日本では本州中部(福島県)以南~九州まで分布します。
大きいものは50メートルを越し、径2.5メートル程にもなるそうです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
葉裏の白い気孔帯がY字状あるいは亀甲状になっているのが特徴です。
樹皮は褐色で、帯状に剥がれます。
乾燥した場所を好み、天然のものは尾根筋の岩場等に
見られるそうです。
ヒノキは、日本では高級建材ですね。
正しく使われたヒノキの建築では1000年を超える寿命を保ち、
とても耐久性が高いです。
樹皮も檜皮(ひわだ)葺として神社等に使われます。
ヒノキ科の植物です。
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春の眺め
- 2010年3月 2日 10:41
- その他
やっと朝からお日様が顔を出しました~♪
きょうは春らしいお天気になるかしら?
さて、唐突ですが、皆さんは楽器が弾けますか?
弾ける楽器があると楽しいですよね^^。
筝も三絃も尺八も弾けない私ですが、先日、三曲の演奏会に
出かけました^^;
「樹冠」と「螺鈿」という題の曲は、現代曲でとても気に入りました^^v
また、古曲でもいい曲がいっぱいありました。
その中でも「四季の眺」がよかったです。
演奏もよかったですが、歌もよかったです。
ちなみに「四季の眺」の春の歌詞を載せてみますね↓
♪梅の匂いに、柳もたなびく春風に、桃の弥生の花見てもどる、
ゆらりゆらりと夕霞、春の野がけに芹蓬(せりよもぎ)、
摘みかけたる面白さ♪
梅の花が香り、枝垂れ柳が春風に吹かれて細い枝をたなびかせている。
三月になると桃の花が咲く。それを見に行ってゆらりゆらりと
帰ってくると、はや夕霞がたなびいている。
このような春の野の散歩に、萌え出た芹や蓬を摘むのは大変面白い。
・・ということでしょうでしょうか。
江戸時代の人の感性が伝わってくるようです。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
清楚で気品高く、早春、百花にさきがけて咲く梅の花・・。
千年も昔の平安人も詠っています。
"君ならで誰かに見せむ梅の花
色をも香をも知る人ぞ知る" 紀 友則(古今和歌集)
あなたでなければ誰に見せましょうか。梅の花の素晴らしい色も香りも、
情趣がわかるあなたのような人であってこそ、はじめてわかって
いただけるのです。
梅は咲いたか、桜はまだかいな~♪
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